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Oracle Fusion Middleware Oracle Internet Directory管理者ガイド
11g リリース1(11.1.1)
B55919-02
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P Oracleスタックの起動と停止

Oracleスタックのコンポーネントは、特定の順序で起動および停止する必要があります。その点についてこの付録で説明します。

P.1 スタックの起動

スタック・コンポーネントは、次の順序で起動します。

  1. Oracle Databaseを起動します。

    1. データベースのORACLE_HOMEで、ORACLE_SIDORACLE_HOMEおよびPATHの各環境変数を適切な値に設定します。

    2. リスナーを起動します。

      ORACLE_HOME/bin/lsnrctl start 
      
    3. データベースを起動します。

      ORACLE_HOME/bin/sqlplus "/as sysdba"
      startup
      
  2. Oracle WebLogic管理サーバーを起動します。


    注意:

    ここに示されたコマンドラインからOracle WebLogic管理サーバーを起動すると、サーバーはフォアグラウンドで実行され、出力が画面に送られます。ただし、コマンドラインの先頭にnohupを使用すると、バックグラウンドでサーバーを実行できます。この場合は、すべての出力がnohup.outファイルに送信され、スクリプトによるUSER_NAMEおよびPASSWORDの要求が回避されます。nohupの使用時にパラメータをStartWebLogic.shに渡すには、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverサーバーの起動と停止の管理』の「サーバーの起動と停止」の説明に従って起動IDファイルを使用できます。

    MW_HOME/user_projects/domains/DOMAIN_NAME/bin/startManagedWebLogic.sh \
    SERVER_NAME {ADMIN_URL}
    

    これらのスクリプトを実行する場合は次のようになります。

    • DOMAIN_NAMEのデフォルト値はIDMDomainです。

    • SERVER_NAMEはOracle WebLogic管理対象サーバーの名前を表します。デフォルト値はwls_ods1です。

    • USER_NAMEPASSWORDの値をスクリプトの実行時にオプションとして指定しない場合、その入力を要求されます。

    • ADMIN_URLの値をスクリプトの実行時にオプションとして指定しない場合、値は継承されます。

  3. ノード・マネージャが実行中であることを確認します。通常、Oracle WebLogic Administration Serverがノード・マネージャを起動します。ノード・マネージャがなんらかの理由によって実行されていない場合は、ノード・マネージャを起動します。

    MW_HOME/user_projects/domains/DOMAIN_NAME/bin/startNodeManager.sh 
    
  4. Oracle Internet Directory、Oracle Virtual Directoryなどのシステム・コンポーネントを起動します。

    ORACLE_INSTANCE/bin/opmnctl startall
    

    システム・コンポーネントが起動したかどうかは次を実行して確認できます。

    ORACLE_INSTANCE/bin/opmnctl status -l
    
  5. Oracle Directory Integration Platform、Oracle Directory Services ManagerなどのWebLogic管理対象コンポーネントを起動します。

    MW_HOME/user_projects/domains/DOMAIN_NAME/bin/startManagedWebLogic.sh \
      SERVER_NAME {ADMIN_URL}
    

    バックグラウンドで管理対象コンポーネントを起動するには、Oracle WebLogic管理コンソールを使用します。詳細は、「Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverの紹介」を参照してください。

    WebLogic管理対象コンポーネントのステータスは、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlで表示できます。「Fusion Middleware Controlを使用したOracle Internet Directoryの管理」を参照してください。

P.2 スタックの停止

Oracle WebLogic管理コンソールを使用して、管理サーバーおよびすべての管理対象サーバーを停止できます。詳細は、「Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverの紹介」を参照してください。

コマンドラインでスタック・コンポーネントを停止するには、次の順序でコマンドを発行します。

  1. Oracle Directory Integration Platform、Oracle Directory Services ManagerなどのWebLogic管理対象コンポーネントを停止します。

    MW_HOME/user_projects/domains/DOMAIN_NAME/bin/stopManagedWebLogic.sh \
    {SERVER_NAME} {ADMIN_URL} {USER_NAME} {PASSWORD}
    
  2. Oracle Internet Directory、Oracle Virtual Directoryなどのシステム・コンポーネントを停止します。

    ORACLE_INSTANCE/bin/opmnctl stopall 
    
  3. WebLogic管理サーバーを停止します。

    MW_HOME/user_projects/domains/DOMAIN_NAME/bin/stopWebLogic.sh
    
  4. ノード・マネージャを停止するには、killコマンドを使用します。

    kill -9 pid
    
  5. Oracle Databaseを停止します。

    1. DatabaseのORACLE_HOMEで、ORACLE_SIDORACLE_HOMEおよびPATH環境変数を適切な値に設定します。

    2. データベースを停止します。

      ORACLE_HOME/bin/sqlplus "/as sysdba"
      shutdown immediate 
      
    3. リスナーを停止します。

      ORACLE_HOME/bin/lsnrctl stop