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Oracle Fusion Middlewareライセンス情報
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7 Oracle WebCenter

この章では、Oracle WebCenter製品のライセンスについて説明します。内容は次のとおりです。

7.1 Oracle WebCenter製品ファミリ

表7-1に、Oracle WebCenterファミリの各製品により提供される機能を説明します。

表7-1 Oracle WebCenter製品ファミリ

製品 説明 含まれる機能

WebLogic Portal

トランザクションWebサイトおよびエンタープライズ・ポータル用の完全なJava EEポータル・ソリューション。

  • WebLogic Portal

Oracle WebCenter Services

Java EEポータル・フレームワークを含む、各種Web 2.0サービスおよび機能の集合。

  • WebCenter Framework

  • 次を含むWebCenterのWeb 2.0サービス:

    - ブログ

    - wiki

    - ディスカッション・フォーラム

  • WebCenter Ensemble

  • WebCenter Analytics

  • BPEL Worklist

  • Oracle Portlet Bridge

  • JSR 168コンテナ

  • Universal Content Managementアダプタ

Oracle WebCenter Suite

トランザクションWebサイト、エンタープライズ・ポータル、チーム・コラボレーション・ワークスペースおよびコンポジット・アプリケーションに対するOracleのソリューションをバンドルしたもので、全社的にこれらの機能を実装しようとするお客様に対して完結したソリューションを提供します。

すべてのWebCenter Servicesおよび次に示す機能:

  • WebCenter Spaces

  • WebCenter Interaction

  • WebCenter Collaboration

  • WebLogic Portal

  • WebCenter Application Accelerator for .NET

  • WebCenter Console for Microsoft SharePoint

  • WebCenter Web Control Consumer for .NET

  • WebCenter Interaction Container for WSRP

  • WebCenter Content Services for Lotus Notes, Microsoft Exchange, EMC Documentum, and Microsoft Files

  • WebCenter Interaction Identity Service

  • 使用制限付きContent Server

  • 使用制限付きSecure Enterprise Search

  • 使用制限付きWebLogic Communication ServicesおよびOracle Communications Presence

  • 使用制限付きOracle Internet Directory

WebCenter Adapter

エンタープライズ・システムに対する標準化アクセスを提供します。

次に対応した、単独でライセンスされるアダプタ:

  • Microsoft SharePoint

  • IBM Lotus Domino

  • EMC Documentum


7.2 Management Pack for WebCenter Suite

このパックは、基礎となるJava EEコンポーネントに加え、Oracle WebLogic Serverで動作しているWebLogic Portal(現在はWebCenter Suiteの一部)環境に対する包括的な管理とモデリング機能を提供します。状況に対応したドリルダウン・モデリング機能を、PortalおよびJava EEの縦断的なスタック全体に加えて、横断的にコンテナを展開できる拡張可能なメトリックと組み合せることで、Management Pack for WebCenter Suiteは、開発、テスト、ステージングおよび本番の各環境でWebLogic Portalベース環境を管理するコストおよび複雑さを大幅に削減します。

7.2.1 Composite Application Monitor and Modeler(Oracle CAMM)の機能

Oracle CAMMは、ボトルネック、パフォーマンス傾向およびアプリケーションの全体的な効率をユーザーが速やかに識別できるように、SOA、PortalおよびJava EEアプリケーションをモデリングし、監視します。

Management Pack for WebCenter SuiteのOracle CAMMには、表7-2に示す機能が含まれています。

表7-2 Management Pack for WebCenter SuiteのOracle CAMMの主な機能

機能 利点

自動モデリングおよび検出

トポロジ、関数/フローおよび構造表示を含めたアプリケーションの複数のビューを表示する管理アプリケーションを自動的にモデリングおよび検出します。

Portal、WebサービスおよびJava EEメトリックへの状況に対応した可視性

状況に対応したドリルダウン可視性をPortal、WebサービスおよびJava EEメトリックに提供します。管理者は、アプリケーションをすばやく理解および分析し、潜在的なボトルネックやパフォーマンスの傾向を識別したり、容量の変化や全体的なアプリケーション管理に備えることができます。

トランザクションのトレース

Portal、WebサービスおよびJava EEメトリックのトランザクションに対して、アプリケーション・スタックを通じた縦断的なトレース、および複数のコンテナに対する横断的なトレースを行います。

任意のレイヤーでのメトリック可視性

アプリケーションの任意のレイヤーでグラフや表を使用してメトリックを表示する、カスタマイズされたダッシュボードおよびビューを自動的に生成します。

サービス・レベル目標値

インディケータおよびアラートについてアーキテクチャ内のどの場所でもサービス・レベル目標値(SLO)を提供します。


7.2.2 インストールおよびライセンス・リンク

Management Pack for WebCenter Suiteは、Oracle CAMMインストーラから使用できます。

Management Pack for WebCenter SuiteおよびOracle CAMMに関するライセンスの詳細は、『Oracle Enterprise Managerライセンス情報』のOracle Middleware Enterprise Managementに関する項を参照してください。

7.3 使用制限付きライセンス

WebCenter Suiteのライセンスを購入すると、次の使用制限付きライセンスを使用できます。

7.3.1 Identity Management

WebLogic Serverは、WebCenter Suiteの前提条件です。ユーザーは、WebLogic Server SAMLサポートを利用して、Single Sign-On for WebCenter Suiteアプリケーションまたはポータル、およびWebCenter Suiteによって提供されたコンポーネントを有効化できます。Oracle Internet Directory(OID)およびOracle Walletは、WebCenter SuiteアプリケーションまたはポータルおよびWebCenter Suiteコンポーネントと併用するために付属しており、次の制約があります。

  • OIDの使用は、WebCenter Suiteおよび提供されているコンポーネントに固有の資格証明およびポリシーを保存する場合のみに制限されます。

  • ファイルベースのOracle Walletの使用は、WebCenter Suiteおよび提供されているコンポーネントに固有の資格証明を保存する場合のみに制限されます。

7.4 Oracle Internet Application ServerでのWebCenterのライセンス

WebCenter ServicesまたはWebCenter Suiteの前提条件としてOracle Internet Application Serverのライセンスを以前に取得したユーザーには、WebCenter ServicesおよびWebCenter Suiteを既存のOracle Internet Application Server Standard EditionまたはEnterprise Editionのライセンスの一部として実行するために、WebLogic Server Basicを使用する権限があります。この権限は、Oracle Internet Application Serverに対して以前に認定されたWebCenter ServicesおよびWebCenter Suiteに含まれる製品のみが対象となります。WebLogic Server Basicを使用して、WebLogic Portal、WebCenter Interaction、WebCenter Collaboration、WebCenter Ensemble、WebCenter Analytics、Oracle WebCenter Console for Microsoft SharePointおよびOracle WebCenter Application Accelerator for .NETを実行することはできません。これらを実行するには、別途WebLogic Serverライセンスが必要です。WebLogic Server Basicについては、付録A「WebLogic Server Basic」を参照してください。

7.5 Oracle WebCenter Real-Time Collaboration

Oracle WebCenter Real-Time Collaborationにより、ユーザーはWeb音声会議、インスタント・メッセージ、プレゼンスおよびチャット・ルームを使用して他のユーザーと接続し共同作業できます。これは、直接的な相互作用および迅速なレスポンスを必要とするユーザー間を接続し、WebCenterで使用できるその他のEnterprise 2.0サービスを補います。

ライセンスの詳細は、次のURLにあるOracle Beehiveライセンス情報のOracle WebCenterのライセンスに関する項を参照してください。

http://download.oracle.com/docs/cd/E16671_01/bh.200/e16646/beehivelicensing.htm

7.6 Oracle WebCenter Intelligent Collaboration

Oracle WebCenter Intelligent Collaboration(WebCenter IC)は、組織全体で情報、専門知識およびソーシャル・ネットワークを相互に関連付けることでアクティビティ内のコラボレーションをリアルタイムに監視および編成する、専門知識検索ソフトウェアです。ライセンスの詳細は、次のURLにあるOracle Beehiveライセンス情報のOracle WebCenterのライセンスに関する項を参照してください。

http://download.oracle.com/docs/cd/E16671_01/bh.200/e16646/beehivelicensing.htm

7.7 Oracle WebCenter Intelligent Collaboration Connector

Oracle WebCenter Intelligent Collaboration Connectorにより、Oracle WebCenter Intelligent Collaborationでは、Microsoft Exchangeなどのサードパーティ・アプリケーションのユーザー・コンテンツに索引付けできます。オーサリングされたコンテンツから用語が抽出され、Oracle WebCenter Intelligent Collaborationに渡されてユーザーのプライベート・プロファイルに追加されます。これにより、Oracle WebCenter Intelligent Collaborationは、専門知識およびソーシャル・ネットワークに基づいて接続を仲介できます。

ライセンスの詳細は、次のURLにあるOracle Beehiveライセンス情報のOracle WebCenterのライセンスに関する項を参照してください。

http://download.oracle.com/docs/cd/E16671_01/bh.200/e16646/beehivelicensing.htm