Oracle® Fusion Middleware Oracle Reportsレポート作成のためのユーザーズ・ガイド 11gリリース1(11.1.1) B61376-01 |
|
戻る |
次へ |
この項の手順では、レポート・ウィザードで単純なデータ・モデルとレポート・レイアウトを作成する方法を説明します。これらを使用して、JSPベースのWebレポートやペーパー・レポートを生成できます。次の項では、JSPを変更し、Webレポートで適切な情報が表示されるようにします。
この例のように、単一問合せレポートを作成する場合、レポート・ウィザードを使用して、データ・モデルとレイアウトを同時に作成できます。
データ・モデルとレイアウトを作成するには:
Reports Builderを起動します。すでに起動している場合は、「ファイル」→「新規」→「レポート」を選択します。
「ようこそ」ダイアログ・ボックスまたは「新規レポート」ダイアログ・ボックスで、「レポート・ウィザードを使う」を選択して「OK」をクリックします。
「ようこそ」ページが表示されたら、「次へ」をクリックします。
「レポート・タイプ」ページで、「Webおよびペーパー・レイアウトの両方を作成」を選択し、「次へ」をクリックします。
「スタイル」ページでレポートの「タイトル」を入力し、「グループ左」を選択して「次へ」をクリックします。
「データ・ソース」ページで、「SQL問合せ」をクリックし、「次へ」をクリックします。
「データ」ページの「データ・ソース定義」フィールドに次のSELECT
文を入力します。
SELECT O.CUSTID, O.SHIPDATE, O.TOTAL, AVG(A.TOTAL) MAVG FROM ORD O, ORD A WHERE A.CUSTID = O.CUSTID AND A.SHIPDATE BETWEEN O.SHIPDATE -123 AND O.SHIPDATE GROUP BY O.CUSTID, O.SHIPDATE, O.TOTAL
注意: この問合せは、次のいずれかの方法で入力できます。
|
「次へ」をクリックします。
注意: データベースにまだ接続していない場合は、「クエリー・ビルダー」または「次へ」をクリックしたときに、データベースに接続するよう求められます。この例に該当するスキーマが含まれるデータベースに接続してください。第28.1項「この例の前提条件」に、この例のサンプル・スキーマの要件に関する説明があります。 |
「グループ」ページで、「CUSTID」をクリックし、「>」ボタンをクリックして、このフィールドを「グループ・フィールド」リストに移動し、「次へ」をクリックします。
「フィールド」ページで「>>」ボタンをクリックして、すべてのフィールドを「表示フィールド」リストに移動し、「次へ」をクリックします。
「合計」ページで「次へ」をクリックします。
「ラベル」ページで、MAVGのラベルを4-Month Moving Average
に変更し、「次へ」をクリックします。
「テンプレート」ページで、「事前定義テンプレート」を選択し、「Beige」をクリックします。次に「終了」をクリックして、ペーパー・デザイン・ビューにレポート出力を表示します。
ペーパー・デザイン・ビューで、「F_MAVG」フィールドをダブルクリックしてプロパティ・インスペクタを表示し、次のプロパティを設定します。
「フィールド」で、「書式マスク」プロパティを「LNNNGNN0D00」に設定します。
「F_TOTAL」フィールドにも同じ手順を繰り返します。
「Total」ラベルの下に表示されている最初の数値を選択します。これですべての値が即座に選択されます。「4-Month Moving Average」ラベルの下に表示されている最初の数値を[Shift]を押しながらクリックします。「右に整列」ボタンをクリックします。すべての値が右詰めになります。
ペーパー・デザイン・ビューのレポートは次のようになります。
レポート・ウィザードを使用して作成したデータ・モデルを表示するには、ツールバーの「データ・モデル」ボタンをクリックします。このデータ・モデルは、ペーパー・レポートとJSPベースのWebレポートのどちらにも使用できます。
作成したデータ・モデルは次のようになります。
レポートをtimeseries_
<自分のイニシャル>.rdf
という名前で保存します。