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Oracle® Coherenceスタート・ガイド
リリース3.6
B61369-01
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15 ローカル記憶域

Coherenceのアーキテクチャはモジュールで構成されています。ほとんどのモジュールは拡張可能であり、カスタム実装に置き換えることもできます。これには、ローカル記憶域が含まれます。ローカル記憶域は、Coherenceで管理されるデータを実際に保存またはキャッシュするデータ構造です。ローカル記憶域を提供するオブジェクトは、同じ標準のコレクション・インタフェースであるjava.util.Mapをサポートする必要があります。Coherenceのローカル記憶域の実装を使用して、レプリケートされたデータや分散データを保存する場合、その機能をバッキング・マップと呼びます。これは、Coherenceがローカル記憶域の実装によって実際に支援(バックアップ)されるためです。その他、ローカル記憶域の一般的な使用法としては、分散キャッシュの前に配置したり、分散キャッシュの後方でバックアップを行うことがあります。

Coherenceは通常、次のいずれかのローカル記憶域の実装を使用しています。