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Oracle® Forms Oracle Forms 6iからOracle Forms 11g
へのアップグレード11gリリース1(11.1.1)

B61379-01
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16 Forms 6iより前のアプリケーションからOracle Formsへのアップグレード

Forms Developerは、バージョン3.0、4.0、4.5および5.0を含め、以前のバージョンのOracle Formsと上位互換性があります。


注意:

Forms 6iより前のFormsリリースからOracle Forms 11gにアップグレードする場合は、まずアプリケーションをForms 10gにアップグレードし、その後でOracle Forms 11gにアップグレードする必要があります。


注意:

フォームやメニューを変換する前に、すべてのファイルのバックアップ・コピーを作成することをお薦めします。モジュールは、いったんアップグレードすると、前のバージョンのForms Developerでオープンできなくなります。

16.1 フォームのアップグレード

バージョン4.xまたは5.xのFormsアプリケーションをForms 10g(10.1.2)にアップグレードする手順は、次のとおりです。

  1. Forms 10g(10.1.2)を起動します。

  2. ファイル」→「開く」を選択して、ファイルを表示します。

  3. アップグレードするモジュールを選択します。

  4. OK」をクリックします。

  5. ファイル」→「保存」を選択します。

  6. プログラム」→「コンパイル」→「すべて」を選択して、アップグレードしたモジュールをコンパイルします。


注意:

フォーム・モジュールとライブラリはすべてアップグレードして再コンパイルする必要があります。

16.2 データベースに保存されているファイルのアップグレード

使用可能なツールを合理化し、Formsアプリケーションを構築する開発プロセスを簡素化するために、データベースにファイルを保存する際のオプションが削除されています。Forms 6iでは、モジュールをデータベースに保存できました。6iより後のすべてのリリースでは、データベースに保存していたモジュール・ファイルをファイル・システムに保存する必要があります。

  1. 以前のバージョンのFormsを開きます。

  2. モジュール・ファイルをローカルのファイル・システムに保存します。

  3. 第16.1項「フォームのアップグレード」の説明に従って、ファイルをアップグレードします。

16.3 以前のバージョンのPL/SQLとの互換性

クライアント側のプログラム・ユニットがPL/SQL V1またはV2で記述されている場合、コードを新しいレベルに変換する必要があります。

ストアド・プログラム・ユニットでは、クライアント側のPL/SQLで使用可能なすべてのPL/SQL機能を使用できます。特定のPL/SQL機能(指定されたDBMS_LOBルーチンや、プラグマ・インタフェース(C、C++など)として指定されたDBMSパッケージなど)は、クライアント側のPL/SQLから直接コールできません。まずFormsプログラムからストアド・プロシージャをコールし、次にストアド・プロシージャから該当するルーチンをコールする必要があります。

16.4 Forms Developerのランタイム動作

Forms 5.0〜6iで作成されたフォームのデフォルトのランタイム動作は、Forms 4.5のランタイム動作とは異なります。フォーム・レベルの「ランタイム互換性モード」プロパティは、Formsリリース4.5の動作を提供するために"4.5"に設定されます(これは、Formsリリース4.5からアップグレードされたFormsのデフォルトです)。

Forms Developer以降は、5.0の動作がすべてのケースに適用され、フォーム・レベルの「ランタイム互換性モード」プロパティは無視されます。

4.5の動作を指定するフォームをOracle Formsにアップグレードする場合は、4.5の動作と5.0の動作の違いが反映されるように、必要に応じてロジックを変更する必要があります。「ランタイム互換性モード」プロパティ、および4.5の動作と5.0の動作の違いについては、Forms 6iのオンライン・ヘルプを参照してください。