Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイド 11g リリース1(10.3.5) B60986-03 |
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Oracleでは、開発のみを目的としたWebLogic Serverの完全インストールをZIPファイルで提供しています。このインストールは、Windows、LinuxおよびMac OS Xの各システムでサポートされています。
展開されたインストールには、WebLogic Serverでアプリケーションを開発するために必要なすべてのアーティファクトが含まれていますが、標準モードで実行されるWebLogic Serverインストールより少ないディスク領域を使用します。次を除くすべてのWebLogic Serverコンポーネントが含まれています:
サンプル
Derbyデータベース
WebServerプラグイン
サポートされていないプラットフォームのネイティブJNIライブラリ
英語以外のロケール用管理コンソール・ヘルプ・ファイル
Oracle Configuration Management (OCM)およびADRファイル
Sun SDKとOracle JRockit SDK
Coherenceライブラリ
注意: Oracle Enterprise Pack for Eclipse (OEPE)は、ZIPインストーラに含まれません。 |
また、オラクル社では、開発専用インストーラを補足する追加ファイルを含む補足ZIPファイルを提供しています。補足ZIPファイルには、次のコンポーネントが含まれます。
サンプル・ファイル(WL_HOME
/samples
へ展開されます)
Derbyデータベースおよび関連スクリプト(WL_HOME
/common/derby
へ展開されています)
英語以外のロケール用管理コンソール・ヘルプ・ファイル(WL_HOME
/server/lib/consoleapp/consolehelp/
locale_directory
へ展開されています。ここで、ロケール・ディレクトリは次のとおりです。
de
es
fr
it
ja
ko
pt-br
zh-cn
zh-tw
開発専用のWebLogic Serverインストールを使用するには:
Oracle Technology NetworkからZIPファイルをダウンロードします。詳細は、「Oracle Technology Networkからのインストーラのダウンロード」を参照してください。ダウンロード・ページで、Oracle WebLogic Server 11gR1 (10.3.5)開発専用インストーラの行の該当リンクをクリックします。
インストーラのダウンロードの完了後、ミドルウェア・ホーム・ディレクトリとして使用するディレクトリにファイルを展開します。たとえば、このWebLogic Serverインストールのミドルウェア・ホームとしてC:\Oracle\MW_dev
を使用する場合、そのディレクトリでファイルを展開します。
注意: すでにWebLogic Serverインストールが含まれている既存のミドルウェア・ホームでファイルを展開しないでください。 |
オプションで、Oracle Technology Networkから補足ZIPファイルをダウンロードします。ダウンロード・ページで、「Oracle WebLogic Server 11gR1 (10.3.5)補助インストーラ」行の適切なリンクをクリックします。
ダウンロードが完了したら、補足ZIPファイルを開発専用インストーラ・ファイルを展開した場所と同一のミドルウェア・ホーム・ディレクトリへ展開します。
ファイルを展開したミドルウェア・ホーム・ディレクトリのREADME.txt
ファイルを開き、QUICKSTARTセクションの手順に従います。README.txt
ファイルに準備とインストールについての最新手順が含まれています。
注意: README.txt ファイルに記載されている構成スクリプトを実行後に補足ZIPをダウンロードしてインストールする場合は、補足ZIPファイルをミドルウェア・ホーム・ディレクトリへ展開した後に構成スクリプトを実行する必要があります。 |
READMEファイルには、開発専用インストールの現行のバージョンに関するすべての既知の問題のリストおよび他の重要な情報も含まれています。
補足ZIPファイルを展開済の場合は、ミドルウェア・ホーム・ディレクトリにあるREADME_SUPP.txt
ファイルを開き、QUICKSTARTの項の手順に従います。README_SUPP.txt
ファイルには、サンプル・ドメインに関する情報や、補足ファイルの最新のインストールおよび構成の手順が記載されています。
詳細は、次の項を参照してください。
開発環境のすべてのドメインをミドルウェア・ホーム・ディレクトリ以外に作成することをお薦めします。これによって、ドメインとアプリケーションを再作成せずに、既存の開発専用インストールの削除またはより新しいバージョンへのアップグレードが簡単にできます。
WLSTのunpack
コマンドまたはFusion Middleware構成ウィザードを使用してドメインを作成できます。ドメインを作成するときに参照するWebLogic Serverドメインと拡張テンプレートは、MW_HOME/wlserver/common/templates/domains
およびMW_HOME/wlserver/common/templates/applications
ディレクトリにあります。ドメインの作成の詳細は、次のドキュメントを参照してください:
構成ウィザードを使用したドメインの作成
Oracle WebLogic Scripting Toolガイド
PackおよびUnpackコマンドによるテンプレートとドメインの作成
ドメイン・テンプレート・リファレンス
既存のインストールのインプレース・アップグレードは、このインストーラではサポートされていません。開発専用インストーラをより新しいバージョンにアップグレードするには:
Oracle Technology Networkから最新バージョンをダウンロードします。
ZIPファイルを新規のミドルウェア・ホームの場所に展開します。
MW_HOME
の変数を変更して、新規のミドルウェア・ホームを指すようしにます。
ドメインの起動スクリプトを更新して、新規のMiddlewareを指すようにします。
既存の開発専用インストールを完全に削除するには、ファイルを展開した場所のミドルウェア・ホーム・ディレクトリ全体を削除します。補足ファイルもインストール済の場合は、ミドルウェア・ホーム・ディレクトリの削除時にそれらのファイルも削除されます。
注意: ミドルウェア・ホーム・ディレクトリで作成したドメインやアプリケーションを将来の使用のために保存するには、該当のドメインやアプリケーションが含まれているディレクトリを削除する前に、そのディレクトリをミドルウェア・ホーム以外の別の場所に移動します。 |