この章では、WebCenterアプリケーションをインストールしたオペレーティング・システム、WebCenterアプリケーション、およびバックエンド・コンポーネントの構成プロパティをチューニングする方法について概説します。
Oracle WebCenter 11gは、標準ベースのサービス指向アーキテクチャ(SOA)上にソーシャル・アプリケーション、エンタープライズ・ポータル、コミュニティ、コンポジット・アプリケーション、およびインターネットまたはイントラネットのWebサイトを構築するために使用する統合製品スイートです。Oracle WebCenterには、リッチ・インターネット・アプリケーションの開発、マルチチャネルのポータル・フレームワーク、および水平型のEnterprise 2.0アプリケーション・スイートが一体化されています。Enterprise 2.0アプリケーションは、非常にインタラクティブなユーザー体験を生み出すコンテンツ機能、プレゼンス機能、およびソーシャル・ネットワーキング機能を備えています。ポータルまたはアプリケーションのコンテキスト内で、インスタント・メッセージ、ブログ、Wiki、RSS、タグ、VoIP、ディスカッション・フォーラム、アクティビティ、ソーシャル・ネットワークなどのサービスと直接やり取りすることで、ユーザーやグループの生産性が向上し、IT投資回収率も高まります。Oracle WebCenter Spacesは、すぐに使用可能なWebCenterアプリケーションです。これを使用すると、ソーシャル・ネットワーキング、コミュニケーション、コラボレーションおよび個人の生産性の分野で、開発作業を行わずに最新テクノロジを手にすることができます。Oracle WebCenter Spacesでは、Oracle WebCenter Framework、Oracle WebCenter ComposerおよびBusiness Dictionaryが提供する、強力な統合型のサービスおよびアプリケーションのセットを通じて、インスタント・コミュニティ・ポータル、チーム・サイト、その他の協調型アプリケーションをデプロイできます。
Oracle WebCenterの詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterの管理者ガイドおよび『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterのための開発者ガイド』を参照してください。
この項では、WebCenterアプリケーションがデプロイされているオペレーティング・システムのチューニング方法について説明します。ここで取り上げるのは、システム制限、JDBCデータ・ソースおよびJRockit仮想マシン(JVM)引数の構成です。
この項の内容は次のとおりです。
WebCenterアプリケーションを適度な負荷で実行するには、open-files-limitを4096に設定します。ファイル・ディスクリプタの不足などのエラーが発生した場合は、システム制限を増やします。
たとえば、Linuxでは次のコマンドを使用します。
ulimit -n 8192
このシステム制限を変更する方法については、オペレーティング・システムのドキュメントを参照してください。
MDSDSおよびWebCenterDSには、次のデータ・ソース設定をお薦めします。これらの設定は、アプリケーションの使用パターンおよび負荷に応じて調整可能です。
<jdbc-connection-pool-params>
<initial-capacity>10</initial-capacity>
<max-capacity>50</max-capacity>
<capacity-increment>1</capacity-increment>
<shrink-frequency-seconds>0</shrink-frequency-seconds>
<highest-num-waiters>2147483647</highest-num-waiters>
<connection-creation-retry-frequency-seconds>0</connection-creation-retry-frequency-seconds>
<connection-reserve-timeout-seconds>60</connection-reserve-timeout-seconds>
<test-frequency-seconds>0</test-frequency-seconds>
<test-connections-on-reserve>true</test-connections-on-reserve>
<ignore-in-use-connections-enabled>true</ignore-in-use-connections-enabled>
<inactive-connection-timeout-seconds>0</inactive-connection-timeout-seconds>
<test-table-name>SQL SELECT 1 FROM DUAL</test-table-name>
<login-delay-seconds>0</login-delay-seconds>
<statement-cache-size>5</statement-cache-size>
<statement-cache-type>LRU</statement-cache-type>
<remove-infected-connections>true</remove-infected-connections>
<seconds-to-trust-an-idle-pool-connection>60</seconds-to-trust-an-idle-pool-connection>
<statement-timeout>-1</statement-timeout>
<pinned-to-thread>false</pinned-to-thread>
</jdbc-connection-pool-params>
JDBCデータ・ソースの設定を編集するには、次の手順に従います。
WebLogic Server管理コンソールにログインします。
「ホーム」ページから「JDBCデータ・ソースのサマリー」→「mds-SpacesDSの設定」を選択し、「接続プール」タブを選択します。
必要に応じてプロパティを編集します。
『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server JDBCの構成と管理』のJDBCデータ・ソースの構成に関する項も参照してください。
JVM引数は、UNIXオペレーティング・システムのsetDomainEnv.shファイルおよびWindowsオペレーティング・システムのsetDomainEnv.cmdに設定されます。setDomainEnvファイルは、<domain_dir>/binディレクトリにあります。
WebLogic Server本番モード: コマンドラインから本番モードで管理サーバーを起動するには、起動コマンドに次のパラメータを使用します。
-Dweblogic.ProductionModeEnabled=true
管理コンソールを使用した本番モードのドメインの設定の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server管理コンソールのオンライン・ヘルプの本番モードへの変更に関する項を参照してください。
ヒープ・サイズ: ガベージが収集されたり、メモリー不足のエラーが頻繁に発生したりしてサーバーがオーバーロードしている場合、サーバーの使用できる物理メモリーに応じてヒープ・サイズを増やします。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server管理コンソールのオンライン・ヘルプのノード・マネージャで起動したサーバーのJavaオプションの設定に関する項を参照してください。
サーバーの起動コマンドまたは管理コンソールに次のパラメータを入力できます。
jrockit vm: -Xms2048M -Xmx2048M -Xns512M hotspot vm: -Xms2048M -Xmx2048M -XX:MaxPermSize512M
クライアントがリモートの場所からモデムやVPNを利用して比較的遅い接続を使用するサーバーに接続する場合、クライアントにダウンロードする前にコンテンツを圧縮することを検討してください。コンテンツの圧縮でサーバーの負荷が高まりますが、クライアントのダウンロード体験が大幅に改善されます。
いくつかのコンテンツの圧縮方法を使用できます。次の手順は、Apacheのmod_deflateモジュールの使用方法を示しています。
Apacheのmod_deflateモジュールを有効にします。
これを実行するには、次の内容をhttpd.conf ($OH/instances/$INSTANCE_NAME/config/OHS/$OHS_NAME)に追加します。
LoadModule deflate_module "${ORACLE_HOME}/ohs/modules/mod_deflate.so"
出力フィルタを設定して、圧縮のルールを指定します。
次に示すのは、httpd.conf(上記の場所と同じ)に追加できるサンプル・スニペットです。コンテンツおよび圧縮要件に基づいて、コンテンツを変更します。
<IfModule mod_deflate.c> SetOutputFilter DEFLATE AddOutputFilterByType DEFLATE text/plain AddOutputFilterByType DEFLATE text/xml AddOutputFilterByType DEFLATE application/xhtml+xml AddOutputFilterByType DEFLATE text/css AddOutputFilterByType DEFLATE application/xml AddOutputFilterByType DEFLATE image/svg+xml AddOutputFilterByType DEFLATE application/rss+xml AddOutputFilterByType DEFLATE application/atom+xml AddOutputFilterByType DEFLATE application/x-javascript AddOutputFilterByType DEFLATE text/html SetEnvIfNoCase Request_URI \.(?:gif|jpe?g|png)$ no-gzip dont-vary SetEnvIfNoCase Request_URI \.(?:exe|t?gz|zip|bz2|sit|rar)$ no-gzip dont-vary SetEnvIfNoCase Request_URI \.(?:pdf|doc?x|ppt?x|xls?x)$ no-gzip dont-vary SetEnvIfNoCase Request_URI \.avi$ no-gzip dont-vary SetEnvIfNoCase Request_URI \.mov$ no-gzip dont-vary SetEnvIfNoCase Request_URI \.mp3$ no-gzip dont-vary SetEnvIfNoCase Request_URI \.mp4$ no-gzip dont-vary </IfModule>
mod_deflateの詳細は、http://httpd.apache.org/docs/2.0/mod/mod_deflate.htmlを参照してください。
この項では、管理者がWebCenterアプリケーションのパフォーマンスをチューニングするためのパラメータについて説明します。
この項の内容は次のとおりです。
全体のリソースの使用を管理するには、web.xmlファイルでアプリケーションのHTTPセッション・タイムアウト値を分単位で調整します。一般に、短いセッション・タイムアウト値は、サーバー上のメモリーおよびCPUの使用が少なくなります。
デプロイメント後にこのプロパティを変更する必要がある場合、web.xmlを手動で編集してください。Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterの管理者ガイドのweb.xmlプロパティの編集に関する項を参照してください。
次に示すのは、web.xmlのサンプル・スニペットです。
<session-config>
<session-timeout>
45
</session-timeout>
</session-config>
web.xmlファイルでリクエストされていないJSPページがメモリーからすべて削除されるまでの時間(秒)を表す整数値を指定できます。こうすると、頻繁にコールされないページがある場合にリソースが解放されます。
値を大きくするとユーザー・レスポンス時間が短縮され、値を小さくするとアプリケーションのメモリー・フットプリントが減少します。デフォルト値は0(タイムアウトなし)です。
デプロイメント後にこのプロパティを変更する必要がある場合、web.xmlを手動で編集してください。Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterの管理者ガイドのweb.xmlプロパティの編集に関する項を参照してください。
次に示すのは、web.xmlのサンプル・スニペットです。
<servlet>
<servlet-name>
oraclejsp
<init-param>
<param-name>
jsp_timeout
</param-name>
<param-value>
600
</param-value>
</init-param>
この設定では、ユーザーが情報を失わずにブラウザの「戻る」ボタンで移動可能なページの数を制御できます。CPUおよびメモリーの使用率を下げるには、web.xmlファイルで値を小さくします。
デプロイメント後にこのプロパティを変更する必要がある場合、web.xmlを手動で編集してください。Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterの管理者ガイドのweb.xmlプロパティの編集に関する項を参照してください。
次に示すのは、web.xmlのサンプル・コード・スニペットです。
<context-param>
<param-name>
org.apache.myfaces.trinidad.CLIENT_STATE_MAX_TOKENS
</param-name>
<param-value>
3
</param-value>
</context-param>
この設定を通じて、ADF表示状態圧縮を制御できます。COMPRESS_VIEW_STATEがtrueに設定されると、メモリーに保存される前にすべての非現行表示状態が圧縮され、ヒープの使用を軽減します。
デプロイメント後にこのプロパティを変更する必要がある場合、web.xmlを手動で編集してください。Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterの管理者ガイドのweb.xmlプロパティの編集に関する項を参照してください。
次に示すのは、web.xmlのサンプル・コード・スニペットです。
<context-param>
<param-name> org.apache.myfaces.trinidad.COMPRESS_VIEW_STATE
</param-name>
<param-value> true </param-value>
</context-param>
デフォルトのMDSキャッシュ・サイズは100MBです。JOCリージョンが満杯であるというエラー・メッセージが表示された場合は、adf-config.xmlファイルでMDSキャッシュ・サイズを大きくすることができます。
デプロイ後は、システムMBeanブラウザを使用してこれらのプロパティを変更します。詳細は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』のデプロイ済アプリケーションのMDS構成属性の変更に関する項を参照してください。
次に示すのは、adf-config.xmlのサンプル・スニペットです。
<cache-config> <max-size-kb>150000</max-size-kb> </cache-config>
下記の例のようにMDSパージ・スレッド・パラメータを設定して、1時間ごとに自動的に古いバージョンのメタデータを削除することを検討してください。メタデータが大量にたまってしまい、毎回のパージに高いコストがかかる場合は、adf-config.xmlファイルでこの間隔を短くします。
次に示すのは、adf-config.xmlのサンプル・スニペットです。
<auto-purge seconds-to-live="3600"/>
最初のパージが現在のユーザー・アクティビティに影響しないことを確認するには、ほとんどのユーザー・ロードがシステムにヒットする前に次のwlstコマンドを使用してすぐにMDSパージを実行することを検討してください。
次の例は、バージョンが10秒よりも古いアプリケーション・リポジトリのすべてのドキュメントをパージする方法を示しています。
wls:/weblogic/serverConfig>purgeMetadata(application='[AppName]',server='[ServerName]',olderThan=10)
同時実行性の管理には、WebCenter全体に影響を与えるグローバル設定、ならびに特定のサービスのみに影響を与えるサービス固有の設定およびリソース固有の設定を使用します。
デプロイメント固有の変更や追加の構成は、adf-config.xmlファイルで定義します。たとえば、特定のデプロイメントに適したリソース固有(プロデューサ)の値を指定できます。
次の例は、adf-config.xmlのglobalエントリ、serviceエントリおよびresourceエントリの形式を示しています。
<concurrent:adf-service-config
xmlns="http://xmlns.oracle.com/webcenter/concurrent/config">
<global
queueSize="SIZE"
poolCoreSize="SIZE"
poolMaxSize="SIZE"
poolKeepAlivePeriod="TIMEPERIOD"
timeoutMinPeriod="TIMEPERIOD"
timeoutMaxPeriod="TIMEPERIOD"
timeoutDefaultPeriod="TIMEPERIOD"
timeoutMonitorFrequency="TIMEPERIOD"
hangMonitorFrequeny="TIMEPERIOD"
hangAcceptableStopPeriod="TIMEPERIOD" />
<service
service="SERVICENAME"
timeoutMinPeriod="TIMEPERIOD"
timeoutMaxPeriod="TIMEPERIOD"
timeoutDefaultPeriod="TIMEPERIOD" />
<resource
service="SERVICENAME"
resource="RESOURCENAME"
timeoutMinPeriod="TIMEPERIOD"
timeoutMaxPeriod="TIMEPERIOD"
timeoutDefaultPeriod="TIMEPERIOD" />
</concurrent:adf-service-config>
説明:
SIZE: 正の整数。たとえば20などです。
TIMEPERIOD: 正の整数と時間単位を示す接尾辞の組合せ。時間単位は、ms(ミリ秒)、s(秒)、m(分)、h(時間)のいずれかです。たとえば、50ms、10s、3m、1hのようになります。様々なサービスのデフォルト設定の例を次に示します。これらの設定は、connections.xmlファイルまたはadf-config.xmlファイルのサービス固有の構成で上書きされます。
<concurrent:adf-service-config
xmlns="http://xmlns.oracle.com/webcenter/concurrent/config">
<service service="oracle.webcenter.community" timeoutMinPeriod="2s" timeoutMaxPeriod="50s" timeoutDefaultPeriod="30s"/>
<resource service="oracle.webcenter.community"
resource="oracle.webcenter.doclib"
timeoutMinPeriod="2s" timeoutMaxPeriod="10s" timeoutDefaultPeriod="5s"/>
<resource service="oracle.webcenter.community"
resource="oracle.webcenter.collab.calendar.community"
timeoutMinPeriod="2s" timeoutMaxPeriod="10s" timeoutDefaultPeriod="5s"/>
<resource service="oracle.webcenter.community"
resource="oracle.webcenter.collab.rtc"
timeoutMinPeriod="2s" timeoutMaxPeriod="10s" timeoutDefaultPeriod="5s"/>
<resource service="oracle.webcenter.community"
resource="oracle.webcenter.list"
timeoutMinPeriod="2s" timeoutMaxPeriod="10s" timeoutDefaultPeriod="5s"/>
<resource service="oracle.webcenter.community"
resource="oracle.webcenter.collab.tasks"
timeoutMinPeriod="2s" timeoutMaxPeriod="10s" timeoutDefaultPeriod="5s"/>
</concurrent:adf-service-config>
|
注意: serviceおよびresource以外の属性はすべてオプションです。そのため、たとえば次のタグは有効です。
<global queueSize="20"/>
<resource service="foo" resource="bar" timeoutMaxPeriod="5s"/>
|
Enterprise ManagerのシステムMBeanブラウザを使用して、使用パターンに基づく同時実行性構成を表示、追加、変更および削除できます。WebCenterアプリケーションのMBeanブラウザにアクセスするには、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterの管理者ガイドのシステムMBeanブラウザのアクセスに関する項を参照してください。
システムMBeanブラウザで、次の場所に移動します。
「アプリケーション定義のMBeans」 -> 「oracle.adf.share.config」 -> 「サーバー: (サーバー名)」 -> 「アプリケーション: (アプリケーション名)」 ->「ADFConfig」 -> 「ADFConfig (bean)」 -> 「ADFConfig」 -> 「WebCenterConcurrentConfiguration」 -> 「操作」 -> 「listResources」
現在の同時実行性設定を表示するには、「listResource」を選択して、「起動」(図26-2)をクリックします。
設定を変更するには、「setResource」を選択して、リソースの詳細を入力し、「起動」をクリックします。
サービス、リソース、名前および値に正しい値を注意して入力してください。
変更を保存するには、「アプリケーション定義のMBeans: ADFConfig:ADFConfig」 -> 「保存」に移動し、「起動」をクリックします。
この項では、WebCenterアプリケーションが使用するバックエンド・サービスのパフォーマンス構成について説明します。ワークリストやOracle Content Serverなどのバックエンド・サーバーのパフォーマンスは、各バックエンドのガイドラインでの説明に従ってチューニングしてください。
この項の内容は次のとおりです。
アナウンスメント・サービスの全体的なリソース使用状況を管理するには、「接続タイムアウト」プロパティを次のようにチューニングします。
デフォルト: 10秒
最小: 0秒
最大: 45秒
デプロイメント後は、Fusion Middleware ControlまたはWLSTを使用して「接続タイムアウト」プロパティを変更します。詳細は、次のドキュメントを参照してください。
Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterの管理者ガイドのFusion Middleware Controlを使用したディスカッション・サーバー接続詳細の変更に関する項
Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterの管理者ガイドのWLSTを使用したディスカッション・サーバー接続詳細の変更に関する項
次に示すのは、connections.xmlのサンプル・スニペットです。
<Reference name="Jive-7777" className="oracle.adf.mbean.share.connection.webcenter.Announcement. AnnouncementConnection">
<Factory className="oracle.adf.mbean.share.connection.webcenter.forum.ForumConnectionFactory"/>
<StringRefAddr addrType="connection.time.out">
<Contents>5</Contents>
</StringRefAddr>
</RefAddresses>
</Reference>
ディスカッション・サービスの全体的なリソース使用状況を管理するには、「接続タイムアウト」プロパティを次のようにチューニングします。
デフォルト: 10秒
最小: 0秒
最大: 45秒
デプロイメント後は、Fusion Middleware ControlまたはWLSTを使用して「接続タイムアウト」プロパティを変更します。詳細は、次のドキュメントを参照してください。
Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterの管理者ガイドのFusion Middleware Controlを使用したディスカッション・サーバー接続詳細の変更に関する項
Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterの管理者ガイドのWLSTを使用したディスカッション・サーバー接続詳細の変更に関する項
次に示すのは、connections.xmlのサンプル・スニペットです。
<Reference name="Jive-7777" className="oracle.adf.mbean.share.connection.webcenter.forum.ForumConnection">
<Factory className="oracle.adf.mbean.share.connection.webcenter.forum.ForumConnectionFactory"/>
<RefAddresses>
<StringRefAddr addrType="forum.url">
<Contents>http://[machine]:[port]/owc_discussions_5520</Contents>
<StringRefAddr addrType="connection.time.out">
<Contents>5</Contents>
</StringRefAddr>
</RefAddresses>
</Reference>
IMPサービスの全体的なリソース使用状況を管理するには、「接続タイムアウト」プロパティを次のようにチューニングします。
デフォルト: 10秒
最小: 0秒
最大: 45秒
デプロイメント後は、Fusion Middleware ControlまたはWLSTを使用して「接続タイムアウト」プロパティを変更します。詳細は、次のドキュメントを参照してください。
Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterの管理者ガイドのFusion Middleware Controlを使用したインスタント・メッセージおよびプレゼンス接続詳細の変更に関する項
Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterの管理者ガイドのWLSTを使用したディスカッション・サーバー接続詳細の変更に関する項
次に示すのは、connections.xmlのサンプル・スニペットです。
<Reference name="IMPService-OWLCS"
className="oracle.adf.mbean.share.connection.webcenter.rtc.RtcConnection">
<Factory className="oracle.adf.mbean.share.connection.webcenter.rtc.RtcConnectionFactory"/>
<RefAddresses>
<StringRefAddr addrType="connection.time.out">
<Contents>5</Contents>
</StringRefAddr>
</RefAddresses>
</Reference>
メール・サービスの全体的なリソース使用状況を管理するには、「接続タイムアウト」プロパティを次のようにチューニングします。
デフォルト: 10秒
最小: 0秒
最大: 45秒
デプロイメント後は、Fusion Middleware ControlまたはWLSTを使用して「接続タイムアウト」プロパティを変更します。詳細は、次のドキュメントを参照してください。
Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterの管理者ガイドのFusion Middleware Controlを使用したメール・サーバー接続詳細の変更に関する項
Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterの管理者ガイドのWLSTを使用したメール・サーバー接続詳細の変更に関する項
次に示すのは、connections.xmlのサンプル・スニペットです。
<Reference name="MailConnection"
className="oracle.adf.mbean.share.connection.webcenter.mail.MailConnection">
<StringRefAddr addrType="connection.time.out">
<Contents>5</Contents>
</StringRefAddr>
</Reference>
個人イベントの全体的なリソース使用状況を管理するには、「接続タイムアウト」プロパティを次のようにチューニングします。
デフォルト: 10秒
最小: 0秒
最大: 45秒
キャッシュ有効期限も設定できます。
デフォルト: 10秒
最小: 0秒
最大: 45秒
デプロイメント後に、Fusion Middleware ControlまたはWLSTを使用して、「接続タイムアウト」および「キャッシュの期限」プロパティを変更します。 詳細は、次の項目を参照してください。
Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterの管理者ガイドのFusion Middleware Controlを使用したイベント・サーバー接続詳細の変更に関する項
Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterの管理者ガイドのWLSTを使用したイベント・サーバー接続詳細の変更に関する項
次に示すのは、connections.xmlのサンプル・スニペットです。
<Reference name="MSExchange-my-pc"className="oracle.adf.mbean.share.connection.webcenter.calendar.PersonalEventConnection"><Factory className="oracle.adf.mbean.share.connection.webcenter.calendar.PersonalEventConnectionFactory"/> <StringRefAddr addrType="eventservice.connection.timeout"> <Contents>10</Contents> </StringRefAddr> <StringRefAddr addrType="eventservice.cache.expiration.time"> <Contents>10</Contents> </StringRefAddr> </RefAddresses></Reference>
RSSニュース・フィード・サービスの全体的なリソース使用状況を管理するには、adf-config.xmlファイルでリフレッシュ間隔およびタイムアウトを調整します。
これらのプロパティをデプロイメント後に変更する必要がある場合は、システムMBeanブラウザを使用してください。
次に示すのは、adf-config.xmlのサンプル・スニペットです。
<rssC:adf-rss-config>
<rssC:RefreshSecs>3600</rssC:RefreshSecs>
<rssC:TimeoutSecs>3</rssC:TimeoutSecs>
<rssC:Configured>true</rssC:Configured>
</rssC:adf-rss-config>
検索の全体的なリソース使用状況およびユーザー・レスポンス時間を管理するには、表示される保存済の検索の数、表示される結果の数、および次のタイムアウト値を調整します。
prepareTimeoutMs: サービスが検索の初期化にかけられる最大時間(ミリ秒)。
timeoutMs: サービスが検索の実行にかけられる最大時間(ミリ秒)。
showAllTimeoutMs: サービスがすべての検索結果の表示にかけられる最大時間(ミリ秒)。
デプロイメント後は、Fusion Middleware ControlまたはWLSTを使用してタイムアウト・プロパティを変更します。詳細は、次のドキュメントを参照してください。
Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterの管理者ガイドのFusion Middleware Controlを使用したOracle SES接続詳細の変更に関する項。
Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterの管理者ガイドのWLSTを使用したOracle SES接続詳細の変更に関する項。
次に示すのは、adf-config.xmlのサンプル・スニペットです。
<searchC:adf-search-config xmlns="http://xmlns.oracle.com/webcenter/search/config">
<display-properties>
<common numSavedSearches="25"/>
<region-specific>
<usage id="simpleSearchResultUIMetadata" numServiceRows="5"/>
<usage id="searchResultUIMetadata" numServiceRows="5"/>
<usage id="localToolbarRegion" numServiceRows="5"/>
</region-specific>
</display-properties>
<execution-properties prepareTimeoutMs="1000" timeoutMs="3000" showAllTimeoutMs="20000" />
</execution-properties>
</searchC:adf-search-config>
adf-config.xmlファイルでポートレット・キャッシュ・サイズを変更できます。デフォルトのポートレット・キャッシュ・サイズは10MBに設定されています。
デプロイメント後にこれらのプロパティを変更する必要がある場合、手動でadf-config.xmlを編集してください。
次に示すのは、adf-config.xmlのサンプル・スニペットです。
<adf-portlet-config>
....
<supportedLocales>
<cacheSettings enabled="true">
<maxSize>10000000</maxSize>
</cacheSettings>
<adf-portlet-config>
この項では、ポートレットのパフォーマンス関連の構成を説明します。この項の内容は次のとおりです。
全体的なリソース使用状況およびユーザー・レスポンス時間を管理するには、adf-config.xmlファイルで不要なロケール・サポートを削除し、ポートレットのタイムアウトおよびキャッシュ・サイズを変更します。
ポートレット・サービスに対しては、デフォルトで28のサポート・ロケールが定義されています。アプリケーションに必要のないロケールは削除できます。
デプロイメント後にこれらのプロパティを変更する必要がある場合、adf-config.xmlを手動で編集してください。Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterの管理者ガイドのadf-config.xmlの編集に関する項を参照してください。
次に示すのは、adf-config.xmlのサンプル・スニペットです。
<portletC:adf-portlet-config xmlns="http://xmlns.oracle.com/adf/portlet/config">
<supportedLocales>
<value>es</value>
<value>ko</value>
<value>ru</value>
<value>ar</value>
<value>fi</value>
<value>nl</value>
<value>sk</value>
<value>cs</value>
<value>fr</value>
<value>no</value>
<value>sv</value>
<value>da</value>
<value>hu</value>
<value>pl</value>
<value>th</value>
<value>de</value>
<value>it</value>
<value>pt</value>
<value>tr</value>
<value>el</value>
<value>iw</value>
<value>pt_BR</value>
<value>zh_CN</value>
<value>en</value>
<value>ja</value>
<value>ro</value>
<value>zh_TW</value>
</supportedLocales>
<defaultTimeout>20</defaultTimeout>
<minimumTimeout>1</minimumTimeout>
<maximumTimeout>60</maximumTimeout>
<parallelPoolSize>10</parallelPoolSize>
<parallelQueueSize>20</parallelQueueSize>
<cacheSettings enabled="true">
<maxSize>10000000</maxSize>
</cacheSettings>
</portletC:adf-portlet-config>
永続ストアに書き込まれるオブジェクトをキャッシュするため、WSRPプロデューサのJavaオブジェクト・キャッシュ(JOC)を有効にすることをお薦めします。
次に示すのは、web.xmlのサンプル・スニペットです。
<env-entry>
<env-entry-name>oracle/portal/wsrp/server/enableJavaObjectCache</env-entry-name>
<env-entry-type>java.lang.String</env-entry-type>
<env-entry-value>false</env-entry-value>
</env-entry>
WSRP PerformBlockingInteractionまたはHandleEvents呼出しの後にWSRPポートレットのオプティミスティック・レンダリングを抑制するには、portlet.xmlに指定されるポートレット・コンテナ・ランタイム・オプションのcom.oracle.portlet.suppressWsrpOptimisticRender=trueを設定します。
true - オプティミスティック・レンダリングが常に抑制されます。
false - オプティミスティック・レンダリングが実行される場合があります。
通常、WSRPポートレットがWSRP PerformBlockingInteractionリクエスト(JSR168/JSR286ポートレットのprocessAction)を受け取り、その結果ポートレットがイベントを送信しない場合、WSRPプロデューサはポートレットをレンダリングし、PerformBlockingInteraction SOAPメッセージに応答してポートレットのマークアップを戻します。このマークアップは、コンシューマのページがレンダリングされるまでコンシューマによってキャッシュされる場合があります。ポートレットの状態に影響がない場合(イベントを受信するポートレットなど)、コンシューマがキャッシュされたマークアップを使用できるので、GetMarkupの2番目のSOAP呼出しが必要なくなります。
これには、ポートレットのレンダリング・フェーズが常にベスト・プラクティスの多重呼出し不変であると仮定します。ただし、ポートレットがイベントを受け取る可能性がある場合またはポーレットのレンダリングがGetMarkupの2番目のSOAPメッセージよりもコストがかかる場合、開発者はこのコンテナ・オプションを使用して、processActionまたはhandleEvent呼出し後のポートレットのオプティミスティック・レンダリングを抑制できます。プロデューサがWSRP GetMarkupリクエストを受け取ると、ポートレットが通常レンダリングされます。
Webプロデューサの全体的なリソース使用状況を管理するには、「接続タイムアウト」プロパティを次のようにチューニングします。
デフォルト: 30000ミリ秒
最小: 5000ミリ秒
最大: 60000ミリ秒
デプロイメント後は、Fusion Middleware ControlまたはWLSTを使用して「接続タイムアウト」プロパティを変更します。詳細は、次のドキュメントを参照してください。
Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterの管理者ガイドのFusion Middleware Controlを使用したプロデューサ登録詳細の編集に関する項。
Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterの管理者ガイドのWLSTを使用したプロデューサ登録詳細の編集に関する項。
次に示すのは、connections.xmlのサンプル・スニペットです。
<webproducerconnection producerName="wc-WebClipping" urlConnection="wc-WebClipping-urlconn" timeout="10000" establishSession="true" mapUser="false"/>
portlet.xmlに指定されるポートレット・コンテナ・ランタイム・オプションのcom.oracle.portlet.excludedActionScopeRequestAttributesを設定します。
これは、各値が正規表現の複数値プロパティです。ポートレットとともにjavax.portlet.actionScopedRequestAttributesコンテナ・ランタイム・オプションを使用する場合、com.oracle.portlet.excludedActionScopeRequestAttributesコンテナ・ランタイム・オプションを使用してポートレットのライフサイクル間で格納するリクエスト属性を最適化できます。ライフサイクル間で格納する必要がないリクエスト属性のパフォーマンスを向上できます。
デフォルト値:
javax\.portlet.*
oracle\.portlet.*
com\.oracle\.portlet.*
ポートレットによって提供されたリソースのリソースURLを生成する場合に使用するデフォルトのWSRP requiresRewriteフラグを指定するには、portlet.xmlに指定されるポートレット・コンテナ・ランタイム・オプションのcom.oracle.portlet.defaultServedResourceRequiresWsrpRewriteを設定します。
ResourceURLメソッドのwrite()またはtoString()の呼出し時にoracle.portlet.server.resourceRequiresRewritingリクエスト属性で上書きしないかぎり、この設定はポートレットで作成されたすべてのResourceURLに使用されます。この設定は提供されたリソース・レスポンスのWSRP requiresRewritingフラグの指定にも使用されますが、ポートレットのserveResource()メソッドが戻されるときのoracle.portlet.server.resourceRequiresRewritingリクエスト属性で上書きできます。
有効な値
unspecified - (デフォルト) requiresRewrite URLフラグに値は提供されず、serveResource操作のrequiresRewritingレスポンス・フラグがレスポンスのMIMEタイプに基づいています。
true - requiresRewrite URLフラグおよびrequiresRewritingレスポンス・フラグがtrueに設定され、コンシューマがリソースを書き換える必要があることを示します。
false - requiresRewrite URLフラグおよびrequiresRewritingレスポンス・フラグがfalseに設定され、コンシューマはリソースの書換えを選択できますがリソースを必ずしも書き換える必要はありません。
ポートレットによって提供されないリソースのURLを暗号化する場合に使用するデフォルトのWSRP requiresRewriteフラグを指定するには、portlet.xmlに指定されるポートレット・コンテナ・ランタイム・オプションのcom.oracle.portlet.defaultProxiedResourceRequiresWsrpRewriteを設定します。
PortletResponse.encodeURL()メソッドの呼出し時にoracle.portlet.server.resourceRequiresRewritingリクエスト属性で上書きしないかぎり、この設定はPortletResponse.encodeURL()メソッドで戻されたすべてのURLに使用されます。
有効な値
true - (デフォルト) requiresRewrite URLフラグがtrueに設定され、コンシューマがリソースを書き換える必要があることを示します。
false - requiresRewrite URLフラグがfalseに設定され、コンシューマがリソースを必ずしも書き換える必要がないことを示します。
CSSファイルがIFramedポートレットにインポートされることをポートレット・コンシューマに指定するには、portlet.xmlに指定されるポートレット・コンテナ・ランタイム・オプションのcom.oracle.portlet.importCssToIFrameを設定します。
有効な値
true - コンシューマからのCSSファイルがIFramedポートレットに適用されます。
false - (デフォルト) 何も実行されません。
adf-config.xmlファイルのadf-portlet-config要素でポートレット・タイムアウトの値を変更できます。デフォルト値は10秒、最小値は0.1秒、最大値は60秒です。
デプロイメント後にこれらのプロパティを変更する必要がある場合、adf-config.xmlを手動で編集してください。Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterの管理者ガイドのadf-config.xmlの編集に関する項を参照してください。
次に示すのは、adf-config.xmlのサンプル・スニペットです。
<adf-portlet-config>
....
<defaultTimeout>5</defaultTimeout>
<minimumTimeout>2</minimumTimeout>
<maximumTimeout>100</maximumTimeout>
<adf-portlet-config>
OmniPortletの全体的なリソース使用状況を管理するには、「接続タイムアウト」プロパティを次のようにチューニングします。
デフォルト: 30000ミリ秒
最小: 5000ミリ秒
最大: 60000ミリ秒
デプロイメント後は、Fusion Middleware ControlまたはWLSTを使用して「接続タイムアウト」プロパティを変更します。詳細は、次のドキュメントを参照してください。
Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterの管理者ガイドのFusion Middleware Controlを使用したプロデューサ登録詳細の編集に関する項。
Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterの管理者ガイドのWLSTを使用したプロデューサ登録詳細の編集に関する項。
次に示すのは、connections.xmlのサンプル・スニペットです。
<webproducerconnection producerName="wc-OmniPortlet" urlConnection="wc-OmniPortlet-urlconn" timeout="10000" establishSession="false" mapUser="false"/>