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Oracle® Fusion Middleware Oracle Service Busインストレーション・ガイド
11g リリース1(11.1.1)
B61431-02
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2 Oracle Service Bus 11gのインストール

この章では、Oracle Service Busをインストールする方法について説明します。内容は次のとおりです。

2.1 インストール手順

この項では、システムのOracle Service Busをインストールする手順を説明します。内容は次のとおりです。

2.1.1 ソフトウェアの入手

ソフトウェアの入手場所については、『Oracle Fusion Middlewareインストレーション・プランニング・ガイド』のOracle Fusion Middlewareソフトウェアの入手に関する説明を参照してください。

ダウンロード場所を選択し、「Service Bus」をダウンロードします。.zipアーカイブ・ファイルとしてシステムに保存されます。

アーカイブ・ファイルをダウンロードした後、インストールを実行する、マシン上の任意のディレクトリに解凍します。

2.1.2 インストーラの起動

インストーラを起動するには、アーカイブ・ファイルを解凍したディレクトリに移動し、Disk1ディレクトリに切り替えます。

UNIXオペレーティング・システム:

cd unpacked_archive_directory/Disk1
./runInstaller -jreLoc JRE_LOCATION

Windowsオペレーティング・システム:

cd unpacked_archive_directory\Disk1
setup.exe -jreLoc JRE_LOCATION

インストーラでは、システムのJava Runtime Environment (JRE)の場所へのフルパスが必要です。Oracle WebLogic Serverをインストールした場合は、システムのミドルウェア・ホームにあるjdk160_21ディレクトリにJREがインストールされています。この場所は、インストーラを起動するためのJRE_LOCATIONとして使用できます。

JREの場所を指定しなかった場合は、インストーラを起動する前に、JREの場所を指定するように求められます。

[> ./runInstaller 
Starting Oracle Universal Installer...
 
Checking if CPU speed is above 300 MHz.    Actual 2999 MHz    Passed
Checking Temp space: must be greater than 150 MB.   Actual 58940 MB    Passed
Checking swap space: must be greater than 512 MB.   Actual 4047 MB    Passed
Checking monitor: must be configured to display at least 256 colors.    Actual 256    Passed
Preparing to launch Oracle Universal Installer from /tmp/OraInstall2010-12-14_08-03-44AM. Please wait ...
Please specify JRE/JDK location ( Ex. /home/jre ), <location>/bin/java should exist :

システム上のJREへの絶対パスを指定してから、続行します。


注意:

32ビットのJDKがインストールされた64ビットのUNIXまたはWindowsオペレーティング・システムにOracle Service Busをインストールする場合は、コマンドラインから-jreLocオプションを使用して、JRE_LOCATIONを指定します。プロンプトでJRE_LOCATIONを指定するオプションはこの場合サポートされておらず、インストーラは起動しません。

2.1.3 インストール・ログ・ファイル

インストーラは、ログ・ファイルをOracle_Inventory_Location/log(UNIXオペレーティング・システム)またはOracle_Inventory_Location\logs(Windowsオペレーティング・システム)ディレクトリに書き込みます。ログ・ファイルとその内容については、D.2「インストールおよび構成ログ・ファイル」を参照してください。

2.1.4 インストールの画面と手順

表2-1の手順に従って、Oracle Service Busをインストールします。

インストールのいずれかの画面で追加のヘルプが必要な場合は、付録B「Oracle Service Busソフトウェアのインストール」を参照するか、「ヘルプ」をクリックしてオンライン・ヘルプにアクセスします。

表2-1 Oracle Service Busのインストール・フロー

No. 画面 説明および必要な操作

1

「ようこそ」画面


「次へ」をクリックして続行します。

2

「ソフトウェア更新のインストール」画面


ソフトウェア更新を受信する方法を選択します。

「次へ」をクリックして続行します。

3

「インストール場所」画面


Oracleミドルウェア・ホームとOracleホームの場所を指定します。

Oracle Commonホーム(oracle_common)ディレクトリは、自動的にミドルウェア・ホーム内に作成されます(Oracleホーム・ディレクトリの名前にoracle_commonは使用しないでください)。

「次へ」をクリックして続行します。

4

「インストール・タイプ」画面


「標準」または「カスタム」を選択します。

注意: Oracle Service Busを64ビット・マシンにインストールする場合は、カスタム・インストール・タイプを選択します。Oracle Service Bus IDEオプションは選択解除する必要があります。

詳細は、1.6「インストール・タイプの理解」を参照してください。

「次へ」をクリックして続行します。

5

「インストールするコンポーネント」画面


この画面は、「インストール・タイプ」画面「カスタム」を選択した場合にのみ表示されます。「標準」を選択した場合は、「前提条件のチェック」画面に進みます。

インストールするコンポーネントを選択し、「次へ」をクリックして続行します。

注意: HP-UXまたはAIXオペレーティング・システムにインストールしている場合は、Oracle Service Bus IDEが選択されていないことを確認する必要があります。

6

「前提条件のチェック」画面


「次へ」をクリックして続行します。

7

「製品ホームの場所」画面


WebLogic Serverホームの場所を指定します。Oracle Service Bus Integrated Development Environment (IDE)をインストールしている場合は、マシンにインストールされているOracle Enterprise Pack for Eclipseへのパスの入力も求められます。デフォルトでは、ミドルウェア・ホームにあるこのディレクトリの名前はoepe_11gR1PS3です。

「次へ」をクリックして続行します。

8

「インストール・サマリー」画面


このサマリーを確認して、インストールを開始するかどうかを決定します。この段階でいずれかの構成設定を変更する場合は、左側のナビゲーション・パネルで項目を選択し、選択内容を変更します。

Oracle Service Busをインストールするには、「インストール」をクリックします。

9

「インストールの進行状況」画面


この画面には、インストールの進行状況が表示されます。

進捗が100%完了になったら、「次へ」をクリックして続行します。

10

「インストール完了」画面


「終了」をクリックして画面を終了します。


2.2 ドメインの構成

これが完了すれば、構成ウィザードを実行して、Oracle Service Bus用にドメインを構成できます。手順については、第3章「Oracle Service Busの構成」を参照してください。