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Oracle® Complex Event Processing開発者ガイド
11g リリース1 (11.1.1.4.0) for Eclipse
B61654-02
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5 Oracle CEP IDE for EclipseおよびOracle CEPサーバー

Oracle CEP IDE for Eclipseを使用して、Oracle CEPサーバー(Oracle CEPアプリケーションのコア)を管理してデプロイできます。これにより、Oracle CEPアプリケーションが実行されるランタイムが提供されます。

この章では次について説明します:

5.1 Oracle CEPサーバーの概要

Oracle CEP IDE for Eclipseでは、開発中に使用されるOracle CEPサーバーを設定して管理できる機能が提供されます。このツールによって次のことが可能です。

表5-1では、Oracle CEP IDE for Eclipseに使用されるEclipse用語がOracle CEPサーバー用語にマップされます。

表5-1 EclipseおよびOracle CEPサーバーの概念

Eclipse IDEの概念 Oracle CEPサーバーの概念 説明

ランタイム

Oracle CEPサーバーのインストール

Oracle CEP IDE for Eclipseにはランタイムの概念があります。ランタイムでは、Oracle CEP IDE for Eclipseが特定のOracle CEPサーバーのインストールを見つけられる場所が定義されます。この情報は、プロジェクトのクラスパスに追加するJARファイルおよびOSGiバンドルを見つけて、サーバーおよびサーバー・インスタンスを定義するために使用されます。

ランタイムは、それ自体は実行可能アーティファクトではないことに注意してください。

サーバーおよびサーバー・インスタンス

ドメイン

Oracle CEP IDE for Eclipseでは、実際の実行可能なOracle CEPサーバー・インスタンスを表すためにサーバーという用語が使用されます。これに、起動スクリプトを持つものだと考えることができます。たとえば、Oracle CEPサーバーの用語では、これはドメインと同じです。サーバーを設定する場合、このインスタンスを実行するドメインを指定します。

ドメインの詳細は、次を参照してください。

  • 詳細は、『 Oracle Complex Event Processing管理者ガイド』の「Oracle CEPスタンドアロン・サーバー・ドメインの管理」を参照してください。

  • 詳細は、『 Oracle Complex Event Processing管理者ガイド』の「Oracle CEPスタンドアロン・サーバー・ドメインの管理」を参照してください。

パブリッシュ

デプロイ

通常、Oracle CEP IDE for Eclipseでは、サーバーにアプリケーションを物理的にデプロイする方法を表すために、パブリッシュという用語を使用します。

プロジェクト

アプリケーションまたはデプロイメント

Oracle CEP IDE for Eclipse内のプロジェクトは、OSGiバンドルとしてパッケージされた単一のOracle CEPアプリケーションです。これは、サーバーにデプロイされ、Oracle CEPサーバーのdeployments.xmlファイルに表示されます。


サーバー定義は、Oracle CEP IDE for EclipseからのOracle CEPサーバーの制御の主要概念です。サーバー定義からサーバーを起動または停止できます。プロジェクトをサーバーと関連付けた後、Oracle CEP IDE for Eclipseを使用したまま、サーバーにアプリケーションをパブリッシュ(デプロイ)したり、サーバーからアプリケーションをアンパブリッシュ(アンデプロイ)したりすることができます。詳細は、5.2項「Oracle CEPサーバーの作成」を参照してください。

Oracle CEP IDE for Eclipseで、実行中のOracle CEPサーバーと通信するには、次の方法に従います。

5.2 Oracle CEPサーバーの作成

サーバーを作成すると、Oracle CEP IDE for Eclipse内からサーバー・インスタンスを起動および停止できます。また、サーバーにアプリケーションを自動的にデプロイできます。

ローカルまたはリモートOracle CEPサーバーを作成できます。

この項では次について説明します:

5.2.1 ローカルOracle CEPサーバーおよびサーバー・ランタイムの作成方法

この項では、ローカル・サーバーおよびサーバー・ランタイムの両方を作成する方法について説明しています。初期サーバーおよびサーバー・ランタイムを作成した後、追加のサーバー・ランタイムを作成できます。

ローカルOracle CEPサーバーでは、サーバーおよびサーバー・ランタイムの両方が同じホスト上にあります。

または、リモート・サーバーおよびサーバー・ランタイムを作成できます。

詳細は、次を参照してください:

ローカルOracle CEPサーバーおよびサーバー・ランタイムを作成するには:

  1. 「ウィンドウ」>「ビューの表示」>「サーバー」を選択します。

    図5-1に示すように、「サーバー」ビューが表示されます。

    図5-1 Oracle CEP IDE for Eclipseのサーバー・ビュー

    図5-1の説明が続きます
    「図5-1 Oracle CEP IDE for Eclipseのサーバー・ビュー」の説明

  2. 「サーバー」ビュー・ペインで右クリックして、「新規」>「サーバー」を選択します。

  3. サーバー・ランタイムが作成されているかどうかを検討してください。

    1. Oracle CEPサーバーを初めて作成する場合、インストールされたサーバー・ランタイムがありません。ステップ4に進みます。

    2. Oracle CEPサーバーを作成するのは初めてではない場合、1つ以上のインストールされたサーバー・ランタイムがあります。ステップ5に進みます。

  4. Oracle CEPサーバーを初めて作成する場合、インストールされたサーバー・ランタイムがありません。

    この場合、図5-2に示すように、新しいサーバー:新しいサーバーの定義ダイアログが表示されます。

    図5-2 新しいサーバー:新しいサーバーの定義ダイアログ(インストールされたランタイムなし)

    図5-2の説明が続きます
    「図5-2 新しいサーバー:新しいサーバーの定義ダイアログ(インストールされたランタイムなし)」の説明

    次の手順に従い、新しいサーバーを構成します。

    1. 表5-2に示すように、ダイアログを構成します。

      表5-2 新しいサーバー:新しいサーバーの定義ダイアログ(インストールされたランタイムなし)の属性

      属性 説明

      サーバーのホスト名

      Oracle CEPサーバーがインストールされたコンピュータのホスト名。

      開発の場合、通常、localhostとなります。

      サーバー型の選択

      Oracle CEPサーバーの型。

      この例では、Oracle CEP v11を選択します。

      サーバー名

      このOracle CEPサーバーの名前。

      デフォルト: 「Oracle CEP v11.1」HOSTNAME

      ここでは、HOSTNAMEは、サーバーのホスト名フィールドに入力された値です。


    2. 「次へ」をクリックします。

      図5-3に示すように、新しいサーバー:新しいOracle CEP v11ランタイムダイアログが表示されます。

      図5-3 新しいサーバー:新しいOracle CEP v11.1ランタイムダイアログ

      図5-3の説明が続きます
      「図5-3 新しいサーバー:新しいOracle CEP v11.1ランタイムダイアログ」の説明

    3. 表5-3に示すように、ダイアログを構成します。

      表5-3 新しいサーバー:新しいOracle CEP v11ランタイムダイアログの属性

      属性 説明

      Oracleミドルウェア・ホーム・ディレクトリ

      Oracle CEPサーバー・インストール・ディレクトリへの完全修飾パス。これは、サーバーをインストールするとき選択した「ミドルウェア・ホーム」と同じです。

      このディレクトリを選択する場合、Oracle CEPディレクトリ自体ではなく、Oracle CEPインストールを含むディレクトリを選択します。たとえば、次を選択します:

      C:\OracleCEP
      

      しかし、次は選択しません:

      C:\OracleCEP\ocep_11.1
      

      ランタイム・ウィザードでは、適切なOracle CEPインストール・ディレクトリを検索するために、インストールが使用されます。

      詳細は、『Oracle Complex Event Processingスタート・ガイド』のOracle Fusion Middlewareのディレクトリ構造および概念に関する項を参照してください。

      JRE

      使用するJRE型。

      プルダウン・メニューから使用するJREのタイプを選択するか、またはインストールされたJREのプリファレンスリンクをクリックして、新しいJREを作成します。

      必ず、Java 6 JREを選択します。

      注意: Oracle CEPサーバーJREは、サーバー・ドメイン・ディレクトリ内のsetDomainEnv.cmdまたはsetDomainEnv.shスクリプトのJAVA_HOME設定で設定されます。


    4. ステップ6に進みます。

  5. Oracle CEPサーバーを作成するのが初めてではない場合、1つ以上のインストールされたサーバー・ランタイムがあります。

    この場合、図5-4に示すように、新しいサーバー:新しいサーバーの定義ダイアログが表示されます。

    図5-4 新しいサーバー:新しいサーバーの定義(インストールされたランタイムあり)ダイアログ

    図5-4の説明が続きます
    「図5-4 新しいサーバー:新しいサーバーの定義(インストールされたランタイムあり)ダイアログ」の説明

    表5-4に示すように、ダイアログを構成します。

    表5-4 新しいサーバー:新しいサーバーの定義(インストールされたランタイムあり)ダイアログの属性

    属性 説明

    サーバーのホスト名

    Oracle CEPサーバーがインストールされたコンピュータのホスト名。

    開発の場合、通常、localhostとなります。

    サーバー型の選択

    Oracle CEPサーバーの型。

    この例では、Oracle CEP v11を選択します。

    サーバー・ランタイム

    プルダウン・メニューからサーバー・ランタイムを選択します。

    サーバー・ランタイムを作成または編集するには、インストールされたランタイムをクリックします。詳細は、5.2.3項「Oracle CEPサーバー・ランタイムの作成方法」を参照してください。


  6. 「次へ」をクリックします。

    図5-5に示すように、新しいサーバー:新しいOracle CEP v11.1サーバーダイアログが表示されます。

    図5-5 新しいサーバー:新しいOracle CEP v11.1サーバー

    図5-5の説明が続きます
    「図5-5 新しいサーバー:新しいOracle CEP v11.1サーバー」の説明

  7. 「ローカル・サーバー」を選択します。

  8. 「次へ」をクリックします。

    図5-6に示すように、新しいサーバー:新しいOracle CEP v11サーバーダイアログが表示されます。

    図5-6 ローカル・サーバー用の新しいサーバー:新しいOracle CEP v11サーバーダイアログ

    図5-6の説明が続きます
    「図5-6 ローカル・サーバー用の新しいサーバー:新しいOracle CEP v11サーバーダイアログ」の説明

  9. 「詳細設定」をクリックして、表5-5に示すように、ダイアログを構成します。

    表5-5 ローカル・サーバー用の新しいサーバー:新しいOracle CEP v11サーバーダイアログの属性

    属性 説明

    ドメイン・ディレクトリ

    このサーバー用のドメインを含むディレクトリへの完全修飾パス。

    「参照」をクリックして、ディレクトリを選択します。

    デフォルト: ORACLE-CEP-HOME\user_projects\domains\ocep_domain\defaultserver

    起動スクリプト

    Oracle CEP IDE for Eclipseにおいて、Oracle CEPサーバーを起動するために使用されるスクリプト。

    UNIXのデフォルト: ORACLE-CEP-HOME/user_projects/domains/ocep_domain/defaultserver/startwlevs.sh

    Windowsのデフォルト: ORACLE-CEP-HOME\user_projects\domains\ocep_domain\defaultserver\startwlevs.cmd

    停止スクリプト

    Oracle CEP IDE for Eclipseにおいて、Oracle CEPサーバーを停止するために使用されるスクリプト。

    UNIXのデフォルト: ORACLE-CEP-HOME/user_projects/domains/ocep_domain/defaultserver/stopwlevs.sh

    Windowsのデフォルト: ORACLE-CEP-HOME\user_projects\domains\ocep_domain\defaultserver\stopwlevs.cmd

    デバッグ・ポート

    Oracle CEPサーバーをデバッグするときに、Oracle CEP IDE for Eclipseが接続されるOracle CEPサーバー・ポート

    デフォルト: 8453

    サーバー名

    Oracle CEPサーバーの名前。

    デフォルト: Oracle CEP v11

    ユーザー名

    Oracle CEPサーバーにログインするときに、Oracle CEP IDE for Eclipseで使用されるユーザー名。

    デフォルト: wlevs

    ユーザー・パスワード

    Oracle CEPサーバーにログインするときに、Oracle CEP IDE for Eclipseで使用されるユーザー・パスワード。

    デフォルト: wlevs

    自動パブリッシュ

    デフォルトでは、アプリケーションを変更するときは、Oracle CEPサーバーに手動で変更をパブリッシュする必要があります。

    「ワークスペースのデフォルトを使用」を選択すると、Oracle CEP IDE for Eclipseが構成され、Oracle CEPサーバーに変更が自動的にパブリッシュされます。

    デフォルト: 無効


  10. 「終了」をクリックします。

  11. 「自動パブリッシュ」「ワークスペースのデフォルトを使用」に構成した場合、「Windows」>「プリファレンス」を選択します。

    図5-7に示すように、「プリファレンス」ダイアログが表示されます。

    図5-7 「プリファレンス」-「サーバー」

    図5-7の説明が続きます
    「図5-7 「プリファレンス」-「サーバー」」の説明

  12. 「サーバー」オプションを選択します。

  13. 自動パブリッシュ・オプションを構成します。

    • ローカル・サーバーに自動パブリッシュ: 必要に応じて、このオプションを有効または無効にします。

      デフォルト: 有効。

      • パブリッシュ間隔: Oracle CEP IDE for Eclipseがサーバーに変更をパブリッシュする頻度(秒)を構成します。

        デフォルト: 60秒。

    • リモート・サーバーに自動パブリッシュ: 必要に応じて、このオプションを有効または無効にします。

      デフォルト: 有効。

      • パブリッシュ間隔: Oracle CEP IDE for Eclipseがサーバーに変更をパブリッシュする頻度(秒)を構成します。

        デフォルト: 60秒。

  14. 「OK」をクリックします。

5.2.2 リモートOracle CEPサーバーおよびサーバー・ランタイムの作成方法

この項では、リモート・サーバーおよびサーバー・ランタイムの両方を作成する方法について説明しています。初期サーバーおよびサーバー・ランタイムを作成した後、追加のサーバー・ランタイムを作成できます。

リモートOracle CEPサーバーでは、サーバーおよびサーバー・ランタイムが別々のホスト上にあります。サーバーがリモート・ホスト上にあり、サーバー・ランタイムがローカル・ホストにあります(Oracle CEP IDE for Eclipseを実行するホスト)。

または、ローカル・サーバーおよびサーバー・ランタイムを作成できます。

詳細は、次を参照してください:

リモートOracle CEPサーバーおよびサーバー・ランタイムを作成するには:

  1. 「ウィンドウ」>「ビューの表示」>「サーバー」を選択します。

    図5-1に示すように、「サーバー」ビューが表示されます。

    図5-8 Oracle CEP IDE for Eclipseのサーバー・ビュー

    図5-8の説明が続きます
    「図5-8 Oracle CEP IDE for Eclipseのサーバー・ビュー」の説明

  2. 「サーバー」ビュー・ペインで右クリックして、「新規」>「サーバー」を選択します。

  3. サーバー・ランタイムが作成されているかどうかを検討してください。

    1. Oracle CEPサーバーを初めて作成する場合、インストールされたサーバー・ランタイムがありません。ステップ4に進みます。

    2. Oracle CEPサーバーを作成するのは初めてではない場合、1つ以上のインストールされたサーバー・ランタイムがあります。ステップ5に進みます。

  4. Oracle CEPサーバーを初めて作成する場合、インストールされたサーバー・ランタイムがありません。

    この場合、図5-2に示すように、新しいサーバー:新しいサーバーの定義ダイアログが表示されます。

    図5-9 新しいサーバー:新しいサーバーの定義ダイアログ(インストールされたランタイムなし)

    図5-9の説明が続きます
    「図5-9 新しいサーバー:新しいサーバーの定義ダイアログ(インストールされたランタイムなし)」の説明

    次の手順に従い、新しいサーバーを構成します。

    1. 表5-2に示すように、ダイアログを構成します。

      表5-6 新しいサーバー:新しいサーバーの定義ダイアログ(インストールされたランタイムなし)の属性

      属性 説明

      サーバーのホスト名

      Oracle CEPサーバーがインストールされたコンピュータのホスト名。

      開発の場合、通常、localhostとなります。

      サーバー型の選択

      Oracle CEPサーバーの型。

      この例では、Oracle CEP v11を選択します。

      サーバー名

      このOracle CEPサーバーの名前。

      デフォルト: 「Oracle CEP v11.1」HOSTNAME

      ここでは、HOSTNAMEは、サーバーのホスト名フィールドに入力された値です。


    2. 「次へ」をクリックします。

      図5-3に示すように、新しいサーバー:新しいOracle CEP v11ランタイムダイアログが表示されます。

      図5-10 新しいサーバー:新しいOracle CEP v11.1ランタイムダイアログ

      図5-10の説明が続きます
      「図5-10 新しいサーバー:新しいOracle CEP v11.1ランタイムダイアログ」の説明

    3. 表5-3に示すように、ダイアログを構成します。

      表5-7 新しいサーバー:新しいOracle CEP v11ランタイムダイアログの属性

      属性 説明

      Oracleミドルウェア・ホーム・ディレクトリ

      Oracle CEPサーバー・インストール・ディレクトリへの完全修飾パス。これは、サーバーをインストールするとき選択した「ミドルウェア・ホーム」と同じです。

      このディレクトリを選択する場合、Oracle CEPディレクトリ自体ではなく、Oracle CEPインストールを含むディレクトリを選択します。たとえば、次を選択します:

      C:\OracleCEP
      

      しかし、次は選択しません:

      C:\OracleCEP\ocep_11.1
      

      ランタイム・ウィザードでは、適切なOracle CEPインストール・ディレクトリを検索するために、インストールが使用されます。

      詳細は、『Oracle Complex Event Processingスタート・ガイド』のOracle Fusion Middlewareのディレクトリ構造および概念に関する項を参照してください。

      JRE

      使用するJRE型。

      プルダウン・メニューから使用するJREのタイプを選択するか、またはインストールされたJREのプリファレンスリンクをクリックして、新しいJREを作成します。

      必ず、Java 6 JREを選択します。

      注意: Oracle CEPサーバーJREは、サーバー・ドメイン・ディレクトリ内のsetDomainEnv.cmdまたはsetDomainEnv.shスクリプトのJAVA_HOME設定で設定されます。


    4. ステップ6に進みます。

  5. Oracle CEPサーバーを作成するのが初めてではない場合、1つ以上のインストールされたサーバー・ランタイムがあります。

    この場合、図5-4に示すように、新しいサーバー:新しいサーバーの定義ダイアログが表示されます。

    図5-11 新しいサーバー:新しいサーバーの定義(インストールされたランタイムあり)ダイアログ

    図5-11の説明が続きます
    「図5-11 新しいサーバー:新しいサーバーの定義(インストールされたランタイムあり)ダイアログ」の説明

    次の手順に従い、新しいサーバーを構成します。

    表5-8 新しいサーバー:新しいサーバーの定義(インストールされたランタイムあり)ダイアログの属性

    属性 説明

    サーバーのホスト名

    Oracle CEPサーバーがインストールされたコンピュータのホスト名。

    開発の場合、通常、localhostとなります。

    サーバー型の選択

    Oracle CEPサーバーの型。

    この例では、Oracle CEP v11を選択します。

    サーバー実行時

    プルダウン・メニューからサーバー・ランタイムを選択します。

    サーバー・ランタイムを作成または編集するには、インストールされたランタイムをクリックします。詳細は、5.2.3項「Oracle CEPサーバー・ランタイムの作成方法」を参照してください。


  6. 「次へ」をクリックします。

    図5-5に示すように、新しいサーバー:新しいOracle CEP v11.1サーバーダイアログが表示されます。

    図5-12 新しいサーバー:新しいOracle CEP v11.1サーバー

    図5-12の説明が続きます
    「図5-12 新しいサーバー:新しいOracle CEP v11.1サーバー」の説明

  7. 「リモート・サーバー」を選択します。

  8. 「次へ」をクリックします。

    図5-13に示すように、新しいサーバー:新しいOracle CEP v11サーバーダイアログが表示されます。

    図5-13 リモート・サーバー用の新しいサーバー:新しいOracle CEP v11サーバーダイアログ

    図5-13の説明が続きます
    「図5-13 リモート・サーバー用の新しいサーバー:新しいOracle CEP v11サーバーダイアログ」の説明

  9. 表5-9に示すように、ダイアログを構成します。

    表5-9 ローカル・サーバー用の新しいサーバー:新しいOracle CEP v11サーバーダイアログの属性

    属性 説明

    リモート・サーバーのIPアドレス

    リモートOracle CEPサーバーのIPアドレス。

    デフォルト: ローカルホストのIPアドレス

    リモート・サーバーのポート

    Oracle CEPドメインを表す、リモートOracle CEPサーバーDOMAIN_DIR/config/config.xmlファイルに指定されたポート。DOMAIN_DIRはドメイン・ディレクトリを示します。

    ポート番号は、Netio要素のポート子要素の値です。

    <Netio>
        <Name>NetIO</Name>
        <Port>9002</Port>
    </Netio>
    

    デフォルト: 9002

    ユーザー名

    Oracle CEP IDE for Eclipseで、リモート・サーバーにログインするために使用されるユーザー名。

    デフォルト: wlevs

    ユーザー・パスワード

    Oracle CEP IDE for Eclipseで、リモート・サーバーにログインするために使用されるパスワード。

    デフォルト: wlevs


  10. 「終了」をクリックします。

5.2.3 Oracle CEPサーバー・ランタイムの作成方法

サーバーを作成する前に、ランタイム・ウィザードを使用してサーバー・ランタイムを作成することで、Oracle CEPサーバー・インストールの場所にOracle CEP IDE for Eclipseを構成する必要があります。新しいサーバー・ウィザード、新しいプロジェクト・ウィザード、ワークスペース・プリファレンス・ダイアログなどの数箇所からランタイム・ウィザードにアクセスできます。

Oracle CEPサーバーがまだ作成されていない場合、ランタイムを明示的に作成することのみが必要です。

詳細は、次を参照してください:

Oracle CEPサーバー・ランタイムを作成するには:

  1. 「Windows」>「プリファレンス」を選択します。

    図5-14に示すように、「プリファレンス」ダイアログが表示されます。

    図5-14 「プリファレンス」-「サーバー」(インストールされたランタイム)

    図5-14の説明が続きます
    「図5-14 「プリファレンス」-「サーバー」(インストールされたランタイム)」の説明

  2. 「サーバー」オプションを展開して、ランタイム環境を選択します。

  3. 「追加」をクリックします。

    図5-15に示すように、新しいサーバー・ランタイム環境ダイアログが表示されます。

    図5-15 新しいサーバー・ランタイム環境ダイアログ

    図5-15の説明が続きます
    「図5-15 新しいサーバー・ランタイム環境ダイアログ」の説明

  4. 表5-10に示すように、ダイアログを構成します。

    表5-10 新しいサーバー・ランタイムダイアログの属性

    属性 説明

    ランタイム環境のタイプの選択

    Oracle CEPサーバーの型。

    この例では、「Oracle CEP v11.1」を選択します。

    新しいローカル・サーバーの作成

    オプションで、サーバーがまだ作成されていない場合、これをチェックして新しいローカル・サーバーを作成します。詳細は、5.2.1項「ローカルOracle CEPサーバーおよびサーバー・ランタイムの作成方法」を参照してください。


  5. 「次へ」をクリックします。

    図5-16に示すように、新しいサーバー・ランタイム環境ダイアログが表示されます。

    図5-16 新しいサーバー:新しいOracle CEP v11.1ランタイムダイアログ

    図5-16の説明が続きます
    「図5-16 新しいサーバー・ランタイム環境:新しいOracle CEP v11.1ランタイムダイアログ」の説明

  6. 表5-11に示すように、ダイアログを構成します。

    表5-11 新しいサーバー・ランタイムダイアログの属性

    属性 説明

    Oracleミドルウェア・ホーム・ディレクトリ

    Oracle CEPサーバー・インストール・ディレクトリへの完全修飾パス。これは、サーバーをインストールするとき選択した「ミドルウェア・ホーム」と同じです。

    このディレクトリを選択する場合、Oracle CEPディレクトリ自体ではなく、Oracle CEPインストールを含むディレクトリを選択します。たとえば、次を選択します:

    C:\OracleCEP
    

    しかし、次は選択しません:

    C:\OracleCEP\ocep_11.1
    

    ランタイム・ウィザードでは、適切なOracle CEPインストール・ディレクトリを検索するために、インストールが使用されます。

    詳細は、『Oracle Complex Event Processingスタート・ガイド』のOracle Fusion Middlewareのディレクトリ構造および概念に関する項を参照してください。

    JRE

    使用するJRE型。

    プルダウン・メニューから使用するJREのタイプを選択するか、またはインストールされたJREのプリファレンスリンクをクリックして、新しいJREを作成します。

    Oracle CEPインストールとともにインストールされたJRockit JDKまたはJRockit Real Timeを必ず選択します。


  7. 「終了」をクリックします。

5.3 Oracle CEPサーバーの管理

Oracle CEP IDE for EclipseおよびOracle CEP IDE for EclipseからアクセスできるOracle CEP Visualizerを使用して、開発中にOracle CEPサーバーの様々な側面を管理できます。

この項では、Oracle CEP IDE for Eclipseから実行できる次のOracle CEPサーバー管理タスクについて説明します。

5.3.1 ローカルOracle CEPサーバーの起動方法

ローカル・サーバーを作成した後、Oracle CEP IDE for EclipseからOracle CEPサーバーを起動できます。

また、デバッグ・モードで、ローカルOracle CEPサーバーを起動することもできます。

または、コマンド・ラインからローカルOracle CEPサーバーを起動して、Oracle CEP IDE for Eclipseを使用してローカルOracle CEPサーバーへアタッチできます。

詳細は、次を参照してください:

ローカルOracle CEPサーバーを起動するには:

  1. 「ウィンドウ」>「ビューの表示」>「サーバー」を選択します。

    図5-17に示すように、「サーバー」ビューが表示されます。

    図5-17 Oracle CEPサーバーの起動

    図5-17の説明が続きます
    「図5-17 Oracle CEPサーバーの起動」の説明

  2. 次のいずれかを選択して、サーバーを起動します。

    1. 「サーバー」ビュー・ツール・バーのサーバーの起動アイコンをクリックします。

    2. 「サーバー」ビューでサーバーを右クリックし、「開始」を選択します。

    サーバーを起動した後、「コンソール」ビューにサーバーからのログ・メッセージが表示されます。

5.3.2 ローカルOracle CEPサーバーの停止方法

Oracle CEP IDE for EclipseからローカルOracle CEPサーバーを起動した後、Oracle CEP IDE for EclipseからOracle CEPサーバーを停止できます。

詳細は、5.3.1項「ローカルOracle CEPサーバーの起動方法」を参照してください。

ローカルOracle CEPサーバーを停止するには:

  1. 「ウィンドウ」>「ビューの表示」>「サーバー」を選択します。

    図5-18に示すように、「サーバー」ビューが表示されます。

    図5-18 Oracle CEPサーバーの停止

    図5-18の説明が続きます
    「図5-18 Oracle CEPサーバーの停止」の説明

  2. 次のいずれかを選択して、サーバーを停止します。

    1. 「サーバー」ビュー・ツール・バーのサーバーの停止アイコンをクリックします。

    2. 「サーバー」ビューでサーバーを右クリックし、「停止」を選択します。

5.3.3 既存のローカルOracle CEPサーバー・インスタンスにアタッチする方法

ローカル・サーバーを作成した後、コマンド・ラインからローカルOracle CEPサーバーを起動して、すでに稼働しているこの既存ローカルOracle CEPサーバー・インスタンスにOracle CEP IDE for Eclipseをアタッチできます。

または、Oracle CEP IDE for Eclipse内からローカルOracle CEPサーバーを直接起動できます。

詳細は、次を参照してください:

既存のローカルOracle CEPサーバー・インスタンスにアタッチするには:

  1. コマンド・ラインからOracle CEPサーバーを起動します。

    詳細は、『Oracle Complex Event Processing管理者ガイド』のOracle CEPサーバーの起動および停止に関する項を参照してください。

  2. 「ウィンドウ」>「ビューの表示」>「サーバー」を選択します。

    図5-17に示すように、「サーバー」ビューが表示されます。

    図5-19 既存のローカルOracle CEPサーバー・インスタンスへのアタッチ

    図5-19の説明が続きます
    「図5-19 既存のローカルOracle CEPサーバー・インスタンスへのアタッチ」の説明

  3. 次のいずれかを選択して、すでに稼働しているローカル・サーバーにアタッチします。

    1. 「サーバー」ビュー・ツール・バーのサーバーの起動アイコンをクリックします。

    2. 「サーバー」ビューでサーバーを右クリックし、「開始」を選択します。

    図5-20に示すように、「稼働しているCEPサーバーにアタッチしますか」ダイアログが表示されます。

    図5-20 「稼働しているCEPサーバーにアタッチしますか」

    図5-20の説明が続きます
    「図5-20 「稼働しているCEPサーバーにアタッチしますか」」の説明

  4. 「はい」をクリックします。

    サーバーにアタッチした後、「コンソール」ビューにサーバーからのログ・メッセージは表示されません

    Oracle CEP Visualizerを使用して、サーバー・コンソールを表示できます。詳細は、『Oracle Complex Event Processing Visualizerユーザー・ガイド』のコンソール出力の表示方法に関する項を参照してください。

5.3.4 既存のリモートOracle CEPサーバー・インスタンスにアタッチする方法

リモート・サーバーを作成した後、コマンド・ラインからリモートOracle CEPサーバーを起動して、すでに稼働しているこの既存リモートOracle CEPサーバー・インスタンスにOracle CEP IDE for Eclipseをアタッチできます。

詳細は、5.2.2項「リモートOracle CEPサーバーおよびサーバー・ランタイムの作成方法」を参照してください。

既存のリモートOracle CEPサーバー・インスタンスにアタッチするには:

  1. コマンド・ラインからリモートOracle CEPサーバーを起動します。

    詳細は、『Oracle Complex Event Processing管理者ガイド』のOracle CEPサーバーの起動および停止に関する項を参照してください。

  2. 「ウィンドウ」>「ビューの表示」>「サーバー」を選択します。

    図5-17に示すように、「サーバー」ビューが表示されます。

    図5-21 既存のリモートOracle CEPサーバー・インスタンスへのアタッチ

    図5-21の説明が続きます
    「図5-21 既存のリモートOracle CEPサーバー・インスタンスへのアタッチ」の説明

  3. 次のいずれかを選択して、すでに稼働しているリモート・サーバーにアタッチします。

    1. 「サーバー」ビュー・ツール・バーのサーバーの起動アイコンをクリックします。

    2. 「サーバー」ビューでサーバーを右クリックし、「開始」を選択します。

    リモート・サーバーにアタッチした後、Oracle CEP IDE for Eclipseから「コンソール」ビューに、次のような1つのステータス・メッセージが書き込まれます:

    [3/23/10 12:32 PM] Attached to remote CEP server at address 10.11.12.13 and port 9002
    

    「コンソール」ビューにはリモート・サーバーからのログ・メッセージは表示されません

    Oracle CEP Visualizerを使用して、サーバー・コンソールを表示できます。詳細は、『Oracle Complex Event Processing Visualizerユーザー・ガイド』のコンソール出力の表示方法に関する項を参照してください。

5.3.5 既存のOracle CEPサーバー・インスタンスからデタッチする方法

稼働している既存のOracle CEPサーバー・インスタンスにアタッチした後、Oracle CEPサーバーからデタッチして、これを稼働しているままにできます。

詳細は、次を参照してください:

既存のOracle CEPサーバー・インスタンスからデタッチするには:

  1. 「ウィンドウ」>「ビューの表示」>「サーバー」を選択します。

    図5-18に示すように、「サーバー」ビューが表示されます。

    図5-22 Oracle CEPサーバーの停止

    図5-22の説明が続きます
    「図5-22 Oracle CEPサーバーの停止」の説明

  2. 次のいずれかを選択して、サーバーからデタッチします。

    1. 「サーバー」ビュー・ツール・バーのサーバーの停止アイコンをクリックします。

    2. 「サーバー」ビューでサーバーを右クリックし、「停止」を選択します。

    Oracle CEP IDE for EclipseがOracle CEPサーバー・インスタンスからデタッチされます。Oracle CEPサーバー・インスタンスは稼働し続けます。

    リモートOracle CEPサーバーからデタッチする場合、Oracle CEP IDE for Eclipseから「コンソール」ビューに、次のようなログ・メッセージが書き込まれます。

    [3/23/10 12:47 PM] Server communication stopped
    

5.3.6 Oracle CEPサーバーにアプリケーションをデプロイする方法

Oracle CEP IDE for Eclipse内のプロジェクトがOracle CEPアプリケーションとして作成され、サーバーにデプロイされます。アプリケーションをデプロイするには、まず、サーバーを定義する必要があります。その後、サーバーにアプリケーションをデプロイするには、アプリケーションをサーバーに追加します。サーバーがすでに起動している場合、またはサーバーが停止していて後で起動する場合、アプリケーションがすぐにデプロイされます。

詳細は、次を参照してください:

Oracle CEPサーバーにアプリケーションをデプロイするには:

  1. Oracle CEPプロジェクト(4.2項「Oracle CEPプロジェクトの作成」を参照)を作成します。

  2. サーバー(5.2.1項「ローカルOracle CEPサーバーおよびサーバー・ランタイムの作成方法」を参照)を作成します。

  3. 「ウィンドウ」>「ビューの表示」>「サーバー」を選択します。

    図5-23に示すように、「サーバー」ビューが表示されます。

    図5-23 Oracle CEPサーバーへのプロジェクトの追加

    図5-23の説明が続きます
    「図5-23 Oracle CEPサーバーへのプロジェクトの追加」の説明

  4. 「サーバー」ビューでサーバーを右クリックし、追加と削除を選択します。

    図5-24に示すように、追加と削除ダイアログが表示されます。

  5. 表5-12に示すように、ダイアログを構成します。

    表5-12 追加と削除ダイアログの属性

    属性 説明

    利用可能

    リストから1つ以上のプロジェクトを選択し、「追加」または「すべて追加」をクリックして、プロジェクトを「構成済」リストに移動します。

    構成済

    リストから1つ以上のプロジェクトを選択し、「削除」またはすべて削除をクリックして、プロジェクトを「使用可能」リストに移動します。

    サーバーが起動したら、すぐに変更をパブリッシュします。

    このオプションを選択して、変更したプロジェクトをすぐにパブリッシュします。サーバーがすでに稼働している場合のみ適用できます。


  6. 「終了」をクリックします。

    アプリケーションが追加されると、図5-25に示すように、アプリケーションはサーバーの子として「サーバー」ビューに表示されます。

    図5-25 プロジェクトを追加した後のサーバー・ビュー

    図5-25の説明が続きます
    「図5-25 プロジェクトを追加した後のサーバー・ビュー」の説明

  7. Oracle CEPサーバーにアプリケーションをデプロイ(パブリッシュ)するには、追加されたアプリケーションを右クリックし、「強制パブリッシュ」を選択します。

    1. Oracle CEPサーバーがスタンドアロン・サーバー・ドメインの一部である場合は、アプリケーションはデプロイされます。

    2. Oracle CEPサーバーがマルチサーバー・ドメインの一部である場合、図5-26に示すように、「クラスタ・デプロイメント・グループ名の選択」ダイアログが表示されます。

      図5-26 「クラスタ・デプロイメント・グループ名の選択」ダイアログ

      図5-26の説明が続きます
      「図5-26 「クラスタ・デプロイメント・グループ名の選択」ダイアログ」の説明

      アプリケーションをデプロイするクラスタ・デプロイメント・グループを選択して、「OK」をクリックします。

      クラスタリングの詳細は、『Oracle Complex Event Processing管理者ガイド』のマルチサーバー・ドメインの概要に関する項を参照してください。

    アプリケーションがデプロイ(パブリッシュ)されると、図5-27に示すように、アプリケーションがサーバーの子として「サーバー」ビューに表示されます。

    図5-27 プロジェクトをデプロイ(パブリッシュ)した後のサーバー・ビュー

    図5-27の説明が続きます
    「図5-27 プロジェクトをデプロイ(パブリッシュ)した後のサーバー・ビュー」の説明

5.3.7 Oracle CEPサーバーの接続およびコントロール設定の構成方法

サーバーを作成した後、サーバー概要エディタを使用して、Oracle CEP IDE for EclipseがOracle CEPサーバーとの通信のために使用するすべての重要なサーバー接続およびコントロール設定を構成できます。

詳細は、次を参照してください:

Oracle CEPサーバーのために接続およびコントロール設定を構成するには:

  1. 「ウィンドウ」>「ビューの表示」>「サーバー」を選択します。

  2. 「サーバー」ビューで、サーバーをダブルクリックします。

    図5-28に示すように、サーバー概要エディタが表示されます。

    図5-28 サーバー概要エディタ

    図5-28の説明が続きます
    「図5-28 サーバー概要エディタ」の説明

  3. 表5-13に示すように、サーバー概要エディタを構成します。

    表5-13 サーバー概要エディタの属性

    属性 説明

    サーバー名

    このサーバーの名前。有用な識別子としてOracle CEP IDE for Eclipse内でのみ使用されます。

    詳細は、5.2.1項「ローカルOracle CEPサーバーおよびサーバー・ランタイムの作成方法」を参照してください。

    ホスト名

    サーバーがインストールされたホストの名前。

    詳細は、5.2.1項「ローカルOracle CEPサーバーおよびサーバー・ランタイムの作成方法」を参照してください。

    ランタイム環境

    このサーバー用に選択した現在インストールされているランタイム。

    プルダウン・メニューから、新しいランタイムを選択します。または、「編集」リンクをクリックして、選択したランタイムの構成を変更します。

    詳細は、5.2.1項「ローカルOracle CEPサーバーおよびサーバー・ランタイムの作成方法」を参照してください。

    ドメイン・ディレクトリ脚注 1 

    このサーバー用のドメインを含むディレクトリへの完全修飾パス。

    「参照」をクリックして、ディレクトリを選択します。

    デフォルト: ORACLE-CEP-HOME\user_projects\domains\ocep_domain\defaultserver

    起動スクリプト脚注 1

    Oracle CEP IDE for Eclipseにおいて、Oracle CEPサーバーを起動するために使用されるスクリプト。

    「参照」をクリックして、起動スクリプトを選択します。

    UNIXのデフォルト: ORACLE-CEP-HOME\user_projects\domains\ocep_domain\defaultserver\stopwlevs.sh

    Windowsのデフォルト: ORACLE-CEP-HOME\user_projects\domains\ocep_domain\defaultserver\stopwlevs.cmd

    停止スクリプト脚注 1

    Oracle CEP IDE for Eclipseにおいて、Oracle CEPサーバーを停止するために使用されるスクリプト。

    「参照」をクリックして、停止スクリプトを選択します。

    UNIXのデフォルト: ORACLE-CEP-HOME\user_projects\domains\ocep_domain\defaultserver\startwlevs.sh

    Windowsのデフォルト: ORACLE-CEP-HOME\user_projects\domains\ocep_domain\defaultserver\startwlevs.cmd

    デバッグ・ポート脚注 1

    Oracle CEPサーバーをデバッグするときに、Oracle CEP IDE for Eclipseが接続されるOracle CEPサーバー・ポート

    デフォルト: 8453

    リモート・サーバーIPアドレス脚注 2 

    リモートOracle CEPサーバーのIPアドレス。

    デフォルト: ローカルホストのIPアドレス

    リモート・サーバー・ポート脚注 2

    Oracle CEPドメインを表す、リモートOracle CEPサーバーDOMAIN_DIR/config/config.xmlファイルに指定されたポート。DOMAIN_DIRはドメイン・ディレクトリを示します。

    ポート番号は、Netio要素のポート子要素の値です。

    <Netio>
        <Name>NetIO</Name>
        <Port>9002</Port>
    </Netio>
    

    デフォルト: 9002

    ユーザー名脚注 2

    Oracle CEP IDE for Eclipseで、リモート・サーバーにログインするために使用されるユーザー名。

    デフォルト: wlevs

    ユーザー・パスワード脚注 2

    Oracle CEP IDE for Eclipseで、リモート・サーバーにログインするために使用されるパスワード。

    デフォルト: wlevs

    パブリッシュ

    デフォルトでは、アプリケーションを変更するときは、Oracle CEPサーバーに手動で変更をパブリッシュする必要があります。

    自動パブリッシュしないを選択して、自動パブリッシュを無効にします。

    デフォルト設定のオーバーライドを選択して、デフォルト自動パブリッシュ間隔をオーバーライドします。新しいパブリッシュ間隔(秒)を入力します。

    デフォルト: 自動パブリッシュしない

    タイムアウト

    起動(秒)フィールドに正の整数の秒数を入力して、Oracle CEPサーバーが起動すべき制限時間を指定します。

    デフォルト: 150秒

    停止(秒)フィールドに正の整数の秒数を入力して、Oracle CEPサーバーが起動すべき制限時間を指定します。

    デフォルト: 60秒。


    脚注 1  「ローカル・サーバー」をクリックして変更します。リモート・サーバーのランタイムおよびローカル・サーバー両方に適用します。

    脚注 2  「リモート・サーバー」をクリックして変更します。リモート・サーバーのみに適用します。

  4. 「ファイル」>「保存」を選択します。

  5. サーバー概要エディタを閉じます。

5.3.8 Oracle CEPサーバーのドメイン(ランタイム)設定の構成方法

サーバーを作成した後、Oracle CEP IDE for Eclipseを使用して、Oracle CEPサーバーconfig.xmlファイルのOracle CEPサーバー・ドメイン(ランタイム)設定を構成できます。

ローカルOracle CEPサーバーでは、サーバーおよびサーバー・ランタイム両方が同じホスト上にあり、リモートOracle CEPサーバーでは、サーバーおよびサーバー・ランタイムが別々のホスト上にあります。サーバーがリモート・ホスト上にあり、サーバー・ランタイムがローカル・ホスト(Oracle CEP IDE for Eclipseを実行するホスト)上にあります。

ローカルOracle CEPサーバーおよびリモートOracle CEPサーバーのどちらの場合も、ドメイン(ランタイム)設定を構成する場合は、ローカル・ホストのOracle CEPサーバーconfig.xmlのみを変更しています。

また、Oracle CEP IDE for Eclipseを使用して、Oracle CEP IDE for EclipseがOracle CEPサーバーと通信するために使用するすべての重要なサーバー接続およびコントロール設定を構成できます。

実行中のOracle CEPサーバーのconfig.xmlファイルに対して行った変更は、Oracle CEPサーバーを再起動するまで読み取られません。

Oracle CEP Visualizerを使用して実行中のOracle CEPサーバーのconfig.xmlファイルを変更した場合は、変更を保存するとすぐに実行中のOracle CEPサーバーに適用されます。Oracle CEP Visualizerは、Oracle CEPサーバーのconfig.xmlファイルを更新し、このconfig.xmlファイルの現在のファイル・システム・バージョンを現在のメモリ内のバージョンで上書きします。

Oracle CEPサーバーのconfig.xmlファイルを手動で編集して変更した後で、Oracle CEP Visualizerを使用してさらに変更を加えた場合は、手動で編集した変更は、Oracle CEP Visualizerによって上書きされます。

これを回避するには、Oracle CEPサーバーのconfig.xmlファイルを手動で編集する場合は、変更をランタイム構成に読み込むために必ずOracle CEPサーバーを停止してから再起動始し、その後でOracle CEP Visualizerを使用してさらに変更を加えてください。

詳細は、次を参照してください:

Oracle CEPサーバーのドメイン(ランタイム)設定を構成するには:

  1. 「ウィンドウ」>「ビューの表示」>「サーバー」を選択します。

  2. 「サーバー」ビューで、サーバーを右クリックして、図5-29に示すように、「ドメイン構成ファイルを開く」を選択します。

    図5-29 ドメイン構成ファイルの編集

    図5-29の説明が続きます
    「図5-29 ドメイン構成ファイルの編集」の説明

    図5-30に示すように、Oracle CEPサーバー・ドメイン構成ファイルconfig.xmlが開きます。

    図5-30 Oracle CEPドメイン構成ファイルconfig.xml

    図5-30の説明が続きます
    「図5-30 Oracle CEPドメイン構成ファイルconfig.xml」の説明

  3. 必要に応じて、ドメイン構成ファイルを編集します。

  4. 「ファイル」>「保存」を選択します。

  5. ドメイン構成ファイルを閉じます。

5.3.9 Oracle CEP IDE for EclipseからOracle CEP Visualizerを起動する方法

サーバーを作成した後、Oracle CEP IDE for EclipseからOracle CEP Visualizerを起動できます。

Oracle CEP Visualizerは、稼働しているOracle CEPサーバーの管理コンソールです。詳細は、『Oracle Complex Event Processing Visualizerユーザー・ガイド』を参照してください。

詳細は、5.2.1項「ローカルOracle CEPサーバーおよびサーバー・ランタイムの作成方法」を参照してください。


注意:

Oracle CEP Visualizerを使用してOracle CEPサーバーのconfig.xmlを変更(たとえばデータ・ソースを編集)した場合、config.xmlファイルを手動で変更した内容を上書きしてしまう場合があります。詳細は、5.3.8項「Oracle CEPサーバーのドメイン(ランタイム)設定の構成方法」を参照してください。

Oracle CEP IDE for EclipseからOracle CEP Visualizerを起動するには:

  1. サーバー(5.3.1項「ローカルOracle CEPサーバーの起動方法」を参照)を起動します。

  2. 「サーバー」ビューで、稼働しているサーバーを右クリックして、図5-31に示すように、「CEP Visualizerを開く」を選択します。

    図5-31 Oracle CEP Visualizerの開始

    図5-31の説明が続きます
    「図5-31 Oracle CEP Visualizerの開始」の説明

    図5-32に示すように、Oracle CEP Visualizerが開きます。

    図5-32 Oracle CEP Visualizer

    図5-32の説明が続きます
    「図5-32 Oracle CEP Visualizer」の説明

  3. 『Oracle CEP Visualizerユーザー・ガイド』の説明に従って、Oracle Complex Event Processing Visualizerを使用します。

5.4 Oracle CEPサーバー上で実行されているOracle CEPアプリケーションのデバッグ

Oracle CEPアプリケーションはJavaアプリケーションであるため、このアプリケーションでは、Eclipseで提供されるツールを含む標準のJavaデバッグ・ツールを使用できます。

この項では次について説明します:

また、ロード・ジェネレータおよびcsvgenアダプタを使用して、テスト用のデータフィードをシミュレートできます。詳細は、第25章「ロード・ジェネレータおよびcsvgenアダプタによるアプリケーションのテスト」を参照してください。

5.4.1 Oracle CEPサーバー上で実行されるOracle CEPアプリケーションのデバッグ方法

この項では、Oracle CEPサーバー上で実行されるOracle CEPアプリケーションのデバッグ方法について説明しています。

Oracle CEPサーバー上で実行されるOracle CEPアプリケーションをデバッグするには:

  1. デバッグするJavaコードにブレークポイントを設定します。

    この場合、ブレークポイントを設定するには、エディタの余白で右クリックして、図5-33に示すように、ブレークポイントの切替えを選択します。

    図5-33 ブレークポイントの設定

    図5-33の説明が続きます
    「図5-33 ブレークポイントを設定」の説明

  2. 「ウィンドウ」>「ビューの表示」>「サーバー」を選択します。

  3. 図5-34に示すように、次のいずれかを選択して、サーバーをデバッグ・モードで起動します。

    1. 「サーバー」ビュー・ツール・バーでデバッグ・モードでサーバーの起動アイコンをクリックします。

    2. 「サーバー」ビューでサーバーを右クリックして、「デバッグ」を選択します。

    図5-34 デバッグ・モードでOracle CEPサーバーの起動

    図5-34の説明が続きます
    「図5-34 デバッグ・モードでOracle CEPサーバーの起動」

  4. サーバーが起動し、ブレークポイントに到達するとスレッドが停止されます。

    Oracle CEP IDE for Eclipseが自動的にデバッグ・パースペクティブに切り替わらない場合、パースペクティブに切り替えるには、「ウィンドウ」>パースペクティブを開く > 「その他」を選択して、パースペクティブのリストから「デバッグ」オプションを選択します。

  5. デバッグ・パースペクティブを使用して、アプリケーションをデバッグします。


    注意:

    場合によっては、行番号の情報が欠落しているためにブレークポイントのインストールに失敗したことを示す警告のダイアログ・ボックスが表示される場合があります。このダイアログはコアEclipseデバッガから出され、通常Oracle CEPサービス・エンジン・アプリケーションにおいては問題ありません。再び確認しないチェック・ボックスを選択して、デバッグを続行します。 

  6. デバッグを完了したら、通常どおりにサーバーを停止できます(5.3.2項「ローカルOracle CEPサーバーの停止」を参照)。