WebDAV対応のデスクトップ・アプリケーションであるMicrosoft Office 2000を使用している場合は、アプリケーションを起動し、Portalのファイルを開いてコンテンツを編集した後、Portalに戻して保存することができます。ドキュメントをPortalからダウンロードし、編集した後でもう一度アップロードする必要はありません。
Officeアプリケーションを使用してPortalコンテンツを操作する前に、WindowsのエクスプローラからPortalにアクセスするようにWebフォルダを設定する必要があります。18.2項「Oracle PortalをWebDAV用に設定」および18.6項「WebフォルダをWebDAVクライアントとして使用」を参照してください。
Portalコンテンツの参照にOfficeアプリケーションを使用している場合は、ファイルを開くと、ファイルはWebDAVクライアントでロックされ、Portalでチェックアウトされます。このため、他のユーザーは、ファイルが閉じられるまでそのファイルを編集できません。ファイルを閉じると、そのファイルはロック解除されチェックインされます。バージョニングが有効になっている場合は、新規バージョンが作成されます。別のWebDAVクライアントによってファイルがロックされている、Portal内でアイテムがチェックアウトされている、などの理由によってOfficeアプリケーションでファイルをロックできない場合は、読取り専用としてファイルが開かれます。
Microsoft Office 2000を使用してPortal内で新規アイテムを作成することもできます。単純にファイルを作成し、それをPortalのWebフォルダの1つに直接保存します。Portalでのアイテム・タイプは、Portalで標準ファイルとして指定されているデフォルトのWebDAVアイテム・タイプによって決まります。新規ファイルを保存すると、Portalページのデフォルトのアイテム・リージョンに追加されます。
Microsoft Wordでは、ファイルを開くと、ファイルは自動的にロックされます。承認プロセスは、ファイルがロック解除される(つまりファイルを閉じる)までトリガーされません。したがって、ファイルをただ保存するだけでは、承認プロセスはトリガーされません。承認プロセスをトリガーするには、クライアントがファイルをロック解除するような操作(ファイルを閉じるなど)を実行する必要があります。