Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverアップグレード・ガイド 11gリリース1 (10.3.4) B61642-02 |
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暗黙モードを使用すると、WebLogicドメインがサーバーの起動時に自動的にアップグレードされます。このモードは、管理サーバーのあるマシンでのみ有効です。また、このモードでのアップグレードは、開発環境において行うことをお薦めします。本番環境において暗黙モードでアップグレードを行うことはお薦めしません。
注意: 暗黙モードのアップグレードは、WebLogicドメインのアップグレードにのみ使用できます。 |
WebLogicアップグレード・ウィザードを起動する前に、「アップグレードの準備」の手順がすでに実行されていなければなりません。
暗黙モードでWebLogicアップグレード・ウィザードを起動するには:
WebLogicドメインが稼働していないことを確認します。
MS-DOSコマンド・プロンプト・ウィンドウ(Windows)またはコマンド・シェル(UNIX)を開き、「手順6: 環境の設定」の説明に従って環境を設定します。
WebLogic Server 10.3.4のインストール先を参照するようドメインの起動スクリプトを更新します。
たとえば、WL_HOME
がWebLogic Server 10.3.4のインストール先(c:\Oracle\Middleware\wlserver_10.3
など)に設定されていることを確認します。
デフォルトでは、WebLogicアップグレード・ウィザードでアップグレード・プロセスを開始する前にアップグレードを開始するかどうか確認するよう求められます。これを無効にするには、起動スクリプトでサーバーを起動する次のコマンド引数を指定します。
-Dweblogic.ForceImplicitUpgradeIfNeeded=true
ドメインの管理サーバーを起動します。
必要に応じて、アップグレードに関する確認のメッセージに応答します。
WebLogicアップグレード・ウィザードは、ドメイン・ディレクトリの生成に有効なバージョンのWebLogic Server(7.0または8.1)が使用されたかどうかを確認し、有効なバージョンである場合は、ドメインを自動的にアップグレードします。このプロセスが行われるのは、管理サーバーを初めて起動したときのみです。
注意: 暗黙的なアップグレードは、WebLogic Serverのリリース9.xまたは10.0から10.3.4へのアップグレード時には使用できません。これは、これらの2つのリリース間ではアップグレードが任意であるためです。10.3.4では、9.xまたは10.0のドメインを変更せずに実行できます。 |