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Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Process Management Business Process Composerユーザーズ・ガイド
11g リリース1(11.1.1.4.0)
B61410-02
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5 プロセスおよびプロセス・エディタの使用

この章では、Oracle BPMでビジネス・プロセスを作成および使用する方法について説明します。ここではビジネス・プロセスの全般的な概要を示し、プロセス・エディタ・ウィンドウについて説明します。また、プロセスを作成および使用する手順についても説明します。

Business Process Management Notation (BPMN)を使用してビジネス・プロセスを設計する方法の詳細は、第6章「Oracle BPMを使用したビジネス・プロセスのモデリング」を参照してください。

この章は次の項で構成されています。

5.1 Business Process Composerでのプロセスの使用

この項では、Business Process Composerでビジネス・プロセスを作成および使用する方法について説明します。

5.1.1 ビジネス・プロセスの概要

ビジネス・プロセスは一般に、実行後に明確な出力を生成する一連のタスクとして定義できます。

ビジネス・プロセスは、Oracle BPM Suiteで作成されたプロセスベースのビジネス・アプリケーションのコア・コンポーネントです。ビジネス・アプリケーションのすべてのリソースを含む上位レベルのラッパーがプロジェクトであり、アプリケーションの動作はプロジェクト内のプロセスによって決定されます。

このフローは様々なBPMNフロー・オブジェクトによって決定されます。

ビジネス・プロセスは一般にプロセス・アナリストによって作成されます。プロセス・アナリストは、対処が必要なビジネス要件を特定して、対応するプロセス・フローを定義します。

5.1.1.1 プロセス・パターンの概要

Business Process Composerでは、プロセスで実行する必要がある作業に応じて異なるタイプのBPMNプロセスを作成できます。新しいプロセスを作成するときに、作成するプロセスのタイプ用のテンプレートとして機能するプロセス・パターンを選択できます。表5-1では、Oracle BPMによってサポートされる様々なプロセス・パターンについて説明します。

表5-1 プロセス・タイプ

プロセス・タイプ 説明

同期サービス

同期サービスは、他のプロセスまたはサービスから同期的に起動できるプロセスです。同期サービスでは、コール側プロセスは、起動されたプロセスが完了するまで待ってから続行します。

非同期サービス

非同期サービスは、他のプロセスまたはサービスから非同期的に起動できるプロセスです。非同期サービスでは、コール側プロセスは、起動されたプロセスが完了するまで待たずに続行します。

手動プロセス

手動プロセスは、ユーザー相互作用を必要とするプロセスです。手動プロセスは開始イベントおよび終了イベントなしで開始および終了します。

再使用可能なプロセス

再使用可能なプロセスは、コール・アクティビティを使用してBPMNプロセスがコールできるプロセスです。


パターンから作成されるプロセスには、プロセスのタイプに適した開始イベントと終了イベントが含まれます。各プロセス・タイプのデフォルトの開始イベントおよび終了イベントの詳細は、6.2.1.1項「プロセスの各種のパターンおよびサブプロセスのデフォルト開始イベント」を参照してください。

5.1.2 新規のビジネス・プロセスを作成する方法

ビジネス・プロセスはOracle BPMプロジェクト内に作成されます。1つ以上のプロセスをプロジェクトに追加できます。

新しいビジネス・プロセスを作成するには

  1. プロジェクトを開きます。

  2. プロジェクト・ツールバーから「編集」を選択します。

  3. プロジェクト・ナビゲータで「プロセス」を右クリックし、「新規」を選択してから、「プロセス」を選択します。

  4. 作成するプロセスのタイプを選択します。プロセス・タイプの詳細は、5.1.1.1項を参照してください。

  5. 名前とオプションの説明を入力します。

  6. 「OK」をクリックします。

プロセス・エディタで新規プロセスが開きます。

新規ビジネス・プロセスは、デフォルト・シーケンス・フローで接続されている開始および終了イベントを使用して作成されます。開始および終了イベントのタイプは、作成したプロセスのタイプに応じて異なります。

詳細は、6.2項「プロセスの開始点および終了点の定義」を参照してください。

5.1.3 ビジネス・プロセスを開く方法

Oracle BPMプロジェクトを開いた後、このプロジェクトに含まれる任意のプロセスを開くことができます。プロセスはプロセス・エディタ・ウィンドウで開きます。

ビジネス・プロセスを開くには

  1. プロジェクトを開きます。

  2. プロジェクト・ナビゲータで「プロセス」ノードを展開します。

  3. 開くプロセスをダブルクリックします。

プロセス・エディタ・ウィンドウでプロセスが開きます。プロセスを編集する前に、プロジェクトをロックしてあることを確認する必要があります。

5.1.4 ビジネス・プロセスを削除する方法

プロジェクトからプロセスを削除できます。ただし、削除するプロセスへの参照がプロジェクト内の他の部分に残っていないことを確認する必要があります。

プロジェクトのビジネス・プロセスを削除するには:

  1. プロジェクトを開きます。

  2. プロジェクト・ナビゲータで「プロセス」を展開します。

  3. 削除するプロセスを右クリックし、「削除」を選択します。

5.1.4.1 ビジネス・プロセスの削除に関する注意事項

プロジェクトからビジネス・プロセスを削除する場合、プロセスの他の部分から、そのビジネス・プロセスへのすべての参照を削除してあることを確認する必要があります。

たとえば、削除するプロセスが別のプロセスからメッセージ・スロー・イベントを通じて起動されていた場合は、削除するプロセスを参照しないように呼び出し側プロセスを再構成したことを確認する必要があります。

5.2 プロセス・エディタの概要

プロセス・エディタは、BPMNフロー・オブジェクトを追加することでビジネス・プロセスを作成できるグラフィカル・エディタです。BPMNフロー・オブジェクトは、コンポーネント・パレットからプロセス・エディタにドラッグできます。

図5-1は、プロセス・エディタ・ウィンドウを示しています。

図5-1 プロセス・エディタ・ウィンドウ

図5-1の説明が続きます
「図5-1 プロセス・エディタ・ウィンドウ」の説明

Business Process Composerで複数のプロセスを同時に開くことができます。各プロセスはエディタ・ウィンドウ内の専用タブで開きます。

プロセス・エディタの様々な領域について以降の項で説明します。

5.2.1 プロセス・エディタ・ツールバーの概要

プロセス・エディタ・ウィンドウにはツールバーがあり、このツールバーを使用してBusiness Process Composerの機能(表5-2を参照)にアクセスできます。

表5-2 プロセス・エディタのメニュー

メニュー項目 説明

元に戻す

プロセスに対して実行した直前の変更を元に戻します。

再実行

直前に実行した元に戻すアクションを再実行します。

削除

選択した要素をプロセスから削除します。

マイルストンに追加

選択したユーザー・タスクをマイルストンに追加できます。

自動レイアウト

プロセスのレイアウトを自動的に調整します。

印刷

ブラウザのプリンタの設定を使用してプロセスを印刷します。

グリッド表示の切替え

プロセス・エディタ・ウィンドウのグリッドを表示または非表示にします。

グリッドにスナップ

フロー・オブジェクトの中心が最も近いグリッド軸に整列されます。既存のフロー・オブジェクトは自動的に整列されます。新規のフロー・オブジェクトを追加している場合は、そのオブジェクトが追加されるときに自動的に整列されます。

このボタンは、グリッド表示の切替えが有効になっている場合にのみアクティブになります。

データ・アソシエーション

データ・アソシエーション・エディタを表示します。このボタンは、データ・オブジェクトが定義されているテンプレートに基づいてプロジェクトを作成する場合にのみ使用できます。

選択

プロセス・エディタ内のフロー・オブジェクトを選択できます。

アクティビティおよびタスク・ドロップダウン・メニュー

BPMNアクティビティおよびタスクのリストから選択できます。これは同じタイプの複数のフロー・オブジェクトを追加するときに便利です。

「ゲートウェイ」ドロップダウン・メニュー

BPMNゲートウェイのリストから選択できます。これは同じタイプの複数のフロー・オブジェクトを追加するときに便利です。

「イベント」ドロップダウン・メニュー

BPMNイベントのリストから選択できます。これは同じタイプの複数のフロー・オブジェクトを追加するときに便利です。

シーケンス・フローおよび境界イベント・ドロップダウン・メニュー

BPMNシーケンス・フローおよび境界イベントのリストから選択できます。これは同じタイプの複数のフロー・オブジェクトを追加するときに便利です。

ズーム・スライダ

プロセスにズーム・インおよびプロセスからズーム・アウトします。


5.2.2 プロセス・エディタ・キャンバスの概要

プロセス・エディタ・キャンバスは、プロセス・エディタ・ウィンドウの中央の領域です。この領域では、BPMNフロー・オブジェクトを使用して、プロセスのグラフィカル表示を作成できます。プロセス・エディタ・キャンバスにはプロセス・フロー以外にスイムレーンも表示されます。

5.2.3 コンポーネント・パレットの概要

エディタ・ウィンドウ内に表示されるコンポーネント・パレットを使用して、BPMNシーケンス・フローおよびビジネス・カタログ要素をプロセスに追加できます。コンポーネント・パレットを使用すると、プロセス・エディタ・ウィンドウにアーティファクトをドラッグ・アンド・ドロップできます。


注意:

コンポーネント・パレットを使用するには、その前にプロジェクト編集モードに切り替える必要があります。

コンポーネント・パレットには様々なパネルが含まれています。各パネルについて以降の項で説明します。

5.2.3.1 基本フロー要素

このパネルでは、頻繁に使用するBPMNフロー要素を選択できます。

5.2.3.2 BPMNフロー要素

このパネルでは、すべてのBPMNフロー要素を選択できます。

5.2.3.3 ビジネス・カタログ

このパネルでは、ビジネス・カタログから再使用可能なサービスを選択できます。詳細は、4.1.1.2項「ビジネス・カタログ」を参照してください。

これらのサービスは次のカテゴリに従ってグループ化できます。

  • サービス

  • 外部参照

  • ヒューマン・タスク

  • ビジネス・ルール


注意:

外部参照、ヒューマン・タスクおよびビジネス・ルールは、Business Process Composerでは作成できません。これらはOracle BPM Studioで作成され、プロジェクト・テンプレートの一部として組み込まれています。

Business Process Composerを使用して、Webサービスに基づくサービスを作成できます。ただし、アダプタや他のSOAコンポーネントに基づくサービスは、Oracle BPM Studioで作成し、プロジェクト・テンプレート内に組み込む必要があります。


プロジェクト・テンプレートに基づいてプロジェクトを作成する場合、Business Process Composerを使用して、ビジネス・カタログから対応するフロー・オブジェクトに再使用可能サービスを割り当てることができます。

5.3 フロー要素の使用

この項では、プロセス・エディタを使用してプロセスにフロー要素を追加する方法の基本メカニズムについて説明します。BPMN·2.0を使用したビジネス・プロセスの設計の詳細は、第6章「Oracle BPMを使用したビジネス・プロセスのモデリング」を参照してください。

5.3.1 コンポーネント・パレットからフロー要素を追加する方法

コンポーネント・パレットからプロセスにフロー要素をドラッグ・アンド・ドロップすることによって、フロー要素をプロセスに追加できます。

5.3.2 コンポーネント・メニューからフロー・オブジェクトを追加する方法

プロセス・エディタ・ウィンドウには4つの個別のドロップダウン・メニューがあり、これらのメニューを使用して、プロセスに追加するBPMNフロー・オブジェクトを選択できます。コンポーネント・ドロップダウン・メニューでは、同じタイプの複数のフロー要素をすばやく追加できます。

たとえば、プロセスに複数のユーザー・タスクを追加する必要があることがわかっている場合、コンポーネント・メニューからユーザー・タスクを選択してプロセスに追加できます。コンポーネント・パレットから1つずつドラッグ・アンド・ドロップする必要はありません。

コンポーネント・メニューからフロー要素を追加するには:

  1. フロー要素を追加するプロセスを開きます。

  2. プロジェクト・メニューの「編集」を選択してあることを確認します。

  3. ドロップダウン・メニューから追加するフロー・オブジェクトを選択します。

    カーソルに、フロー・オブジェクトのタイプに関連付けられているアイコンが表示されます。

  4. フロー・オブジェクトを追加するプロセス内のポイントにカーソルを置いてから、右クリックします。

5.3.3 プロセスにシーケンス・フローを追加する方法

シーケンス・フローでは、プロセスにおいて作業が実行される順序、つまりシーケンスを定義します。詳細は、6.6項「シーケンス・フローを使用したプロセス・フローの制御」を参照してください。

プロセスにシーケンス・フローを追加するには:

  1. プロセスを開きます。

  2. コンポーネント・パレットでBPMNフロー要素を選択します。

  3. 「シーケンス・フロー」を展開します。

  4. コンポーネント・パレットでクリックし、シーケンス・フローの開始点となるアクティビティにドラッグします。

  5. マウスをクリックし、終了矢印をシーケンス・フローが接続されるアクティビティにドラッグします。

  6. マウスを再度クリックします。

5.3.4 シーケンス・フローを削除する方法

BPMNプロセスからフロー要素を削除できます。

プロセスからフロー要素を削除するには:

  1. 「選択」ツールをクリックします。

  2. 削除するフロー要素を選択します。

  3. 「削除」ボタンをクリックします。

5.3.4.1 フロー要素の削除に関する注意事項

プロセスからフロー・オブジェクトを削除すると、受信および送信のシーケンス・フローも削除されます。フロー要素を削除すると、実行済の構成の変更が失われます。

5.4 ビジネス・カタログの使用

次の各項では、Business Process Composerでビジネス・カタログを使用する際に必要な情報について説明します。ビジネス・カタログの詳細は、4.1.1.2項「ビジネス・カタログ」を参照してください。

5.4.1 ビジネス・カタログ・コンポーネントをフロー・オブジェクトに割り当てる方法

Business Process Composerでは、コンポーネント・カタログからビジネス・カタログ要素をドラッグすることによって、簡単にタスクを追加できます。

ビジネス・カタログ・コンポーネントを追加できるフロー・オブジェクトは、次のとおりです。

  • ビジネス・ルール・タスク

  • サービス・タスク

  • ユーザー・タスク

  • メッセージ・イベントと受信タスク

ビジネス・カタログ・コンポーネントを既存のタスクに割り当てるには

  1. プロセスを開きます。

  2. コンポーネント・カタログで、「ビジネス・カタログ」に移動します。

  3. 追加するカタログ・コンポーネントのタイプのノードを展開します。

  4. カタログ・コンポーネントをクリックして、タスクにドラッグします。

  5. 適切なデータ・アソシエーションを構成します。

  6. 「適用」をクリックします。

5.4.2 ビジネス・カタログで新しいヒューマン・タスクを作成する方法

ビジネス・カタログ内で新しいヒューマン・タスクを作成できます。詳細は、第8章「ヒューマン・タスクの使用」を参照してください。作成したヒューマン・タスクは、ビジネス・カタログで使用できます。

ヒューマン・タスクを作成したら、それをプロセス内のユーザー・タスクに割り当てることができます。BPMNプロセス内でのヒューマン・タスクの使用については、6.3項「プロセスへのユーザー相互作用の追加」を参照してください。

5.4.3 ビジネス・カタログで新しいサービスを作成する方法

Business Process Composerでは、ビジネス・カタログに新しいサービスを作成できます。これらのサービスは、標準的なWebサービスに基づきます。

Webサービスに基づくサービスは、Webサービス記述言語(WSDL)ファイルを使用して定義されます。WSDLファイルは、Webサービスの実装方法を記述するために使用するXMLファイルです。Business Process Composerを使用して新規サービスを作成する場合は、コンピュータにローカルに格納されているWSDLファイル、または使用可能なWSDLファイルを指定できます。

WSDLファイルまたはURLの場所の提供は、プロセス開発者が担当します。

新しいサービスを作成する手順は、次のとおりです。

  1. 新しいサービスを作成するプロジェクトを開きます。

  2. 「ツール」メニューから「新しいサービスの作成」を選択します。

  3. 次の情報を指定します。

    • 名前: ビジネス・カタログに表示するとおりに、サービスの名前を定義します。

    • タイプ:

    • WSDL: 新しいサービスの作成に使用するWSDLのソースとして、次のいずれかを指定できます。

      • URL: WSDLのリモートURLを指定します。

      • ファイル: ローカル・ファイル・システムにあるWSDLまたはZIPファイルを指定します。

        ZIPファイルを使用する場合、そこに含めることができるのはWSDLおよびXSDファイルのみです。WSDLファイルには、有効な参照が必要です。

    • ポート・タイプ: ポート・タイプには、使用するサービスを指定します。WSDLファイルは1つ以上のポート・タイプを公開します。

    • コールバック・タイプ: このWebサービスに使用されるコールバック・タイプを決定します。これは、非同期サービスにのみ適用可能です。

    • トランザクション参加:

    • バージョン:

  4. 「OK」をクリックします。

5.5 プロセスのドキュメント化

Oracle BPMでは、ドキュメント・エディタを使用してプロセスのドキュメントを作成できます。プロセス全体のドキュメント、およびプロセス内の個々のフロー・オブジェクトのドキュメントを追加できます。

Oracle BPMでは、別々の2つのタイプのドキュメントを作成できます。

5.5.1 ドキュメント・エディタの概要

ドキュメント・エディタには、ツールバーおよびプロセスのドキュメントを入力できるエディタ・ペインが含まれています。

図5-2 ドキュメント・エディタ

図5-2の説明が続きます
「図5-2 ドキュメント・エディタ」の説明

5.5.1.1 ドキュメントへのリンクの挿入

ドキュメントにリンクを追加する場合、リンク部分として完全なURLを含める必要があります。たとえば、外部リンクは単にwww.oracle.comではなく、http://www.oracle.comとして参照する必要があります。

5.5.2 ドキュメントをプロセスに追加する方法

Business Process Composerでは、プロセスおよびプロセス内のフロー・オブジェクトにドキュメントを追加できます。

プロセスにドキュメントを追加するには:

  1. ドキュメントを追加するプロセスを開きます。

  2. ペインのリストアをクリックして、ドキュメント・エディタを表示します。ペインのリストアアイコンはBusiness Process Composerユーザー・インタフェースの右下隅にあります。

  3. 「ドキュメント」タブをクリックしてから、プロセスのタブを選択します。

  4. 「ドキュメント・タイプ」ドロップダウン・メニューから、作成するドキュメントのタイプを選択します。

  5. エディタ・ウィンドウでドキュメントを入力します。

  6. 「適用」をクリックして、変更を保存します。


    注意:

    別のプロセスまたはプロセス要素を選択する前に、変更を適用する必要があります。変更を適用する前にドキュメント・エディタ以外の機能にナビゲートすると、その変更は保存されません。

プロセス内の特定のフロー・オブジェクトにドキュメントを追加するには:

  1. ドキュメントを追加するプロセスを開きます。

  2. ドキュメントを追加するフロー・オブジェクトを右クリックしてから、「ドキュメント」を選択します。

  3. 「ドキュメント・タイプ」ドロップダウン・メニューから、作成するドキュメントのタイプを選択します。

  4. エディタ・ウィンドウでドキュメントを入力します。

  5. 「適用」をクリックして、変更を保存します。


    注意:

    別のプロセスまたはプロセス要素を選択する前に、変更を適用する必要があります。変更を適用する前にドキュメント・エディタ以外の機能にナビゲートすると、その変更は保存されません。

5.5.3 プロセスにノートを追加する方法

プロセスを簡単に理解できるように、プロセスにノートを追加できます。

プロセスにノートを追加するには:

  1. プロセスを開きます。

  2. 編集モードであることを確認します。

  3. BPMコンポーネント・ナビゲータで、「BPMNフロー・オブジェクト」を選択します。

  4. 「アーティファクト」を展開します。

  5. 「ノート」アイコンをダブルクリックして、ノートを追加するプロセス内のポイントまでドラッグします。

  6. マウス・ボタンを放します。

  7. テキストを編集するノートをダブルクリックします。

  8. ノートのテキストを入力してから、ノートの外側をクリックして終了します。