ヘッダーをスキップ
Oracle® Fusion Middleware Oracle Identity Managerシステム管理者ガイド
11g リリース1 (11.1.1)
B62264-01
  目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
 
次
 

21 フォーム・バージョン制御ユーティリティの使用方法

この章では、フォーム・バージョン制御(FVC)ユーティリティの有効範囲、コンテンツおよび説明を示します。内容は次のとおりです。

21.1 FVCユーティリティの有効範囲

次の表に、このユーティリティで実装される機能の有効範囲を示します。

機能 実装(はい/いいえ) コメント
プロセス・フォーム・バージョンのアップグレード はい ターゲット・フォーム・バージョンが存在し、かつアクティブなフォーム・バージョンであることを確認してください。
子フォーム・バージョンのアップグレード はい 子フォーム・バージョンは、アクティブな親フォームに属する子フォームに、自動的にアップグレードされます。
親フォームの値のアップグレード はい ターゲット・フォーム・バージョンが存在し、かつアップグレード対象の値を持つフィールドが含まれていることを確認してください。
子フォームの値のアップグレード はい ターゲット子フォームが存在し、かつユーザーに対してその子フォームがプロビジョニングされていることを確認してください。
子フォームの値の挿入 はい アクティブな親フォームに属する子フォーム・バージョンに、挿入対象のフィールドが存在することを確認してください。

21.2 FVCユーティリティのコンテンツ

次の表に、FVCユーティリティを構成するファイルの名前とパスのリストと説明を示します。

ファイル名(パス付き) 説明
OIM_DC_HOME\xlclient\lib\xlFvcUtil.jar
このJARファイルには、フォーム・バージョン制御ユーティリティを実行するのに必要な、このユーティリティのクラスが含まれます。
OIM_DC_HOME\xlclient\xlFvcUtil.ear
このEARファイルには、フォーム・バージョン制御ユーティリティを実行するのに必要な、このユーティリティのクラスが含まれます。
OIM_DC_HOME\xlclient\fvc.properties
このファイルには、ソースおよびターゲットのフォーム・バージョン、それらのフィールドと値、および子フォームの情報に関するすべての構成プロパティが含まれます。
OIM_DC_HOME\xlclient\fvcutil.cmd
OIM_DC_HOME\xlclient\fvcutil_websphere.cmd
これらのスクリプトは、Microsoft Windowsシステムでフォーム・バージョン制御ユーティリティを実行するために使用されます。このスクリプトを実行する場合、次のコマンドに示すように、Oracle Identity Manager管理者のユーザー名およびパスワードを指定する必要があります。

OIM_DC_HOME\xlclient\fvcutil.cmd OIM_ADMINISTRATOR_LOGIN OIM_ADMINISTRATOR_PASSWORD


21.3 FVCユーティリティの説明

フォーム・バージョン制御ユーティリティは、カスタム・プロセス・フォームのバージョン番号フィールドおよび追加のプロセス・フォーム・フィールドのデータを更新するように設計されています。このユーティリティは、コマンド・コンソールから起動され、ログイン用のコマンドライン・パラメータおよびプロパティ・ファイルを使用して動作します。このパラメータのプロパティおよびユーザーのログインとパスワードの妥当性が検証され、エラーが発生した場合には、それを通知する適切なエラー・メッセージが作成されます。

21.4 FVCユーティリティの機能

FVCユーティリティの概要は次のとおりです。