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Oracle® Fusion Middleware Oracle Reports ServicesレポートWeb公開ガイド
11g リリース 1 (11.1.1)
B61375-02
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7.18 問題の診断

Oracle Enterprise Managerのロギング機能を使用すると、問題の診断に役立ちます。

7.18.1 ロギング情報の指定

Reports ServerやReportsアプリケーション(インプロセスReports Server)のログ・ファイルに保存する情報を指定する手順は、次のとおりです。

  1. Oracle Enterprise Managerにログインします。

  2. コンポーネントのホームページにナビゲートします(第7.3項「コンポーネント・トポロジの表示」を参照)。

  3. レポート」メニューから「ログ」→「ログ構成」を選択します。

    または、「レポート」メニューから、「管理」→「拡張構成」をクリックします。

    Reportsアプリケーション診断」ウィンドウで「拡張ログ構成」へのリンクをクリックします。

    「ログ構成」ページが表示されます。

  4. ログ・レベル」タブを選択します。

  5. Oracle Diagnostic Loggingレベル(Javaレベル)」セクションで、必要に応じてログ・レベルを変更します(表24-4「11gのODLメッセージ・タイプと10.1.2のトレース・オプションとの比較」を参照)。

  6. ログ・ファイル」タブを選択します。

  7. 変更が必要なログ・ハンドラを選択し、「構成の編集」タブをクリックします。

  8. 必要に応じて「ログ・パス」フィールドに新しいパスを入力して、ログ・ファイルの場所を変更します。

  9. 必要に応じて「最大ログ・ファイル・サイズ(MB)」プロパティおよび「すべてのログ・ファイルの最大サイズ(MB)」プロパティを変更します。

    Oracle Enterprise Managerでは、「最大ログ・サイズ」プロパティおよび「ファイルの最大数」プロパティを指定することで、ログ・ファイルのローテーション・ポリシーを設定できます。たとえば、「最大ログ・サイズ」を10MBに、「ファイルの最大数」を10に、それぞれ設定すると、1番目のログ・ファイル(diagnostics.log)のサイズが1MB(「最大ログ・サイズ」/「ファイルの最大数」=10MB/10)に達すると、自動的にログ・ファイル・ローテーションが行われます。このファイルの名前はODLによってdiagnostic1.logに変更され、新しいdiagnostics.logへのロギングが開始します。このファイルのサイズが1MBに達すると、その名前はdiagnostics2.logに変更され、diagnostics.logへのロギングが続行されます。ファイル数が10個に達すると、最も古いログ・ファイル(diagnostics1.log)が消去され、新しくdiagnostics11.logが作成されます。この例では、すべてのログ・ファイルの最大サイズを10MBに、最大ファイル数を10個に制限しています。これによって、任意のサイズの巨大ログ・ファイルが作成されてマシンのディスク容量が不足することで本番システムが停止する危険性を防止しています。

  10. 変更を有効にするためにコンポーネントを再起動します(第7.4項「Oracle Reportsコンポーネントの起動、停止および再起動」を参照)。

Oracle Enterprise Managerのログ・ビューアで変更の効果を表示するには、第7.11.1項「ログ・ファイルの表示および検索」を参照してください。

7.18.2 フォント問題の診断

第7.9.2項「フォント問題の診断」を参照してください。