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Oracle® Fusion Middleware Content Serverアプリケーション管理者ガイド
11g リリース1 (11.1.1)
B65036-01
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1 概要

この項では、このガイドの情報の概要について説明します。次の項目について説明します。

1.1 このガイドについて

このガイドでは、次のコンテンツ・サーバー・アプリケーション管理の概念および作業について説明します。

1.2 新機能

この項では、このリリースのContent Serverについて、このガイドに記載されている機能に対する変更の概要を簡単に説明します。

1.3 コンテンツ・サーバー・システムについて

この項には、次の項目が含まれます。

1.3.1 コンテンツ・サーバーの目的

コストの低いアクセス・ポイントとしてWebサイトを使用して、ビジネス情報を共有、管理および配布するためにコンテンツ・サーバーを使用します。

このソフトウェアは、Webを対象として設計されており、チェックイン、チェックアウト、リビジョン管理、Web対応フォーマットでの自動公開機能を備えた、中規模から大規模企業向けのセキュアかつ優れたビジネス・ライブラリ構築ソリューションであると認められています。権限のあるユーザーは、現在の情報をいつでも、どこでも使用できます。手紙、レポート、製品図面、スプレッドシート、マニュアル、販促資料などのほとんどあらゆるタイプのファイルを1つの強力なナレッジ配布システムでリンクできます。

1.3.2 ユーザー・タイプ

コンテンツ・サーバーは、次の2タイプのユーザーおよび2タイプの管理者向けに設計されています。

  • コンシューマ: ファイルの検索、表示および印刷のみを必要とするユーザー。

  • コントリビュータ: ファイルを作成および改訂する必要があるユーザー。

  • 管理者: インスタンス全体を管理する管理者。

  • サブ管理者: インスタンスのサブセットを管理する管理者

一般的なシステムでは、ユーザーの多くはコンシューマです。コンシューマは、ファイルにセキュリティが設定されている場合を除き、ユーザー名とパスワードがなくてもコンテンツ・サーバー・システムにアクセスできます。ファイルの整合性を維持するために、コントリビュータがシステムにファイルをチェックインしたり、システムからファイルをチェックアウトする場合には、ユーザー名とパスワードが必要です。

一般的に、ほとんどの管理者はサブ管理者です。システム管理者がサブ管理者に割り当てた権限に対応するソフトウェアの管理部分を担当します。

1.4 管理アプリケーション

システムには、コンテンツ・サーバー・ユーザー・アクセスを構成およびメンテナンスするための管理アプリケーションが用意されています。


注意:

ブラウザからJavaアプレット(コンテンツ・サーバーの管理アプレットや複数ファイル・アップロード・アプレットなど)を開く場合は、SunのJDKバージョン1.6 Javaプラグインを使用することをお薦めします。

管理ページから、管理アプレットや構成ツールのページにアクセスできます。このページにアクセスするには、管理者またはサブ管理者としてログインし、ポータル・ナビゲーション・バーの「管理」トレイをクリックします。「管理アプレット」をクリックします。

図1-1 「管理アプレット」メニュー

図1-1については周囲のテキストで説明しています。

多くのアプリケーションは、サーバーでスタンドアロン・アプリケーションとして起動したり、ブラウザからアプレットとして起動したり、各ツールの「アプリケーション」メニューから起動したりできます。

1.4.1 管理アプリケーションのアプレットとしての実行

コンテンツ・サーバーの管理アプリケーションのいくつかは、コンテンツ・サーバーにアクセス可能な任意のブラウザからアプレットとして実行できます。アプレットは、リモート管理に役立ちます。

バッチ・ローダー、コンポーネント・ウィザード、システム・プロパティおよびContent Serverアナライザの各ユーティリティは、アプレットとして実行することはできません。セキュリティ上の理由から、これらのユーティリティは、コンテンツ・サーバーがインストールされているコンピュータからスタンドアロン・モードで実行する必要があります。スタンドアロン・モードでの管理アプリケーションの実行を参照してください。

アプリケーションのスタンドアロン・バージョンで使用可能な機能の一部は、アプレット・バージョンでは使用できません。詳細は、各アプリケーションのドキュメントを参照してください。

管理アプリケーションをJava対応のブラウザ内でJavaアプレットとして実行するには、次の手順に従ってください。

  1. ブラウザ・ウィンドウを開きます。

  2. コンテンツ・サーバーに管理者としてログインします。

  3. ポータルのナビゲーション・バーで「管理」トレイ・リンクをクリックします。

  4. 「管理アプレット」リンクをクリックします。

1.4.2 スタンドアロン・モードでの管理アプリケーションの実行

コンテンツ・サーバーがインストールされているコンピュータから、すべてのコンテンツ・サーバー管理アプリケーションをスタンドアロン・モードで実行できます。これらのプログラムを起動するのに必要な方法は、WindowsインストールとUNIXインストールとで若干異なります。

スタンドアロン・バージョンでのアプリケーションの実行は、ブラウザ・アプレットでの実行よりも安全であり、Web上やネットワーク上でパスワードをキャプチャされたりコピーされたりすることなくパスワードを送信できます。

1.4.2.1 Windowsシステムの場合

Windowsオペレーティング・システムでスタンドアロン管理アプリケーションを実行するには、次の操作を実行します。

  1. Windowsの「スタート」メニューからアプリケーションを選択します。

    • 構成アプリケーションを実行するには、「スタート」「プログラム」「コンテンツ・サーバー」<インスタンス><アプリケーション>を選択します。

    • 管理ユーティリティを実行するには、「スタート」「プログラム」「コンテンツ・サーバー」<インスタンス>「ユーティリティ」<ユーティリティ>を選択します。

    コンポーネント・ウィザードおよびシステム・プロパティを除くすべてのアプリケーションでは、ログイン画面が表示されます。コンポーネント・ウィザードおよびシステム・プロパティでは、アプリケーションのメイン画面が表示されます。


    ヒント:

    ログイン画面またはアプリケーション画面が表示されるまでに数秒かかることがあります。また、画面が他のウィンドウの下に隠れることがあります。

  2. 管理者のログイン名とパスワードを入力します。

  3. 「OK」をクリックします。

    アプリケーションのメイン画面が表示されます。

1.4.2.2 UNIXシステムの場合

UNIXオペレーティング・システムでスタンドアロン管理アプリケーションを実行するには、次の操作を実行します。

  1. DomainHome/ucm/cs/bin/ディレクトリにナビゲートします。

  2. 実行可能なアプリケーションが一覧表示されます。./application_nameと入力します。application_nameは実行可能ファイルの名前です。アプリケーションが一覧表示されない場合は、IntradocAppアプリケーションへのパラメータとしてアプリケーション名を入力できます。次に例を示します。

    % ./IntradocApp Workflow
    
  3. [Enter]を押します。

    コンポーネント・ウィザードおよびシステム・プロパティを除くすべてのアプリケーションでは、ログイン画面が表示されます。コンポーネント・ウィザードおよびシステム・プロパティでは、アプリケーションのメイン画面が表示されます。

  4. 管理者のログイン名とパスワードを入力します。

  5. 「OK」をクリックします。

    アプリケーションのメイン画面が表示されます。