Oracle Portalにログインしており、ページに対して「コンテンツの管理」以上の権限を持っている場合、ページ上部の「編集」リンクをクリックすることにより、編集モードでページを表示できます。編集モードでは、ページ・プロパティを設定することや、ページのポートレットおよびアイテムを追加、変更または削除することができます。ページの編集中は、図2-10に示すツールバーがページ上部に表示されます。
編集モードでページ・コンテンツに加えた変更は、すべてのユーザーに表示されます。変更を自分にのみ表示する場合は、ページをパーソナライズしてください。2.3項「ページのパーソナライズ」を参照してください。
Oracle Portalには、「グラフィカル」、「レイアウト」、「リスト」、「保留中のアイテム: プレビュー」、「モバイル・プレビュー」など、複数の異なる編集モードがあります。特定のモードでページを編集するには、ツールバーの適切なリンクをクリックします。
グラフィカル: 完成ページに表示されるとおりにページおよびアイテムを表示します。このモードでは、リージョンを追加および削除することも可能です。
レイアウト: ページ内の実際のコンテンツを表示せずにリージョンを表示します。このモードでは、ページのリージョンを追加、配置および削除できます。また、コンテンツの表示と非表示の切替え、削除または移動を行うことも可能です。
リスト: ページに表示されるすべてのオブジェクトを、各オブジェクトのサイズ、タイプ、最終更新日などとともに一覧表示します。このモードでは、コンテンツの承認と却下、期限切れの有効と無効の切替え、表示と非表示の切替え、チェックアウトとチェックイン、承認用の下書きの送信、サブページへのアクセス権限の付与、またはサブページのパブリックとプライベートの切替えを行うことができます。また、複数オブジェクトに対する同時操作、他のページへのオブジェクトの移動とコピー、および削除アイテムや期限切れアイテムのパージ(消去)を行うことも可能です。
保留中のアイテム: プレビュー: 承認を待機中のアイテムを一覧表示します。このモードでは、保留中のすべてのアイテムをプレビューすることが可能であり、承認者は保留中のアイテムを参照、承認または却下できます。また、下書き、非表示、削除済および期限切れの各アイテムを参照することも可能です。
モバイル: プレビュー: モバイル・デバイスで表示されるようにページを表示します。
ページ・グループ管理者は、ページ・グループの設定時に、ユーザーが使用できる編集モードを決定します。4.4項「ページ・グループのページ編集モードの構成」を参照してください。
この項には次の項目があります。
ページを編集モードで表示するには、次の手順を実行します。
ページに移動します。
注意: 対象のページが表示されない場合は、そのページに対する適切なアクセス権限を持っていない可能性があります。アクセスできるように、ページ・グループ管理者に確認してください。 |
「編集」をクリックして編集モードに切り替えます。
「編集」はこのリンクのデフォルト名です。このリンクに対してページ設計者が別の名前を定義している場合もあります。
次のいずれかの処理を実行します。
別の編集モードに変更するには、「ビューの編集」リンク(「グラフィカル」、「レイアウト」または「リスト」)をクリックします。
モバイル・デバイスでどのようにページが表示されるかを参照するには、「モバイル: プレビュー」をクリックします。
下書きアイテムまたは承認待ちアイテムを確認するには、「保留中のアイテム: プレビュー」をクリックします。
このリンクが使用できない場合、「承認と通知」がこのページ・グループで無効になっています。5.4項「承認の設定」を参照してください。
編集モードが使用できない場合は、ページ・グループ管理者に問い合せてください。ページ・グループ管理者は、ページ・グループ・プロパティの「構成」タブの「編集モード」設定を使用して、使用可能な編集モードを決定できます。4.4項「ページ・グループのページ編集モードの構成」を参照してください。
注意: 様々な編集モードを切り替えると、ページにあるポートレットの現在の状態が保持されません。 |
ページ・コンテンツが、ページ・ポートレットを通じて公開されることがあります。このような場合には、ポートレット自体で編集モードに切り替えることにより、コンテンツを編集できます。この機能を使用できる場合は、図2-11のようにポートレット・ヘッダーに「編集」リンクが表示されます。
編集モードに切り替えるには、「編集」リンクをクリックします。ページ・ポートレットの編集モードでは、使用できない編集ツールもありますが、コンテンツの公開に必要なツールには、すべてこのモードでアクセスできます(図2-12を参照)。
ページ・ポートレットには、簡易版の編集モードが用意されています。一部のコンテンツ作成者は、フル・ページ編集モードよりもこのモードの方が適している可能性があります。ページ設計者は、ページ・ポートレットの「デフォルトの編集」モード(図2-13を参照)を使用して、ページ・ポートレットに表示するリージョンを選択することや、「編集」リンクの表示と非表示を切り替えることができます。これにより、ページ設計者は、公開する必要のあるコンテンツを含むリージョンのサブセットを選択できる一方で、ポートレットとしてページを公開する際に通常は関係のないリージョン(ナビゲーション・バー、バナー、その他のページ修飾など)を非表示にできます。
「保留中のアイテム: プレビュー」編集モードは、ページ・ポートレットでは使用できないため、ページ・ポートレットを通じて参照した場合、保留中のアイテムはページに表示されません。保留中のアイテムの進行状況を追跡するには、「承認ステータス」ポートレットをページ・ポートレットと同じページに配置します。こうすることで、通常であればページ・ポートレットに表示されないすべてのアイテムが、承認または公開されるまで「承認ステータス」ポートレットに表示されます。
注意: 「編集」リンクは、ページ・ポートレット上のコンテンツの編集を承認されているユーザー(ポートレットとして公開されるページに対して「承認付きアイテムの管理」以上の権限を持つユーザー)にのみ表示されます。 |