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Oracle® WebLogic Communication Services 管理ガイド
11g リリース 1 (11.1.1)
B55505-01
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12 Oracle User Messaging Service のモニタ

この章では、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Control を使用して Oracle User Messaging Service をモニタする方法について説明します。

この章には、以下のトピックがあります。

12.1 Oracle User Messaging Service のモニタ

Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Control を使用して、Oracle User Messaging Service のログおよびメトリックをモニタできます。この機能にアクセスするには、以下の手順を実行します。

  1. SOA ファームの [Enterprise Manager] ページに移動します。

    図 12-1 SOA ファームの管理

    図 12-1 の説明
    「図 12-1 SOA ファームの管理」の説明

  2. Fusion Middleware、SOA、User Messaging Service の順に選択します。

  3. 任意のサーバまたはドライバを選択します。

    ドライバを選択すると、ドライバの状態とパフォーマンスを示す簡単な統計値が表示されます。

    サーバを選択すると、関連付けられたドライバのリストと、簡単な統計値が表示されます。ドライバの 1 つを選択して統計値を表示するか、[Configure Driver] アイコンをクリックしてドライバをコンフィグレーションできます。ドライバのコンフィグレーションの詳細については、第 11 章「Oracle User Messaging Service のコンフィグレーション」を参照してください。

    図 12-2 [Configure Driver] アイコンの使用

    図 12-2 の説明
    「図 12-2 [Configure Driver] アイコンの使用」の説明

  4. リスト内のアクションを実行するドライバを右クリックします。

    図 12-3 実行可能なアクション

    図 12-3 の説明
    「図 12-3 実行可能なアクション」の説明

    表 12-1 ドライバのアクション

    選択内容 アクション

    [Home]

    ホーム ページに選択したドライバの簡単な統計値が表示されます。

    [Control]

    ドライバを起動または停止します。

    [Logs]

    選択したドライバのメッセージ ログを表示およびコンフィグレーションします。

    [Performance Summary]

    カスタマイズ可能なメトリック ページでパフォーマンスの統計値を表示します。このページでは、このドライバの統計値が表示されます。[Metric Palette] を使用してこのページをカスタマイズします。[Metric Palette] を使用すると、使用可能なすべてのメトリックから選択して、最も価値のある情報のみを表示することができます。

    [Message Status]

    送受信されたメッセージの配信ステータスを確認し、選択されたメッセージを再送信します。検索フィールドを追加したり、必要な演算子や検索値を設定することで、検索をフィルタ処理できます。異なる演算子や補数演算子、または Contains 演算子で使用するために、複数回追加できるフィールドもあります。

    [Messaging Client Applications]

    アンデプロイされたアプリケーションが、他のアプリケーションに対して有効にする必要のあるアクセス ポイントを保持し続けているような場合に、User Messaging Service に登録されているメッセージング クライアント アプリケーションの登録を手動で解除できます。

    [Server Properties]

    メッセージの格納方法と、メッセージ フィルタ作成用のビジネス条件をコンフィグレーションします。詳細については、第 11 章「Oracle User Messaging Service のコンフィグレーション」を参照してください。

    [System MBean Browser]

    [System MBean Browser] は System MBean およびそれらのコンフィグレーション設定を示します。

    [General Information]

    [General Information] は選択したドライバの名前、バージョン、Oracle ホーム、およびホストを表示します。

    ドライバの全般情報
    ns_geninfo.gif の説明

Oracle Enterprise Manager の詳細については、Oracle Enterprise Manager のドキュメントを参照してください。

12.1.1 メッセージ ステータスの使用

送受信されたメッセージの配信ステータスを確認し、選択されたメッセージを再送信することができます。メッセージ ステータスを確認するには、以下の手順を実行します。

  1. ナビゲーション ツリーで、メッセージ ステータスを表示する UMS の対象を右クリックします。

  2. [Message Status] を選択します。[Message Status] ページが表示されます。

  3. [Search] をクリックすると、デフォルトの条件を使用してメッセージが検索されます。検索によって、メッセージのリストが返されます。

図 12-4 メッセージ ステータス

図 12-4 の説明
「図 12-4 メッセージ ステータス」の説明

検索フィールドを追加したり、必要な演算子や検索値を設定して、検索をカスタマイズできます。異なる演算子や補数演算子、または Contains 演算子で使用するために、複数回追加できるフィールドもあります。検索をカスタマイズするには、以下の手順を実行します。

  1. [Add Fields] をクリックします。

  2. 検索に使用するフィールドを選択します。

  3. 演算子を選択し、必要に応じて変数を入力します。

  4. [Search] をクリックします。カスタマイズした検索が完了し、結果が返されます。

    図 12-5 カスタム検索

    図 12-5 の説明
    「図 12-5 カスタム検索」の説明

  5. メッセージを再送信する場合は、リストでメッセージを選択し、[Resend] をクリックします。

12.1.2 メッセージ クライアント アプリケーションの登録解除

アプリケーションがアンデプロイされた後、他のアプリケーションに対して有効にする必要のあるアクセス ポイントを保持し続けている場合は、メッセージング クライアント アプリケーションの登録を手動で解除できます。メッセージング クライアント アプリケーションの登録を解除するには、以下の手順を実行します。

  1. ナビゲーション ツリーで対象を右クリックし、[Messaging Client] を選択します。メッセージング クライアントのページが表示されます。

  2. 登録解除するメッセージを選択します。

  3. [De-register] をクリックします。

    図 12-6 [Messaging Client Applications] ページ

    図 12-6 の説明
    「図 12-6 [Messaging Client Applications] ページ」の説明

    選択項目の確認を求める確認ボックスが表示されます。

  4. 選択項目を確認します。

12.1.3 [すべて] タブを使用したドライバのモニタ

[すべて] タブには、(存在しているすべてのドライバではなく) ドメイン内の正常に登録されているドライバのみが表示されます。

ドライバは、最初はコンフィグレーションされていないため、ユーザがコンフィグレーションするまで登録されません。すべてのドライバがタブに表示されるようにするには、SMPP、VoiceXML、および XMPP ドライバをコンフィグレーションします (使用を検討している場合)。コンフィグレーションが完了すると、ドライバがエンジンに登録され、[すべて] タブに表示されます。

12.2 ログ ファイル

ログ情報を表示するドライバを右クリックし、[Logs]、[View Log Files] を選択します。[Log Messages] ページが表示されます。

図 12-7 ログのクエリ

図 12-7 の説明
「図 12-7 ログのクエリ」の説明

このページで、ドライバに関するログ情報をクエリします。各フィールドおよびリストを使用して、クエリをカスタマイズします。検索条件を入力したら、[Log Files] をクリックします。[Log Files] ページが表示されます。

図 12-8 ログの検索結果

図 12-8 の説明
「図 12-8 ログの検索結果」の説明

ログ情報を表示するか、ログをダウンロードできます。

12.2.1 ロギングのコンフィグレーション

Enterprise Manager を使用して、ログ レベルをコンフィグレーションします。

図 12-9 ログ レベルのコンフィグレーション

図 12-9 の説明
「図 12-9 ログ レベルのコンフィグレーション」の説明

各ロガーの通知レベルを設定します。

図 12-10 通知レベルの選択

図 12-10 の説明
「図 12-10 通知レベルの選択」の説明

コンフィグレーション操作の結果、指定したとおりに通知が表示されます。

図 12-11 ログ ファイルの表示

図 12-11 の説明
「図 12-11 ログ ファイルの表示」の説明

図 12-12 エラー メッセージ

図 12-12 の説明
「図 12-12 エラー メッセージ」の説明

12.3 メトリックと統計値

アプリケーションのパフォーマンスはメトリックと統計値で示されます。ドライバの [Performance Summary] を選択すると、[Performance Summary] ページが表示されます。

図 12-13 UMS のメトリック

図 12-13 の説明
「図 12-13 UMS のメトリック」の説明

取得および表示できる多数のメトリックが用意されていますが、最も価値のある情報を特定して取得するには、[Metric Palette] を使用します。[Metric Palette] を表示するには、[Metric Palette] をクリックします。最も関心のあるメトリックを選択します。パレットのメトリックを選択または選択解除すると、メトリックの表示が自動的に更新されます。

図 12-14 [Metric Palette]

図 12-14 の説明
「図 12-14 [Metric Palette]」の説明