この付録では、本番サイトおよびスタンバイ・サイトでの、Oracle Fusion Middleware障害時リカバリ・トポロジにおけるOracleインベントリの管理方法について説明します。
次のトピックがあります。
本番サイトのホストでOracleインベントリを更新するときには(新しいOracleソフトウェアのインストール、既存のOracleソフトウェアへのOracleパッチ・セットまたはパッチの適用など)、スタンバイ・サイトのピア・ホストでも同じようにソフトウェアを更新する必要があります。そのためには、次のスクリプトを実行してスタンバイ・サイトのピア・ホストでOracleインベントリを更新します。
ORACLE_HOME
/oui/bin/attachHome.sh
また、beahomelist
ファイルを更新して、ミドルウェア・ホームの場所を編集する必要があります。次のファイルを編集して、ミドルウェア・ホームの情報を更新します。
user_home
/bea/beahomelist
(Windows) C:\bea\beahomelist
本番サイトのWindowsホストでOracleインベントリを更新するとき(新しいOracleソフトウェアのインストール、Oracleパッチ・セットまたはパッチの既存のOracleソフトウェアへの適用など)、次のWindowsレジストリ・キーを本番サイトのホストにエクスポートし、これをスタンバイ・サイトのピア・ホストにインポートすることによって、同じソフトウェア更新をスタンバイ・サイトのピア・ホストでも実行する必要があります。
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\oracle
また、システム・コンポーネント(Oracle Web Cacheなど)を変更する場合、次のWindowsレジストリ・キーを本番サイトのホストにエクスポートし、これをスタンバイ・サイトのピア・ホストにインポートする必要があります。
HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services
以前エクスポートしたキーをインポートするには、次のコマンドを使用します。
regedit /I <FileName>
例:
regedit /I C:\oracleregistry.reg
レジストリ・エディタを使用して、キーをインポートすることもできます。詳細は、レジストリ・エディタのヘルプを参照してください。