Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Edition開発者ガイド 11g リリース1(11.1.1) B63032-01 |
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この章では、Oracle BI EE論理SQLビュー・オブジェクトを使用して、ビジネス・インテリジェンス・データをADFアプリケーションのコンポーネントに埋め込む方法について説明します。
この章では次の項について説明します。
ビジネス・インテリジェンス論理SQLビュー・オブジェクトにより、Oracle Business Intelligenceサーバーにアクセスして、ネイティブのADFコンポーネントをOracle BI EEデータにバインドするADFアプリケーションを作成できます。
Oracle Business Intelligenceビュー・オブジェクトは、select句内のアイテムを属性として公開します。ビジネス・インテリジェンス論理ビュー・オブジェクトの設定の完了後は、ADFアプリケーションで他のビュー・オブジェクトを使用できる任意の場所で、Oracle Business Intelligence論理SQLビュー・オブジェクトを使用できます。たとえば、Oracle Business Intelligenceビュー・オブジェクトの属性を操作スキーマからデータを返す別のビュー・オブジェクトの属性と結合するためのビュー・リンクを作成できます。Oracle Business Intelligenceビュー・オブジェクトのデータ、またはビュー・リンクを使用して作成した結合されたデータを、JDeveloperで自動的に生成されるデータ・コントロールを使用して、任意のADFリッチ/Facesコンポーネントで容易に表示できます。
ADFページに分析、ダッシュボード、スコアカード・コンポーネントなどのビジネス・インテリジェンス・オブジェクトを追加することで、Oracle BIプレゼンテーション・カタログにアクセスし、カタログを参照し、ADFページに追加するOracle BI EEオブジェクトを選択できます。この方法によるADFページへのビジネス・インテリジェンス・データの追加の詳細は、第1章「ADFアプリケーションへのビジネス・インテリジェンス・オブジェクトの埋込み」を参照してください。
次のユース・ケース・シナリオは、Oracle Business Intelligence論理SQLビュー・オブジェクトを使用して堅牢なADFページを作成する方法をわかりやすく説明するために作成されました。各ユース・ケースは、シナリオと一般的な手順で構成されています。
このユース・ケースでは、論理SQL文から返されたデータをADF Facesまたはリッチ・ユーザー・インタフェース・コンポーネントで表示する方法について説明します。このユース・ケースでは、地域および地区別収益データを読取り専用のリッチ・テーブル・フォーマットで表示します。
ヒント: このユース・ケースでは、データをリッチ・テーブルで表示する1つの方法について説明しています。一般に、分析をADFページに埋め込む方が簡単です。 |
論理SQLからのデータをADFリッチ・ユーザー・インタフェース・コンポーネントで表示するには:
ADFページで表示するデータを含むOracle BI EEサーバーへのJDBC接続を作成します。詳細は、「BI JDBC接続の作成」を参照してください。
標準JDBC接続を使用するアプリケーション・モジュールを作成します。詳細は、「ADFプロジェクトの初期化」を参照してください。
JDBC接続をポイントし、次の論理SQLを使用する、Oracle Business Intelligenceビュー・オブジェクトを作成します。地域、地区、ドルはビュー・オブジェクトの属性として自動的に追加されます。
"Select Markets.Region, Markets.District, Sales Measures.Dollars from Paint"
「ビュー・オブジェクトの作成」ウィザードの「アプリケーション・モデル」ページに移動し、アプリケーション・モジュールに作成したビュー・オブジェクトのインスタンスを追加します。このユース・ケースでは、アプリケーション・モジュールの名前は「BIVO_AppModule」であるとします。
JDeveloperで、BIVO_AppModuleDataControlが自動的に作成されます。このデータ・コントロールの下に、ビュー・オブジェクトがすべての属性とともにコレクションとして表示されます。
ビュー・オブジェクト・コレクションをデータ・コントロールからJSPXページの適切な場所にドラッグ・アンド・ドロップします。ポップアップ・メニューが表示されたら、ビュー・オブジェクトの表示に使用する適切なADFリッチUIコンポーネントを選択します。
表示に使用する読取り専用のリッチ・テーブルを選択します。
このユース・ケースは、「論理SQLからのデータをADFリッチ・ユーザー・インタフェース・コンポーネントで表示」ユース・ケースを拡張したものです。ただし、このユース・ケースでは、収益がユーザー入力値よりも大きい場合にのみ、地域および地区別収益データを論理SQLから表示します。これは、ランタイム・パラメータを渡すことで実行できます。
論理SQLからのデータを表示し、ランタイム・パラメータを引き渡すには:
ADFページで表示するデータを含むOracle BI EEサーバーへのJDBC接続を作成します。詳細は、「BI JDBC接続の作成」を参照してください。
標準JDBC接続を使用するアプリケーション・モジュールを作成します。詳細は、「ADFプロジェクトの初期化」を参照してください。
JDBC接続をポイントし、次の論理SQLを使用する、Oracle Business Intelligenceビュー・オブジェクトを作成します。地域、地区、ドルはビュー・オブジェクトの属性として自動的に追加されます。
"Select Markets.Region, Markets.District, Sales Measures.Dollars from Paint"
ドル属性にマップされるバインド変数を追加します。
「ビュー・オブジェクトの作成」ウィザードの「アプリケーション・モデル」ページに移動し、アプリケーション・モジュールに作成したビュー・オブジェクトのインスタンスを追加します。このユース・ケースでは、アプリケーション・モジュールの名前は「BIVO_AppModule」であるとします。
JDeveloperで、BIVO_AppModuleDataControlが自動的に作成されます。このデータ・コントロールの下に、ビュー・オブジェクトがすべての属性とともにコレクションとして表示されます。DataControlには、ドル・パラメータをとるExecuteWithParam操作も表示されます。
ビュー・オブジェクト・コレクションをデータ・コントロールからJSPXページの適切な場所にドラッグ・アンド・ドロップします。ポップアップ・メニューが表示されたら、ビュー・オブジェクトの表示に使用する適切なADFリッチUIコンポーネントを選択します。
表示に使用する読取り専用のリッチ・テーブルを選択します。
収益のしきい値の入力を求めるための、適切な入力コンポーネントを作成します。
ユーザーが書式を送信し、前に作成したリッチ・テーブルをリフレッシュするときに、ExecuteWithParam操作を起動して、収益のしきい値を渡します。
このユース・ケースでは、次の列を含むADFリッチ・テーブルを表示する方法を説明します。
顧客
買掛/未払金回転日数
残存期間値
年度累計収益別顧客ランク
「買掛/未払金回転日数」値はオンライン・トランザクション処理(OLTP)システムから取得し、「残存期間値」と「顧客ランク」はOracle Business Intelligenceサーバーから取得します。「顧客」は両方のシステムで共通です。
オンライン・トランザクション処理スキーマからのデータと論理SQLからのデータをADFリッチ・コンポーネントでまとめて表示するには:
ADFページで表示するデータを含むOracle BI EEサーバーへのJDBC接続を作成します。詳細は、「BI JDBC接続の作成」を参照してください。
標準JDBC接続を使用するアプリケーション・モジュールを作成します。詳細は、「ADFプロジェクトの初期化」を参照してください。
OLTPシステム内で標準のビュー・オブジェクトを作成し、適切なSQL/エンティティ・オブジェクトを使用して「顧客」属性と「買掛/未払金回転日数」属性を公開します。このユース・ケースでは、ビュー・オブジェクトの名前をOLTP_VOとします。
ステップ1で作成したOracle BI EEサーバーへのJDBC接続を使用し、次の論理SQLを使用して、Oracle Business Intelligenceビュー・オブジェクトを作成します。
"Select Customer, Lifetime_Value, Rank (YTD Revenue) from CustomerSubjectArea"
「顧客」、「残存期間値」、「年度累計別顧客ランク」が、このビュー・オブジェクトの属性として自動的に追加されます。このユース・ケースでは、ビューの名前をBI_VOとします。
OLTP_VOの顧客属性をソース属性とし、BI_VOの顧客属性を宛先属性として、ビュー・リンクを作成します。
OLTP_VOのJava手順に移動して、ビュー・オブジェクトのJavaクラスを生成します。また、OLTP_VOにLifetime_ValueおよびRankByRevenueの属性を追加します。
OLTP_VO (OLTP_VOViewImpl)のJavaクラスを編集します。前の手順で追加した属性には、それぞれアクセッサ・メソッドがあります。Oracle Business Intelligenceビュー・オブジェクトから対応する値を返すように、アクセッサの実装を編集します。ビジネス・インテリジェンス・ビュー・オブジェクトは、getViewObjectメソッドを介してOLTP_VOビュー・オブジェクトで使用可能になります。たとえば、Lifetime_Valueアクセッサのコードは、次のようになります。
getViewObject().getCurrentRow().getAttribute("Lifetime_Value")
OLTP_VOがApplicationModuleの一部であることを確認します。OLTP_VOには、すべての属性(顧客、買掛/未払金回転日数、残存期間値、年度累計別顧客ランク)のコレクションが含まれます。
ビュー・オブジェクト・コレクションをデータ・コントロールからJSPXページの適切な場所にドラッグ・アンド・ドロップします。ポップアップ・メニューが表示されたら、ビュー・オブジェクトの表示に使用する適切なADFリッチUIコンポーネントを選択します。
表示に使用する読取り専用のリッチ・テーブルを選択します。
このユース・ケースでは、2つのOLTPビュー・オブジェクト間のマスター/ディテール関係を作成する場合と同じ方法で、マスター/ディテール関係を作成します。次に示す手順は、概略的な手順です。マスター/ディテール関係の作成の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Application Development FrameworkのためのFusion開発者ガイドを参照してください。
Oracle Business Intelligenceビュー・オブジェクトとオンライン・トランザクション処理ビュー・オブジェクト間のマスター/ディテール関係を作成するには:
OLTPビュー・オブジェクトを作成します。
Oracle Business Intelligenceビュー・オブジェクトを作成します。
OLTPビュー・オブジェクトとBIビュー・オブジェクト間のビュー・リンクを作成します。
ソースおよび宛先ビュー・オブジェクトに対応するソースおよび宛先データ・コントロールの、適切なADFビュー・オブジェクトを作成します。
Oracle BI Enterprise Edition論理SQLビュー・オブジェクトを作成する前に、BI JDBC接続の作成およびJDBC接続でのADFプロジェクトの初期化、という2つの準備手順を実行する必要があります。
Oracle BI Enterprise Edition論理SQLビュー・オブジェクトを作成して保存した後、ADFアプリケーションの他のビュー・オブジェクトと特定の方法で相互作用するように、ビュー・オブジェクトの動作を変更できます。
次のサブステップを使用して、Oracle BI EEデータとADFコンポーネントのバインドに使用できる、Oracle BI Enterprise Edition論理SQLビュー・オブジェクトのための準備および作成を行います。
Oracle JDeveloperでは、次のOracle BI EE拡張機能を提供します。
ビジネス・インテリジェンスADFタスク・フロー
ビジネス・インテリジェンスADFビュー・リージョン
ビジネス・インテリジェンス・コンポーザ
ビジネス・インテリジェンス論理SQLビュー・オブジェクト
ビジネス・インテリジェンスSOAP接続
必要なOracle JDeveloper 11g拡張機能およびOracle BI EE拡張機能があるかどうか不明な場合は、この手順を実行します。
インストールされている拡張機能を確認するには:
JDeveloperで「ヘルプ」メニューをクリックし、「バージョン情報」をクリックします。表示される「Oracle JDeveloper 11gのバージョン情報」ダイアログ・ボックスで、リリース番号を確認できます。
「拡張機能」タブをクリックして、インストールされている拡張機能のリストを表示します。リストをソートするには、「名前」または「識別子」列ヘッダーをクリックします。
Oracle BI EE拡張機能にはすべて、「bi-」接頭辞が付いています。「bi-」接頭辞で始まる拡張子がない場合、必要な拡張機能はありません。
JDeveloperの「更新の確認」ウィザードを使用し、必要なOracle BI EE拡張機能を検索してインストールします。
Oracle BI EE拡張機能をインストールするには:
JDeveloperの「ヘルプ」メニューから「更新の確認」を選択します。
ウィザードの手順に従って、Oracle BI EE拡張機能を検索、ダウンロードおよびインストールします。
使用可能なOracle BI EE拡張機能のリストは、「インストールされているJDeveloper拡張機能の確認」を参照してください。
Oracle BIサーバーへのBI JDBC接続を作成する必要があります。この接続を介して、ビュー・オブジェクトは論理SQL文をOracle BIサーバーに渡し、Oracle BIサーバーはデータをADFアプリケーションのビュー・オブジェクトに戻します。
BI JDBC接続は、すべてのADFアプリケーションで使用可能なように、または特定のADFアプリケーションのコンテキストで作成できます。
BI JDBCデータ・ソースの作成方法は、「BI JDBCデータ・ソースの作成」を参照してください。
BI JDBC接続を作成するには:
BI JDBC接続を、すべてのADFアプリケーションで使用するように作成するのか、または現在のADFアプリケーションで使用するように作成するのかを決定します。ADFアプリケーションでの接続を作成するには、次のサブステップを実行します。
ADFプロジェクトを開き、アプリケーション・ナビゲータに移動します。
「アプリケーション・リソース」パネルに移動します。
「接続」ノードを右クリックし、「接続の作成」を選択します。
「データベース」を選択します。「データベース接続の作成」ダイアログが表示されます。
「接続の作成場所」フィールドで「アプリケーション・リソース」が選択されていることを確認します。
すべてのADFアプリケーションで使用可能な接続を作成するには、次のサブステップを実行します。
リソース・パレットに移動して、「新規」アイコンをクリックします。
「新しい接続」を選択します。
「データベース」を選択します。「データベース接続の作成」ダイアログが表示されます。
「接続の作成場所」フィールドで「IDE接続」が選択されていることを確認します。
「接続タイプ」フィールドでBI (JDBC)を選択し、適切な接続情報を入力します。詳細は、[F1]キーを押すか、「データベース接続の作成」ダイアログから「ヘルプ」をクリックします。
「接続のテスト」をクリックします。
テストに成功すると、ステータス・テキスト・エリアに「成功」というメッセージが表示されます。
テストに失敗した場合、エラーが表示されます。必要に応じてダイアログに入力した情報を変更してエラーを修正するか、エラーの内容を確認して考えられる他のエラー要因を特定します。
アプリケーション・ナビゲータまたはリソース・パレットの該当するノードの下に、新しい接続名が表示されます。
作成しているOracle Business Intelligenceビュー・オブジェクトが、ADFアプリケーションに追加される最初のビジネス・コンポーネントの場合、標準のJDBC接続でプロジェクトを初期化する必要があります。BI JDBC接続でプロジェクトを初期化することはできません。BI JDBC接続は、後からBIビュー・オブジェクトを作成するときに指定します。
注意: ビジネス・コンポーネント・プロジェクトを初期化する必要はありません。ビジネス・コンポーネント・プロジェクトは、作成時に初期化されます。 |
ADFプロジェクトを初期化するには:
ADFプロジェクトを開いて「ファイル」をクリックし、「新規」を選択します。「新規ギャラリ」ダイアログが表示されます。
「すべてのテクノロジ」タブを選択し、「カテゴリ」エリアで「ビジネス層」を選択して、「ビジネス・インテリジェンス」を選択します。
「アイテム」エリアで「ビュー・オブジェクト(ビジネス・インテリジェンス論理SQLビュー・オブジェクト)」が強調表示されていることを確認して、「OK」をクリックします。「ビジネス・コンポーネント・プロジェクトの初期化」ダイアログが表示されます。
初期ビジネス・コンポーネント・プロジェクトを作成する場合、またはプロジェクト・プロパティを設定する場合に、コンポーネントで使用するデータベース接続およびSQLスタイルを指定します。詳細は、[F1]キーを押すか、「データベース接続の作成」ダイアログから「ヘルプ」をクリックします。
「OK」をクリックします。「ビュー・オブジェクトの作成」ウィザードが表示されます。
「ビュー・オブジェクトの作成」ウィザードを使用してOracle Business Intelligence論理SQLビュー・オブジェクトを作成および保存するには、次の手順を実行します。「ビュー・オブジェクトの作成」ウィザードの特定のダイアログの詳細は、[F1]キーを押すか、作業中のダイアログから「ヘルプ」をクリックします。
ビュー・オブジェクトを作成して保存した後、保存したビュー・オブジェクトにアクセスして次のアイテムを追加できます。
代替キー
クライアント・インタフェースの仕様
クライアント行インタフェースの仕様
ビュー・アクセッサ
ユーザー・インタフェースのヒント
ビュー・オブジェクトを作成するには:
ADFプロジェクトを開いて「ファイル」をクリックし、「新規」を選択します。「新規ギャラリ」ダイアログが表示されます。
注意: まだADFプロジェクトを初期化していない場合、JDeveloperではビジネス・インテリジェンス・ビュー・オブジェクトを作成する前に初期化が必要になります。詳細は、「ADFプロジェクトの初期化」を参照してください。 |
「すべてのテクノロジ」タブを選択し、「カテゴリ」エリアで「ビジネス層」、「ビジネス・インテリジェンス」の順に選択し、「アイテム」エリアで「ビュー・オブジェクト(ビジネス・インテリジェンス論理SQLビュー・オブジェクト)」が強調表示されていることを確認して、「OK」をクリックします。
「名前」画面で、ビュー・オブジェクトの名前を入力してビュー・オブジェクトを配置するパッケージを指定します。「プロパティ・セット」フィールドを使用して、ビュー・オブジェクトの既存のプロパティ・セットを選択できます。「次へ」をクリックします。「接続」画面が表示されます。
注意: ビュー・オブジェクトの保存後は、名前を変更できません。 |
論理SQLを実行するBI JDBC接続を選択して、ビジネス・インテリジェンス・データを取得します。プロジェクトに対して初期化されたJDBC接続は、デフォルトでこの接続になりますが、プロジェクトの新たなBI JDBC接続を作成するには、使用可能な接続のリストからBI JDBC接続を選択するか、「追加」ボタンをクリックする必要があります。
「次へ」をクリックします。「論理SQL」画面が表示されます。
Oracle BI EEサーバーに対して実行する論理SQLを入力します。Oracle BI EEプレゼンテーション・サーバーでサポートされているほとんどの論理SQL select文を使用できます。選択リストのアイテムは、自動的にビジネス・インテリジェンス・ビュー・オブジェクトの属性として使用可能になります。たとえば、論理SQLが"Select Markets.Region saw_0, Measures.Dollars saw_1 from Paint"
の場合、対応するビュー・オブジェクトは「地域」と「ドル」という2つの属性を持ちます。
「次へ」をクリックします。「バインド変数」画面が表示されます。
必要な変数を追加または作成します。作成したバインド変数は、このビュー・オブジェクトを含むデータ・コントロールでパラメータとして使用できます。バインド変数の詳細は、[F1]キーを押すか、ダイアログから「ヘルプ」をクリックします。
「次へ」をクリックします。「Java」画面が表示されます。
必要なJavaファイルを生成して、ビジネス・インテリジェンス・ビュー・オブジェクトにより提供される機能を拡張またはカスタマイズし、「次へ」をクリックします。「アプリケーション・モデル」画面が表示されます。
ビュー・オブジェクトのカスタムJavaクラスの生成の詳細は、[F1]キーを押すか、ダイアログから「ヘルプ」をクリックします。
ビジネス・インテリジェンス・ビュー・オブジェクトのインスタンスを、新規または保存されているアプリケーション・モジュールに追加します。アプリケーション・モジュールを追加しない場合、ビュー・オブジェクトのデータ・コントロールは自動的に生成されません。
「次へ」をクリックします。「サマリー」画面が表示されます。
サマリーをレビューして、選択内容を確認します。選択内容が正しいことを確認して「終了」をクリックすると、JDeveloperでOracle Business Intelligenceビュー・オブジェクトが作成されます。
ビュー・オブジェクトの動作を変更し、クライアント・インタフェースの仕様、クライアント行インタフェースの仕様、ビュー・アクセッサ、ユーザー・インタフェースのヒントなどの追加動作を定義するには、次の手順を実行します。指定する動作により、Oracle Business Intelligence論理SQLビュー・オブジェクトがアプリケーションの他のADFビュー・オブジェクトとどのように相互作用するかが決まります。
ビュー・オブジェクト・エディタ内の特定のダイアログの詳細は、[F1]キーを押すか、エディタから「ヘルプ」をクリックします。
ビュー・オブジェクトの動作を変更するには:
ビュー・オブジェクトを検索して開くには、「ファイル」→「開く」をクリックします。「開く」ダイアログが表示され、ここでビュー・オブジェクトを参照して選択できます。「概要エディタ」が表示されます。
「接続」ノードをクリックして、ビュー・オブジェクトのBI JDBC接続情報を変更するか、他のBI JDBC接続に切り替えます。
「論理SQL」ノードをクリックして、ビュー・オブジェクトの論理SQLを変更し、SQL問合せに名前付きバインド変数を追加します。
「Java」ノードをクリックして、ビュー・オブジェクトのJavaファイルとそのビュー行セットを生成します。生成されたファイルにより、クライアントはオブジェクトのメソッドをリモートでコールし、ビュー行をラップするサービス・データ・オブジェクトを生成し、これによりビュー・オブジェクトをWebサービス・インタフェースで公開できます。
「ビュー・アクセッサ」ノードをクリックして、ベース・エンティティ・オブジェクト属性またはビュー・オブジェクト属性からソース・ビュー行セットをポイントするビュー・アクセッサを定義します。
他のビュー・オブジェクトの値リスト(LOV)対応属性に現在のビュー・オブジェクトのリストUIヒントを継承させる場合は、「リストUIヒント」ノードをクリックして、デフォルトのLOVのヒントを指定します。
BI JDBCデータ・ソースへの接続を作成するには、BI JDBCデータ・ソースが存在している必要があります。このデータ・ソースおよび接続により、Oracle BIサーバーにアクセスして論理SQL文を渡し、ADFアプリケーションのビュー・オブジェクトのデータをリクエストできます。
BI JDBC接続の作成の詳細は、「Oracle Business Intelligence論理SQLビュー・オブジェクトの作成」を参照してください。
Oracle WebLogic Server管理コンソールにアクセスしてBI JDBCデータ・ソースを作成するには、次の手順に従います。開始する前に、Oracle WebLogicが起動していることを確認してください。
WebLogicでデータ・ソースを作成するには:
Oracle BI EEがデプロイされているWebLogicドメインの、WebLogic Server管理コンソールにアクセスしてログインします。
左ペインの「ドメイン構造」ツリーで「サービス」を開き、「データ・ソース」を選択します。
「新規」をクリックします。最初に「ロックして編集」をクリックして、「新規」ボタンを有効にする必要がある場合もあります。
「新しいJDBCデータ・ソースの作成」ウィザードが表示されます。
「JDBCデータ・ソースのプロパティ」ページで、次の手順に従います。
「名前」に、JDeveloperアプリケーションのBI VOのデータベース名を入力します(ApplicationOBISなど)。
「JNDI名」に、「名前」と同じ値を入力します。JNDI名の形式は、jdbc/「名前」フィールドの名前DSにします(jdbc/ApplicationOBISDSなど)。
「データベース・タイプ」を「その他」に設定します。
「次へ」をクリックします。
「データベース・ドライバ」を「その他」に設定します。
「次へ」をクリックします。
「トランザクション・オプション」ページで「グローバル・トランザクションのサポート」を選択し、「1フェーズ・コミット」を選択します。「次へ」をクリックします。
「接続プロパティ」ページで、次の手順に従います。
「データベース名」に、任意のテキスト文字列を入力します。このフィールドで指定した名前は、Oracle BI EEには使用されません。
「ホスト名」に、Oracle BIサーバーの名前を入力します(sr7619.us.mycompany.comなど)。
「ポート」に、9703と入力します。
「データベース・ユーザー名」に、oracle.bi.server.impersonateUser権限が割り当てられた有効なOracle BI EEユーザー名を入力します。
「パスワード」と「パスワードの確認」に、指定したユーザー名のパスワードを入力および再入力します。「 次へ」をクリックします。
「データベース接続のテスト」ページで、次の手順に従います。
「ドライバ・クラス名」に、oracle.bi.jdbc.AnaJdbcDriverと入力します。
「URL」に、jdbc:oraclebi://ホスト名:9703/を入力します(jdbc:oraclebi://sr7619.us.mycompany.com:9703/など)。
「プロパティ」に、user=「データベース・ユーザー名」フィールドのユーザー(上記を参照)を入力します(user=BIImpersonatorUserなど)。
「テスト対象の表名」に、SQL {call NQSGetSQLCatalogs()}と入力します。
「構成のテスト」をクリックします。テストに失敗した場合は、戻って設定を確認します。テストに成功した場合は、「次へ」をクリックします。
データ・ソースをデプロイするサーバーまたはクラスタを選択します。この手順は、データ・ソースの構成を完了する前に行う必要があります。
「終了」をクリックします。
「変更のアクティブ化」をクリックします。
BI JDBCデータ・ソースに接続文字列プロパティを追加するには、次の手順に従います。この手順を実行すると、偽装を有効化できます。接続で現在ログインしているユーザーを使用しない場合は、この手順をスキップできます。
WebLogic Server管理コンソールにアクセスして、偽装を構成するBI JDBCデータ・ソースを検索します。「設定」ページが表示されます。
「接続プール」タブをクリックします。データ・ソースを構成する前に、「ロックして編集」をクリックする必要がある場合もあります。
「プロパティ」フィールドで、新しい行を作成してIMPERSONATE=を追加します。
「接続数の初期値」フィールドに、1と入力します。
「保存」をクリックします。