Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Activity Monitoringユーザーズ・ガイド 11g リリース1 (11.1.1.4.0) B61382-02 |
|
前 |
次 |
この章では、レポートを編成して共有する方法について説明します。
この章の内容は次のとおりです。
フォルダを作成してレポートをフォルダに移動することで、レポートを編成できます。レポートのコピーを作成して他のユーザーと共有することも可能です。「共有レポート」タブでフォルダを作成する場合、ユーザーとアクションをそのフォルダに関連付けて、権限を割り当てることができます。
「レポート」タブまたは「共有レポート」タブから、レポートの編成に使用するフォルダを作成できます。その後で、様々な目的やユーザーに応じて、レポートを個別のフォルダにコピーまたは移動できます。
フォルダを作成した後、「共有レポート」タブでフォルダ権限を設定し、そこに含まれているレポートを表示できるユーザーを制限できます。
フォルダを作成するには:
「編成」リストで「新規フォルダの作成」をクリックします。
フォルダに名前を付けるためのダイアログ・ボックスが開きます。
フォルダ名を入力して「OK」をクリックします。
フォルダは、その作成場所に応じて「レポート」のサブフォルダか「共有レポート」のサブフォルダとして作成されます。
フォルダ内にフォルダ階層を作成できます。フォルダのフルパスには、レポート名を含めて255文字以内という制限があります。多数のサブフォルダ・レベルや長いレポート名を使用すると、この制限に抵触する可能性があります。
「共有レポート」タブでフォルダを作成するか、またはフォルダを「共有レポート」タブに移動する場合、他のユーザーがそのフォルダに含まれているレポートを表示したりアクセスできるように、フォルダの権限を設定できます。「共有レポート」で作成したフォルダの権限は、特定のユーザーに権限を適用するまで無制限です。フォルダの権限を「レポート」タブで設定する必要はありません。
注意: データ・オブジェクトとフォルダ権限およびセキュリティ・フィルタに対するOracle BAMでの変更はすぐに反映されます。 |
フォルダに権限を設定するには:
「共有レポート」タブで、権限を設定するフォルダをクリックします。
「アクション」リストで、「フォルダ権限」をクリックします。
「フォルダ権限」ダイアログ・ボックスが表示されます。
「ユーザーの追加」または「グループの追加」をクリックして、ユーザーまたはグループを追加します。
「名前の選択」ダイアログ・ボックスが表示されます。
このフォルダにアクセスするユーザーまたはグループを1つ以上クリックし、「OK」をクリックします。
ユーザーが「フォルダ権限」ダイアログ・ボックス内のリストに追加されます。
ユーザーまたはグループを選択し、割り当てる権限を選択します。次のオプションを選択できます。
「表示」: フォルダを開いたり、閉じたり、このフォルダ内のレポートを表示できます。
「作成」および「表示」: フォルダとレポートの名前の変更、フォルダ権限の編集(フォルダ所有者の場合)、他のフォルダへのフォルダとレポートのコピー、フォルダとレポートの作成および選択したフォルダへの保存が可能です。
作成、表示および削除: このフォルダ内のフォルダとレポートの削除、および他のフォルダへのフォルダとレポートの移動ができます。
リストに複数のユーザーが表示される場合は、ユーザーを個別に選択して権限を割り当てる必要があります。同じフォルダについてユーザーごとに異なる権限を設定できます。
「OK」をクリックして変更内容を保存します。
「共有レポート」に直接配置したレポートには、オープン権限が設定されます。ここにレポートを配置できるのは、すべてのユーザーに対して表示する場合のみです。
フォルダ権限リストからユーザーを削除するには:
「共有レポート」タブで、権限を変更するフォルダをクリックします。
「アクション」リストで、「フォルダ権限」をクリックします。
「フォルダ権限」ダイアログ・ボックスが表示されます。
ユーザーをクリックし、「削除」をクリックします。
そのユーザーがリストから削除されます。
「OK」をクリックして変更内容を保存します。
「レポート」タブまたは「共有レポート」タブでフォルダを選択すると、「アクション」リストにフォルダで作業するためのアクションが表示されます。フォルダ・タスクを実行するには、特定のフォルダ権限が必要です。
フォルダを開くには:
開くフォルダをクリックします。
「アクション」リストで、「フォルダを開く」をクリックします。フォルダをダブルクリックして開く方法もあります。
フォルダが開き、そのコンテンツが表示されます。
ツールバーの「フォルダ」リストをクリックし、複数レベル上位のフォルダを選択します。
フォルダの名前を変更するには:
名前を変更するフォルダをクリックします。
「アクション」リストで、「フォルダ名の変更」をクリックします。
名前を入力し、「OK」をクリックします。
フォルダの名前が変更されます。親フォルダ内では、一意のフォルダ名を割り当てる必要があります。
フォルダを閉じるには:
「アクション」リストで、「フォルダを閉じる」をクリックします。
現行のフォルダが閉じて、親フォルダのコンテンツが表示されます。
フォルダを削除するには:
削除するフォルダをクリックします。
「アクション」リストで、「フォルダの削除」をクリックします。
フォルダが削除されます。
レポートを「レポート」内の他のフォルダまたは「共有レポート」内のフォルダにコピーできます。レポートをコピーしても、元のレポートは移動しません。コピー先フォルダ内でのレポート名は一意である必要があります。フォルダ・タスクを実行するには、特定のフォルダ権限が必要です。
レポートを別のフォルダにコピーするには:
「レポート」タブまたは「共有レポート」タブで、コピーするレポートを選択します。
「編成」リストで、「コピー先」をクリックします。
フォルダ構造を示すダイアログ・ボックスが表示されます。
レポートのコピー先フォルダをクリックします。
「コピー」をクリックします。
レポートがコピーされたことを確認するメッセージが表示されます。
同じ方法でフォルダを他のフォルダにコピーできます。
レポートを「レポート」内の他のフォルダまたは「共有レポート」内のフォルダに移動できます。レポートを移動すると、元のレポートが移動します。移動先フォルダ内でのレポート名は一意である必要があります。フォルダ・タスクを実行するには、特定のフォルダ権限が必要です。
レポートを別のフォルダに移動するには:
「レポート」タブまたは「共有レポート」タブで、移動するレポートを選択します。
「編成」リストで、「移動先」をクリックします。
フォルダ構造を示すダイアログ・ボックスが表示されます。
レポートのコピー先フォルダをクリックします。
「移動」をクリックします。
レポートがコピーされたことを確認するメッセージが表示されます。
同じ方法でフォルダを他のフォルダに移動できます。
他のユーザーとの共有レポートは、「共有レポート」タブのフォルダ内に表示されます。共有サブフォルダに割り当てられている権限に応じて、共有レポートを表示、作成、編集または削除できます。
レポートの作成後、レポートを共有サブフォルダに移動し、フォルダにユーザーと権限を割り当てて、そのレポートを共有するユーザーを選択できます。
注意: フォルダとレポートの権限の変更がシステム全体に伝播するには、20分かかる場合があります。 |
レポートを共有するには:
レポートを「共有レポート」タブのフォルダにコピーまたは移動します。
フォルダへのアクセスを許可するユーザーに権限を割り当てます。ユーザーがフォルダのコンテンツを表示し、そこに含まれるレポートを表示するには、権限が必要です。