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Oracle® Fusion Middleware Oracle Reportsレポート作成のためのユーザーズ・ガイド
11gリリース1(11.1.1)
B61376-01
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28.2 問合せとレイアウトの作成

この項の手順では、レポート・ウィザードで単純なデータ・モデルとレポート・レイアウトを作成する方法を説明します。これらを使用して、JSPベースのWebレポートやペーパー・レポートを生成できます。次の項では、JSPを変更し、Webレポートで適切な情報が表示されるようにします。

この例のように、単一問合せレポートを作成する場合、レポート・ウィザードを使用して、データ・モデルとレイアウトを同時に作成できます。

データ・モデルとレイアウトを作成するには:

  1. Reports Builderを起動します。すでに起動している場合は、「ファイル」→「新規」→「レポート」を選択します。

  2. 「ようこそ」ダイアログ・ボックスまたは「新規レポート」ダイアログ・ボックスで、「レポート・ウィザードを使う」を選択して「OK」をクリックします。

  3. 「ようこそ」ページが表示されたら、「次へ」をクリックします。

  4. 「レポート・タイプ」ページで、「Webおよびペーパー・レイアウトの両方を作成」を選択し、「次へ」をクリックします。

  5. 「スタイル」ページでレポートの「タイトル」を入力し、「グループ左」を選択して「次へ」をクリックします。

  6. 「データ・ソース」ページで、「SQL問合せ」をクリックし、「次へ」をクリックします。

  7. 「データ」ページの「データ・ソース定義」フィールドに次のSELECT文を入力します。

    SELECT O.CUSTID, O.SHIPDATE, O.TOTAL,
    AVG(A.TOTAL) MAVG
    FROM ORD O, ORD A
    WHERE A.CUSTID = O.CUSTID
    AND A.SHIPDATE BETWEEN O.SHIPDATE -123 AND O.SHIPDATE
    GROUP BY O.CUSTID, O.SHIPDATE, O.TOTAL
    

    注意:

    この問合せは、次のいずれかの方法で入力できます。
    • 提供されているテキスト・ファイルtimeseries_code.txtからコードをコピーして「データ・ソース定義」フィールドに貼り付けます。

    • クエリー・ビルダー」をクリックして、コードを入力せずに問合せを作成します。

    • データ・ソース定義」フィールドにコードを入力します。


  8. 次へ」をクリックします。


    注意:

    データベースにまだ接続していない場合は、「クエリー・ビルダー」または「次へ」をクリックしたときに、データベースに接続するよう求められます。この例に該当するスキーマが含まれるデータベースに接続してください。第28.1項「この例の前提条件」に、この例のサンプル・スキーマの要件に関する説明があります。

  9. 「グループ」ページで、「CUSTID」をクリックし、「>」ボタンをクリックして、このフィールドを「グループ・フィールド」リストに移動し、「次へ」をクリックします。

  10. 「フィールド」ページで「>>」ボタンをクリックして、すべてのフィールドを「表示フィールド」リストに移動し、「次へ」をクリックします。

  11. 「合計」ページで「次へ」をクリックします。

  12. 「ラベル」ページで、MAVGのラベルを4-Month Moving Averageに変更し、「次へ」をクリックします。

  13. 「テンプレート」ページで、「事前定義テンプレート」を選択し、「Beige」をクリックします。次に「終了」をクリックして、ペーパー・デザイン・ビューにレポート出力を表示します。

  14. ペーパー・デザイン・ビューで、「F_MAVG」フィールドをダブルクリックしてプロパティ・インスペクタを表示し、次のプロパティを設定します。

    • フィールド」で、「書式マスク」プロパティを「LNNNGNN0D00」に設定します。

  15. 「F_TOTAL」フィールドにも同じ手順を繰り返します。

  16. 「Total」ラベルの下に表示されている最初の数値を選択します。これですべての値が即座に選択されます。「4-Month Moving Average」ラベルの下に表示されている最初の数値を[Shift]を押しながらクリックします。「右に整列」ボタンをクリックします。すべての値が右詰めになります。

  17. ペーパー・デザイン・ビューのレポートは次のようになります。

    図28-2 時系列計算レポートのペーパー・デザイン・ビュー

    図28-2の説明は次にあります。
    「図28-2 時系列計算レポートのペーパー・デザイン・ビュー」の説明

  18. レポート・ウィザードを使用して作成したデータ・モデルを表示するには、ツールバーの「データ・モデル」ボタンをクリックします。このデータ・モデルは、ペーパー・レポートとJSPベースのWebレポートのどちらにも使用できます。

    作成したデータ・モデルは次のようになります。

    図28-3 時系列計算レポートのデータ・モデル・ビュー

    図28-3の説明は次にあります。
    「図28-3 時系列計算レポートのデータ・モデル・ビュー」の説明

  19. レポートをtimeseries_<自分のイニシャル>.rdfという名前で保存します。