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Oracle® Fail Safeエラー・メッセージ
リリース3.4.2 for Microsoft Windows
B63058-01
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2.2 FS-10050からFS-10099

FS-10050: リソース%sをグループから削除できません。リソース%sが依存しています。
原因: リソースが、削除しようとしているリソースに依存しています。他のリソースがそのリソースに依存している場合、そのリソースはグループから削除できません。
処置: 削除しようとしているリソースに依存しているすべてのリソースを削除します。
FS-10051: Oracle Net構成ファイル%sの読込みに失敗しました。
原因: listener.oraまたはtnsnames.oraファイルを開けません。そのファイルには構文エラーがあります。
処置: listener.oraまたはtnsnames.oraファイル内のすべての構文エラーを解決します。
FS-10052: Oracle Net構成ファイル%sを開くときに失敗しました。
原因: listener.oraまたはtnsnames.oraファイルを開けません。
処置: Oracle Net構成ファイルがシステムに存在しているかどうかを調べます。
FS-10053: Oracle Net構成ファイル%s(%s)の読込みに失敗しました。
原因: listener.oraまたはtnsnames.oraファイルを更新または検証できません。そのファイルには構文エラーがあります。アプリケーションでこのファイルを使用している場合、そのアプリケーションではOracle Services for MSCSによる変更は認識されません。
処置: listener.oraまたはtnsnames.oraファイル内のすべての構文エラーを解決します。
FS-10054: Oracle Net構成ファイル%s(%s)を開くときに失敗しました。
原因: 更新または検証のためにlistener.oraまたはtnsnames.oraファイルを開けませんでした。そのファイルを開く際に問題があります。アプリケーションでこのファイルを使用している場合、そのアプリケーションではOracle Services for MSCSによる変更は認識されません。
処置: listener.oraまたはtnsnames.oraファイル内またはディレクトリ内のすべてのエラーを解決します。
FS-10055: %sパラメータの値は%s(%s、ノード%s)です。
原因: Oracle Netデフォルト・ドメインがノード間で一致しません。
処置: 副次的メッセージを参照してください。
FS-10059: 必要な情報が見つかりません。
原因: Oracle Netに関する必要な情報を見つけることができません。
処置: 問題をOracleサポート・サービスに報告します。
FS-10060: 同じサービス名%sがすでに存在しています。
原因: 同じノード上でOracle Netサービス名が重複することはできません。
処置: 別のOracle Netサービス名を使用して、データベースにアクセスします。
FS-10061: 対応するOracle Netサービス名%sが見つかりません。
原因: tnsnames.oraファイルでOracle Netサービス名を見つけることができません。
処置: データベースのtnsnames.oraファイルが正しく構成されていることを確認します。tnsnames.oraファイルのOracle Netサービス名が変更されていないことも確認します。元のOracle Netサービス名がわからない場合は、Oracle Fail SafeのOracle_Home\Network\Adminディレクトリ内に作成されたバックアップ・ファイルを調べてください。tnsnames.oraバックアップ・ファイルの名前はtnsnames.00nとなっています。nの部分は整数です。
FS-10062: Oracle Netリスナーがデータベース・インスタンスに対して一意ではありません。
原因: Oracle Netリスナーが、複数のOracleインスタンスを処理しています。
処置: 問題(listener.oraファイルのコピーを含む)をOracleサポート・サービスに報告します。このリスナーのlistener.oraファイルを調べます。
FS-10063: グループにネットワーク名が割り当てられていません。
原因: グループにネットワーク名が割り当てられていません。
処置: グループにネットワーク名を割り当ててください。各グループには一意のネットワーク名が必要です。
FS-10064: Oracle Netリスナーの構成計画の生成でエラーが発生しました。
原因: Oracle Netの構成計画を生成するときに、エラーが検出されました。
処置: 副次的なエラーを調べます。
FS-10065: Oracle Netリスナーの構成中にエラーが発生しました。
原因: 構成計画を使用してOracle Netリスナーを再構成するときに、エラーが発生しました。
処置: 副次的なエラーを調べます。
FS-10066: Oracle NetリスナーのWindowsサービス%sが開始できませんでした。
原因: Oracle Netリスナーのサービスを起動できません。Oracle Services for MSCSは、リスナーの定義を変更した後、または新しいリスナーを定義した後でリスナーを起動しようとしました。この失敗は、次の2つの条件のいずれかが原因です。最初の条件が最も一般的です。
  • 実行中の別のOracle Netリスナーが、すでにデータベースをリスニングしていること。Oracle Netリスナーは、システム上の2つのリスナーが同じアドレスまたはデータベースSIDをリスニングしていないことを確認します。この問題が発生すると、更新されたリスナーおよびサービス名の定義を含むlistener.oraファイルとtnsnames.oraファイルがロールバック・ファイルとして保存されます。ロールバック・ファイルのファイル名は、name_rlb.oraです。nameは、listenerまたはtnsnamesです。

  • Oracle Services for MSCSがリスナーを起動しようとしているノード上で、リスナーが使用する仮想アドレスがアクティブになっていないこと。

処置: 最初の問題が原因と思われる場合は、ロールバック・ファイルを読み込んで、リスナーの定義を探します。この定義を、システム上で稼働している他のすべてのリスナーの定義と比較します。リスナー間でアドレスまたはデータベースSID名の重複がないようにしてください。複数のOracleホームがあるシステム上のすべてのlistener.oraファイルを調べます。2番目の問題が原因と思われる場合は、Oracle Services for MSCSがリスナーを起動しようとしているノード上で、リスナーが使用する仮想アドレスがアクティブになっていることを確認します。
FS-10067: Oracle NetリスナーのWindowsサービス%sが停止できませんでした。
原因: Oracle Netリスナーの指定したサービスを停止できません。
処置: クラスタ上のlistener.oraファイルを調べます。
FS-10068: Oracle NetリスナーのWindowsサービス%sを削除できませんでした。
原因: 指定したOracle Netリスナー・サービスを削除できません。
処置: クラスタ上のlistener.oraファイルを調べます。
FS-10069: Oracle NetリスナーのWindowsサービス%sが存在しません。
原因: Oracle Netリスナーに指定したWindowsサービスが存在しません。
処置: クラスタ上のlistener.oraファイルを調べます。
FS-10070: Oracle Net: %s
原因: Oracle Netファイルのデータを読込みまたは更新できません。次のいずれかが原因です。
  • 不適切な更新や破損のため、これらのファイルが有効でなくなっていること。

  • グループのサービス名、データベースSIDまたはネットワーク名が不適切なこと。

  • データベースSIDが、(複数Oracleホーム環境で)複数のリスナーに含まれていること。

処置: 不適切な更新またはファイルの破損によってこれらのファイルが有効でなくなっている場合、これらを使用して仮想サーバー情報を構成することはできません。これらのファイルの有効なバージョンを取り出すか、Oracle Net Assistantを使用して再作成します。

これらのファイルが有効な場合は、操作で使用されているグループのサービス名、データベースSIDおよびネットワーク名が正しいかどうかを調べます。情報が不適切な場合、この手順が失敗することがあります。

複数Oracleホーム環境でシステムを使用している場合は、データベースSIDが複数のリスナーに含まれていないことを確認します。システム上のすべてのlistener.oraファイルを調べます。

FS-10071: Oracle Netデフォルト・ドメインの取得に失敗しました。
原因: sqlnet.oraファイルからOracle Netデフォルト・ドメインを取り出すことができませんでした。
処置: クラスタ上のsqlnet.oraファイルにNAMES.DEFAULT_DOMAINパラメータの値が含まれていることを調べます。値がない場合には、このファイルの変更方法について『Oracle Net Services管理者ガイド』を参照してください。
FS-10072: データベース%s上でチェックポイントの実行中にエラーが発生しました。
原因: データベース上のチェックポイント操作を実行できません。
処置: 副次的なエラーを調べます。
FS-10073: グループ%sのクラスタ・リソースをオフラインにできませんでした。
原因: 指定したグループ内のリソースをオフライン化できません。
処置: 副次的なエラーを調べます。
FS-10074: 要求された操作のためにOracle Netを構成しているときに、エラーが発生しました。
原因: 要求された操作のためOracle Netを構成するときに、エラーが検出されました。
処置: 副次的なエラーを調べます。
FS-10075: Oracle Netサービス名の構成中にエラーが発生しました。
原因: 構成計画を使用してOracle Netサービス名を再構成するときに、エラーが発生しました。
処置: 副次的なエラーを調べます。
FS-10077: Oracle共有ソケットが%sホーム(ノード%s)のリスナーに対して使用可能にされています。共有ソケットを使用不可にしてください。
原因: USE_SHARED_SOCKET環境変数がTRUEに設定されています。共有ソケットが使用可能になっている場合、Oracle Services for MSCSがリスナーを再起動できないことがあります。
処置: 指定したノード上で、USE_SHARED_SOCKET環境変数がFALSEに設定されていることを確認します。
FS-10078: グループ%sのリソースのリソース再起動ポリシーの再設定中にエラーが発生しました。
原因: 指定したグループのリソースに対する再起動ポリシーを再設定できません。
処置: 指定したグループ内のリソースに対する再起動ポリシーが正しいことを確認します。デフォルト設定は、再起動するすべてのリソースに対するものであり、グループに影響します。
FS-10080: ネットワーク名リソースの検証に失敗しました。
原因: ネットワーク名リソースを検証できません。
処置: 副次的なエラーを調べます。
FS-10081: クラスタの複数ノード上にOracleデータベース・インスタンス%sがあります。
原因: クラスタの複数ノード上に、Oracleデータベース・インスタンスが存在しています。
処置: スタンドアロン・データベースのOracleデータベース・インスタンスは、クラスタの一方のノードにのみ常駐します。「スタンドアロン・データベースの検証」コマンドを発行して(Oracle Fail Safe Managerのメニュー・バーで「トラブルシューティング」→「スタンドアロン・データベースの検証」を選択)、クラスタ環境をクリーン・アップし、再度データベースをグループに追加します。
FS-10082: Oracleデータベース・インスタンス%sはすでに存在しています。
原因: 指定したOracleデータベース・インスタンスは、ノードにすでに存在しています。
処置: ノードから指定したOracleデータベース・インスタンスを削除し、操作を再試行します。
FS-10084: スタンドアロン・リソースによって使われるディスク%sは、ノード%s上ではオンラインではありません。
原因: スタンドアロン・リソースはノード%s上にありますが、リソースが使用するディスクはオフラインになっているか、別のノード上でオンラインになっています。
処置: ディスクがオフラインの場合は、MSCSクラスタ アドミニストレータを使用してオンライン化します。別のノード上でオンラインになっている場合は、MSCSクラスタ アドミニストレータを使用して、指定したディスクを含むグループを別のノードに移動します。グループ内の他のリソースがある場合は、新規グループを作成してそのグループにディスクを移動し、スタンドアロン・リソースが置かれているノード上に新規グループを移動することを検討してください。
FS-10085: この操作によって指定されたインスタンス名%sはインスタンス名%s(ネット・サービス名%sで見つかった)と同じではありません。
原因: 不適切なSID名が指定されている可能性があります。
処置: データベースに対して正しいSID名を指定していることを確認します。
FS-10086: 詳細はクラスタ・ログを参照してください。
原因: クラスタは、リソースをオンライン化できません。
処置: 理由に関する詳細情報はクラスタ・ログを参照してください。
FS-10087: Oracle Netの構成がサポートされていません。
原因: システム上のOracle Netの構成がサポートされていません。
処置: 説明は、副次的エラーを参照してください。
FS-10088: データベース・インスタンスを扱うリスナーは、複数のホストと異なるポートでリスニング中です。
原因: そのデータベース・インスタンスを扱うリスナーは、複数のホストと異なるポート番号をリスニング中です。このタイプの構成はサポートされていません。
処置: Oracle Services for MSCSは、複数ホストを同じポート番号を使用してリスニングするリスナーをサポートしています。可能な場合は、リスナーの構成をそれに従って変更してください。
FS-10089: ネットワーク名リソース%sがオンラインではありません。
原因: ネットワーク名リソースがオンライン状態にありません。
処置: 副次的なエラーを調べます。
FS-10090: ノード%sでのOracle Netの変更をロールバックしています。
原因: 指定したノードでのOracle Netの変更をロールバックしています。
処置: 副次的なエラーを調べます。
FS-10091: Oracle Netリスナー(%s)の情報をグループ%sの持続クラスタ・レジストリに登録できませんでした。
原因: 持続クラスタ・レジストリ(PCR)へのリスナー情報の登録操作でエラーが発生しました。
処置: 問題をOracleサポート・サービスに報告します。
FS-10092: Oracle Netリスナー(%s)の情報をグループ%sの持続クラスタ・レジストリから削除できませんでした。
原因: 持続クラスタ・レジストリ(PCR)からのリスナー情報の削除操作でエラーが発生しました。
処置: 問題をOracleサポート・サービスに報告します。
FS-10093: 指定した操作ではクラスタ・ノード%sが必要ですが、現在は使用できません。
原因: 指定したクラスタ・ノードが停止しているか、クラスタ・サービスがノード上で稼働していません。
処置: 指定したクラスタ・ノードまたはクラスタ・サービスをオンライン化します。
FS-10094: Oracle Netリスナー(%s)の情報をグループ%sの持続クラスタ・レジストリから取り出せませんでした。
原因: 指定したクラスタ・ノードが停止しているか、クラスタ・サービスが稼働していません。
処置: 指定したクラスタ・ノードまたはクラスタ・サービスをオンライン化します。
FS-10095: クラスタにあるノードは1つのみなので、グループを移動できません。
原因: グループを移動するには、少なくとも2つのクラスタ・ノードが必要です。
処置: クラスタに別のノードを追加してください。
FS-10096: グループの移動には宛先ノードを指定する必要があります。
原因: クラスタには3つ以上のノードがあるため、宛先ノードの指定が必要です。
処置: 宛先ノードを指定してください。
FS-10097: ノード%sと%sでは最高データベース・バージョンのOracleホームでOracle Netデフォルト・ドメインが一致しません。
原因: Oracle Netデフォルト・ドメインがノード間で一致しません。
処置: 副次的メッセージを参照してください。
FS-10098: クラスタ・ノード間で一貫性の無いOracle Netデフォルト・ドメインはデータベースへのアクセスで問題となる可能性があります。
原因: Oracle Netデフォルト・ドメインがノード間で一致しません。
処置: Oracle Netデフォルト・ドメインがクラスタ・ノード間で一致するようにします。
FS-10099: データベース・リソース%sは非所有者ノードからのデータベースへのアクセスには使用できません。ドメイン名が必要です。
原因: Oracle Netデフォルト・ドメインが必要です。
処置: データベース・リソース名にドメイン名を追加します。