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Oracle® Fusion Middleware Oracle Service Busアップグレード・ガイド
11g リリース1 (11.1.1.4.0)
B61434-02
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1 アップグレード・プロセスの概要

この章では、Oracle Service Busの10gから11gへのアップグレード・プロセスの概要を示します。

この章では、次の項について説明します。


注意:

Oracle Service Busドメインのインプレース・アップグレードはサポートされていません。

1.1 はじめに

Oracle Service Busのアップグレードを開始する前に、次の事項を確認してください。

1.2 Oracle Service Busアップグレード・プロセスのフロー・チャート

図1-1は、Oracle Service Busのアップロード・プロセスを示しています。このチャートで、既存の環境で実行する必要のある手順を確認してください。

図1-1 Oracle Service Busアップグレード・プロセスのフロー・チャート

図1-1の説明が続きます
「図1-1 Oracle Service Busアップグレード・プロセスのフロー・チャート」の説明

1.3 Oracle Service Busアップグレード・プロセスの手順

表1-1で、図1-1に示すアップグレード・プロセス・フロー・チャートの各手順について説明します。各手順の詳細情報の入手先も示します。

表1-1 Oracle Service Bus 11gアップグレード・プロセスの手順

手順 説明 詳細情報

『Oracle Fusion Middlewareアップグレード・プランニング・ガイド』のアップグレード・コンセプトの確認

『Oracle Fusion Middlewareアップグレード・プランニング・ガイド』では、Oracle Fusion Middleware環境のアップグレード方法の概要を示します。

互換性に関する情報やミドルウェア・コンポーネントをサポートするデータベースのアップグレード手順が説明されています。

『Oracle Fusion Middlewareアップグレード・プランニング・ガイド』


アップグレードの開始点の理解

アップグレードをプランニングする前に、Oracle Service Busアップグレードでサポートされている開始点について理解しておく必要があります。

2.2項「Oracle Service Busアップグレードの開始点」


前提条件

アップグレードを開始する前に、必要な前提条件を満たす必要があります。

2.3項「Oracle Service Bus 11g リリース1(11.1.1.4.0)にアップグレードするための前提条件」


Oracle Service Bus構成JARファイルのエクスポート

既存のドメインから構成JARファイルをエクスポートします。

2.4項「タスク1: 既存ドメインからの構成のエクスポート」


既存ドメインからのセキュリティ構成のエクスポート

既存のドメインからセキュリティ構成をエクスポートします。

2.5項「タスク2: セキュリティ構成のエクスポート」


Oracle Service Bus 11gのインストールおよび構成

Oracle Service Bus 11g リリース1(11.1.1.4.0)のインスタンスをインストールして構成します。

インストールおよび構成の完了後、管理サーバーと管理対象サーバーを起動します。

2.6項「タスク3: Oracle Service Bus 11g リリース1(11.1.1.4.0)のインストールおよび構成」


Oracle WebLogic Serverセキュリティの構成

新しい11g R1ドメインで、Oracle WebLogicセキュリティ・フレームワークを構成します。

2.7項「タスク4: Oracle WebLogic Serverセキュリティの構成」


Oracle WebLogic Serverオブジェクトの再作成

新しいOracle Service Busドメインで、エクスポートできなかったOracle WebLogic Serverオブジェクトを再作成します(接続ファクトリ、キュー、トピックなどのJMSリソース)。

2.8項「タスク5: 他のOracle WebLogic Serverオブジェクトの再作成」


Oracle WebLogic Serverセキュリティの構成とその他のOracle WebLogic Serverオブジェクトの再作成

セキュリティ構成をOracle Service Bus 11g R1ドメインにインポートします。

2.9項「タスク6: セキュリティ・データおよびポリシーのOracle Service Bus 11g リリース1(11.1.1.4.0)へのインポート」


Oracle Service Bus構成JARファイルのインポート

JARファイルをOracle Service Bus 11g R1ドメインにインポートします。

2.10項「タスク7: 構成JARファイルのOracle Service Bus 11g リリース1(11.1.1.4.0)へのインポート」


アップグレード後に必要な手動作業の実行

アップグレード・プロセスでは、一部のアップグレード手順は自動化されています。しかし、多くの場合、手動による作業を追加で行う必要があります。

2.11項「タスク8: 必要とされるOracle Service Busアップグレード後作業の実行」



1.4 Oracle Service Bus 11g リリース1(11.1.1.3.0)ユーザーに対する特別な指示

既存のOracle Service Bus 11g リリース1(11.1.1.3.0)がインストールされている場合は、『Oracle Fusion Middlewareパッチ適用ガイド』に指定されているパッチセット・インストーラを使用して、Oracle Service Bus 11g リリース1(11.1.1.3.0)からOracle Service Bus 11g リリース1(11.1.1.4.0)へのパッチを適用する必要があります。

また、11.1.1.3.0から11.1.1.4.0へのドメイン移行など、パッチ適用後の手順を実行します。詳細は、『Oracle Fusion Middlewareパッチ適用ガイド』のOracle Fusion Middlewareコンポーネントの移行後の構成に関する項を参照してください。

表1-2で、Oracle Service Bus 11g リリース1(11.1.1.3.0)からOracle Service Bus 11g リリース1(11.1.1.4.0)へのパッチを適用するタスクを説明します。表には、各タスクの詳細が記載されている場所に関する情報も示します。

表1-2 タスクのロードマップ

タスク 詳細情報

タスク1: Oracle WebLogic Server 10.3.3からOracle WebLogic Server 10.3.4へのパッチを適用します。

『Oracle Fusion Middlewareパッチ適用ガイド』のOracle WebLogic Serverのパッチの適用に関する項を参照

タスク2: Oracle Service Bus 11.1.1.4.0パッチ・セット・インストーラを実行して既存のOracle Service Bus 11g リリース1(11.1.1.3.0)のインストールにパッチを適用します。

『Oracle Fusion Middlewareパッチ適用ガイド』のパッチ・セット・インストーラのダウンロードと起動およびパッチ・セット・インストーラの説明に関する項を参照

タスク3: Oracle Service Bus 11.1.1.4.0にパッチを適用した後で、既存のOracle Service Bus 11g リリース1(11.1.1.3.0)ドメイン構成からOracle Service Bus 11g リリース1(11.1.1.4.0)にアップグレードします。

『Oracle Fusion Middlewareパッチ適用ガイド』のOracle Service Bus 11g リリース1(11.1.1.3.0)ドメイン構成からOracle Service Bus 11g リリース1(11.1.1.4.0)へのアップグレードに関する項

MS-SQL Serverデータベース・ユーザーの場合: upgrade_osb_111130_111140_sqlserver.sqlスクリプトを実行するかSOA psaコマンドを実行することにより、スキーマを11.1.1.3.0から11.1.1.4.0にアップグレードする必要があります。

詳細は、『Oracle Fusion Middlewareパッチ適用ガイド』を参照