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Oracle® Forms Oracle Forms 6iからOracle Forms 11g
へのアップグレード11gリリース1(11.1.1)

B61379-01
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13 Java関連の問題

この章では、FormsアプリケーションでJava関連のコンポーネントを使用している場合のアップグレード手順について説明します。

13.1 プラッガブルJavaコンポーネントでのoracle.ewtクラスの使用

プラッガブルJavaコンポーネント(PJC)およびJavaBeansでは、oracle.ewtフレームワークの一部であるクラスが使用されます。Swingクラスまたはoracle.ewtクラスを使用するために、Oracleが提供するサンプルのPJCとJavaBeansが再コーディングされます。Oracle Formsにアップグレードするときは、同等の機能を確保するために実行する必要がある手順があります。

13.2 JDKのバージョンとフォントのレンダリングに関する問題

FormsアプリケーションをJDK 1.1からJDK 1.3以降にアップグレードする場合、フォントの高さが変更されることがあります。これは、フォントをレンダリングするコードがJDK 1.1からJDK 1.3への移行で大幅に変更されているためです。これらの変更の結果、同じサイズの論理フォントの高さがJDK 1.3では大きくなっています。たとえば、サイズが12ポイントのダイアログ・フォントの高さは、JDK 1.1では15ポイントですが、JDK 1.3では17ポイントになります。

Formsアプリケーションでは、フォント・サイズの変更がラベルに影響して、テキスト・フィールドでオーバーラップする可能性があります。対応策の1つとして、次のアプレット・パラメータを"yes"に設定する方法があります。

<PARAM NAME = "mapFonts" VALUE = "yes" >

この変更を行った後で、フォント・サイズの表示をチェックして、適切であるかどうかを確認します。この対応策で適切なフォント・サイズにならなかった場合は、フォームを修正します。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Forms Services Deployment Guide』を参照してください。

別の対応策として、フォントが指定されていない場合に、Registry.datのデフォルトのフォント名とサイズを使用する方法があります。registry.datのデフォルトのフォントは、サイズが900のDialogです。このフォントのサイズは、registry.datファイルでさらに小さい値に修正できます。フォントが指定されていない場合は、フォームを修正せずに問題に対処できます。ただし、この方法を使用するとアプリケーション全体のフォント・サイズが変更されるため、注意が必要です。