Oracle® Fusion Middleware Oracle Content Serverユーザーズ・ガイド 11g リリース1(11.1.1) B65038-01 |
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この章では、Digital Asset Manager機能を使用して、Oracle Content Server内からイメージおよびビデオを管理する方法について説明します。この機能はデフォルトでインストールされますが、無効化されています。サイトでこの機能を有効化するかどうかは、システム管理者が決めます。この章の内容は次のとおりです。
Digital Asset Managerを使用すると、ビジネス・ニーズを満たす様々なサイズ、フォーマット、解像度のイメージやビデオを迅速に検索、グループ化、変換およびダウンロードできます。さらに、組織全体で使用する上での一貫性も完全に維持されます。たとえば、組織は、広告、Webページ、プレゼンテーションなどの用途にあわせて、様々なサイズのロゴを用意できます。また、各種フォーマットの研修ビデオを準備して、イントラネット上でストリーム配信したり、対象者に提供したり、テープにコピーできます。
システム管理者や他のコントリビュータと協力して、サイズや出力を適切に定義してください。デジタル・アセットは、チェックイン時に、レンディションと呼ばれる定義済のフォーマットおよびサイズに自動的に変換されます。これにより、標準のメタデータやクローズド・キャプション・テキスト(ビデオ・アセットの場合)を使用して、アセットを検索できるようになります。レンディション情報ページでは、デジタル・アセット・バスケットにレンディションを追加したり、必要なレンディションが格納された1つの圧縮ファイルをダウンロードできます。
Digital Asset Managerを使用する場合、次のページがOracle Content Serverに追加されます。
content-serverのDAM検索フィールド管理ページ
リンクした電子メールの確認
イメージ・データ・ページ
添付の追加/添付の編集ページ
また、コンテンツ・チェックイン・ページ、コンテンツ情報ページ、コンテンツ情報の更新ページ、すべての検索結果ページおよび「コンテンツ・サーバー」トレイにも、Digital Asset Managerの機能が追加されます。
この項の内容は次のとおりです。
Digital Asset Managerを使用すると、指定したフォーマットおよびサイズのイメージやビデオを作成したり、検索できます。これにより、組織はブランド設定時やアセット使用時に一貫した標準を維持できるだけでなく、適切な人に適切なフォーマットで適切なコンテンツを提供できるようになります。
デジタル・アセットをOracle Content Serverにチェックインすると、Digital Asset Managerによって複数のフォーマットのデジタル・アセットが自動的に作成され、それらのフォーマットが1つのコンテンツIDで表示されます。企業アートワークや商用ビデオなどのデジタル・アセットでは、組織が求める各フォーマットで標準的なサイズと品質が保たれます。Oracle Content Serverのコンテンツ管理およびワークフロー機能では、承認済のバージョンしか使用されません。Digital Asset Managerでは、Oracle Content Serverで管理されている単一のソースに基づいてデジタル・アセットが作成されるためです。
Digital Asset Managerにより、デジタル・アセットを使用する場合に、確実に自分のニーズに合ったフォーマットの承認済アセットを使用できるようになります。たとえば、Webサイト向けフォーマットのロゴ・イメージは、オフィスのプレゼンテーションや販促用印刷物向けの他のフォーマットのロゴとバンドルして、一緒にダウンロードされるようにすることができます。これらのロゴはすべて、Oracle Content Serverにチェックインされた単一のデジタル・アセットから作成されるものです。また、研修ビデオの低帯域幅バージョンをストリーミング・サーバーに投稿し、一方で高帯域幅バージョンをテープやDVDへの複製用としてベンダーに提供できます。
Digital Asset Managerによって作成される各フォーマットはレンディションと呼ばれます。各イメージ・レンディションは、システム管理者が定義したサイズ、色、フォーマットなどの条件に関する情報に基づいて作成されます。各ビデオ・レンディションは、表示サイズ、帯域幅、想定される用途に関する情報に基づいて作成されます。レンディションは、レンディション・セットにグループ化されます。デジタル・アセットをチェックインするときに、レンディション・セットを選択します。これによって、そのアセット用にどのレンディションが作成されるかが決まります。使用するデジタル・アセットを検索すると、対応するレンディション情報ページにそのアセットのすべてのレンディションが表示されます。このページからそれらのレンディションをダウンロードできます。
サポートされる入力フォーマットは、使用されるグラフィック/ビデオ変換アプリケーション(システム管理者が設定)によって異なります。
一般的なイメージ入力フォーマットは次のとおりです。
イメージ・ビデオ・フォーマット
Flashメディア・フォーマット
MPEG Layer 3およびLayer 4 Elementary Streamメディア・フォーマット
PacketVideo MPEG4フォーマット
QuickTimeメディア・フォーマット
QuickTimeストリーミング・フォーマット
Windowsメディア・フォーマット
AVIメディア・フォーマット
DVDストリーム・メディア・フォーマット
MPEG1システム・ストリーム・メディア・フォーマット
MPEG2プログラム・ストリーム・メディア・フォーマット
MPEG2トランスポート・ストリーム・フォーマット
MPEG4メディア・フォーマット
Pinnacle MediaStreamメディア・フォーマット
サポートされているフォーマットの完全なリストについては、変換アプリケーションのドキュメントを参照してください。
システム管理者は、Oracle Content Server構成マネージャを使用して、変換アプリケーションでサポートされているフォーマットをOracle Content Serverにおける変換プロセスに関連付ける必要があります。サポートされているフォーマットがレンダリングされない場合は、システム管理者に問い合せてください。
出力フォーマットは、使用しているブラウザで事実上表示できるものに制限されます。Webブラウザで表示できるのは、Windows Media Player、Real Player、Flash PlayerまたはQuicktime Playerでサポートされている出力フォーマットのみです。これらのプレーヤでサポートされていないフォーマットでレンダリングされたアセットも、Oracle Content Serverで管理されますが、ダウンロード以外には使用できません。
Digital Asset Managerで現在サポートされているビデオ出力フォーマットは次のとおりです。
MPEG Layer 1、2および4(.mpg、.mpeg、.mp2、.mp4)
Quicktime(.mov)
Audio Video Interleave(.avi)
Flash Video(.flv)
ここに記載されていない他の出力フォーマットも、メディア・プレーヤでサポートされていれば、システム管理者が適切に設定することで動作する場合があります。フォーマットを追加する必要がある場合は、システム管理者に問い合せてください。メディア・プレーヤでサポートされているフォーマットについては、プレーヤのヘルプ・システムを参照してください。
Digital Asset Managerがインストールされている場合、レンディション・セットのリストが表示されます。
デジタル・アセットをチェックインするには、次の手順を実行します。
コンテンツ・チェックイン・フォームを開きます。
レンディション・セットのリストからレンディション・セットを選択します。
アセットのタイトルとその他のメタデータを入力します。タイトルは249文字以下で入力する必要があります。
「参照」をクリックして、プライマリ・ファイルを探します。
「チェックイン」をクリックします。チェックインの確認ページが開きます。
Oracle Content Serverでは、.psd、.jpg、.mov、.aviなどのファイル拡張子に基づいて、アイテムがデジタル・アセットであることを判断します。Oracle Content Serverにチェックインするデジタル・アセットのファイル名には、正しいファイル拡張子を付ける必要があります。たとえば、CorporateLogo.psdというPhotoshopファイルはOracle Content Serverでデジタル・アセットとして正しく識別されますが、CorporateLogoというファイルは正しく識別されません。
デジタル・アセットをチェックインするときには、代替ファイルを選択しないでください。代替ファイルを選択すると、プライマリ・ファイルがレンダリングされなくなります。
Digital Asset Managerは、Oracle Content Serverの機能に基づいて動作します。デジタル・アセットの検索は、他のタイプのコンテンツを検索する場合と同じです。デジタル・アセットの場合、標準の検索結果ページに追加のアイコンが表示されます。「レンディション情報」アイコンは、アセットのレンディション情報ページとリンクしています。
イメージやビデオを操作する場合、必要に応じてデフォルトの検索結果ビューをサムネイル表示に設定できます。そのためには、検索結果ページの「コンテンツ・アクション」メニューで「サムネイル表示」を選択します。
Oracle Content Serverにデジタル・アセットをチェックインすると、チェックイン時に選択したレンディション・セットに基づいて複数のレンディションが作成されます。標準コンテンツの場合と同様に、元のコンテンツ・アイテムに関する情報が索引付けされ、コンテンツ情報ページに表示されます。ただし、デジタル・アセットの場合、作成されたレンディションに関する情報もレンディション情報ページ、ストーリボードおよびクローズド・キャプション・テキスト(ビデオ・アセットの場合)に表示されます。
レンディション情報ページにアクセスするには、コンテンツ情報ページのリンクを使用するか、検索結果ページの「レンディション情報」アイコンを使用するか、アイテムの「アクション」メニューにある「レンディション情報」リンクを使用します。
レンディション情報ページには、アセットのレンディションのリストと各レンディションに関する様々な情報が表示されます。
レンディション情報ページへのアクセス
Oracle Content Serverの任意のページからデジタル・アセットのレンディション情報ページにアクセスするには、次の手順のいずれかを実行します。
レンディション情報を表示するデジタル・アセットを検索します。
検索結果ページで該当するデジタル・アセットの横にある「レンディション情報」アイコンをクリックするか、アイテムの「アクション」メニューで「レンディション情報」を選択します。レンディション情報ページが開きます。
また、次の手順を実行して、デジタル・アセット・バスケットからレンディション情報ページにアクセスすることもできます。
「コンテンツ・サーバー」トレイ、「バスケット」、「デジタル・アセット・バスケット」の順にクリックします。
デジタル・アセット・バスケットで該当するデジタル・アセットの横にある「レンディション情報」アイコンをクリックします。レンディション情報ページが開きます。
レンディション情報ページが開いたら、ページの上部にあるタブをクリックして、そのアセットのコンテンツ情報ページ、レンディション情報ページおよびイメージ・データ・ページを切り替えます。
イメージ・データ・ページには、Oracle Content Serverにチェックインされたネイティブ・イメージ・ファイルに関する情報が表示されます。ただし、その情報がどのようなものであり、どのように表示されるかは、次の因子によって決まります。
カメラやアプリケーションで取得される特定の情報
イメージがデジタル・カメラによって生成されたか、アプリケーション(Photoshopなど)によって生成されたか。
イメージ情報
表示される特定の情報は、イメージの生成に使用されるカメラやアプリケーションのタイプによって変わります。各種デジタル・カメラで収集される情報は、カメラの特徴や機能に応じて異なります。
また、カメラによっては、GPSシステムが組み込まれていて、イメージ・ファイルにGPS座標を記録できる場合もあります。そのような機能がなく、情報をイメージ・データ・ページに出力できないカメラもあります。同様に、PhotoshopやPaint Shop Proなどのアプリケーションでは、それぞれの機能セットに固有の異なる情報が生成されます。
表示フォーマット
「イメージ・データ」タブに情報がどのように表示されるかは、ネイティブ・イメージ・ファイルがデジタル・カメラによって生成されたJPEGであるのか、アプリケーションによって生成されたものであるのかによって変わります。デジタル・カメラでは、XMP標準(Extensible Metadata Platform)のサブセットであるEXIF標準(Exchangeable Image File Format)を使用して情報が格納されます。どちらの方法でも、Oracle Outside InフィルタによってXMLを生成してデータを構造化します。
イメージがデジタル・カメラによって生成されたJPEGである場合、Outside Inによってドキュメント・タイプがJPEG File Interchangeとして指定され、EXIFデータが「イメージ・データ」タブに単純なリストで表示されます。イメージがAdobe Photoshopなどのアプリケーションによって生成されたものである場合、Outside Inによってドキュメント・タイプがアプリケーション固有として指定され(document type="Adobe Photoshop"
など)、XMPデータが「イメージ・データ」タブに階層構造で表示されます。
注意: イメージがPhotoshopで処理されたデジタル写真である場合、EXIFデータはXMPデータの一部として集約およびフォーマット設定されます。EXIFはXMPのサブセットであるためです。 |
図11-8に、チェックインされたデジタル写真の「イメージ・データ」タブのコンテンツを示します。この場合、イメージのサムネイルと写真のデジタル・プロパティが情報として表示されています。
図11-9に、Photoshopドキュメントの「イメージ・データ」タブのコンテンツを示します。この場合、XMPデータが階層構造で表示されています。
イメージ・データ・ページへのアクセス
Oracle Content Serverの任意のページからデジタル・アセットのイメージ・データ・ページにアクセスするには、次の手順のいずれかを実行します。
レンディション情報を表示するデジタル・アセットを検索します。
レンディション情報ページまたはコンテンツ情報ページのいずれかにナビゲートし、「イメージ・データ」タブをクリックします
「イメージ・データ」タブをクリックします。
また、次の手順を実行して、デジタル・アセット・バスケットからイメージ・データ・ページにアクセスすることもできます。
「コンテンツ・サーバー」トレイ、「バスケット」、「デジタル・アセット・バスケット」の順にクリックします。
デジタル・アセット・バスケットで該当するデジタル・アセットの横にある「レンディション情報」アイコンをクリックします。レンディション情報ページが開きます。
イメージ・データ・ページが開いたら、ページの上部にあるリンクをクリックして、そのアセットのコンテンツ情報ページ、レンディション情報ページおよびイメージ・データ・ページを切り替えます。
レンディション・パラメータ・ページにアクセスするには、レンディション情報ページでレンディション名の横にある「レンディション名」情報アイコンをクリックします。
イメージのレンディションが失敗した場合、レンディション情報ページの「レンディション」セクションの「フォーマット」列にそのレンディションについて「変換されませんでした」
と表示されます。レンディションが失敗した場合は、レンディション・パラメータ・ページに失敗原因に関する情報が表示されます。
特定の各レンディションのパラメータにアクセスするには、次の手順を実行します。
レンディション情報ページにアクセスします。
「レンディション名」情報アイコンをクリックします。レンディション・パラメータ・ページが開きます。
ビデオのレンディションを再生するには、レンディション情報ページのプレビュー・セクションを使用するか、コンテンツ情報ページ、デジタル・アセット・バスケットまたは検索結果ページでWeb表示可能リンクをクリックします。プレビュー・ウィンドウのデフォルトとして使用されるフォーマットは、ビデオ・プリファレンス・ページで指定する情報に基づいて自動的に決定されます。レンディション情報ページのストーリボードに表示されるキーフレームの数や、プレビューの優先帯域幅を指定することもできます。
ビデオ・プリファレンス・ページのその他の機能では、レンディション・フォーマット別にビデオ・プレーヤを指定したり、レンディション情報ページのプレビュー表示に影響する「プレーヤなし」オプションおよびフォーマットなしオプションを設定できます。レンディションをスタンドアロン・プレーヤで開いて再生するには、レンディション情報ページのレンディション・セクションでレンディション名をクリックします。選択されるプレーヤは、Video Managerではなく、コンピュータやブラウザに固有のファイル・フォーマットおよびヘルパー・アプリケーション設定によって決まります。
ビデオ・プリファレンス・ページへのアクセス
ビデオ・プリファレンス・ページにアクセスするには、次の手順を実行します。
レンディション情報・ページにアクセスするか、「コンテンツ・サーバー」トレイをクリックします。
「ビデオ・プリファレンス」をクリックします。ビデオ・プリファレンス・ページが開きます。
ページ・アイテム | 説明 |
---|---|
ビデオ・フォーマット・プリファレンス順序 | 各レンディションのレンディション情報ページのプレビュー・セクションで使用されたり、検索結果、デジタル・アセット・バスケットまたはコンテンツ情報ページでレンディションのWeb表示可能リンクをクリックしたときに使用される優先メディア・フォーマットを指定します。レンディション・セットに含まれるレンディションが優先フォーマットになっていない場合もあるため、Video Managerでは、このリストにあるフォーマットを上位から順に使用してレンディションが再生されます。
「プレーヤなし」オプションを使用すると、プリファレンスに応じて、このリスト内のメディア・フォーマットが1つ以上抑制されます。「プレーヤなし」オプションの配置によって、使用可能なメディア・フォーマットが決まります。たとえば、WindowsMediaの直後に「プレーヤなし」オプションを移動すると、それ以降のフォーマットは無視されます。詳細は、11.2.9.1項「フォーマットなしオプション」を参照してください。 |
上へ移動 | 選択したメディア・フォーマットをプリファレンス順序の上位に移動します。 |
下へ移動 | 選択したメディア・フォーマットをプリファレンス順序の下位に移動します。 |
ビデオ・バンド幅プリファレンス | レンディション・リスト内のサイズ情報を使用して、ストリーミングおよびローカル・ビデオの優先サイズを指定します。
低: モデムでダイヤルインしてVideo Managerに接続する場合、小さなサイズのビデオが最適です。 高: 企業ネットワークやブロードバンド・インターネット接続などの高速接続を使用してVideo Managerに接続する場合、大きなサイズのビデオが最適です。 |
キーフレーム・セグメントの最大長 | レンディション情報ページのストーリボード・セクションに各ドリルダウン・レベルで表示されるキーフレームの最大数を指定します。 |
フォーマット別プレーヤ・プリファレンス | リストに含まれるメディア・フォーマット別にビデオ・プレーヤを指定できます。詳細は、11.2.9.2項「「プレーヤなし」オプション」を参照してください。 |
更新 | ビデオ・プリファレンス・ページで行った変更を送信します。 |
ビデオ・プリファレンス・ページの「ビデオ・フォーマット・プリファレンス順序」セクションでフォーマットなしオプションにどのような優先度を割り当てるかによって、レンディション情報ページのプレビュー領域にビデオ・プレビュー・プレーヤが表示されるかどうかが決まります。たとえば、次の図は、このレンディション・セットに優先ビデオ・フォーマットが何も含まれていないことを示しています。つまり、このセットに含まれるフォーマットはすべて「ビデオ・フォーマット・プリファレンス順序」のフォーマットなしオプションの下に表示されます。これは、これらのフォーマットが抑制されていることを意味します。
ビデオ・プリファレンス・ページの「フォーマット別プレーヤ・プリファレンス」セクションでは、リストに含まれるメディア・フォーマット別にビデオ・プレーヤを設定できます。たとえば、Quicktimeのプリファレンスをフォーマットなしオプションに設定した場合、次の図に示すように、レンディション情報ページのプレビュー領域でそのフォーマットが抑制されます。「このレンディションの直接アクセス」をクリックすると、新しいウィンドウが開き、該当するデフォルト・プレーヤを使用してビデオが再生されます。
Digital Asset Managerを使用すると、レンディションが自動的に作成されるだけでなく、現在作業中のレンディションを格納できる個人用スペースも提供されます。これは、デジタル・アセット・バスケットと呼ばれます。デジタル・アセット・バスケットはユーザーに固有のものであり、その中にはユーザーが指定したレンディションのみが格納されます。
検索結果ページ、レンディション情報ページまたはコンテンツ情報ページのアイテムをデジタル・アセット・バスケットに追加できます。デジタル・アセット・バスケット内のアイテムを表示するには、「コンテンツ・サーバー」トレイで「バスケット」、「デジタル・アセット・バスケット」の順にクリックします。
デジタル・アセット・バスケットには、意図的に、同じデジタル・アセットの複数のリビジョンのレンディションを格納できます。バスケットを使用すると、企業のロゴやビデオなどのアセットのレンディションをすばやく検索できますが、アクセスしているアセットが最新リビジョンでない可能性があることに留意してください。より新しいリビジョンがOracle Content Serverにチェックインされると、「説明」列のリビジョン番号の横に通知が表示されます。この通知をクリックすると、最新リビジョンのコンテンツ情報ページが表示されます。
レンディションに対して実行できるタスクは次のとおりです。
デジタル・アセット・バスケットには、デジタル・アセットの任意のリビジョンの任意のレンディションを格納できます。また、コンテンツ・アイテムの任意のリビジョンのWeb表示可能ファイルやネイティブ・ファイルも格納できます。ただし、リビジョンがOracle Content Serverでリリースされている場合にかぎります。
デジタル・アセット・バスケットでは、1つ以上のアセットからレンディションを選択して1つのファイルに圧縮し、ローカルまたはネットワークのドライブにダウンロードしたり、選択したレンディションへのリンクを電子メールで送信できます。また、デジタル・アセット・バスケットを使用して、コンテンツ・アイテムやデジタル・アセットのコンテンツ情報ページおよびレンディション情報ページにアクセスすることもできます。
次のページのアイテムをデジタル・アセット・バスケットに追加できます。
レンディション情報ページ(ネイティブ・ファイルおよびすべてのレンディション)
コンテンツ情報ページ(ネイティブ・ファイルおよびWeb表示可能ファイルのみ)
検索結果ページ(ネイティブ・ファイルおよびWeb表示可能ファイルのみ)
デジタル・アセット・バスケットにレンディションを追加しても、デジタル・アセット・バスケット・ページの先頭に表示されるとはかぎりません。デジタル・アセット・バスケット内のアイテムは、最初にコンテンツIDに基づいて降順にソートされ、次にリビジョン番号に基づいて降順にソートされます。デジタル・アセット・バスケットにコンテンツ・アイテム・リビジョンのレンディションが含まれている場合、そのリビジョンのリストにその他のレンディションが追加されます。また、デジタル・アセット・バスケット内のコンテンツ・アイテムの新しいリビジョンがOracle Content Serverにチェックインされると、「説明」列のリビジョン番号の横に通知が表示されます。この通知をクリックすると、最新リビジョンのコンテンツ情報ページが表示されます。
レンディション情報ページからレンディションをデジタル・アセット・バスケットに追加するには、次の手順を実行します。
アセットのレンディション情報ページにアクセスします。レンディション情報ページが開きます。
デジタル・アセット・バスケットに追加するレンディションの横にあるチェック・ボックスを選択します。
「レンディション」リストで、「バスケットに追加」を選択します。デジタル・アセット・バスケット・ページが開き、そのアイテムの「選択したレンディション」列に、選択したレンディションが表示されます。
デジタル・アセット・バスケットにすべてのレンディションを追加するには、すべてのアイテムを選択します。このオプションを使用する場合は、レンディションの横にあるチェック・ボックスを選択する必要はありません。
コンテンツ情報ページからネイティブ・ファイルまたはWeb表示可能ファイルをデジタル・アセット・バスケットに追加するには、次の手順を実行します。
アイテムのコンテンツ情報ページにアクセスします。
「コンテンツ・アクション」メニューで、次のいずれかを選択します。
デジタル・アセット・バスケットへのネイティブ・ファイルの追加
デジタル・アセット・バスケットへのWeb表示可能ファイルの追加
デジタル・アセット・バスケット・ページが開き、そのアイテムの「選択したレンディション」列に、選択したアイテムが表示されます。
コンテンツ情報ページを使用して、ネイティブ・ファイルとWeb表示可能ファイルの両方を同時にデジタル・アセット・バスケットに追加することはできません。アイテムがデジタル・アセットであり、そのレンディション情報ページが存在する場合は、そのページを使用して、複数のアイテムを同時にデジタル・アセット・バスケットに追加できます。
検索結果ページからネイティブ・ファイルまたはWeb表示可能ファイルをデジタル・アセット・バスケットに追加するには、次の手順を実行します。
検索結果ページで、デジタル・アセット・バスケットに追加する1つ以上のアイテムの横にあるチェック・ボックスを選択します。
「コンテンツ・アクション」メニューで、次のいずれかを選択します。
デジタル・アセット・バスケットへのネイティブ・ファイルの追加
デジタル・アセット・バスケットへのWeb表示可能ファイルの追加
デジタル・アセット・バスケット・ページが開き、そのアイテムの「選択したレンディション」列に、選択したアイテムが表示されます。
検索結果ページのすべてのネイティブ・ファイルまたはWeb表示可能ファイルをデジタル・アセット・バスケットに追加するには、「選択」メニューで「すべて」を選択します。このオプションを使用する場合は、アイテムの横にあるチェック・ボックスを選択する必要はありません。また、デジタル・アセット・バスケットにビデオ・レンディションのWeb表示可能ファイルを追加した場合、デジタル・アセット・バスケットからそれらのファイルを簡単に表示できるようになるだけです。デジタル・アセット・バスケットからダウンロードすることはできません。レンディションをダウンロードするには、レンディション情報ページを使用してください。
デジタル・アセット・バスケットにアクセスするには、「コンテンツ・サーバー」トレイで「バスケット」、「デジタル・アセット・バスケット」の順にクリックします。デジタル・アセット・バスケットでは、1つ以上のアセットからレンディションを選択して1つのファイルに圧縮し、ローカルまたはネットワークのドライブにダウンロードしたり、選択したレンディションへのリンクを電子メールで送信できます。また、デジタル・アセット・バスケットを使用して、コンテンツ・アイテムやデジタル・アセットのコンテンツ情報ページおよびレンディション情報ページにアクセスすることもできます。
デジタル・アセット・バスケット・ページにアクセスするには、次の手順を実行します。
「コンテンツ・サーバー」トレイをクリックします。
「バスケット」をクリックします。
「デジタル・アセット・バスケット」をクリックします。
デジタル・アセット・バスケット・ページが開きます。
ページ・アイテム | 説明 |
---|---|
サムネイル | Web表示可能レンディションを別ウィンドウで開きます。Web表示可能レンディションは、システム管理者が指定し、通常サムネイルやプレビュー・レンディションより大きくなります。ビデオ・アセットの場合、Web表示可能レンディションは、ビデオ・プリファレンス・ページで選択した内容によって決まります。 |
説明 | コンテンツ・アイテムのタイトル、ネイティブ・ファイル、コンテンツIDおよびリビジョンの各メタデータです。
コンテンツ・アイテムの新しいリビジョンがOracle Content Serverにチェックインされると、リビジョン番号の横に通知が表示されます。この通知をクリックすると、最新リビジョンのコンテンツ情報ページが表示されます。 |
選択したレンディション | デジタル・アセット・バスケットに保存されているコンテンツ・アイテムのすべてのレンディションが表示されます。 |
「コンテンツ情報」アイコン | アイテムのコンテンツ情報ページにリンクしています。 |
「レンディション情報」アイコン | アイテムのレンディション情報ページにリンクしています。 |
「アイテム」メニュー |
|
デジタル・アセット・バスケット内のアイテムは、最初にコンテンツIDに基づいて降順にソートされ、次にリビジョン番号に基づいて降順にソートされます。デジタル・アセット・バスケットにコンテンツ・アイテム・リビジョンのレンディションが含まれている場合、そのリビジョンのリストにその他のレンディションが追加されます。
デジタル・アセット・バスケットは、現時点でアクセスする必要のあるレンディションを格納するためのものです。デジタル・アセット・バスケットにはデジタル・アセットの複数のリビジョンのレンディションを格納できるため、デジタル・アセット・バスケット内のレンディションは必ずしも最新リビジョンではありません。今後使用しないレンディションはデジタル・アセット・バスケットから削除することをお薦めします。
Oracle Content Serverにあるコンテンツ・アイテムの最新リビジョンへのリンクを格納するには、アイテムのコンテンツIDを検索し、検索結果ページの「コンテンツ・アクション」メニューで「検索の保存」を選択します。これにより、「コンテンツ・サーバー」トレイの「保存済問合せ」フォルダに検索がリンクとして保存されます。保存済検索リンクをクリックすると、常にコンテンツ・アイテムの最新リビジョンにアクセスできます。
デジタル・アセット・バスケットから個々のレンディションを削除するには、次の手順を実行します。
「コンテンツ・サーバー」トレイ、「バスケット」、「デジタル・アセット・バスケット」の順にクリックします。
デジタル・アセット・バスケット・ページが開きます。
デジタル・アセット・バスケット・ページの「選択したレンディション」列で、削除するレンディションの横にあるチェック・ボックスを選択します。
「アイテム」メニューで「削除」を選択します。
アイテムがデジタル・アセット・バスケットから削除されます。
デジタル・アセット・バスケットからすべてのアイテムを削除するには、次の手順を実行します。
「コンテンツ・サーバー」トレイ、「バスケット」、「デジタル・アセット・バスケット」の順にクリックします。
デジタル・アセット・バスケット・ページが開きます。
「アイテム」メニューで「バスケットを空にする」を選択します。
デジタル・アセット・バスケット内のすべてのアイテムが削除されます。バスケットからすべてのレンディションを削除する場合は、レンディションの横にあるチェック・ボックスを選択する必要はありません。
デジタル・アセット・バスケットからレンディションなどのアイテムを削除しても、Oracle Content Serverから削除されるわけではありません。レンディションなどのアイテムをOracle Content Serverから削除するには、レンディション情報ページやコンテンツ情報ページを使用してください。レンディションなどのアイテムをOracle Content Serverから削除すると、デジタル・アセット・バスケット内の対応するアイテムは使用できなくなります。
Digital Asset Managerでは、デジタル・アセットの複数のレンディションが自動的に作成され、Oracle Content Serverで1つのコンテンツIDを使用して管理されます。これにより、Oracle Content Serverでのコンテンツ管理やワークフローが容易になるだけでなく、必要なすべてのタイプのレンディションへのアクセスが保証されます。コンテンツIDを1つにすることで、デジタル・アセットに関連するすべてのアイテムへのシングルポイント・アクセスが実現されます。
状況によっては、追加のレンディションや他のファイルをデジタル・アセットに関連付けたり、今後使用しないレンディションを削除できます。たとえば、レンディション・セットに基づいて作成されたレンディションと少しサイズが異なるレンディションが必要になったり、別のカラー・パレットを使用するレンディションが必要になることもあります。そのような場合、新しいレンディションを追加し、古いレンディションを削除できます。また、ロゴの使用方法をベンダーに指示するテキスト・ファイルを追加することもできます。このようなファイルは、レンディション情報ページからアクセスするレンディションの追加ページを使用してデジタル・アセットの既存のレンディション・セットに追加したり、レンディション情報ページで直接削除することができます。
レンディションの追加ページにアクセスするには、アセットのレンディション情報ページにある「レンディション」メニューを使用します。追加されるレンディションはグラフィック・ファイルとみなされます。レンディションの追加ページのメタデータ・フィールドを使用すると、グラフィック・レンディションに関する情報を手動で追加できます。ただし、任意のタイプのファイルをレンディションとして追加できます。たとえば、PDFファイルの出力方法を指示するテキスト・ファイルがある場合は、そのテキスト・ファイルを元のアセットのレンディションとして添付できます。ただし、追加したレンディションはOracle Content Serverで処理されないことに注意してください。メタデータ・フィールドに入力した情報に基づいてレンディションが変更されることも、追加したレンディションがWeb表示可能フォーマットに変換されることも、検索用に索引付けされることもありません。
レンディションの追加ページのメタデータは、あくまで参考情報です。追加したグラフィック・ファイルのサイズが変更されることも、検索用に索引付けされることもありません。
任意のタイプのファイルをレンディションとして追加できます。必ずしもグラフィック・ファイルにする必要はありません。追加したレンディションを表示するには、そのファイル・フォーマットに対応したネイティブ・アプリケーションまたは適切なビューアが必要です。
既存のレンディション・セットにレンディションを追加するには、次の手順を実行します。
レンディション情報ページにアクセスします。
「レンディション」メニューで「新しいレンディションの追加」を選択します。レンディションの追加ページが開きます。
「名前」フィールドにレンディションの名前を入力します(必須)。この名前は、レンディション情報ページの「レンディション名」列に表示されます。
「説明」フィールドにレンディションの説明を入力します(オプション)。この説明は、レンディション情報ページの「レンディション名」列でレンディション名の説明アイコンをクリックしたときに表示されます。
「参照」をクリックして、レンディション・セットに追加するレンディションまたは他のファイルを探します(必須)。任意のタイプのファイルを指定できます。
「幅」、「高さ」および「解像度」の各フィールドにピクセル単位の寸法と解像度の情報を入力します(オプション)。
「レンディションの追加」をクリックします。レンディション情報ページが開き、追加したレンディションが表示されます。
レンディションの追加ページのメタデータは、あくまで参考情報です。追加したグラフィック・ファイルのサイズが変更されることも、検索用に索引付けされることもありません。
既存のレンディション・セットからレンディションを削除するには、次の手順を実行します。
レンディション情報ページにアクセスします。
削除するレンディションの横にあるチェック・ボックスを選択します。複数のレンディションを選択して削除できます。
「レンディション」メニューで「削除」を選択します。レンディション情報ページが開きますが、削除したレンディションは表示されません。
レンディションなどのアイテムをOracle Content Serverから削除すると、それらのアイテムは使用できなくなります。レンディションをシステムから削除すると、バスケットにも表示されなくなります。
レンディションや他のコンテンツ・アイテムを1つのファイルに圧縮して、ローカルまたはネットワークのドライブにダウンロードできます。これは、複数のレンディションまたはネイティブ・ファイルを他の人に送信する場合に役立ちます。この作業は、デジタル・アセット・バスケット・ページまたはレンディション情報ページで行います。
複数のレンディションをダウンロードするには、次の手順を実行します。
デジタル・アセット・バスケットまたはレンディション情報ページにアクセスします。
ダウンロードするレンディションの横にあるチェック・ボックスを選択します。これらのレンディションは、デジタル・アセット・バスケット・ページの「選択したレンディション」列、またはレンディション情報ページの「レンディション名」列に表示されます。
レンディション情報ページの「レンディション」メニュー、またはデジタル・アセット・バスケット・ページの「アイテム」メニューで「ダウンロード」を選択します。
画面に表示されたダウンロード指示に従います。
注意:
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レンディションは、デジタル・アセットをチェックインしたときに自動的に作成されます。作成されるレンディションのタイプは、選択したレンディション・セットに定義されている条件によって決まります。
レンディションを作成するには、次の手順を実行します。
コンテンツ・チェックイン・フォームにアクセスします。
レンディション・セットのリストからレンディション・セットを選択します。
アセットのタイトルとその他のメタデータを入力します。タイトルは249文字以下で入力する必要があります。
「参照」をクリックして、プライマリ・ファイルを探します。
「チェックイン」をクリックします。チェックインの確認ページが開きます。
注意
Oracle Content Serverでは、.psd、.jpg、.mov、.aviなどのファイル拡張子に基づいて、アイテムがデジタル・アセットであることを判断します。Oracle Content Serverにどのようなデジタル・アセットをチェックインする場合も、常にファイル名に正しい拡張子を付ける必要があります。たとえば、CorporateLogo.psdというPhotoshopファイルはOracle Content Serverでデジタル・アセットとして正しく識別されますが、CorporateLogoというファイルは正しく識別されません。
デジタル・アセットをチェックインするときには、代替ファイルを選択しないでください。代替ファイルを選択すると、プライマリ・ファイルがレンダリングされなくなります。
デジタル・アセットのチェックイン時に不適切なレンディション・セットを選択した場合や、新しいレンディション・セットが作成された場合は、そのデジタル・セット用に作成されたレンディションを更新できます。
別のレンディション・セットに更新するには、次の手順を実行します。
コンテンツ情報ページの「コンテンツ・アクション」メニューで「更新」を選択します。
「レンディション・セット」リストから別のレンディション・セットを選択します。
「更新の送信」をクリックします。コンテンツ情報ページが開きます。
注意
アセットがOracle Content ServerおよびDigital Asset Managerで処理されている間、レンディション情報を表示することはできません。アセットの処理中は、コンテンツ情報ページのリビジョン履歴に「WWW生成」というステータスが表示され、レンディション情報ページにはコンテンツ・アイテムがまだリリースされていないことを示すメッセージが表示されます。
レンディション・セットを更新すると、前のレンディションが新しいセットに置き換わり、前のセットは事実上Oracle Content Serverから削除されます。
Digital Asset Managerを使用すると、Oracle Content Serverでデジタル・アセット以外のコンテンツ・アイテムを扱えるようになります。コンテンツ・アイテムのネイティブ・バージョンやWeb表示可能バージョンをデジタル・アセット・バスケットに追加できます。また、コンテンツ情報ページでコンテンツ・アイテムに添付を追加したり、その添付を削除できます。
状況によっては、追加のレンディションや他のファイルをデジタル・アセット以外のコンテンツ・アイテムに関連付けたり、今後使用しない添付を削除できます。たとえば、顧客の新しいロゴを販促資料に添付して古いロゴのかわりに使用したり、プロジェクトの連絡先情報を含むテキスト・ファイルをプロジェクト計画に添付できます。このようなファイルは、コンテンツ情報ページの「コンテンツ・アクション」メニューからアクセスする添付の追加/添付の編集ページを使用して、コンテンツ・アイテムに追加できます。添付ファイルがOracle Content ServerによってWeb表示可能フォーマットに変換されることも、検索用に索引付けされることもありません。
コンテンツ・アイテムに添付を追加するには、次の手順を実行します。
コンテンツ情報ページにアクセスします。
「コンテンツ・アクション」メニューで「添付の追加」/「添付の編集」を選択します。添付の追加/添付の編集ページが開きます。
「名前」フィールドに添付の名前を入力します(必須)。この名前は、コンテンツ情報ページの「添付」セクションに表示されます。
「説明」フィールドにレンディションの説明を入力します(オプション)。この説明は、コンテンツ情報ページの「添付」セクションに表示されます。
「参照」をクリックして、コンテンツ・アイテムに添付するレンディションまたは他のファイルを探します(必須)。任意のタイプのファイルを指定できます。
「添付の追加」/「添付の編集」をクリックします。コンテンツ情報ページが開き、「添付」セクションに添付ファイルが表示されます。
添付の追加/添付の編集ページのメタデータは、あくまで参考情報です。検索用に索引付けされることはありません。
コンテンツ・アイテムから添付を削除するには、次の手順を実行します。
コンテンツ情報ページにアクセスします。
「コンテンツ・アクション」メニューで「添付の追加」/「添付の編集」を選択します。添付の追加/添付の編集ページが開きます。
削除する添付の横にあるチェック・ボックスを選択します。複数の添付を選択して削除できます。
「添付の編集」をクリックします。コンテンツ情報ページが開きますが、該当する添付は表示されません。
デジタル・アセットのファイル名に有効な拡張子が付いているかぎり、Macintoshクライアントを使用してチェックインしても、そのアセットはレンダリングされます。ただし、OS Xより前のMacintoshオペレーティング・システムで作成されたファイルの場合、情報がファイル・リソース・フォークに格納されている可能性があります。リソース・フォーク内の情報は転送されません。リソース・フォークには、ファイルで使用されているカスタム・フォントも含まれている場合があります。
組織のニーズに応じてリソース・フォークを削除しても、一般に問題は生じません。ただし、アセットでカスタム・フォントが使用されていて、レンディション・セットにPDFレンディションが含まれている場合は例外です。
Digital Asset Managerでは、現在、ビデオ変換用にTelestreamのFlipFactoryを使用できます。FlipFactory (www.telestream.net)に関する追加のドキュメントについては、Telestreamサイトを参照するか、FlipFactoryヘルプ・システムを参照してください。
ビデオ変換アプリケーションでサポートされているフォーマットは、システム管理者がOracle Content Server構成マネージャを使用して、Oracle Content Serverにも関連付ける必要があります。サポートされているフォーマットがレンダリングされない場合は、システム管理者に問い合せてください。
FlipFactoryでは、次のフォーマットがサポートされています。
フォーマット | 説明 |
---|---|
3GPメディア・フォーマット | .3gp |
Flashメディア・フォーマット | .flv |
MPEG Layer 3 Elementary Streamメディア・フォーマット | MPEG Layer 3は、MPEG-3グローバル標準に準拠し、他社のMPEG-3準拠のハードウェアおよびソフトウェアと相互運用できます。 |
MPEG Layer 4 Elementary Streamメディア・フォーマット | MPEG Layer 4は、MPEG-4グローバル標準に準拠し、他社のMPEG-4準拠のハードウェアおよびソフトウェアと相互運用できます。 |
PacketVideo MPEG4フォーマット | PacketVideo MPEG-4は、MPEG-4グローバル標準に準拠し、他社のMPEG-4準拠のハードウェアおよびソフトウェアと相互運用できます。PacketVideo MPEG-4は、MPEG-4 (ISO/IEC)、H.263ベースライン(ITU)、3G-324M(3GPP)、RTSP/RTP/RTCP (IETF)の各標準に準拠しています。 |
QuickTimeメディア・フォーマット | FlipFactoryでは、Basic Sorensonコーデックがデフォルトで使用されます。Telestreamは、Sorensonコーデックを専門的な作業で使用する場合に、Basic SorensonコーデックをSorenson Professionalコーデックに置き換えるように推奨しています。Professionalコーデックは、Sorenson (www.sorenson.com)から直接入手できます。 |
QuickTimeストリーミング・フォーマット | FlipFactoryでは、Basic Sorensonコーデックがデフォルトで使用されます。Telestreamは、Sorensonコーデックを専門的な作業で使用する場合に、基本コーデックをSorenson Professionalコーデックに置き換えるように推奨しています。Professionalコーデックは、Sorenson (www.sorenson.com)から直接入手できます。 |
VideoClipStreamメディア・フォーマット | .asf |
WAVEオーディオ・メディア・フォーマット | .wav |
Windowsメディア・フォーマット | .wmf |
フォーマット | 説明 |
---|---|
Abekas 6000フォーマット | Abekas 6000サーバーへの接続には、ネットワーク・ポートとして10/100イーサネット、ギガビット・イーサネットまたはファイバ・チャネルを使用します。詳細は、AccomまたはTelestreamのテクニカル・サポートに問い合せてください。 |
Grass Valley Group Profile GXFメディア・フォーマット | Grass Valley Groupサーバーのリアルタイム・システムへの接続には、10/100イーサネット・カード(XP)またはファイバ・チャネル(PDRおよびXP)を使用する必要があります。詳細は、Grass Valley GroupまたはTelestreamのテクニカル・サポートに問い合せてください。
Profile Direct Convertコーデック Profile Direct Convertビデオ・コーデックを使用すると、すべてのMPEG2ビデオが直接Grass Valley Profileフォーマットに変換されます。ベースバンドにデコードしてから、新しいフォーマットに再エンコードする必要はありません。メディア・ファイルは、1つのフォーマットから脱構築され、Profileフォーマットに再構築されます。通常、この処理は実時間より何倍も速く行われます。ビデオ・プロファイル、GOP構造およびビット・レートは維持されます。たとえば、入力ファイルが標準のMPEG2 50Mbps I-frame onlyである場合、変換後のファイルはGVG GXF 50Mpbs I-frame onlyになります。 |
Leitchメディア・フォーマット | |
MXFメディア・フォーマット | .mxf |
Omneonメディア・フォーマット | .omf |
SeaChangeメディア・フォーマット | |
Sony MAV70メディア・フォーマット | |
Vortexメディア・フォーマット |
フォーマット | 説明 |
---|---|
AVIメディア・フォーマット | |
Avid OMFメディア・フォーマット | |
Avid TransferManager DVメディア・フォーマット | |
ClipMail MPEGフォーマット | |
DVストリーム・メディア・フォーマット | |
DVDストリーム・メディア・フォーマット | |
IPV SpectreViewメディア・フォーマット | |
MPEG1システム・ストリーム・メディア・フォーマット | |
MPEG2プログラム・ストリーム・メディア・フォーマット | |
MPEG2トランスポート・ストリーム・フォーマット | |
MPEG4メディア・フォーマット | |
MXFストリーム・フォーマット | |
Pinnacle Liquidメディア・フォーマット | |
Pinnacle MediaStreamメディア・フォーマット | |
VODトランスポート・ストリーム・メディア・フォーマット |
Digital Asset Managerによって、イメージ・アセットをレンダリングするための3つの定義済レンディション・セットがインストールされます。デフォルトでは、これらのレンディション・セットは、Oracle Outside In Technology(ImageExport)で使用できるように構成されています。
システム管理者がデフォルトのイメージ・レンディション・セットを変更しているか、別の変換アプリケーションを使用するようにDigital Asset Managerを設定している場合、ここに示すレンディション・セットは適用されない可能性があります。使用されている変換アプリケーションおよびカスタム・レンディション・セットの詳細は、システム管理者に問い合せてください。
定義済レンディション・セットは次のとおりです。
BasicRenditions
レンディション・セットは、Digital Asset Managerを動作させるために必要です。システム管理者は、会社のニーズに応じて、他のレンディション・セットを追加したり削除できます。
レンディション名 | レンディションの説明 |
---|---|
Web | 800x600ピクセル以下の72 dpi JPEG(プライマリWeb表示可能イメージ) |
サムネイル | 高さが正確に80ピクセルの72 dpi PNG(クラシックおよびサムネイルの検索結果ビューに表示されます) |
プレビュー | 幅が正確に250ピクセルの72 dpi GIF(レンディション情報ページに表示されます) |
レンディション名 | レンディションの説明 |
---|---|
サムネイル | 高さが正確に80ピクセルの72 dpi PNG |
レンディション名 | レンディションの説明 |
---|---|
Web | 800x600ピクセル以下の72 dpi JPEG |
サムネイル | 高さが正確に80ピクセルの72 dpi PNG |
プレビュー | 幅が正確に250ピクセルの72 dpi GIF |
Jpeg2000 | 800x600ピクセル以下の72 dpi JPEG 2000 |
Tiff | TIFF |
Bitmap | Bitmap |
Digital Asset Managerは、様々な変換アプリケーションに対応するように構成できます。デフォルトでは、Oracle Outside In Technologyで使用できる定義済イメージ・アセット・レンディション・セットが用意されています。組織で使用されている変換アプリケーションについては、システム管理者に問い合せてください。Oracle Outside In Technologyが使用されている場合は、次の出力フォーマットを使用できます。
グラフィック変換アプリケーションでサポートされているフォーマットは、システム管理者が構成マネージャを使用して、Oracle Content Serverにも関連付ける必要があります。サポートされているフォーマットがレンダリングされない場合は、システム管理者に問い合せてください。
Oracle Outside In Technologyの詳細は、次の場所にあるドキュメント・ライブラリを参照してください。
http://download.oracle.com/docs/cd/E14154_01/index.htm
フォーマット | バージョン |
---|---|
ラスター・イメージ | |
CALS Raster (GP4) | Type I |
CALS Raster (GP4) | Type II |
Computer Graphics Metafile | ANSI |
Computer Graphics Metafile | CALS |
Computer Graphics Metafile | NIST |
Encapsulated PostScript (EPS) | TIFFヘッダーのみ |
GEM Image (Bitmap) | |
Graphics Interchange Format (GIF) | |
IBM Graphics Data Format (GDF) | 1.0 |
IBM Picture Interchange Format | 1.0 |
JBIG2 | PDFへのグラフィック埋込み |
JFIF (TIFF形式でないJPEG) | |
JPEG | |
JPEG 2000 | JP2 |
Kodak Flash Pix | |
Kodak Photo CD | 1.0 |
Lotus PIC | |
Lotus Snapshot | |
Macintosh PICT | BMPのみ |
Macintosh PICT2 | BMPのみ |
MacPaint | |
Microsoft Windows Bitmap | |
Microsoft Windowsカーソル | |
Microsoft Windowsアイコン | |
OS/2 Bitmap | |
OS/2 Warp Bitmap | |
Paint Shop Pro (Win32のみ) | 5.0, 6.0 |
PC Paintbrush (PCX) | |
PC Paintbrush DCX(複数ページのPCX) | |
Portable Bitmap (PBM) | |
Portable Graymap PGM | |
Portable Network Graphics (PNG) | |
Portable Pixmap (PPM) | |
Progressive JPEG | |
StarOffice Draw | 6.x – 8.0 |
Sunラスター | |
TIFF | Group 5 & 6 |
TIFF CCITT | Group 3 & 4 |
TruVision TGA (Targa) | 2.0 |
WBMPワイヤレス・グラフィック・フォーマット | |
Word Perfect Graphics | 1.0 |
X-Windows Bitmap | x10互換 |
x10互換 | x10互換 |
X-Windows Pixmap | x10互換 |
WordPerfect Graphics | 1.0 - 10.0 |
ベクター・イメージ | |
Adobe Illustrator | 4.0 - 7.0, 9.0 |
Adobe Illustrator (XMPのみ) | 11 – 13 (CS 1 – 3) |
Adobe InDesign (XMPのみ) | 3.0 – 5.0 (CS 1 - 3) |
Adobe InDesign Interchange (XMPのみ) | |
Adobe Photoshop (XMPのみ) | 8.0 – 10.0 (CS 1 – 3) |
Adobe PDF | 1.0 – 1.7 (Acrobat 1 - 9) |
Adobe Photoshop | 4.0 |
Ami Draw | SDW |
AutoCAD Drawing | 2.5, 2.6 |
AutoCAD Drawing | 9.0 – 14.0 |
AutoCAD Drawing | 2000i - 2007 |
AutoShade Rendering | 2 |
Corel Draw | 2.0 – 9.0 |
Corel Draw Clipart | 5.0, 7.0 |
Enhanced Metafile (EMF) | |
Escherグラフィック | |
FrameMakerグラフィック(FMV) | 3.0 – 5.0 |
Gem File(ベクター) | |
Harvard Graphics Chart DOS | 2.0 – 3.0 |
Harvard Graphics for Windows | |
HP Graphics Language | 2.0 |
IGES Drawing | 5.1 – 5.3 |
Micrografx Designer | 3.1まで |
Micrografx Designer | 6.0 |
Micrografx Draw | 4.0まで |
Microsoft XPS(テキストのみ) | |
Novell PerfectWorks Draw | 2 |
OpenOffice Draw | 1.1 – 3.0 |
Visio(ページ・プレビュー・モードWMF/EMF) | 4.0 |
Visio | 5.0 - 2007 |
Visio XML VSX(ファイルIDのみ) | 2007 |
Windows Metafile |