Oracle® Fusion Middleware Oracle Identity Managementエンタープライズ・デプロイメント・ガイド 11gリリース1(11.1.1.5) B61378-02 |
|
![]() 前へ |
![]() 次へ |
この章では、Oracle Internet Directory以外のディレクトリをアイデンティティ・ストアとして使用するために準備する方法を説明します。Oracle Access Manager固有のスキーマ要素やその他の特定の属性をサポートするために、バックエンドのディレクトリ・スキーマを拡張する必要があります。エンタープライズ・デプロイメントのポリシーではバックエンド・ディレクトリのスキーマ要素の拡張が制限されているため、デフォルトではバックエンド・ディレクトリ・スキーマの拡張は行われません。
バックエンド・ディレクトリのスキーマ拡張が許可されるデプロイメントでは、第10.1項「Oracle Access ManagerおよびOracle Identity Manager用のディレクトリの準備」で説明する方法を使用します。
エンタープライズ・アイデンティティ・ストアのバックエンド・スキーマ拡張が許可されないデプロイメントでは、Oracle Internet Directoryをシャドウ・ディレクトリとして使用し、Oracle Virtual Directoryを使用してディレクトリからのエンティティをマージします。このようなデプロイメントの構成要件については、第10.2項「アイデンティティ・ストアとしての複数ディレクトリの構成: Oracle Virtual Directoryでの分割プロファイル」を参照してください。
デプロイメントによっては、ユーザーとグループが内部と外部の2つの異なるセットに分割される場合があります。このようなデプロイメントの構成要件については、第10.3項「アイデンティティ・ストアとしての複数ディレクトリの構成: 複数ディレクトリに別個のユーザーおよびグループを格納」を参照してください。
この章の項目は次のとおりです。
第10.1項「Oracle Access ManagerおよびOracle Identity Manager用のディレクトリの準備」
第10.2項「アイデンティティ・ストアとしての複数ディレクトリの構成: Oracle Virtual Directoryでの分割プロファイル」
第10.3項「アイデンティティ・ストアとしての複数ディレクトリの構成: 複数ディレクトリに別個のユーザーおよびグループを格納」
この項では、Active DirectoryとOracle Directory Server Enterprise Edition(あるいはSun Java System Directory ServerまたはSunONE iPlanet)をアイデンティティ・ストアとしてサポートするよう、アイデンティティ管理コンポーネントをデプロイする方法を説明します。
次の項目が含まれます。
第10.1.1項「Oracle Access ManagerおよびOracle Identity Managerで使用するためのActive Directoryの構成」
第10.1.2項「Oracle Directory Server Enterprise EditionまたはSun Java System Directory Serverの構成」
この項では、Active Directoryを構成する方法を説明します。Active Directoryのスキーマを次のように拡張します。
次のファイルを探します。
IDM_ORACLE_HOME
/oam/server/oim-intg/ldif/ad/schema/ADUserSchema.ldif
IDM_ORACLE_HOME
/oam/server/oim-intg/ldif/ad/schema/AD_oam_pwd_schema_add.ldif
これらの両ファイルで、domain-dn
を適切なdomain-dn
値に置き換えます。
コマンドラインでldapadd
を使用して、次のように2つのLDIFファイルをロードします。
ldapadd -h activedirectoryhostname -p activedirectoryportnumber -D AD_administrator -q -c -f file
ここで、AD_administrator
は、ディレクトリに対するスキーマ拡張権限を持つユーザーです。
次に例を示します。
ldapadd -h "activedirectoryhost.mycompany.com" -p 389 -D adminuser –q -c -f ADUserSchema.ldif ldapadd -h "activedirectoryhost.mycompany.com" -p 389 -D adminuser -q -c -f AD_oam_pwd_schema_add.ldi
注意:
|
次のディレクトリに移動します。
MW_HOME
/oracle_common/modules/oracle.ovd_11.1.1/oimtemplates
Active Directoryスキーマを拡張するには、次のコマンドを実行します。
sh extendadschema.sh -h AD_host -p AD_port -D 'administrator@mydomain.com' -AD "dc=mydomain,dc=com" -OAM true
コマンドは、Windowsではextendadschema.bat
です。
Oracle Directory Server Enterprise Edition、Sun Java System Directory Server、またはSunONE iPlanetの構成は、次の手順で行います。
SunOneディレクトリのスキーマを拡張します。
oracle_common/modules/oracle.ovd_11.1.1/oimtemplatesに移動します。
次のコマンドを実行してldifファイル(sunOneSchema.ldif)をロードします。
ldapmodify -h SunOne_Host -p SunOne_Port -D Admin_User -q -f sunOneSchema.ldif
コンテナ、ユーザーおよびグループを作成する対象のディレクトリに対する読取り/書込み権限を持つユーザーを作成します。
OIM管理ユーザーに正しいACIを割り当てます。
http://docs.sun.com/app/docs/doc/820-4809/6ng8g55mn?l=en&a=view#indexterm-278の説明に従って、変更ログ再試行プラグインを使用して変更ログを有効にします。
この項では、アイデンティティ・ストアとして複数のディレクトリを構成する方法を説明します。エンタープライズ・ディレクトリ・スキーマを拡張しない場合は、これらの属性を格納するシャドウ・ディレクトリとしてOracle Internet Directoryが使用されます。Oracle Virtual Directoryは、これらを一緒にリンクして、単一の統合DITビューをクライアントに提示します。これは分割ディレクトリ構成と呼ばれ、この説明は第1.5.1項「ディレクトリ層の概要」に記載されています。
この構成では、Oracle固有の属性とOracle固有のエンティティがすべて、ポリシー・ストア(OID)ディレクトリ内で作成されます。
この項で説明する項目は、次のとおりです。
このデプロイメント・トポロジには、次の前提と規則が適用されます。
Oracle Internet Directoryは、Fusionアイデンティティ・ストアを格納します。その他のストアはすべて、エンタープライズ・アイデンティティ・ストアと呼ばれます。
エンタープライズは複数のLDAPディレクトリを含んでいます。それぞれのディレクトリに、別個のユーザーおよびロールのセットが格納されています。
拡張属性はすべて、シャドウ・ディレクトリと呼ばれる別個のディレクトリに格納する必要があります。Active Directoryは拡張属性をサポートしないので、このシャドウ・ディレクトリはOracle Internet Directoryであることが必要です。
ユーザー・ログインIDは、ディレクトリ全体で一意です。これらのディレクトリ間で、ユーザー・ログインIDの重複はありません。
Oracle Identity Managerは、細分化された認可を行いません。Oracle Identity Managerのマッピング・ルールで、ディレクトリの1つの特定サブツリーを使用することが許可されている場合は、LDAPディレクトリのそのサブツリー内でCRUD(作成、読取り、更新、削除)操作をすべて実行できます。Oracle Identity Managerに対してサブツリー内のユーザー・データの読取りを可能にし、サブツリー内のユーザーの作成または削除を不可にする方法はありません。
Active Directoryディレクトリの1つに含まれるメンバーがOracle Internet Directoryグループに所属できるように、Oracle Internet Directoryでは参照整合性をオフにする必要があります。ユーザーのグループ・メンバーシップは、参照整合性のあるディレクトリ間では維持されません。
この項では、アイデンティティ・ストアのアーティファクトについて説明し、様々なエンタープライズ・デプロイメントの要件に基づいてActive DirectoryとOracle Internet Directoryの間でアーティファクトを分散する方法を示します。
アイデンティティ・ストアに格納されるアーティファクトは、次のとおりです。
アプリケーションID: これらは、相互に通信するアプリケーションを認証するために必要なアイデンティティです。
シードされたエンタープライズ・ロール: これらは、デフォルトの機能に必要なエンタープライズ・ロールまたはLDAPグループ・エントリです。
Oracle Identity Managerによってプロビジョニングされたエンタープライズ・ロール: これらは実行時ロールです。
エンタープライズ・ユーザー: これらは、エンタープライズの実際のユーザーです。
エンタープライズ・グループ: これらは、エンタープライズにすでに存在するロールおよびグループです。
分割プロファイル・デプロイメントでは、Active DirectoryとOracle Internet Directoryの間でアイデンティティ・ストアのアーティファクトを次のように分散できます。
Oracle Internet Directoryは、エンタープライズ・ロールのリポジトリです。具体的には、Oracle Internet Directoryには次のものが格納されます。
アプリケーションID
シードされたエンタープライズ・ロール
Oracle Identity Managerによってプロビジョニングされたエンタープライズ・ロール
Active Directoryは次のもののリポジトリです。
エンタープライズ・ユーザー
エンタープライズ・グループ(Oracle Identity ManagerまたはHCMには認識されない)
次の制限が適用されます。
Active Directoryユーザーは、Oracle Internet Directoryのメンバーです。つまり、ユーザーがActive Directoryのメンバーであれば、そのユーザーはOracle Internet Directoryのメンバーでもあることが必要です。
Active Directoryのグループはまったく公開されません。Oracleアプリケーションは、Oracleによって作成されたエンタープライズ・ロールのみを管理します。Active Directoryのグループは、Oracle Identity Managerには認識されません。
属性を格納するためのシャドウ・ディレクトリとしてOracle Internet Directoryを使用する場合は、シャドウ属性を格納するためにOracle Internet Directory内で別個のコンテナを使用します。
シャドウ・エントリのコンテナ(cn=shadowentries
)は、ユーザーおよびグループのコンテナdc=mycompany,dc=com
の親とは別個のDITに格納されている必要があります(図10-1を参照)。
Oracle Internet Directory内でdc=mycompany,dc=com
に対して構成されているものと同じACLを、cn=shadowentries
に対しても構成する必要があります。この構成を実行するには、ldapmodify
コマンドを使用します。構文は、次のとおりです。
ldapmodify -D cn=orcladmin -q -p portNum -h hostname -f ldifFile
次に、ldapmodify
で使用するためのサンプルLDIFファイルを示します。
dn: cn=shadowentries changetype: modify add: orclaci orclaci: access to entry by group="cn=RealmAdministrators,cn=groups,cn=OracleContext,dc=mycompany,dc=com" (browse,add,delete) orclaci: access to attr=(*) by group="cn=RealmAdministrators,cn=groups,cn=OracleContext,dc=mycompany,dc=com" (read, write, search, compare) orclaci: access to entry by group="cn=OIMAdministrators,cn=groups,dc=mycompany,dc=com" (browse,add,delete) orclaci: access to attr = (*) by group="cn=OIMAdministrators,cn=groups,dc=mycompany,dc=com" (search,read,compare,write) - changetype: modify add: orclentrylevelaci orclentrylevelaci: access to entry by * (browse,noadd,nodelete) orclentrylevelaci: access to attr=(*) by * (read,search,nowrite,nocompare)
Oracle Internet Directoryをシャドウ・ディレクトリとして使用するディレクトリが複数ある場合は、ディレクトリごとに異なるシャドウ・コンテナを作成する必要があります。コンテナ名は、これがシャドウ・エントリとなる特定のディレクトリが一意に識別されるように選択できます。
図10-1は、プライマリ・ストア(Active Directoryとアイデンティティ・ストア(Oracle Internet Directory))のディレクトリ構造を示しています。
図10-2は、ユーザー・アプリケーションまたはクライアント・アプリケーションにDITがどのように現れるかを示しています。
図10-2に示したデータのクライアント側でのビューを作成するには、この項の手順に従って、Oracle Virtual Directory内で複数のアダプタを構成する必要があります。
この項で説明する項目は、次のとおりです。
Oracle Virtual Directory内のアダプタとプラグインを構成するには、Oracle Directory Services Managerを使用します。図10-3にこれらの概要を示します。
以降の項では、アダプタとプラグインを構成する方法を説明します。
Active Directory用に次のアダプタおよびプラグインを作成します。
次の手順に従い、Oracle Directory Services Managerを使用してOracle Virtual Directoryにユーザー・アダプタを作成します。
Webブラウザで、Oracle Directory Services Manager(ODSM)にアクセスします。URLの形式は、http://admin.mycompany.com/odsm
です。
適切な接続エントリを使用して、各Oracle Virtual Directoryインスタンスに接続します。Active Directoryへの書込み権限を持つユーザーとしてログインする必要があります。
「ホーム」ページで、「アダプタ」タブをクリックします。
「アダプタの作成」をアダプタ・ウィンドウの上部でクリックして、「新規アダプタ・ウィザード」を開始します。
「新規アダプタ・ウィザード」を使用して、次のパラメータで新規アダプタを作成します。
画面 | フィールド | 値/手順 |
---|---|---|
タイプ |
アダプタ・タイプ |
|
アダプタ名 |
|
|
アダプタ・テンプレート |
|
|
接続 |
自動検出にDNSを使用 |
いいえ |
ホスト |
Active Directoryホスト/仮想名 |
|
ポート |
Active Directory SSLポート |
|
サーバー・プロキシ・バインドDN |
|
|
プロキシ・パスワード |
|
|
ユーザーSSL/TLS |
選択 |
|
SSL認証モード |
サーバー認証のみ |
|
接続テスト |
テストが成功することを確認します。 |
|
ネームスペース |
リモート・ベース |
|
マップされたネームスペース |
|
概要が正しいことを確認してから、「終了」をクリックします。
ユーザー・アダプタ・ルーティングが正しく構成されていることを確認します。
「可視性」は内部に設定する必要があります。
「バインド・サポート」は有効に設定する必要があります。
ユーザー・アダプタのユーザー管理プラグインを次のように編集します。
「ユーザー・アダプタ」を選択します。
「プラグイン」タブをクリックします。
「ユーザー管理」プラグインをクリックしてから、「編集」をプラグイン表でクリックします。プラグイン編集ウィンドウが表示されます。
「パラメータ」テーブルで、パラメータ値を次のように更新します。
パラメータ | 値 | デフォルト |
---|---|---|
directoryType |
|
|
exclusionMapping |
|
|
mapAttribute |
|
|
mapAttribute |
|
|
addAttribute |
|
|
mapAttribute |
|
|
mapAttribute |
|
|
mapObjectclass |
|
|
mapObjectclass |
|
|
pwdMaxFailure |
10 |
|
oamEnabled |
|
|
mapObjectClass |
|
|
mapPassword |
|
|
pwdMaxFailure |
10 |
|
filterObjectclass |
|
|
removeAttribute |
|
注意: 言語サポートを使用するには、ユーザー管理プラグインを編集して、新しい構成パラメータ たとえば、Oracle Identity Managerのユーザーを作成する際に、表示名の管理対象ローカライゼーションとしてフランス語を選択した場合は、ユーザー管理アダプタ・プラグインの ユーザー管理プラグインには、次の構成パラメータがあります。
このパラメータは、 |
「OK」をクリックします。
「適用」をクリックします。
次の手順に従い、Oracle Directory Services Managerを使用してOracle Virtual Directory内でShadowJoinerアダプタを作成します。
Webブラウザで、Oracle Directory Services Manager(ODSM)にアクセスします。
Oracle Virtual Directoryに接続します。
「ホーム」ページで、「アダプタ」タブをクリックします。
「アダプタの作成」をアダプタ・ウィンドウの上部でクリックして、「新規アダプタ・ウィザード」を開始します。
「新規アダプタ・ウィザード」を使用して、次のパラメータで新規アダプタを作成します。
画面 | フィールド | 値/手順 |
---|---|---|
タイプ |
アダプタ・タイプ |
|
アダプタ名 |
|
|
アダプタ・テンプレート |
|
|
接続 |
自動検出にDNSを使用 |
いいえ |
ホスト |
Oracle Internet Directoryホスト/仮想名 |
|
ポート |
Oracle Internet Directoryポート |
|
サーバー・プロキシ・バインドDN |
|
|
プロキシ・パスワード |
|
|
ユーザーSSL/TLS |
||
SSL認証モード |
||
接続テスト |
テストが成功することを確認します。 |
|
ネームスペース |
リモート・ベース |
|
マップされたネームスペース |
|
概要が正しいことを確認してから、「終了」をクリックします。
ユーザー・アダプタ・ルーティングが正しく構成されていることを確認します。
「可視性」は内部に設定する必要があります。
「バインド・サポート」は有効に設定する必要があります。
ユーザー・アダプタを次のように編集します。
ユーザー・アダプタを選択します。
「プラグイン」タブをクリックします。
「ユーザー管理」プラグインをクリックしてから、「編集」をプラグイン表でクリックします。プラグイン編集ウィンドウが表示されます。
「パラメータ」表で、パラメータ値を次のように更新します。
パラメータ | 値 | デフォルト |
---|---|---|
directoryType |
|
|
mapObjectclass |
|
|
pwdMaxFailure |
10 |
|
oamEnabled |
|
|
oimDateFormat |
yyyyMMddHHmmss'z' |
注意: 言語サポートを使用するには、ユーザー管理プラグインを編集して、新しい構成パラメータ たとえば、Oracle Identity Managerのユーザーを作成する際に、表示名の管理対象ローカライゼーションとしてフランス語を選択した場合は、ユーザー管理アダプタ・プラグインの ユーザー管理プラグインには、次の構成パラメータがあります。
|
「OK」をクリックします。
「適用」をクリックします。
次の手順に従い、Oracle Directory Services Managerを使用してOracle Virtual Directoryにユーザー・アダプタを作成します。
Webブラウザで、Oracle Directory Services Manager(ODSM)ページにアクセスします。
Oracle Virtual Directoryに接続します。
「ホーム」ページで、「アダプタ」タブをクリックします。
「アダプタの作成」をアダプタ・ウィンドウの上部でクリックして、「新規アダプタ・ウィザード」を開始します。
「新規アダプタ・ウィザード」を使用して、次のパラメータで新規アダプタを作成します。
画面 | フィールド | 値/手順 |
---|---|---|
タイプ |
アダプタ・タイプ |
|
アダプタ名 |
|
|
アダプタ・テンプレート |
|
|
新規結合アダプタ・ウィザード |
アダプタ接尾辞/ネームスペース |
|
プライマリ・アダプタ |
user_AD1 |
|
バインド・アダプタ |
user_AD1 |
概要が正しいことを確認してから、「終了」をクリックします。
アダプタを次のように編集します。
アダプタ・ツリーでアダプタ名をクリックします。
「一般」タブをクリックします。
結合関係の下にある「作成」をクリックします。
「結合済アダプタ」を選択し、値ShadowAD1
を入力します。
結合関係タイプShadowJoinerを選択します。
「条件」フィールドに、cn
と入力します。
「OK」をクリックします。
「適用」をクリックします。
次の手順に従い、Oracle Directory Services Managerを使用してOracle Virtual Directoryにユーザー・アダプタを作成します。
Webブラウザで、Oracle Directory Services Manager(ODSM)にアクセスします。
Oracle Virtual Directoryに接続します。
「ホーム」ページで、「アダプタ」タブをクリックします。
「アダプタの作成」をアダプタ・ウィンドウの上部でクリックして、「新規アダプタ・ウィザード」を開始します。
「新規アダプタ・ウィザード」を使用して、次のパラメータで新規アダプタを作成します。
画面 | フィールド | 値/手順 |
---|---|---|
タイプ |
アダプタ・タイプ |
|
アダプタ名 |
|
|
アダプタ・テンプレート |
|
|
接続 |
自動検出にDNSを使用 |
いいえ |
ホスト |
|
|
ポート |
OIDポート番号 |
|
サーバー・プロキシ・バインドDN |
|
|
プロキシ・パスワード |
|
|
接続テスト |
テストが成功することを確認します。 |
|
ネームスペース |
リモート・ベース |
|
マップされたネームスペース |
|
概要が正しいことを確認してから、「終了」をクリックします。
ユーザー・アダプタを次のように編集します。
ユーザー・アダプタを選択します。
「プラグイン」タブをクリックします。
「プラグイン」テーブルの「ユーザー管理」プラグインをクリックし、「編集」をクリックします。プラグイン編集ウィンドウが表示されます。
「パラメータ」表で、パラメータ値を次のように更新します。
パラメータ | 値 | デフォルト |
---|---|---|
directoryType |
|
|
pwdMaxFailure |
|
|
oamEnabled |
|
|
mapObjectclass |
|
|
oimDateFormat |
yyyyMMddHHmmss'z' |
「OK」をクリックします。
「適用」をクリックします。
変更ログ・アダプタは、Oracle Identity Managerを実装している場合のみ必要です。
次の手順に従って、Oracle Directory Services Managerを使用し、Oracle Virtual Directory内で変更ログ・アダプタを作成します。
Webブラウザで、Oracle Directory Services Manager(ODSM)にアクセスします。
Oracle Virtual Directoryに接続します。
「ホーム」ページで、「アダプタ」タブをクリックします。
「アダプタの作成」をアダプタ・ウィンドウの上部でクリックして、「新規アダプタ・ウィザード」を開始します。
「新規アダプタ・ウィザード」を使用して、次のパラメータで新規アダプタを作成します。
画面 | フィールド | 値/手順 |
---|---|---|
タイプ |
アダプタ・タイプ |
LDAP |
アダプタ名 |
changelog_AD1 |
|
アダプタ・テンプレート |
|
|
接続 |
自動検出にDNSを使用 |
いいえ |
ホスト |
Active Directoryホスト/仮想名 |
|
ポート |
|
|
サーバー・プロキシ・バインドDN |
|
|
プロキシ・パスワード |
|
|
接続テスト |
テストが成功することを確認します。 |
|
ネームスペース |
リモート・ベース |
(割り当てません。) |
マップされたネームスペース |
|
|
概要 |
概要に誤りがないことを確認し、「終了」をクリックします。 |
次の手順に従って変更ログ・アダプタを編集します。
「Changelog Adapter」を選択します。
「プラグイン」タブをクリックします。
「デプロイ済プラグイン」表で、「変更ログ」プラグインをクリックしてから、「編集」をプラグイン表でクリックします。プラグイン編集ウィンドウが表示されます。
「パラメータ」表で、パラメータ値を更新します。
変更ログ・アダプタを編集してプロパティを追加または変更し、それらが次の表に示す値に一致するようにします。sizeLimit
およびtargetDNFilter
のプロパティをアダプタに追加する必要があります。
パラメータ | 値 | コメント |
---|---|---|
directoryType |
|
デフォルト |
mapAttribute |
|
デフォルト |
requiredAttribute |
|
デフォルト |
sizeLimit |
|
作成 |
targetDNFilter |
Active Directory内のユーザー・コンテナ |
作成 |
mapUserState |
|
更新 |
oamEnabled |
|
|
virtualDITAdapterName |
user_J1;user_AD1 |
作成 |
注意: virtualDITAdapterNameは、対応するユーザー・プロファイル・アダプタ名を示します。たとえば、単一ディレクトリ・デプロイメントの場合は、このパラメータ値を |
「OK」をクリックします。
「適用」をクリックします。
変更ログ・アダプタを使用するには、まず接続されたディレクトリ上で変更ログを有効にする必要があります。ディレクトリで変更ログが有効かどうかをテストするには、次のように入力します。
ldapsearch -h directory_host -p ldap_port -D bind_dn -q -b '' -s base 'objectclass=*' lastchangenumber
例:
ldapsearch -h oidhost1 -p 389 -D "cn=orcladmin" -q -b '' -s base 'objectclass=*' lastchangenumber
lastchangenumber
に値が指定されている場合、これは有効です。有効でない場合は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Internet Directory管理者ガイド』のコマンドラインを使用した変更ログ生成の有効化および無効化に関する項の説明に従って、有効にしてください。
次の手順に従って、Oracle Directory Services Managerを使用し、Oracle Virtual Directory内で変更ログ・アダプタを作成します。
Webブラウザで、Oracle Directory Services Manager(ODSM)にアクセスします。
Oracle Virtual Directoryインスタンスに接続します。
「ホーム」ページで、「アダプタ」タブをクリックします。
「アダプタの作成」をアダプタ・ウィンドウの上部でクリックして、「新規アダプタ・ウィザード」を開始します。
「新規アダプタ・ウィザード」を使用して、次のパラメータで新規アダプタを作成します。
画面 | フィールド | 値/手順 |
---|---|---|
タイプ |
アダプタ・タイプ |
LDAP |
アダプタ名 |
Changelog Adapter |
|
アダプタ・テンプレート |
|
|
接続 |
自動検出にDNSを使用 |
いいえ |
ホスト |
|
|
ポート |
OIDポート |
|
サーバー・プロキシ・バインドDN |
|
|
プロキシ・パスワード |
|
|
接続テスト |
テストが成功することを確認します。 |
|
ネームスペース |
リモート・ベース |
(割り当てません。) |
マップされたネームスペース |
|
|
概要 |
概要に誤りがないことを確認し、「終了」をクリックします。 |
変更アダプタを編集する手順は次のとおりです。
「Changelog Adapter」を選択します。
「プラグイン」タブをクリックします。
「デプロイ済プラグイン」表で、「変更ログ」プラグインをクリックしてから、プラグイン表で「編集」をクリックします。プラグイン編集ウィンドウが表示されます。
「パラメータ」表で、パラメータ値を更新します。
変更ログ・アダプタを編集してプロパティを追加または変更し、それらが次の表に示す値に一致するようにします。modifierDNFilter
、sizeLimit
、およびtargetDNFilter
のプロパティをアダプタに追加する必要があります。
パラメータ | 値 | コメント |
---|---|---|
directoryType |
|
デフォルト |
mapAttribute |
|
デフォルト |
requiredAttribute |
|
デフォルト |
modifierDNFilter |
|
作成 |
sizeLimit |
|
作成 |
targetDNFilter |
|
作成 |
targetDNFilter |
cn=shadowentries |
作成 |
mapUserState |
|
更新 |
oamEnabled |
|
更新 |
virtualDITAdapterName |
user_J1;shadow4AD1 |
作成 |
virtualDITAdapterName |
User Adapter(ユーザー・アダプタの名前) |
作成 |
「OK」をクリックします。
「適用」をクリックします。
変更ログ・アダプタが機能していることを検証するには、次のコマンドを実行します。
$IDM_ORACLE_HOME/bin/ldapsearch -p 6501 -D cn=orcladmin -q -b 'cn=changelog' -s base 'objectclass=*' lastchangenumber
このコマンドは、次のような変更ログの結果を戻します。
Please enter bind password: cn=Changelog lastChangeNumber=changelog_OID:190048;changelog_AD1:363878
ldapsearch
が変更ログの結果を戻さない場合は、変更ログ・アダプタの構成を再確認してください。
すべての変更ログ・アダプタからの変更ログ・エントリを処理するために、グローバル・レベル統合変更ログ・プラグインをデプロイします。
Webブラウザで、Oracle Directory Services Manager(ODSM)にアクセスします。
Oracle Virtual Directoryインスタンスに接続します。
ホーム・ページで、「拡張」タブをクリックします。拡張ナビゲーション・ツリーが表示されます。
「グローバル・プラグイン」を展開します。
「プラグインの作成」ボタンをクリックします。「プラグイン」ダイアログ・ボックスが表示されます。
「名前」フィールドにプラグインの名前を入力します。
リストからプラグイン・クラスConsolidatedChglogPluginを選択します。
「OK」をクリックします。
「適用」をクリックします。
この構成では、Oracle固有のエントリがOracle Internet Directoryに格納されます。エンタープライズ固有のエントリは、Active Directoryに格納されます。
注意: 使用されるOracle Internet Directoryは、ポリシー・ストアのOracle Internet Directoryであるとは限りません。理論的には、Active Directory以外のディレクトリを第2のディレクトリとして使用できます。便宜上、ここではポリシー・ストアのOracle Internet Directoryについて説明します。 |
次のような条件であるとします。
エンタープライズ・ディレクトリ・アイデンティティ・データが、1つ以上のディレクトリ内にあります。ユーザー/グループのアプリケーション固有の属性は、エンタープライズ・ディレクトリに格納されます。
アプリケーション固有のエントリは、アプリケーション・ディレクトリに格納されます。(AppIDおよびエンタープライズ・ロールが、アプリケーション・ディレクトリに格納されます)
この項で説明する項目は、次のとおりです。
図10-4は、内部ディレクトリおよび外部ディレクトリのディレクトリ構造を示しています。
Oracle Virtual Directoryでは、図10-5に示すように、複数のディレクトリがユーザーまたはクライアント・アプリケーションには単一のDITのように表示されます。
図10-6は、構成の概要を示しています。
OVDHOST1
とOVDHOST2
上で実行されているOracle Virtual Directoryインスタンスそれぞれにユーザー・アダプタを作成します。Oracle Directory Services Managerを使用してOracle Virtual Directoryでユーザー・アダプタを作成する手順は、次のとおりです。
まだ実行していない場合は、第21.1項「Oracle Identity Managementコンポーネントの起動と停止」の説明に従って、管理サーバーとWLS_ODSM管理対象サーバーを起動します。
Webブラウザで、次のアドレスを指定してOracle Directory Services Manager(ODSM)にアクセスします。
http://admin.mycompany.com/odsm
OVDHOST1
とOVDHOST2
上で実行されているOracle Virtual Directoryインスタンスそれぞれへの接続がまだ存在していない場合は、作成します。
適切な接続エントリを使用して、各Oracle Virtual Directoryインスタンスに接続します。
「ホーム」ページで、「アダプタ」タブをクリックします。
「アダプタの作成」をアダプタ・ウィンドウの上部でクリックして、「新規アダプタ・ウィザード」を開始します。
「新規アダプタ・ウィザード」で、次の表に示すパラメータを指定して、新しいアダプタを作成します。
表10-1 ユーザー/ロール・アダプタA1
画面 | フィールド | 値 |
---|---|---|
タイプ |
アダプタ・タイプ |
|
名前 |
|
|
アダプタ・テンプレート |
接続しているLDAPディレクトリに応じた正しいテンプレートを選択します。 |
|
接続 |
自動検出にDNSを使用 |
いいえ |
ホスト |
ディレクトリ・ホストのホスト名または仮想名を入力します(例: |
|
ポート |
LDAPディレクトリへの接続に使用するポートを入力します。 |
|
SSL/TLSの使用 |
SSLを使用してLDAPディレクトリに接続する場合、またはActive Directoryを使用している場合は、この値を選択します。 |
|
SSL認証モード |
SSLを使用してLDAPディレクトリに接続する場合は、認証モードを選択します。Active Directoryを使用している場合は、 |
|
サーバー・プロキシ・バインドDN |
Oracle Virtual Directoryが、Active Directoryへの接続とすべての操作の実行に使用できるユーザーのDN。このために使用される |
|
プロキシ・パスワード |
サーバー・プロキシ・アカウントのパスワード |
|
接続テスト |
テストが正常に行われることを確認します。 |
|
ネームスペース |
リモート・ベース |
|
マップされたネームスペース脚注 1 |
|
脚注 1 マップされたネームスペースは、ターゲット・ディレクトリ内にある場所です。この例では、ターゲット・ディレクトリの構造が、Oracle Virtual Directoryに現れる構造と同じであることを前提としています。そうでない場合は、適切に修正してください。
ユーザー/ロール・アダプタA1を編集する手順は次のとおりです。
OIMユーザー・アダプタを選択します。
「プラグイン」タブをクリックします。
「ユーザー管理」プラグインをクリックしてから、「編集」をプラグイン表でクリックします。プラグイン編集ウィンドウが表示されます。
「パラメータ」表で、パラメータ値を次のように更新します。
パラメータ | 値 | デフォルト |
---|---|---|
directoryType |
|
|
exclusionMapping |
|
|
mapAttribute |
|
|
mapAttribute |
|
|
addAttribute |
|
|
mapAttribute |
|
|
mapAttribute |
|
|
mapObjectclass |
|
|
mapObjectclass |
|
|
pwdMaxFailure |
10 |
|
oamEnabled |
|
|
mapObjectClass |
|
|
mapPassword |
|
|
oimLanguages |
言語コードのカンマ区切りリスト(例: |
脚注 1 Oracle Access Managerを使用している場合のみ、oamEnabledをtrueに設定します。
注意: 言語サポートを使用するには、ユーザー管理プラグインを編集して、新しい構成パラメータ たとえば、Oracle Identity Managerのユーザーを作成する際に、表示名の管理対象ローカライゼーションとしてフランス語を選択した場合は、ユーザー管理アダプタ・プラグインの ユーザー管理プラグインには、次の構成パラメータがあります。
このパラメータは、 |
「OK」をクリックします。
「適用」をクリックします。
表10-2 ユーザー/ロール・アダプタA2
画面 | フィールド | 値 |
---|---|---|
タイプ |
アダプタ・タイプ |
|
名前 |
|
|
アダプタ・テンプレート |
接続しているLDAPディレクトリに応じた正しいテンプレートを選択します。 |
|
接続 |
自動検出にDNSを使用 |
いいえ |
ホスト |
ディレクトリ・ホストのホスト名または仮想名を入力します(例: |
|
ポート |
LDAPディレクトリへの接続に使用するポートを入力します。 |
|
SSL/TLSの使用 |
SSLを使用してLDAPディレクトリに接続する場合、またはActive Directoryを使用している場合は、この値を選択します。 |
|
SSL認証モード |
SSLを使用してLDAPディレクトリに接続する場合は、認証モードを選択します。Active Directoryを使用している場合は、「サーバー認証のみ/相互認証」を選択します。 |
|
サーバー・プロキシ・バインドDN |
Oracle Virtual Directoryが、Active Directoryへの接続とすべての操作の実行に使用できるユーザーのDN。第11.4項「アイデンティティ・ストアの準備」で作成されるユーザー |
|
プロキシ・パスワード |
サーバー・プロキシ・アカウントのパスワード |
|
接続テスト |
テストが正常に行われることを確認します。 |
|
ネームスペース |
リモート・ベース |
|
マップされたネームスペース脚注 1 |
|
脚注 1 マップされたネームスペースは、ターゲット・ディレクトリ内にある場所です。この例では、ターゲット・ディレクトリの構造が、Oracle Virtual Directoryに現れる構造と同じであることを前提としています。そうでない場合は、適切に修正してください。
ユーザー/ロール・アダプタA2を編集する手順は次のとおりです。
ユーザー・アダプタを選択します。
「プラグイン」タブをクリックします。
「プラグイン」テーブルの「ユーザー管理」プラグインをクリックし、「編集」をクリックします。プラグイン編集ウィンドウが表示されます。
「パラメータ」表で、パラメータ値を次のように更新します。
パラメータ | 値 | デフォルト |
---|---|---|
directoryType |
|
|
pwdMaxFailure |
|
|
oamEnabled |
|
|
mapObjectclass |
|
|
脚注 1 Oracle Access Managerを使用している場合のみ、oamEnabledをtrueに設定します。
「OK」をクリックします。
「適用」をクリックします。
表10-3 変更ログ・アダプタC1
画面 | フィールド | 値 |
---|---|---|
タイプ |
アダプタ・タイプ |
|
名前 |
|
|
アダプタ・テンプレート |
接続しているLDAPディレクトリに応じた正しいテンプレートを選択します。 |
|
接続 |
自動検出にDNSを使用 |
いいえ |
ホスト |
ディレクトリ・ホストのホスト名または仮想名を入力します(例: |
|
ポート |
LDAPディレクトリへの接続に使用するポートを入力します。 |
|
プロキシ・パスワード |
サーバー・プロキシ・アカウントのパスワード |
|
接続テスト |
テストが正常に行われることを確認します。 |
|
ネームスペース |
リモート・ベース |
|
マップされたネームスペース脚注 1 |
|
脚注 1 マップされたネームスペースは、ターゲット・ディレクトリ内にある場所です。この例では、ターゲット・ディレクトリの構造が、Oracle Virtual Directoryに現れる構造と同じであることを前提としています。そうでない場合は、適切に修正してください。
変更ログ・アダプタC1を編集する手順は次のとおりです。
OIM変更ログ・アダプタ「Changelog_Adapter_C1」を選択します。
「プラグイン」タブをクリックします。
「デプロイ済プラグイン」表で、「変更ログ」プラグインをクリックし、プラグイン表で「編集」をクリックします。プラグイン編集ウィンドウが表示されます。
「パラメータ」表で、変更ログ・アダプタを編集してプロパティを追加または変更し、それらが次の表に示す値に一致するようにします。modifierDNFilter、sizeLimit、およびtargetDNFilterプロパティをアダプタに追加する必要があります。
Active Directoryを選択した場合については、すでに第9.8.2.2項「Active Directoryの変更ログ・アダプタ」で説明しています。
表10-4 「パラメータ」表の値
パラメータ | 値 | コメント |
---|---|---|
modifierDNFilter |
ディレクトリ・サーバーに対する管理権限を持つバインドDN。形式は次のとおりです。
次に例を示します。
|
作成 |
sizeLimit |
1000 |
作成 |
targetDNFilter |
|
作成 |
mapUserState |
true |
更新 |
oamEnabled |
true |
更新 |
virtualDITAdapterName |
ユーザー/ロール・アダプタA1のアダプタ名: |
作成 |
表10-5 変更ログ・アダプタC2
画面 | フィールド | 値 |
---|---|---|
タイプ |
アダプタ・タイプ |
|
名前 |
|
|
アダプタ・テンプレート |
接続しているLDAPディレクトリに応じた正しいテンプレートを選択します。 |
|
接続 |
自動検出にDNSを使用 |
いいえ |
ホスト |
ディレクトリ・ホストのホスト名または仮想名を入力します(例: |
|
ポート |
LDAPディレクトリへの接続に使用するポートを入力します。 |
|
プロキシ・パスワード |
サーバー・プロキシ・アカウントのパスワード |
|
接続テスト |
テストが正常に行われることを確認します。 |
|
ネームスペース |
リモート・ベース |
|
マップされたネームスペース脚注 1 |
|
脚注 1 マップされたネームスペースは、ターゲット・ディレクトリ内にある場所です。この例では、ターゲット・ディレクトリの構造が、Oracle Virtual Directoryに現れる構造と同じであることを前提としています。そうでない場合は、適切に修正してください。
変更ログ・アダプタC2を編集する手順は次のとおりです。
OIM変更ログ・アダプタ「Changelog_Adapter_C2」を選択します。
「プラグイン」タブをクリックします。
「デプロイ済プラグイン」表で、「変更ログ」プラグインをクリックし、プラグイン表で「編集」をクリックします。プラグイン編集ウィンドウが表示されます。
「パラメータ」表で、変更ログ・アダプタを編集してプロパティを追加または変更し、それらが次の表に示す値に一致するようにします。modifierDNFilter、sizeLimit、およびtargetDNFilterプロパティをアダプタに追加する必要があります。
表10-6 「パラメータ」表の値
パラメータ | 値 | コメント |
---|---|---|
modifierDNFilter |
ディレクトリ・サーバーに対する管理権限を持つバインドDN。形式は次のとおりです。
次に例を示します。
|
作成 |
sizeLimit |
1000 |
作成 |
targetDNFilter |
|
作成 |
mapUserState |
true |
更新 |
oamEnabled |
true |
更新 |
virtualDITAdapterName |
ユーザー/ロール・アダプタA2のアダプタ名: |
作成 |
脚注 1 これは、第11.4.8項「Oracle Internet Directory以外のディレクトリでのアクセス制御リストの作成」で変更されます。
グローバルOracle Virtual Directoryプラグインを作成する手順は次のとおりです。
Webブラウザで、次のアドレスを指定してOracle Directory Services Manager(ODSM)にアクセスします。
http://admin.mycompany.com/odsm
OVDHOST1
とOVDHOST2
上で実行されているOracle Virtual Directoryインスタンスそれぞれへの接続がまだ存在していない場合は、作成します。
適切な接続エントリを使用して、各Oracle Virtual Directoryインスタンスに接続します。
「ホーム」ページで、「アダプタ」タブをクリックします。
左ペインの「グローバル・プラグイン」の隣にある+
をクリックします。
「プラグインの作成」をクリックします。
次のようにしてグローバル統合変更ログ・プラグインを作成します。
次の値を入力してグローバル統合プラグインを作成します。
名前: Global Consolidated Changelog
クラス: 「選択」をクリックしてから、ConsolidatedChangelogを選択します。
終了したら、「OK」をクリックします。
これで、Oracle Virtual Directoryをアイデンティティ・ストアとして使用するように環境を構成する準備ができました。