Oracle® Fusion Middleware Oracle Reportsレポート作成のためのユーザーズ・ガイド 11gリリース1(11.1.1) B61376-01 |
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この項の各トピックでは、Oracle Reports Builderの機能について説明します。
Oracle Reports Builderは、Oracle Reportsのレポート作成コンポーネントの1つで、企業でレポートを作成するための強力なツールです。Oracleデータベース、JDBC、XML、テキスト・ファイルなど、あらゆるデータ・ソースからWebおよびペーパー形式の高度なレポートを短時間で作成して配布できます。作成したレポートは、JSPやXMLなどのJava EEテクノロジを活用することにより、様々なフォーマット(HTML、XML、PDF、スプレッドシート、デリミタ付きテキスト、Postscript、RTFなど)で、あらゆる出力先(電子メール、Webブラウザ、Oracle Portal、ファイル・システムなど)に、スケーラブルかつ効率的な方法で公開できます。Oracle Reports Builderは、Webパブリッシングとペーパー・パブリッシングの違いを認識するため、WebおよびE-Businessの要求を満たす高品質の出力を開発できるのみでなく、より正確な印刷レポートも生成できます。Oracle Reports Builderには、次の機能があります。
レポート設計のプロセスを順に示すユーザーフレンドリなウィザード
レポートでのあらゆるソースからのデータへのアクセスを可能にする、JDBCおよびXMLなどのプラッガブル・データ・ソース(PDS)
レポートのデータを取得するSQL文をグラフィカルに表示する問合せ作成ツール
必要に応じてカスタマイズ可能な、デフォルトのレポート・テンプレートとレイアウト・スタイル
WYSIWYGモードでペーパー・レポートのレイアウトを変更できるライブ・エディタ
HTMLドキュメントにカスタムのJSPタグを埋め込んで動的なレポート出力をHTMLページに追加する機能
レポートのデータをグラフィカルに表示する、統合されたグラフ作成ツール
レポートの実行方法をカスタマイズするためのコードを生成する機能
データに基づいて動的にWebページを生成するツール
標準的なレポート出力フォーマット(HTML、HTMLCSS、XML、PDF、RTF、スプレッドシート、PCL、PostScript、ASCIIなど)
JavaScriptを使用した、クライアント側のパラメータ検証
PL/SQLプロシージャ内で動的SQL文を実行する機能
Oracleデータベース・オブジェクト型のサポート
イベントベースのレポート作成(データベース・イベントに基づくレポートの実行)
Oracle Portalとのシームレスな統合による、レポートのセキュリティ管理およびポートレットへのレポート出力の公開
Oracle Reports 11gリリース1(11.1.1)では、多くの新機能および拡張機能が提供されます。このリリースでは、次のことが主なテーマとなっています。
Oracle Fusion Middlewareプラットフォームおよびサービスとの密接な統合(複雑なトポロジおよびデプロイの管理を簡素化するため)
アーキテクチャの変更によりトップ・クラスを誇るサポート性の分野を強化
企業でのレポート作成という主要分野における新機能
Oracle Technology Networkで入手可能な『Oracle Fusion Middleware Oracle Reports ServicesレポートWeb公開ガイド』の「概要」には、Oracle Reports 11gリリース1(11.1.1)の新機能、およびそれと同等の10gリリース2(10.1.2)の機能(存在する場合)が記載されています。
詳細は、Oracle Technology NetworkのOracle Reports 11gのページを参照してください。