Oracle® Fusion Middleware Oracle Reportsレポート作成のためのユーザーズ・ガイド 11gリリース1(11.1.1) B61376-01 |
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この章では、1つ以上の条件に基づいて、特定の値をハイライト表示するレポートについて学習します。この章の手順に従うと、図22-1に示すレポート出力を生成できます。
概要
定義した要因に応じて、取得したデータの外観を変更するフォーマット・トリガーを作成できます。
このフォーマット・トリガーは、「条件付き書式」ダイアログ・ボックスを使用して作成できますが、PL/SQLエディタを使用して手動で作成することもできます。この例の手順では、「条件付き書式」ダイアログ・ボックスの使用方法について説明します。次にそのコードをPL/SQLエディタに表示し、Reports Builderが自動生成したフォーマット・トリガーを検証します。
条件付きハイライトでは、特定の条件を満たすときに、レポート出力の指定した部分をフォーマットできます。
データ・リレーションシップ
このレポートでは、1つの問合せを使用してすべてのデータをフェッチします。
レイアウト
このレポートでは、表形式のレイアウト・スタイルを使用します。条件付きハイライトを追加するには、「条件付き書式」ダイアログ・ボックスを使用して、レポート出力でどの名前と給与をハイライトするかを決定します。
使用例
この例では、全従業員を一覧表示し、さらにその中の10,000ドル以上の従業員給与をハイライトする管理者用のレポートを作成します。また、給与が5,000ドル以上10,000ドル未満の従業員も表示したいと考えています。この例では、条件付き書式を使用して、これらの給与額を太字と赤字でハイライトします。
このサンプル・レポートの作成過程では、次を行います。
1つの問合せに基づく、レポート・ウィザードを使用した基本的な表形式レポートの作成
レポート内の特定のデータをハイライトするための、「条件付き書式」ダイアログ・ボックスを使用したレポートへの条件付き書式の追加
Reports Builderによって生成されたフォーマット・トリガーの、PL/SQLエディタを使用した条件付きフォーマット・トリガーのコードの検証
条件付きハイライトを使用するレポートのサンプルを表示するには、サンプル・フォルダcondhigh
を開き、Oracle Reportsのサンプル・レポートcondhigh.rdf
を開きます。サンプルを開く方法の詳細は、「はじめに」の「サンプル・レポートへのアクセス」を参照してください。