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Oracle® Real User Experience Insightインストレーション・ガイド
リリース11.1 for Linux x86-64
B63040-01
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C ruei-check.shスクリプト

この付録では、ruei-check.shスクリプトによって実行されるチェックについて詳しく説明します。インストールの成功を検証し、インストール上の問題のトラブルシューティングを行うには、このスクリプトを使用することを強くお薦めします。

スクリプトを起動すると、システムで実行する必要のあるロールを指定するように要求されます。次に例を示します。

1 - Reporter + Collector + Database
2 - Reporter + Collector
3 - Reporter + Database
4 - Collector only
5 - Reporter only 
6 - Database only

Please specify which role(s) this system should perform: x

この例では、1つのローカル・データベースを持つレポータおよびコレクタのインストールの要件を、システムが満たしていることを検証するために、スクリプトでシステムのチェックが行われます。

チェックは、表C-1で示す順に実行され、インストール前、システムおよびインストール後の3つのタイプのチェックに分類されます。特定のチェックが実行されるかどうかは、選択したロールによって異なります。

表C-1 ruei-check.shチェック。


ロール



チェック 1 2 3 4 5 6 説明

システム・チェック

アーキテクチャ







x86_64が必須です。

オペレーティング・システム







Oracle/RedHat Linux 5.xが必須です。

メモリー







最低4GBが必要です。

レポータ・インストールには16GBが推奨されます。

コレクタ専用またはリモート・データベース・インストール用には8GBが推奨されます。

スワップ領域







インストール済システム・メモリーの最低3/4が必要です脚注1 

$RUEI_HOME用のディスク領域







指定した$RUEI_HOMEの場所のディスク領域には、最低512MBが必要です。

$RUEI_DATA用のディスク領域







指定した$RUEI_DATAの場所のディスク領域には、最低100MBが必要です。

$RUEI_DATAが格納されているディスク







指定した$RUEI_DATAの場所は、ローカルであることが必要です。リモート・ファイル・システム(NFSなど)はサポートされていません。

$RUEI_DATA上のディスク速度







指定した$RUEI_DATAの場所のディスク速度は、最低40MB/秒であることが必要です(120MB/秒以上を推奨)。

SELinux







SELinuxは無効であることが必要です。

ネットワーク・インタフェース







最低1つのインタフェースが、IPアドレスなしで起動している必要があります(以下で説明)。

ホスト名







システムの構成済IPアドレスおよびホスト名は、/etc/hostsファイルで指定されている必要があります。

DNS







構成済DNSサーバーでは、システムの構成済ホスト名をそのIPアドレスに解決する必要があります。

HTTPDの自動起動







自動的に起動するように構成されている必要があります。

HTTPDの起動







起動されている必要があります。

データベースの自動起動







自動的に起動するように構成されている必要があります。

SSHDの自動起動







自動的に起動するように構成されている必要があります。

SSHDの起動







起動されている必要があります。

SSHD







SSHがファイアウォールで保護されていないかどうかのチェックを行います。

NTPDの自動起動







自動的に起動するように構成されている必要があります。

NTPDの起動







起動されている必要があります。

NTPD







タイム・サーバーと同期化されている必要があります。

PHP CLI







PHPがコマンドラインで使用可能であることが必要です。

PHPの設定







session.gc_maxlifetimeは、14400に設定されている必要があります。

memory_limitは、96Mに設定されている必要があります。

post_max_sizeは、128Mに設定されている必要があります。

upload_max_filesizeは、128Mに設定されている必要があります。

Zend Optimizerが使用可能であることが必要です。

(これらは個々のチェックとして表示され、前のチェックに合格しないと実行されません。)

PHPタイムゾーン







PHPからはレポータ・オペレーティング・システムと同じタイムゾーンが戻される必要があります。追加情報は、「ruei-check.shスクリプトによるPHPタイムゾーン・エラーのレポート」を参照してください。

RSVG







~apache/.gnome2ディレクトリが存在する必要があります。

インストール前のチェック

データベース・データ・ディレクトリ用のディスク領域







300GBが必要です。($RUEI_DATAと同じパーティションの場合、400GBが必要です。)

データベース・データ・ディレクトリが格納されたディスク







ローカルであることが必要です。(NFSなどのリモート・ファイル・システムはサポートされていません。)

データベース・データ・ディレクトリのディスク速度







最低40MB/秒が必要です(120MB/秒を推奨)。

$RUEI_USERユーザーの存在







指定した$RUEI_USERユーザーが存在する必要があります。

apacheユーザーの存在







ユーザーapacheが存在する必要があります。

グループ$RUEI_GROUPのユーザーapache







ユーザーapacheは、指定したグループ$RUEI_GROUPのメンバーであることが必要です。

グループuucpのユーザーapache







ユーザーapacheは、グループuucpのメンバーであることが必要です。

グループuucpのユーザー$RUEI_USER







指定した$RUEI_USERユーザーは、グループuucpのメンバーであることが必要です。

ユーザーrootには0022のumaskが必要







ユーザーrootには、0022のumaskが必要です。

ユーザーroot/etc/http/conf.dへの書込み可能







ユーザーrootは、/etc/http/conf.dディレクトリに書き込めることが必要です。

ユーザーroot/etc/init.dへの書込み可能







ユーザーrootは、/etc/init.dディレクトリに書き込めることが必要です。

ユーザーroot/etc/ld.so.conf.dへの書込み可能







ユーザーrootは、/etc/ld.so.conf.dディレクトリに書き込めることが必要です。

ユーザーrootは$RUEI_HOMEへの書込み可能







ユーザーrootは、指定した$RUEI_HOMEディレクトリに書き込めることが必要です。

ユーザーrootは$RUEI_DATAへの書込み可能







ユーザーrootは、指定した$RUEI_DATAディレクトリに書き込めることが必要です。

ユーザーroot/tmpへの書込み可能







ユーザーrootは、/tmpディレクトリに書き込めることが必要です。

/etc/sysconfig/httpd/etc/ruei.confをコール







/etc/sysconfig/httpdスクリプトは、/etc/ruei.conf構成ファイルをコールする必要があります。

$RUEI_USERユーザーはデータベースに接続可能







指定した$RUEI_USERユーザーは、データベースに接続できることが必要です。

oci8 PHP拡張が使用可能







oci8 PHP拡張機能が使用できることが必要です。

$RUEI_USERユーザーはPHPを介したデータベース接続が可能







指定した$RUEI_USERユーザーは、PHPを介してデータベースに接続できる必要があります。

$RUEI_USERユーザーにはumask 0027が必要







指定した$RUEI_USERユーザーには、0027のumaskが必要です。

$RUEI_USERユーザーは$RUEI_HOMEの読取り可能







指定した$RUEI_USERユーザーは、指定した$RUEI_HOMEディレクトリを読み取れることが必要です。

$RUEI_USERユーザーは$RUEI_DATAへの書込み可能







指定した$RUEI_USERユーザーは、指定した$RUEI_DATAディレクトリを読み取れることが必要です。

$RUEI_DATAの権限と所有権







Apacheユーザーは、指定された$RUEI_DATAディレクトリから読取り可能でなければなりません。

/etc/ruei.confの構文が正しい







/etc/ruei.conf構成ファイルが、正しい構文のシェル・スクリプトであることが必要です。

ユーザーrootruei.confのロード後にデータベースに接続可能







rootユーザーは、ruei.conf構成ファイルで指定されている環境がロードされた後、データベースに接続できることが必要です。

wm_concatが使用可能







wm_concatデータベース関数(スイートで使用)が使用可能であることが必要です。

$JAVA_HOME値が有効







/etc/ruei.conf構成ファイルで$JAVA_HOMEに指定された値が、有効であることが必要です。

インストール後のチェック

レポータRPMチェック







ux-collectorux-bi-publisherux-coreux-genericux-ipdbux-guiux-lang-enux-adfux-lang-zh_cnux-wlpux-suites-ebsux-suites-jdeux-suites-sblux-suites-psft、およびux-suites-flex RPMがインストールされ、同じリリース(たとえば5.1.0)であることが必要です。

コレクタRPMチェック







ux-collector RPMは、インストールされていることが必要です。

Java共有オブジェクト







JavaパスがLD_LIBRARY_PATHに正しく追加されている必要があります(「一般的なインストール作業」を参照)。

GUIが使用可能







レポータGUIに、セキュアなインタフェース上のローカル・ホスト名を介して使用できることが必要です(自己署名証明書が見つかると、警告が生成されます)。

レポータGUIでデータベースにアクセス可能







レポータGUIでデータベースに接続できる必要があります。

Oracleウォレットの権限と所有権







Oracleウォレットは、Apacheおよび$RUEI_USERユーザーによる読取り可能な必要があります。

パスにコア・バイナリ







指定した$RUEI_USERユーザーは、完全名を指定せずにコア・バイナリをコールできる必要があります。


脚注1 メモリーがメモリー要件を満たすために追加される場合、このチェックは開始されない可能性があります。