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Oracle® Fusion Middleware Oracle Reportsレポート作成のためのユーザーズ・ガイド
11gリリース1(11.1.1)
B61376-01
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4.15 他の製品との統合

この項では、レポートを他の製品と統合する際に実行する可能性がある次のタスクの手順について説明します。

4.15.1 Oracle Portalでのレポートの公開

Oracle Portalは、Oracle Reportsと統合されています。この統合により、レポートをポートレット(小さな動的領域)またはページ上のアイテムとしてすばやく公開することが可能になったため、エンド・ユーザーは動的なレポートに簡単にアクセスできます。

詳細は、Oracle Technology Network(OTN)を参照してください。OTNのOracle Reportsのページ(http://www.oracle.com/technology/products/reports/index.html)で、「Getting Started」をクリックして「Getting Started with Oracle Reports」ホームページを表示します。左側にあるトピックのリストの中から「Any Format」をクリックし、「Integration with Oracle Portal」を選択します。

Oracle Portalでレポートをポートレットとして公開するための詳細およびタスクは、『Oracle Fusion Middleware Oracle Reports ServicesレポートWeb公開ガイド』の「Oracle Portalにおけるレポートの配布」を参照してください。

4.15.1.1 Oracle Portalでのアイテム・リンクとしてのレポートの実行

デフォルト以外の言語を設定してOracle Portalをインストールした場合は、レポートをポータル・ページのアイテム・リンクとして公開するために必要なエントリの一部が、自動的にはインストールされません。選択した言語は、rwlang.sqlスクリプトを使用してインストールする必要があります。

したがって、次のような場合は、rwlang.sqlORACLE_HOME/portal/admin/plsql/wwd/)を実行してください。

  • Oracle Portalのインストール時に、デフォルトの言語(US)以外に1つ以上の言語を選択した場合

    および

  • Oracle Portalで、レポートをアイテム・リンクとして公開する場合


注意:

デフォルトでは、レポートはメイン・セクションに定義されます。

このスクリプトを実行する手順は次のとおりです。

  1. ORACLE_HOME/portal/admin/plsql/wwd/ディレクトリに移動します。

  2. sqlplusを実行します。

  3. ポータルのスキーマを使用してOracle Portalにログインします。

  4. rwlang.sqlスクリプトを、次のパラメータを使用して実行します。

    @rwlang.sql language_list

    意味は次のとおりです。

    language_listは、カンマで区切られた言語のリストです。

    たとえば、フランス語と日本語をインストールする場合は、次のように入力します。

    @rwlang.sql f,ja

使用に関する注意

  • sqlplusは、この言語リストをカンマ(,)で区切られた1つのパラメータとしてではなく、2つのパラメータとして処理するため、カンマ(,)の前後には空白を入れないでください。

  • rwlang.sqlスクリプトのヘッダーには、すべての言語の省略形の完全なリストを指定します。テキスト・エディタでスクリプト・ファイルを編集して、様々な省略形を検索してください。

4.15.2 Oracle以外のデータ・ソースへのアクセス

Oracle Reportsでは、様々なデータ・ソースにアクセスできます。Oracle Open Client Adapter(OCA)およびOpen Database Connectivity(ODBC)ドライバは、プラッガブル・データ・ソース(PDS)アーキテクチャに置き換えられ、Oracle Reportsでサポートされなくなりました。ただし、Java Database Connectivity(JDBC)は、JDBC-ODBCブリッジを使用できるプラッガブル・データ・ソースの1つであり、これを利用することにより他のデータ・ソースへのアクセスが可能になります。

次の手順に従って、データ・ソースにアクセスする最も簡単な方法を判別します。

  1. データ・ソースにJava Database Connectivity(JDBC)がある場合

    プラッガブル・データ・ソース(PDS)がすでに設定されています。必要な手順は、JDBCをデータ型として選択することのみです。

  2. データ・ソースにODBCがある場合

    Sun社からJDBC-ODBCブリッジをダウンロードしてあることを確認します。これで、手順1で説明したJDBC接続を使用できます。データ・ソース用のODBCドライバがあるかどうかがわからない場合は、その会社のWebサイトを確認してください。たとえば、Microsoft社にはExcel用のダウンロード可能なODBCドライバがあります。

  3. ファイルがXML形式である場合

    Oracle Reportsには、XML PDSが含まれています。DTDファイルが使用可能である場合、必要な手順はXMLをデータ型として選択することのみです。DTDファイルが使用可能ではない場合、このファイルを作成する必要があります。

  4. ファイルがカンマ区切りである場合

    Oracle Reportsに含まれるテキストPDSをデータ・ソースの問合せに使用できます。

  5. 会社内でデータ型に対するPDSがすでに作成されている場合

    PDSが存在する場合は、Reports Server上にあるはずです。このようなファイルが存在するかどうかを管理者に問い合せてください。PDSが存在する場合は、そのPDSをOracle Reports Builderのクラスパスに追加します。PDSが存在しない場合は、API参照を使用して作成します。

Oracle Reportsには、XMLデータ・ソースのサンプル・ファイルが付属しています。

関連項目

Oracle Reportsオンライン・ヘルプの「プラッガブル・データ・ソース」の項には、次のトピックが含まれています。

  • プラッガブル・データ・ソースについて

  • プラッガブル・データ・ソースの追加

  • プラッガブル・データ・ソースへの接続

  • オンライン・ヘルプのPDSへの追加

  • プラッガブル・データ・ソースのインタフェース定義

  • プラッガブル・データ・ソースの問題のトラブルシューティング