Oracle® Fusion Middleware Oracle Reports ServicesレポートWeb公開ガイド 11g リリース 1 (11.1.1) B61375-02 |
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デフォルトでは、Oracle Reportsアプリケーションは管理対象サーバーにデプロイされます。
Reports管理対象サーバーの起動プロパティは、SetDomainEnv.sh
ファイルまたはWebLogic Server管理コンソールを使用して変更できます。ただし、setDomainEnv.sh
ファイルですでに定義されている-Xmxや-Xms
などの一部のプロパティは優先されるため、WebLogic Server管理コンソールを使用して行った変更が有効になりません。また、WLS_REPORTSの起動プロパティのうち、WebLogic Server管理コンソールを使用して変更したものは、startManagedServer.sh
を使用してWLS_REPORTSを起動した場合には有効になりません。したがって、SetDomainEnv.sh
(UNIXの場合)またはSetDomainEnv.bat
(Windowsの場合)を使用して管理対象サーバーの起動プロパティを変更することをお薦めします。
管理対象サーバーのシステム・プロパティやランタイム・プロパティは、$DOMAIN_HOME/bin
にあるSetDomainEnv.sh
(UNIXの場合)またはSetDomainEnv.bat
(Windowsの場合)を使用して変更できます。
ランタイム・プロパティは、[ "${SERVER_NAME}" = "WLS_REPORTS" ]
ブロック内のEXTRA_JAVA_PROPERTIES
変数を使用して変更できます。
WLS_REPORTS
管理対象サーバーの新規の環境変数は、SetDomainEnv.sh
スクリプトのif[ "${SERVER_NAME}" = "WLS_REPORTS" ]
ブロック内に追加する必要があります。
setDomainEnv.sh
を使用するすべてのコンポーネントについてデフォルト設定が行われる際、-Xmxおよび-Xms
の設定が管理対象サーバーのコマンドラインに複数回追加されます。そのため、[ "${SERVER_NAME}" = "WLS_REPORTS" ]
ブロックのEXTRA_JAVA_PROPERTIES
変数の最後に-Xmxおよび-Xms
の設定を追加する必要があります。
たとえば、次のようなスニペットがあるとします。
if [ "${SERVER_NAME}" = "WLS_REPORTS" ] ; then EXTRA_JAVA_PROPERTIES="-Xms256m Xmx512m ... -Doracle.home=/fmwhome/as1 ... ${EXTRA_JAVA_PROPERTIES}"
-Djobid=random
プロパティを追加し、WLS_REPORTSの-Xmxおよび-Xms
の設定を512m
および1024m
に変更するには、スニペットを次のように変更する必要があります。
if [ "${SERVER_NAME}" = "WLS_REPORTS" ] ; then EXTRA_JAVA_PROPERTIES=" -Doracle.home=/fmwhome/as1 ... ${EXTRA_JAVA_PROPERTIES} -Xms512m -Xmx1024m -Djobid=random"
注意: WLS_REPORTS は、インストール時にReportsアプリケーションがデプロイされる管理対象サーバーの名前です。拡張クラスタの場合、管理対象サーバーにはWLS_REPORTS1、WLS_REPORTS2、などの名前を付けることができます。 |