この章の内容は次のとおりです。
注意: 新規のXDKアプリケーションには、xml.hpp にある新規の統合C++ APIを使用してください。oraxml.hpp にある以前のC++ APIは非推奨です。下位互換性のみを目的としてサポートされていますが、今後は拡張されません。これは、将来のリリースでは削除される予定です。 |
XML Schema Processor for C++は、XML Parser for C++とともに動作するコンポーネントです。XML Schema Processor for C++を使用すると、XMLアプリケーションで単純なデータ型および複雑なデータ型をサポートできます。
XML Schema Processor for C++は、W3CのXML Schema勧告をサポートしています。このため、XML文書を処理するカスタム・アプリケーションを簡単に作成できます。また、Oracleが移植された各オペレーティング・システムには、標準に準拠したXML SchemaプロセッサがXDKの一部として搭載されています。
インタフェースSchemaValidator
は、XML文書に対する、XMLスキーマ・ベースの検証を処理する抽象テンプレート・クラスです。
XML Schema Processor for C++は、インストール場所のbin/schema
をコールすることによって、実行可能ファイルとしてコールされます。これは次の引数を取ります。
XMLインスタンス・ドキュメント
デフォルト・スキーマ(オプション)
作業ディレクトリ(オプション)
表27-1に、(オプションが無効、または-hがオプションである場合に表示できる)オプションを示します。
表27-1 XML Schema Processor for C++のコマンドライン・オプション
オプション | 説明 |
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常にコード0で終了します(正常な場合)。 |
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デフォルトの入力ファイルのエンコーディングを指定します。 |
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出力/データ/表示のエンコーディングを指定します。 |
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ヘルプ。これらの選択肢を出力します。 |
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指定されたスキーマを無視します。 |
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検証オプションです。 |
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正常な場合は、ドキュメント・インスタンスを |
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Unicodeパスを強制します。 |
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バージョン: バージョンを表示し、終了します。 |
XML Schema Processor for C++は、提供されるAPIを使用したコードを記述して起動することもできます。このコードは、include
サブディレクトリにあるヘッダーを使用してコンパイルし、lib
サブディレクトリにあるライブラリにリンクする必要があります。プログラムを作成する方法の詳細は、xdk/demo/cpp/schema
ディレクトリにある、Makefile
またはMake.bat
を参照してください。
異なる言語のエラー・メッセージ・ファイルは、mesg
サブディレクトリにあります。
xdk/demo/cpp/schema
ディレクトリには、APIによるOracle XML Schema Processor for C++の使用方法を示すサンプル・アプリケーションがあります。表27-2に、提供されるサンプル・ファイルを示します。
表27-2 XML Schema Processor for C++のサンプル・ファイル
サンプル・ファイル | 説明 |
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サンプル・プログラムを作成および実行し、適切な出力を確認するMakeファイル |
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XML Schema for C++のAPIをコールする一般的なプログラム |
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サンプル・プログラムを作成するには、make
コマンドを実行します。
プログラムを作成および実行し、実際の出力と予想される出力を比較するには、次を実行します。
make sure