ポートレットのキャッシュ・オプションは、ページのレスポンス時間の高速化に役立ちます。この項では、ポートレット・キャッシュ・オプションとそれらの適用方法について説明します。内容は次のとおりです。
ポートレットのキャッシュ方法を変更するには、次のようにします。
ポートレット・インスタンスが置かれているページに移動します。
ページの検索方法は、8.1項「Oracle Portalでのページの検索」を参照してください。
編集モードに切り替えます。
ポートレット・インスタンスの横にある「操作」アイコンをクリックします(図21-1)。
「操作」ページで、「ポートレット・インスタンスの編集」リンクをクリックします。
「ポートレット・キャッシュ」セクションで、このポートレット・インスタンスのキャッシュ方法を指定します。
詳細は、21.3.2項「ポートレット・キャッシュ・オプション」を参照してください。
「ポートレットのキャッシュ・レベル」セクションで、このポートレット・インスタンスのキャッシュ・レベルを指定します。
各キャッシュ・レベルの詳細と説明は、21.3.3項「ポートレットのキャッシュ・レベル・オプション」を参照してください。
「OK」をクリックして変更を保存し、ページに戻ります。
表21-2は、「ポートレット・インスタンスの編集」ページの「ポートレット・キャッシュ」オプションのリストとその説明です。
ポートレットを使用してキャッシュを実装する
ポートレットを [ ] 分間強制キャッシュ
表21-2 ポートレット・キャッシュ・オプション
表21-3は、「ポートレット・インスタンスの編集」ページの「ポートレットのキャッシュ・レベル」オプションのリストとその説明です。
「ポートレットのキャッシュ・レベル」オプションを使用して、ポートレットの作成者によって定義されたキャッシュ・ポリシーまたは強制的なキャッシュ・ポリシー(表21-2「ポートレット・キャッシュ・オプション」の「ポートレットを [ ] 分間強制キャッシュ」を参照)のいずれかでキャッシュ・レベルを変更できます。
このオプションは、ポートレットのキャッシュを強制しません。このオプションでは、ポートレットのリクエストでユーザーまたはシステム・レベルの情報を送信するかどうかを制御します。
次の場合は、「ポートレットのキャッシュ・レベル」オプションを使用できません。
ポートレットそのものでシステム・レベルのキャッシュが指定されている場合。この場合、ポートレットは常にシステム・レベルでキャッシュされます。
「ページの定義およびコンテンツをシステム・レベルで[ ]分間キャッシュ」オプションでページがキャッシュされる場合。ページがこのレベルでキャッシュされる場合、ページのポートレット・インスタンスにはパブリック・データのみ表示できます。
表21-3 ポートレットのキャッシュ・レベル・オプション