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Oracle Fusion Middleware Webサービスのためのセキュリティおよび管理者ガイド
11g リリース1(11.1.1)
B56247-03
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E ポリシー・セットのスキーマ参照

この付録では、ポリシー・セット・ファイル作成時の参照用XMLスキーマが提供されています。この項に含まれている内容は次のとおりです。

図解

次の図は、ポリシー・セット・ドキュメントの要素階層を説明したものです。

図E-1 ポリシー・セットの要素階層

図E-1の説明が続きます
「図E-1 ポリシー・セットの要素階層」の説明

次の項では、各要素と属性をさらに詳しく説明します。

要素の説明

この項では、ポリシー・セットの要素について説明します。

policySet

ポリシー・セットは、バインディング型または実装型に適用する抽象ポリシーのセットを定義する際に使用されます。ポリシー・セットとは、物理的には例E-1に示した疑似スキーマを使用するXML要素として表現されます。

属性

次の項では、Oracle拡張機能を含めたポリシー・セットの属性がまとめられています。

表E-1 ポリシー・セット要素の属性

属性 説明

name

ポリシー・セットの名前。

appliesTo

ポリシー・セットを適用する要素を識別するサポート対象の表現。この属性には有効とみなされる値を必ず含める必要があります。

attachTo

ポリシー・セットを添付する要素を識別するサポート対象の表現。この属性には有効とみなされる値を必ず含める必要があります。

description

ポリシー・セットの説明。ユーザー・インタフェースにポリシー・セットが表示される場合には、この名前が使用されます。

status

ポリシー・セットが使用できる状態であるかどうかを示します。「有効」に設定されている場合、ポリシー・セットは正常に処理されます。「無効」に設定されている場合、処理中には無視されます。

ポリシー・セットをリポジトリに書き込んでいるときに検証に失敗した場合、属性は自動的に「無効」に設定されます。


wsp:policyReference

ポリシー・セットを1つ以上のポリシーに関連付ける際に使用される要素。

属性

次の表には、<wsp:policyReference>要素の属性がまとめられています。

表E-2 <wsp:policyReference>要素の属性

属性 説明

URI

ポリシー・セットに関連付けられるOracle WSMポリシー。

category

ポリシーのカテゴリ。有効な値は、security、mtom、wsrm、addressing、managementです。

status

ポリシー参照のステータス。有効な値は、enabledおよびdisabledです。


次の例は、「base_domain」というドメインで「CRM」という文字列で始まるアプリケーションのSCA仕様非対応のWebサービスのすべてに、ユーザー名トークン・ポリシーを添付するポリシー・セットのサンプル・プログラムを示しています。

例E-1 policySet要素のサンプル・プログラム

<policySet name="non_sca_web_service_policyset"
           appliesTo="WS_Service()"
           attachTo="Domain('base_domain') and Application('CRM*')"
           orawsp:description="Default policy for a non-SCA web service"
           orawsp:status="enabled"
           xmlns="http://docs.oasis-open.org/ns/opensca/sca/200903"
           xmlns:orawsp="http://schemas.oracle.com/ws/2006/01/policy"
           xmlns:wsp="http://www.w3.org/ns/ws-policy">
    <wsp:PolicyReference
        wsp:URI="oracle/wss_username_token_service_policy"
        orawsp:category="security"
        orawsp:status="enabled" />
</policySet>