ヘッダーをスキップ
Oracle® Fusion Middleware Oracle Reportsレポート作成のためのユーザーズ・ガイド
11gリリース1(11.1.1)
B61376-01
  ドキュメント・ライブラリへ
ライブラリ
製品リストへ
製品
目次
目次
索引
索引

戻る
戻る
 
次へ
次へ
 

18.3 ペーパー・レイアウト・ビューでのレポートの変更

この項の手順では、ペーパー・レイアウト・ビューの各種ツールを使用して、レポートの外観を変更する方法を説明します。まず、変更にあわせて既存の枠を移動します。次に、レポートにタイトルを追加し、各レコードの周りに境界線を引き、テキスト・カラーを変更します。

レポートを変更するには:

  1. ツールバーの「ペーパー・レイアウト」ボタンをクリックして、ペーパー・レイアウト・ビューを表示します。

  2. ツールバーの「制限オン」ボタンをクリックして、制限モードをオンにします。これで、ペーパー・レイアウト・ビューのオブジェクトを、キャンバスの周囲に移動できるようになります。

  3. オブジェクト・ナビゲータで、「ペーパー・レイアウト」→「メイン・セクション」→「ボディ」を選択し、項目「M_G_DEPARTMENT_ID_GRPFR」をクリックします。

    ペーパー・レイアウト・ビューで、一番外側にある枠が選択されたことがわかります。

  4. 矢印キーを使用して、枠を下に約2インチ(5 cm)、右に約1インチ(2.5 cm)移動します。

    目安として、ペーパー・レイアウト・ビューの縁にある定規を使用できます。これで、ペーパー・レイアウトの表示は次のようになります。

    図18-3 レポート・レイアウトを調整したペーパー・レイアウト・ビュー

    図18-3の説明は次にあります。
    「図18-3 レポート・レイアウトを調整したペーパー・レイアウト・ビュー」の説明

  5. 今度は、フレックス・モードをオンにし、ツールバーの「制限オフ」ボタンをクリックして制限モードをオフにします。

  6. 各レコードの周囲に、境界線を作成するための空間を確保します。オブジェクト・ナビゲータで、「M_G_DEPARTMENT_ID_GRPFR」をもう一度選択します。

  7. それぞれの隅をドラッグして、内側の繰返し枠の周囲に空間を設けます。これでレイアウトは次のイメージのようになります。グループの周囲に空白ができました。

    図18-4 繰返し枠を延長したペーパー・レイアウト・ビュー

    図18-4の説明は次にあります。
    「図18-4 繰返し枠を延長したペーパー・レイアウト・ビュー」の説明

  8. ここで、各レコードの間に空間を設けて、後でレコード間に水平線を入れられるようにします。オブジェクト・ナビゲータで「R_G_DEPARTMENT_ID」をクリックします。

  9. ペーパー・レイアウト・ビューで、右下隅をクリックし、下に約0.5インチ(1.5 cm)ドラッグします。これでレイアウトは次のようになります。

    図18-5 R_G_DEPARTMENT_ID繰返し枠を延長したペーパー・レイアウト・ビュー

    図18-5の説明は次にあります。
    「図18-5 R_G_DEPARTMENT_ID繰返し枠を延長したペーパー・レイアウト・ビュー」の説明

  10. レポートをgraphics_<自分のイニシャル>.rdfという名前で保存します。

18.3.1 レポートの周囲への境界線の追加

レイアウトの設定が終了したので、新しい項目を追加できるようになりました。この項では、レポート全体の周囲に境界線を追加します。

境界線を追加するには:

  1. オブジェクト・ナビゲータで、「M_G_DEPARTMENT_ID_GRPFR」枠を選択します。

  2. ペーパー・レイアウト・ビューで、M_G_DEPARTMENT_ID_GRPFR枠が選択されている状態で「線カラー」ツールをクリックします。このツールは、ツール・パレットの一番下にあります。

  3. 表示されるカラー・パレットで、黒い正方形を選択して境界線を黒にします。

  4. 線が選択されている状態で、「フォーマット」→「」→「線幅」→「2ポイント」を選択します。

  5. それではレイアウトをプレビューしてみましょう。ツールバーの「ペーパー・デザイン」ボタンをクリックして、ペーパーにレポートを実行します。表示は次のようになります。

    図18-6 境界線を付けたレポートのプレビュー

    図18-6の説明は次にあります。
    「図18-6 境界線を付けたレポートのプレビュー」の説明

  6. レポートをgraphics_<自分のイニシャル>.rdfという名前で保存します。

18.3.2 フォントのサイズとスタイルの変更

ペーパー・レイアウト・ビューでは、テキストのフォントとスタイルも変更できます。この項の手順では、部門番号(DEPARTMENT_ID)のテキストを変更する方法を説明します。

フォントを変更するには:

  1. ペーパー・デザイン・ビューで、ツールバーの「ペーパー・レイアウト」ボタンをクリックします。

  2. オブジェクト・ナビゲータで、「B_DEPARTMENT_ID」フィールドと「F_DEPARTMENT_ID」フィールドを選択し、ラベルおよびテキスト「Department ID」のフォントを変更できるようにします。


    注意:

    B_DEPARTMENT_IDはボイラープレート・テキスト"Department ID"を示し、これがF_DEPARTMENT_IDフィールドのラベルになります。

  3. ペーパー・レイアウト・ビューのタイトル・バーをクリックして、アクティブなウィンドウにします。

  4. 2つのフィールドが選択されている状態で、「フォーマット」→「フォント」を選択します。

  5. 「フォント」ダイアログ・ボックスで、異なるフォントとサイズを選択します。この例では、「Times New Roman」と「12」ポイントを選択します。

  6. 変更が完了したら「OK」をクリックします。


    注意:

    選択するフォントやフォント・サイズに応じ、テキストにあわせてフィールドのサイズを変更する必要があります。この例では、フォントを大きくしたので、ボイラープレート・テキスト・フィールドを選択して拡大しました。

  7. ペーパー・デザイン・ビューにレポートを表示して、どのように見えるかを確認します。次に例を示します。

    図18-7 新しいフォントを使用したレポートのペーパー・デザイン・ビュー

    図18-7の説明は次にあります。
    「図18-7 新しいフォントを使用したレポートのペーパー・デザイン・ビュー」の説明

  8. レポートをgraphics_<自分のイニシャル>.rdfという名前で保存します。

18.3.3 レポートへの箇条書きのドットの追加

この項の手順では、各部門IDの横に箇条書きのドットが表示されるように、箇条書きのドットを追加する方法を説明します。

レポートに箇条書きのドットを追加するには:

  1. ペーパー・レイアウト・ビューで、B_DEPARTMENT_IDフィールドの横に十分な空間を設けて、箇条書きのドットを追加できるようにしてください。箇条書きのドットはR_G_DEPARTMENT_ID繰返し枠の中に配置して、レコードごとに表示する必要があります。

  2. ツール・パレットの「楕円」ツールをクリックします。

  3. [Shift]キーを押して、ボイラープレート・テキスト"Department"の横に楕円を描きます。


    注意:

    [Shift]キーを押しながら楕円を描くと、このツールは制約モードになります。このモードで楕円を作成すると、円を作成できます。他のツールも同様で、たとえば、「四角形」ツールを制約すると正方形が作成されます。これらのツールの使用法の詳細は、Oracle Reportsオンライン・ヘルプを参照してください。

  4. これで、繰返し枠に円が表示されます。円の中を塗りつぶすには、円を選択し、ツール・パレットの「塗りつぶしカラー」ツールをクリックします。

  5. 表示されるカラー・パレットで、黒を選択します。

  6. ペーパー・デザイン・ビューにレポートを表示して、どのように見えるかを確認します。


    注意:

    レイアウトをチェックするときに、楕円がR_G_DEPARTMENT_ID繰返し枠の内側に表示されていることを確認してください。

    図18-8 箇条書きのドットを付けたレポートのペーパー・デザイン・ビュー

    図18-8の説明は次にあります。
    「図18-8 箇条書きのドットを付けたレポートのペーパー・デザイン・ビュー」の説明

  7. レポートをgraphics_<自分のイニシャル>.rdfという名前で保存します。

18.3.4 各レコード間の線の表示

データが多い場合、情報の関連性を明確にして各レコードを区別できるようにする必要がある場合があります。この項では、レイアウトに水平線を追加して、各部門レコードの間に表示します。

線セパレータを追加するには:

  1. ペーパー・レイアウト・ビューで、ツール・パレットの「線」ツールをクリックします。

  2. [Shift]キーを押し、フィールド下のR_G_DEPARTMENT_ID枠内で、次のように線を描きます。

    図18-9 線セパレータを使用したペーパー・レイアウト・ビュー

    図18-9の説明は次にあります。
    「図18-9 線セパレータを使用したペーパー・レイアウト・ビュー」の説明

  3. 目的の表示になるように、線の書式を設定します。この例では、「書式」→「」→「線幅」→「2ポイント」を選択しました。次に、カラーを黒に変更しました。

  4. ペーパー・デザイン・ビューにレポートを実行します。これで、表示は次のようになります。

    図18-10 線セパレータを使用したレポートのペーパー・デザイン・ビュー

    図18-10の説明は次にあります。
    「図18-10 線セパレータを使用したレポートのペーパー・デザイン・ビュー」の説明

  5. レポートをgraphics_<自分のイニシャル>.rdfという名前で保存します。

18.3.5 レポートへのタイトルの追加

この項の手順では、ツール・パレットのツールを使用して、レポートのタイトルを作成する方法を説明します。塗りつぶしカラーを使用して、黒の背景と白のテキストを作成し、項目が正しく表示されるように調整します。

レポートにタイトルを追加するには:

  1. ペーパー・レイアウト・ビューで、ツール・パレットの「四角形」ツールをクリックします。

  2. タイトルを表示する場所に四角形を描きます。この例では、繰返し枠の上に四角形を描き、タイトルがすべてのデータの上に1度のみ表示されるようにしました。

  3. ツール・パレットの「テキスト」ツールをクリックし、四角形の中をクリックしてタイトル(Employee Detailsなど)を入力します。

  4. テキスト・オブジェクトが選択されている状態で、「テキスト・カラー」ツールをクリックし、白を選択します。

  5. 四角形オブジェクトが選択されている状態で、ツール・パレットの「塗りつぶしカラー」ツールをクリックし、黒を選択します。

  6. オブジェクト・ナビゲータで、作成したテキスト・オブジェクトが「ボディ」の下に表示されていることを確認します。名前の横にある「A」アイコンによって、どのオブジェクトがテキスト・オブジェクトであるかを判断できます。この場合、テキスト・オブジェクトはB_3です。

  7. オブジェクトを選択したら、ペーパー・デザイン・ビューのタイトル・バーをクリックしてペーパー・デザイン・ビューを選択します。

  8. レイアウト」→「最前面へ移動」を選択します。

  9. ペーパー・デザイン・ビューにレポートを実行します。これで、表示は次のようになります。

    図18-11 タイトルを付けたレポートのペーパー・デザイン・ビュー

    図18-11の説明は次にあります。
    「図18-11 タイトルを付けたレポートのペーパー・デザイン・ビュー」の説明

  10. レポートをgraphics_<自分のイニシャル>.rdfという名前で保存します。