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Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterクイック・インストレーション・ガイド
11gリリース1(11.1.1)
B55908-02
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Oracle® Fusion Middleware

Oracle WebCenterクイック・インストレーション・ガイド

11gリリース1(11.1.1)

B55908-02(原本部品番号:E10146-05)

2011年3月

このマニュアルでは、Oracle WebCenterのインストール方法について説明します。

この章の内容は次のとおりです。

1 インストールの概要

このマニュアルには、単体ホスト上でのOracle WebCenterのインストールおよび構成に関する手順が記載されています。次のアプリケーションがインストールされます。

図1は、この手順の終了時点でシステム上に作成されるトポロジを示しています。また、必要なタスクの実行順も示しています。

図1 インストール・トポロジとタスクの順番

インストール・トポロジとタスクの順番
「図1 インストール・トポロジとタスクの順番」の説明

2 インストールの計画

この項では、Oracle WebCenterをインストールする前に読む必要がある重要な情報を説明します。この章の内容は次のとおりです。

2.1 システム要件、動作保証、相互運用性および互換性の確認

システム環境がインストールの最小要件を満たしていることを確認するには、Oracle Technology Network (OTN)で入手できる次のドキュメントを参照してください。

  • Oracle Fusion Middlewareのシステム要件と仕様

    http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-requirements-100147.html
    

    このドキュメントには、ハードウェアとソフトウェアの要件、最小ディスク領域とメモリー要件、データベース・スキーマ要件および必要なシステム・ライブラリ、パッケージまたはパッチに関連する情報が記載されています。

  • 『Oracle Fusion Middleware Supported System Configurations』

    http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html
    

    このページには、現在または過去の製品リリースの動作保証に関する様々なドキュメントを示しています。Oracle Fusion Middleware 11gR1のシステム要件とサポートされているプラットフォームのドキュメントには、サポートされている32ビットおよび64ビットのオペレーティング・システム、データベース、Webサーバー、LDAPサーバー、アダプタ、IPv6、JDKおよびサード・パーティ製品に関連する動作保証情報が含まれています。

  • Oracle Fusion Middleware相互運用および互換性ガイド

    このドキュメントには、Oracle Fusion Middleware 11g製品をインストールまたはアップグレードするときに発生する可能性のある互換性および相互運用に関する問題が示されています。

2.2 データベースのインストールと構成

Oracle WebCenterのインストールでは、データベースが使用できる必要があります。データベースが稼働している必要がありますが、コンポーネントのインストール先と同じシステムにある必要はありません。Oracle WebCenterコンポーネントに必要なスキーマを作成する際にリポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を使用するため、データベースにはこのRCUとの互換性も必要です。

動作保証されているデータベースの最新情報については、「Oracle Fusion Middlewareサポートされるシステム構成」ページにある、Oracle Fusion Middleware 11gR1のシステム要件とサポート対象プラットフォームのドキュメントを参照してください。

http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html

データベースをインストールしたら、システム要件と仕様に関するドキュメントのリポジトリ作成ユーティリティ(RCU)の要件に関する項を参照して、データベースが正しく構成されていることを確認します。

http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-requirements-100147.html

2.3 IBM DB2データベース用のオペレーティング・システム・ユーザーの作成

IBM DB2データベースを使用していない場合、この項はスキップできます。

IBM DB2データベースでは、対応するオペレーティング・システム・ユーザーを使用してデータベース・ユーザーを認証します。したがって、RCUを実行する前に、スキーマごとにオペレーティング・システム・ユーザーを1人作成しておく必要があります。オペレーティング・システム・ユーザー名はスキーマ所有者名と一致し、小文字のみで構成されている必要があります。大文字のみの名前や大文字と小文字が混在する名前は使用できません。たとえば、RCUを使用してDEV_PTという名前のスキーマを作成した場合は、オペレーティング・システム・ユーザー名はdev_pt(すべて小文字)にする必要があります。

第2.4項「Oracle WebCenterのスキーマの作成」表2に、Oracle WebCenter用に作成する必要があるオペレーティング・システム・ユーザーを示します。オペレーティング・システム・ユーザーの作成方法の詳細は、システムのドキュメントを参照してください。

2.4 Oracle WebCenterのスキーマの作成

Oracle WebCenterをインストールする前に、データベース上に特定のスキーマが存在する必要があります。データベースにスキーマを作成するには、リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を実行する必要があります。

RCUを実行できるプラットフォームを確認するには、Oracle Fusion Middlewareのシステム要件と仕様に関するドキュメントのRCUのサポート対象プラットフォームに関する項を参照してください。

http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-requirements-100147.html

リポジトリ作成ユーティリティの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Repository Creation Utilityユーザーズ・ガイド』を参照してください。

2.4.1 RCUのダウンロードと起動

RCUの最新バージョンを入手するには:

  1. Oracle Technology NetworkのOracle Fusion Middleware 11gR1ソフトウェア・ダウンロードに関するページに移動します。

    http://www.oracle.com/technetwork/middleware/downloads/fmw-11-download-092893.html
    
  2. 「OTNライセンス契約書」をクリックし、ライセンス契約書を確認します。

  3. 「ライセンスに同意する」オプションを選択します。ライセンス契約に同意しなければ、RCUをダウンロードできません。

  4. ページの下部付近にある必要な追加ソフトウェアの表でリポジトリ作成ユーティリティを検索します。.zipファイルをダウンロードしたら、その内容を任意のディレクトリに解凍します。このディレクトリをRCU_HOMEディレクトリと呼びます。


    注意:

    Windowsオペレーティング・システムでは、名前にスペースを含むディレクトリにRCUの.zipファイルを解凍しないでください。

RCU_HOMEディレクトリ内のbinディレクトリからRCUを起動します。

Linuxオペレーティング・システムの場合:

cd RCU_HOME/bin
./rcu

Windowsオペレーティング・システムでは次のようになります。

cd RCU_HOME\bin
rcu.bat

2.4.2 スキーマ作成のRCU画面

次の手順に従ってスキーマを作成します。

  1. 「ようこそ」画面

    次へ」をクリックします。

  2. 「リポジトリの作成」画面

    作成」を選択します。

    次へ」をクリックします。

  3. 「データベース接続の詳細」画面

    Oracle Databaseを使用している場合は、次の資格証明を指定します。

    • ホスト名: host.domain.comの形式でデータベースが存在するマシンの名前を指定します。Oracle RACデータベースの場合は、仮想IP名またはいずれかのノード名をホスト名として指定します。

    • ポート: データベースのリスニング・ポート番号を指定します。Oracleデータベースのデフォルトのポート番号は1521です。

    • データベース名: データベースのサービス名を指定します。通常、サービス名はグローバル・データベース名と同じです。

      データベースのサービス名が不明な場合は、データベースの初期化パラメータ・ファイルのSERVICE_NAMESパラメータから取得できます。初期化パラメータ・ファイルにSERVICE_NAMESパラメータが含まれていない場合、サービス名はDB_NAMEDB_DOMAINパラメータに指定されているグローバル・データベース名と同じです。

      Oracle RACデータベースの場合は、いずれかのノードのサービス名をこのフィールドに指定します。たとえば、examplehost.exampledomain.comのようになります。

    • ユーザー名: DBAまたはSYSDBA権限を持つユーザーの名前を指定します。SYSDBA権限を持つデフォルトのユーザー名はSYSです。

    • パスワード: データベース・ユーザーのパスワードを指定します。

    • ロール: ドロップダウン・リストからデータベース・ユーザーのロールを選択します。SYSユーザーには、SYSDBAロールが必要です。

    Microsoft SQL Serverデータベースを使用している場合は、次の資格証明を指定します。

    • Unicodeのサポート: ドロップダウン・リストから 「はい」 または 「いいえ」 を選択します。

    • サーバー名: ホスト名、IPアドレス、またはデータベースが実行されているサーバーの完全なサーバー名をhost\serverの形式で入力します。

    • 「ポート」: データベース・リスナーのポート番号を指定します。

    • データベース名: データベースの名前を指定します。

    • ユーザー名: DBAまたはSYSDBA権限を持つユーザーの名前を指定します。

    • パスワード: データベース・ユーザーのパスワードを指定します。

    IBM DB2データベースを使用している場合は、次の資格証明を指定します。

    • サーバー名: ホスト名、IPアドレス、またはデータベースが実行されているサーバーの完全なサーバー名をhost\serverの形式で入力します。

    • 「ポート」: データベース・リスナーのポート番号を指定します。

    • データベース名: データベースの名前を指定します。

    • ユーザー名: DB所有者権限があるユーザーの名前を指定します。

    • パスワード: データベース・ユーザーのパスワードを指定します。

    次へ」をクリックします。「前提条件チェック」画面が表示されます。エラーが発生した場合は、エラーに関する詳細が「データベース接続の詳細」画面に表示されます。エラーを修正し、「次へ」をもう一度クリックします。

    チェックがエラーなしで完了したら、「OK」をクリックしてこの画面を閉じます。

  4. 「コンポーネントの選択」画面

    画面の上部で、「接頭辞の新規作成」を選択します。データベース・インスタンスのユーザーが他にいない場合は、デフォルト接頭辞のDEVを使用できます。他のOracle Fusion Middlewareユーザーとデータベースを共有している場合は、カスタム接頭辞の作成と使用について、『Oracle Fusion Middleware Repository Creation Utilityユーザーズ・ガイド』のカスタム・スキーマと表領域の作成に関する項を参照してください。

    使用可能なコンポーネントがリストされた表で、「WebCenter Suite」を選択します。すべての依存スキーマを含めて、このコンポーネント内のすべての製品スキーマが自動的に選択されます。

    表1に、OracleおよびMicrosoft SQL ServerデータベースでOracle WebCenterコンポーネントに必要なスキーマを示します。

    表1 OracleおよびMicrosoft SQL ServerデータベースでのOracle WebCenterコンポーネントの必須スキーマ

    コンポーネント スキーマ所有者 依存関係

    WebCenter Spaces

    prefix_WEBCENTER

    prefix_MDS(メタデータ・サービス)

    ポートレット・プロデューサ

    prefix_PORTLET

    なし。

    ディスカッション

    prefix_DISCUSSIONS

    なし。

    アクティビティ・グラフおよびアナリティクス

    prefix_ACTIVITIES

    なし。


    表2は、IBM DB2データベースでのOracle WebCenterコンポーネントの必須スキーマを示しています。

    表2 IBM DB2データベースでのOracle WebCenterコンポーネントの必須スキーマ

    コンポーネント スキーマ所有者 依存関係 必須のオペレーティング・システム・ユーザー

    WebCenter Spaces

    prefix_WC

    prefix_MDS(メタデータ・サービス)

    prefix_wc

    prefix_mds

    ポートレット・プロデューサ

    prefix_PT

    なし。

    prefix_pt

    ディスカッション

    prefix_DS

    なし。

    prefix_ds

    アクティビティ・グラフおよびアナリティクス

    prefix_AG

    なし。

    prefix_ag



    注意:

    この画面で指定したスキーマ名とその接頭辞の値を覚えておくか、記録しておいてください(これらは、後でコンポーネントを構成するときに必要になります)。スキーマ名は、prefix_schemanameという形式で指定する必要があります。

    次へ」をクリックします。「前提条件チェック」画面が表示されます。エラーが発生した場合は、エラーに関する詳細が「コンポーネントの選択」画面に表示されます。エラーを修正し、「次へ」をもう一度クリックします。

    チェックがエラーなしで完了したら、「OK」をクリックしてこの画面を閉じます。

  5. 「スキーマ・パスワード」画面

    画面の上部で、「すべてのスキーマに同じパスワードを使用」を選択します。

    「パスワード」フィールドに、使用するパスワードを入力します。「パスワードの確認」フィールドにもう一度パスワードを入力します。


    注意:

    この画面で指定したスキーマ・パスワードを覚えるか、記録しておいてください。これらは、後でコンポーネントを構成するときに必要になります。

    次へ」をクリックします。

  6. 「カスタム変数」画面

    アクティビティ・グラフおよびアナリティクスは、データベースのパーティション化を有効にするためにカスタマイズできます。データベースのパーティション化を有効にしてアクティビティ・グラフと分析をインストールする場合はYを指定し、データベースのパーティション化を無効にする場合はNを指定します。

  7. 「表領域のマップ」画面

    次へ」をクリックします。「表領域の作成」画面が表示されます。エラーが発生した場合は、エラーに関する詳細が「表領域のマップ」画面に表示されます。エラーを修正し、「次へ」をもう一度クリックします。

    表領域がエラーなしで作成されたら、「OK」をクリックしてこの画面を閉じます。

  8. 「サマリー」画面

    作成」をクリックします。「作成」画面が表示されます。エラーが発生した場合は、エラーに関する詳細が「サマリー」画面に表示されます。エラーを修正し、「次へ」をもう一度クリックします。

    スキーマがエラーなしで作成されたら、「OK」をクリックしてこの画面を閉じます。

  9. 「完了サマリー」画面

    閉じる」をクリックします。

2.5 Oracle WebLogic Serverのインストールとミドルウェア・ホームの作成

Oracle WebCenterでは、システム上にOracle WebLogic Serverが必要です。まだインストールされていない場合は、この項の手順に従ってOracle WebLogic Serverをインストールしてください。

WebLogic Serverのインストールの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイド』を参照してください。

2.5.1 WebLogic Serverインストーラのダウンロード

Oracle Technology Networkから、最新版のOracle WebLogic Serverインストーラをダウンロードします。

  1. Oracle Technology NetworkのOracle WebLogic Serverのダウンロードに関するページに移動します。

    http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/wls-main-097127.html
    
  2. 「OTNライセンス契約書」をクリックし、ライセンス契約書を確認します。

  3. 「ライセンスに同意する」オプションを選択します。インストーラをダウンロードする前に、ライセンス契約に同意しておく必要があります。

  4. 画面の指示に従って、現在のリリースで使用可能なインストーラにアクセスし、オペレーティング・システムに適したインストーラをダウンロードします。

32ビットの実行可能ファイルは、該当するJDKバージョンにバンドルされています。64ビット・インストーラを使用する場合は、そのプラットフォームでサポートされているJDKとともにインストーラを起動する必要があります。Oracle WebLogic Serverをインストールする前に、このJDKがシステムにインストールされている必要があります。ご使用のプラットフォームでサポートされているJDKについては、Oracle Fusion Middleware 11gR1のシステム要件とサポートされているプラットフォームのドキュメント(Oracle Fusion Middlewareでサポートされているシステム構成のページで入手可能)を参照してください。

http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html

2.5.2 WebLogic Serverインストーラの起動

WebLogic Server インストーラを起動する前に、次の点に注意してください。

  • インストーラを実行する前に、システムでDISPLAY環境変数を設定します。

  • JAVA_HOMEを、使用しているプラットフォーム用にインストールした、サポートされているJDKのインストール場所に置き換えます。

  • 64ビットのOracle WebLogic Serverを64ビット・プラットフォームにインストールする場合は、32/64ビット・ハイブリッドJDK(HP-UXのHP JDKや、Solaris SPARCのSUN JDKなど)を使用する際の-d64フラグを使用します。

    JAVA_HOME/bin/java -version(32/64ビット・ハイブリッドJDKの場合はJAVA_HOME/bin/java -d64 -version)を実行して、JAVA_HOMEが64ビットJDKを参照していることを確認します。

32ビットLinuxオペレーティング・システムでインストーラを実行する場合:

./wls_1034_linux32.bin

32ビットWindowsオペレーティング・システムでインストーラを実行する場合:

wls_1034_win32.exe

64ビットUNIXオペレーティング・システムでインストーラを実行する場合:

JAVA_HOME/bin/java -jar wls_1034_generic.jar

または

JAVA_HOME/bin/java -d64 -jar wls_1034_generic.jar

64ビットWindowsオペレーティング・システムでインストーラを実行する場合:

JAVA_HOME\bin\java -jar wls_1034_generic.jar

2.5.3 WebLogic Serverインストールの画面と説明

次の手順に従って、WebLogic Serverをインストールします。

  1. 「ようこそ」画面

    次へ」をクリックします。

  2. 「ミドルウェア・ホーム・ディレクトリの選択」画面

    新しいミドルウェア・ホームを作成する」を選択します。

    新しいミドルウェア・ホーム・ディレクトリを作成する場所を指定します。このディレクトリがすでにシステム上に存在している場合、これは空のディレクトリである必要があります。このディレクトリがまだ存在していない場合は、作成されます。


    注意:

    この場所を覚えるか、記録しておいてください(これは、後でOracle WebCenterをインストールするときに必要になります)。

    ミドルウェア・ホーム・ディレクトリの詳細は、『Oracle Fusion Middlewareインストレーション・プランニング・ガイド』のミドルウェア・ホームおよびWebLogic Serverホーム・ディレクトリに関する項を参照してください。

    次へ」をクリックします。

  3. 「セキュリティ更新のための登録」画面

    最新の製品およびセキュリティ更新を受け取るかどうかを選択します。何も受け取らないことを選択すると、続行する前に、その選択を確認するよう求められます。

    次へ」をクリックします。

  4. 「インストール・タイプの選択」画面

    標準」を選択します。

    次へ」をクリックします。

  5. 「製品インストール・ディレクトリの選択」画面

    WebLogic Serverホーム・ディレクトリ用の場所を指定します。

    WebLogicホーム・ディレクトリの詳細は、『Oracle Fusion Middlewareインストレーション・プランニング・ガイド』のミドルウェア・ホームおよびWebLogic Serverホーム・ディレクトリに関する項を参照してください。

    次へ」をクリックします。

  6. 「ショートカットの場所の選択」画面(Windowsのみ)

    Windowsシステムへのインストールの場合は、WindowsでOracle製品へのショートカットを作成する場所を指定するよう求められます。

    次へ」をクリックします。

  7. 「インストール・サマリー」画面

    次へ」をクリックします。

  8. 「インストールの進行状況」画面

    この画面で必要なアクションはありません。

  9. 「インストール完了」画面

    Quickstartの実行」を選択解除します。

    完了」をクリックします。

2.6 Java Access Bridgeのインストールと構成(Windowsのみ)

Windowsマシンでインストールする場合は、第508条のアクセシビリティ標準に対応したJava Access Bridgeのインストールと構成ができるオプションがあります。これは、セクション508のアクセシビリティ機能が必要な場合にのみ必要です。

  1. 次のURLからJava Access Bridgeをダウンロードします。

    http://java.sun.com/javase/technologies/accessibility/accessbridge/
    
  2. Java Access Bridgeをインストールします。

  3. インストールの場所からaccess-bridge.jarjaccess-1_4.jarjre\lib\extディレクトリにコピーします。

  4. インストールの場所からWindowsAccessBridge.dllJavaAccessBridge.dll、およびJAWTAccessBridge.dllの各ファイルをjre\binディレクトリにコピーします。

  5. accessibility.propertiesファイルをjre\libディレクトリにコピーします。

Java Access Bridgeの詳細は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』のJava Access Bridgeのインストールおよび構成(Windowsのみ)に関する項を参照してください。

2.7 DHCPホストへのインストール

DHCPホストにOracle WebCenterをインストールする場合は、この項で説明する、該当するプラットフォーム用の構成手順に従う必要があります。

2.7.1 Linux x86プラットフォームの場合

Linux x86オペレーティング・システムでは、次のエントリを/etc/hostsファイルに含めるように変更することで、ホスト名をループバックIPアドレスに解決するようにホストを構成します。

127.0.0.1 hostname.domainname hostname
127.0.0.1 localhost.localdomain localhost

これを行ったら、次のコマンドを入力して、ホスト名がループバックIPアドレスに解決されていることを確認してください。

/bin/ping hostname.domainname

2.7.2 Windows x86プラットフォームの場合

Windowsオペレーティング・システムでは、DHCPサーバーにループバック・アダプタをインストールします(第2.7.3項「ループバック・アダプタのインストール(Windowsのみ)」を参照)。これにより、ローカルIPアドレスがコンピュータに割り当てられます。

アダプタをインストールしたら、%SYSTEMROOT%\system32\drivers\etc\hostsファイルのlocalhost行の直後に次の形式の行を追加します。

IP_address   hostname.domainname   hostname

IP_addressは、ループバック・アダプタのローカルIPアドレスに置き換えます。

2.7.3 ループバック・アダプタのインストール(Windowsのみ)

Windows 2003またはWindows XPでループバック・アダプタをインストールするには、次の手順を実行します。

  1. Windowsの「コントロール パネル」を開きます。

    Windows 2003の場合:「スタート」→「コントロール パネル」→「ハードウェアの追加」の順に選択します。

    Windows XPの場合:「スタート」→「コントロール パネル」の順に選択し、「ハードウェアの追加」をダブルクリックします。

  2. 開始ウィンドウで、「次へ」をクリックします。

  3. 「ハードウェアは接続されていますか?」ウィンドウで、「はい、ハードウェアを接続しています」を選択し、「次へ」をクリックします。

  4. 「次のハードウェアは既にコンピュータ上にインストールされています。」ウィンドウのインストールされているハードウェアの一覧で、「新しいハードウェア デバイスの追加」を選択し、「次へ」をクリックします。

  5. 「ウィザードで、ほかのハードウェアをインストールできます。」ウィンドウで、「一覧から選択したハードウェアをインストールする」を選択し、「次へ」をクリックします。

  6. 「次の一覧からインストールするハードウェアの種類を選択してください。」ウィンドウで、「ネットワーク アダプタ」を選択し、「次へ」をクリックします。

  7. 「ネットワーク アダプタの選択」ウィンドウで、次のものを選択します。

    • 製造元: Microsoft

    • ネットワーク アダプタ: Microsoft Loopback Adapter

  8. 次へ」をクリックします。

  9. 「ハードウェアをインストールする準備ができました。」ウィンドウで、「次へ」をクリックします。

  10. 「ハードウェアの追加ウィザードの完了」ウィンドウで、「完了」をクリックします。

  11. Windows 2003を使用している場合は、コンピュータを再起動します。

  12. デスクトップで「マイ ネットワーク」を右クリックし、「プロパティ」を選択します。「ネットワーク接続」コントロール パネルが表示されます。

  13. 今作成した接続を右クリックします。これは通常、「ローカル エリア接続 2」という名前です。「プロパティ」を選択します。

  14. 「全般」タブで、「インターネット プロトコル (TCP/IP)」を選択し、「プロパティ」をクリックします。

  15. 「インターネット プロトコル (TCP/IP) のプロパティ」ダイアログ・ボックスで、「次の IP アドレスを使う」をクリックし、次の手順を実行します。

    1. IPアドレス: ループバック・アダプタのルーティング不可能なIPを入力します。次のルーティング不可能なアドレスをお薦めします。

      192.168.x.x (x is any value between 1 and 255)
      10.10.10.10
      
    2. サブネット マスク: 255.255.255.0と入力します。

    3. 入力した値を記録しておいてください。この値は、この手順で後ほど必要になります。

    4. その他のフィールドは空のままとします。

    5. OK」をクリックします。

  16. 「ローカル エリア接続 2 のプロパティ」ダイアログで、「OK」をクリックします。

  17. 「ネットワーク接続」を閉じます。

  18. コンピュータを再起動します。

2.7.4 ループバック・アダプタの削除(Windowsのみ)

Windows 2003またはWindows XPでループバック・アダプタを削除するには、次の手順を実行します。

  1. 「コントロール パネル」の「システム」を開きます。

    Windows 2003の場合:「スタート」→「コントロール パネル」→「システム」を選択します。

    Windows XPの場合:「スタート」→「コントロール パネル」を選択してから、「システム」をダブルクリックします。

  2. 「ハードウェア」タブで、「デバイス マネージャ」をクリックします。

  3. 「デバイス マネージャ」ウィンドウで、「ネットワーク アダプタ」を開きます。「Microsoft Loopback Adapter」が表示されます。

  4. Microsoft Loopback Adapter」を右クリックし、「アンインストール」を選択します。

  5. OK」をクリックします。

2.8 非ネットワーク・コンピュータへのインストール

ラップトップなどの非ネットワーク・コンピュータにOracle Web Tierをインストールできます。非ネットワーク・コンピュータは別のコンピュータにアクセスしないので、このコンピュータに必要なすべてのコンポーネントをインストールする必要があります。

さらに、第2.7項「DHCPホストへのインストール」で説明されている手順に従って、ループバック・アダプタをインストールし、システム上のhostsファイルを変更する必要があります。

2.9 マルチホーム・コンピュータへのインストール

Oracle WebCenterをマルチホーム・コンピュータにインストールできます。マルチホーム・コンピュータには複数のIPアドレスが関連付けられています。通常、コンピュータに複数のネットワーク・カードを搭載することで、マルチホームは実現されます。各IPアドレスにはホスト名が関連付けられており、ホスト名には別名を設定できます。

インストーラは、/etc/hosts(UNIXオペレーティング・システムの場合)または%SYSTEMROOT%\system32\drivers\etc\hosts(Windowsオペレーティング・システムの場合)ファイルの最初のエントリから、完全修飾されたドメイン名を取得します。したがって、次のようなファイルの場合は、

127.0.0.1 localhost.localdomain localhost
10.222.333.444 examplehost1.example.com examplehost1
20.222.333.444 examplehost2.example.com examplehost2

examplehost1.example.comが構成用に選択されています。

システム・コンポーネント固有のネットワーク構成については、個々のコンポーネントの構成ドキュメントを参照してください。

3 Oracle WebCenterのインストール

Oracle WebCenterコンポーネント(WebCenter Spaces、WebCenter Framework、およびWebCenter Portlets)はデフォルトでシステムにインストールされます。コンポーネントのインストール後に、構成ウィザードを起動して必要なコンポーネントを構成できます。


注意:

Oracle WebCenterをインストールする前に、WebLogicサーバー管理コンソールにログインしていないことを確認してください。

3.1 ソフトウェアの入手

表3は、最新のOracle Fusion MiddlewareソフトウェアをダウンロードできるOracle Webサイトを示しています。

表3 Oracle Fusion Middlewareソフトウェアをダウンロードできるサイト

Oracle Webサイト 用途と場所

Oracle Technology Network

開発者の場合は、Oracle Technology Network(OTN)にアクセスし、OTN Developer Licenseの条項に従ってOracleソフトウェアをダウンロードしてください(URLは次のとおり)。

http://www.oracle.com/technetwork/middleware/fusion-middleware/overview/index.html

詳細は、ダウンロードおよび動作保証についてよくある質問を参照してください。このドキュメントは、メインのMiddlewareダウンロード・ページでFAQアイコンをクリックすると入手できます。

注意: Oracle Technology Networkへの登録は無料です。

My Oracle Support

オラクル社と有効なサポート契約を結んでいるお客様がソフトウェアのアップデートおよび修復プログラムをダウンロードする場合は、My Oracle Supportにアクセスしてください(URLは次のとおり)。

http://support.oracle.com/

インストール製品の個別のパッチ・セット番号、およびソフトウェアの保守に関する詳細を入手するには、My Oracle SupportのドキュメントID 1073776.1を参照してください。

Oracle E-Delivery

Oracleソフトウェア・ライセンスを購入しているお客様がそのライセンスの条項に従ってソフトウェアをダウンロードする場合、またはOracle Electronic Deliveryの試用ライセンスの条項に従ってOracleソフトウェアをダウンロードする場合は、Oracle E-Deliveryにアクセスしてください(URLは次のとおり)。

http://edelivery.oracle.com/

アーカイブ・ファイルをダウンロードした後、インストールを実行するマシン上の任意のディレクトリにアーカイブ・ファイルを解凍します。

3.2 インストーラの起動

インストーラを起動するには、アーカイブ・ファイルを解凍したディレクトリに移動し、Disk1ディレクトリに切り替えます。

UNIXオペレーティング・システムでは次のようになります。

cd unpacked_archive_directory/Disk1
./runInstaller -jreLoc JRE_LOCATION

注意:

インストーラのrootユーザーとしての起動はサポートされていません。

Windowsオペレーティング・システムでは次のようになります。

cd unpacked_archive_directory\Disk1
setup.exe -jreLoc JRE_LOCATION

インストーラでは、システム上のJava Runtime Environment (JRE)の場所のフルパスを指定する必要があります。Oracle WebLogic Serverのインストール時(第2.5項「Oracle WebLogic Serverのインストールとミドルウェア・ホームの作成」)に、システムにはJREがインストールされています。この場所(jreディレクトリの場所)を使用してインストーラを起動できます。JREのデフォルトの場所は、ミドルウェア・ホームのjdk160_21ディレクトリ内部です。

64ビット・プラットフォームでは、JREの場所はJAVA_HOME(Oracle WebLogic Serverのインストールに使用された場所)です。詳細は、第2.5項「Oracle WebLogic Serverのインストールとミドルウェア・ホームの作成」を参照してください。

3.3 インストール画面

Oracle WebCenterをインストールするには、次の手順を実行します。

  1. 「ようこそ」画面

    次へ」をクリックします。

  2. 「ソフトウェア更新のインストール」画面

    ソフトウェア更新のインストールに使用する方法を選択します。

    • ソフトウェア更新のスキップ

      その時点ではオプションをスキップする場合に選択します。

    • My Oracle Supportで更新を検索

      My Oracle Supportアカウントを所有している場合は、アカウント名とパスワードを指定することによって、適用可能なソフトウェア更新をMy Oracle Supportからインストーラが自動的にダウンロードします。資格証明を入力したら、「接続のテスト」をクリックして接続をテストできます。インストーラがMy Oracle Supportにアクセスできるようにプロキシ・サーバーを構成する必要がある場合は、「プロキシ設定」をクリックします。

    • ローカル・ディレクトリで更新を検索

      ローカルで使用可能なソフトウェア更新がある場合、このオプションを使用して場所を指定できます。「ローカル・ディレクトリで更新を検索」を選択すると、さらに「場所」フィールドが表示されるので、このフィールドに更新のある場所を指定します。

    オプションを選択し、「次へ」をクリックします。

  3. 「前提条件のチェック」画面

    前提条件のチェックがエラーなしで完了したら、「次へ」をクリックします。

  4. 「インストール場所の指定」画面

    Oracle Middlewareホーム: WebLogic Serverがインストールされている場所を指定します。

    Oracleホーム・ディレクトリ: ソフトウェアをインストールする場所を指定します。

    • 既存のディレクトリを指定する場合は、それが空のディレクトリで、Oracleミドルウェア・ホーム内に存在する必要があります。

    • 存在しないディレクトリを指定する場合は、Oracleミドルウェア・ホーム内にそのディレクトリが作成されます。

    このディレクトリがOracleホーム・ディレクトリになります。ランタイム・コンポーネントからこのディレクトリに書き込むことはできません。


    注意:

    このドキュメントの以降の部分では、このディレクトリをWebCenter Oracleホームと呼びます。これは、他のOracle Fusion Middleware製品のOracleホーム・ディレクトリとの混同を避けるためです。

    ミドルウェア・ホーム・ディレクトリおよびOracleホーム・ディレクトリの詳細は、『Oracle Fusion Middlewareインストレーション・プランニング・ガイド』のOracle Fusion Middlewareのディレクトリ構造に関する項を参照してください。

  5. 「アプリケーション・サーバー」画面

    このインストールに使用するアプリケーション・サーバーを選択します。

    WebLogic Server」を選択し、「次へ」をクリックします。

  6. 「インストール・サマリー」画面

    インストール」をクリックします。

  7. 「インストールの進行状況」画面

    インストールが100%完了になったら、「次へ」をクリックします。

  8. 「インストール完了」画面

    終了」をクリックします。

4 Oracle WebCenterの構成

インストーラの実行に成功したら、Oracle Fusion Middleware構成ウィザードを使用して、Oracle WebCenterコンポーネントを構成できます。

WebLogicドメインの構成の詳細は、『Oracle Fusion Middleware構成ウィザードを使用したドメインの作成』を参照してください。

4.1 構成ウィザードの起動

構成ウィザードは、WebCenter_ORACLE_HOMEディレクトリにあります。

UNIXオペレーティング・システムでは次のようになります。

cd WebCenter_ORACLE_HOME/common/bin
./config.sh

Windowsオペレーティング・システムでは次のようになります。

cd WebCenter_ORACLE_HOME\common\bin
config.cmd

32ビット・オペレーティング・システムを使用している場合は、Oracle WebLogicをインストールする際にOracle JRockit SDKもインストールされます(第2.5項「Oracle WebLogic Serverのインストールとミドルウェア・ホームの作成」を参照)。構成ウィザードは、このJDKをデフォルトで使用します。Sun JDKを使用して構成ウィザードを起動するには、構成ウィザードを起動する前に次の手順を実行します。

  1. JAVA_HOME環境変数にSun JDKの場所を設定します。たとえば、ミドルウェア・ホーム内のjdk160_21にOracle WebLogic ServerとともにインストールされたSun JDKに設定できます。

  2. JAVA_VENDOR環境変数を「Sun」に設定します。

4.2 WebLogicドメインの構成

Oracle WebCenter用にWebLogicドメインを構成するには:

  1. 「ようこそ」画面

    新しいWebLogicドメインの作成」を選択します。

    次へ」をクリックします。

  2. 「ドメイン・ソースの選択」画面

    以下の製品をサポートするために、自動的に構成されたドメインを生成する」を選択し、このドメイン内に構成する製品を選択します。Oracle WebCenterを完全にインストールするには、次のすべてを選択します。

    • Oracle WebCenter Spaces - 11.1.1.0 [WebCenter_ORACLE_HOME]

      必要に応じて、次の製品が自動的に選択されます。

      • Oracle Enterprise Manager - 11.1.1.0 [oracle_common]

      • Oracle WSM Policy Manager - 11.1.1.0 [oracle_common]

      • Oracle JRF - 11.1.1.0 [oracle_common]

    • Oracle Portlet Producers - 11.1.1.0 [WebCenter_ORACLE_HOME

    • Oracle WebCenter Discussion Server - 11.1.1.0 [WebCenter_ORACLE_HOME

    • Oracle WebCenter ActivityGraph Engines - 11.1.1.0 [WebCenter_ORACLE_HOME

      依存関係として、Oracle WebCenter Analytics Collector - 11.1.1.0 [WebCenter_ORACLE_HOME]が自動的に選択されます。

    • Oracle WebCenter Personalization - 11.1.1.0 [WebCenter_ORACLE_HOME

    • Oracle WebCenter Pagelet Producer - 11.1.1.0 [WebCenter_ORACLE_HOME

    すでにOracle Fusion Middleware製品がシステムにインストールされている場合は、この画面上に重複した製品が表示されることがありますが、WebCenter_ORACLE_HOMEと関連する製品のみ選択してください。

    次へ」をクリックします。

  3. 「ドメイン名と場所の指定」画面

    次のドメイン情報を指定します。

    • ドメイン名: 作成するドメインの名前。デフォルトの名前はbase_domainです。

    • ドメインの場所: このドメインを作成するディレクトリへの絶対パス。このドキュメントでは、以降、指定されたドメイン名とドメインの場所を、ドメイン・ホーム・ディレクトリ(DOMAIN_HOME)と呼びます。このディレクトリは、システム上の任意の場所でかまいません。

    • アプリケーションの場所: このドメインで作成されたアプリケーションが存在するディレクトリへの絶対パス。このドキュメントでは、以降、指定されたアプリケーションの場所とドメイン名を、アプリケーション・ホーム・ディレクトリ(APPLICATION_HOME)と呼びます。このディレクトリは、システム上の任意の場所でかまいません。

    ドメイン名と場所の詳細は、『Oracle Fusion Middlewareインストレーション・プランニング・ガイド』のWebLogic Serverドメインに関する項を参照してください。

    次へ」をクリックします。

  4. 「管理者ユーザー名およびパスワードの構成」画面

    次の管理者用の資格証明を指定します。

    • ユーザー名: このドメインの管理者の名前。デフォルトの名前はweblogicです。


      注意:

      デフォルトでは、Oracle WebLogic Serverは、デフォルト・ユーザーであるweblogicにドメイン管理権限を付与します。別のユーザーにドメイン管理権限を付与する場合には、ドメインを作成した後で、WebCenter SpacesとOracle WebCenter Discussions Serverのユーザーに管理者ロールを付与する必要があります。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterインストレーション・ガイド』のデフォルト以外のユーザーへの管理者ロールの付与についての項を参照してください。

    • ユーザー・パスワード: 管理者のパスワード。

    • ユーザー・パスワードの確認: 管理者パスワードを再入力します。

    • 説明: このユーザーの説明を入力するか、デフォルトの説明をそのまま残します。このフィールドはオプションです。

    次へ」をクリックします。

  5. 「サーバーの起動モードおよびJDKの構成」画面

    この画面の「WebLogicドメインの起動モード」部分で、「開発モード」を選択します。

    画面の「JDKの選択」の部分で、「開発モード」の中のユーザー・プラットフォームに推奨されるJDKを選択します。このテキストは、「WebLogicドメインの起動モード」セクションの「開発モード」の直下にあります。たとえば、Linuxシステムでは、使用可能なJDKの一覧から「Sun SDK 1.6.0_21」を選択するように要求されます。

    次へ」をクリックします。

  6. 「JDBCコンポーネント・スキーマの構成」画面

    この画面に表示されたデータ・ソースごとにスキーマ情報を構成します。この画面のフィールドを変更すると、その変更は、選択されたデータ・ソースにのみ適用されます。すべてのデータ・ソース(同じデータベース上に存在するデータ・ソースなど)に共通のフィールドの場合は、すべてのデータ・ソースを選択して変更を加える必要があります。変更は入力した時点で自動的に保存されます。

    すべてのデータ・ソースに共通するすべての情報を指定したら、個別のまたはより小さなグループのデータ・ソースを選択して、それらに固有の情報(スキーマ・オーナーなど)を入力する必要があります。

    この画面の表を確認し、変更が必要なフィールドを特定します。

    • ベンダー: ドロップダウン・リストからデータベースのベンダーを選択します。

    • ドライバ: ドロップダウン・リストからドライバ・タイプを選択します。

    • スキーマ・オーナー: スキーマのオーナーを指定します。これは、次の形式で表されるこのコンポーネントのスキーマ名です。

      prefix_schema_name
      

      この情報は、RCUを使用してスキーマを作成したときに、「コンポーネントの選択」画面で指定されたものです。詳細は、第2.4項「Oracle WebCenterのスキーマの作成」を参照してください。

    • パスワード: スキーマのパスワードを指定します。このパスワードは、RCUを使用してスキーマを作成したときに、「スキーマ・パスワード」画面で指定したものです。詳細は、第2.4項「Oracle WebCenterのスキーマの作成」を参照してください。

    • DBMS/サービス: データベースのサービス名を指定します。このスキーマが存在するデータベースのものを指定します。

    • ホスト名: データベースを実行するマシンの名前を指定します。

    • ポート: データベースのリスニング・ポート番号を指定します。

    次へ」をクリックします。

  7. 「コンポーネント・スキーマのテスト」画面

    データソースへの接続が成功していることを確認します。

    次へ」をクリックします。

  8. 「オプションの構成を選択」画面

    この画面では何も選択しないでください。

    次へ」をクリックします。

  9. 「構成のサマリ」画面

    この画面の情報を確認します。前の画面に戻って構成の一部を変更する場合は、左側のナビゲーション・ペインまたは「前へ」ボタンを使用します。

    すべてが正しいことを確認したら、「作成」をクリックします。

  10. 「ドメインの作成中」画面

    ドメインが正常に作成されたら、「完了」をクリックします。

5 インストール後のタスク

この項には、インストールと構成の確認に役立つ一般情報が含まれています。コンポーネントによっては、カスタム構成または手動構成が必要な場合があり、それに関する情報もこの項に含まれています。

5.1 サーバーの起動

デプロイメントを起動および稼働するには、管理サーバーと様々な管理対象サーバーを開始する必要があります。

  1. 管理サーバーを起動するには、新しいドメインを作成したディレクトリでstartWebLogic.shスクリプト(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはstartWebLogic.cmdスクリプト(Windowsオペレーティング・システムの場合)を実行します。

    UNIXオペレーティング・システムでは次のようになります。

    DOMAIN_HOME/startWebLogic.sh
    

    Windowsオペレーティング・システムでは次のようになります。

    DOMAIN_HOME\startWebLogic.cmd
    

    この情報は、構成ウィザードの「ドメイン名と場所の指定」画面で指定されています。

  2. 管理対象サーバーを起動するには、startManagedWebLogic.sh(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはstartManagedWebLogic.cmd(Windowsオペレーティング・システムの場合)スクリプトを、ドメインを作成したディレクトリ内のbinディレクトリで実行します。

    このコマンドでは、サーバー名を指定する必要もあります。起動する必要のあるサーバーは次のとおりです。

    • WC_Spaces (Oracle WebCenter Spaces)

    • WC_Portlet (Oracle WebCenter Portlets)

    • WC_Collaboration (Oracle WebCenter Services)

    • WC_Utilities (Oracle WebCenter Activity Graph、Oracle WebCenter Analytics)

    たとえば、UNIXオペレーティング・システムでOracle WebCenter Spacesサーバーを起動するには:

    DOMAIN_HOME/bin/startManagedWebLogic.sh WC_Spaces http://administration_server_host:administration_server_port
    

    Windowsオペレーティング・システムでは次のようになります。

    DOMAIN_HOME\bin\startManagedWebLogic.cmd WC_Spaces http://administration_server_host:administration_server_port
    

サーバーを起動する前に、WebLogic Serverのユーザー名とパスワードを入力するように求められます。これらは、構成ウィザードの「管理者ユーザー名およびパスワードの構成」画面で指定したものです。

起動する必要がある管理対象サーバーの名前が不明な場合は、DOMAIN_HOMEディレクトリ内のstartManagedWebLogic_readme.txtファイルの内容を表示します。

または、次のURLの管理サーバー・コンソールにアクセスすることもできます。

http://administration_server_host:administration_server_port/console

構成ウィザードの「管理者ユーザー名およびパスワードの構成」画面で指定したユーザー名とパスワードを入力します。

サーバーの起動と停止の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverサーバーの起動と停止の管理』のサーバーの起動と停止に関する項を参照してください。

5.2 管理コンソールからの管理対象サーバーの起動

管理コンソールから管理対象サーバーを起動するには、最初にマシンを作成してから、管理対象サーバーとそのマシンを関連付ける必要があります。


注意:

管理コンソールから管理対象サーバーを起動するには、ノード・マネージャ(第5.3項「ノード・マネージャの起動」を参照)が稼働している必要があります。

  1. 管理コンソールにログインします。

  2. 「環境」→「マシン」に移動します。

  3. 新規」をクリックします。

  4. マシン名(Machine-WCなど)を入力します。

  5. 管理コンソールで、「環境」→「サーバー」に移動し、このマシン(Machine-WC)に関連付ける管理対象サーバーを選択します。ドロップダウン・リストを使用して、管理対象サーバーとマシンを関連付けます。


注意:

この手順は、管理対象サーバーが停止している場合にのみ使用できます。管理対象サーバーが起動して実行中の場合、ドロップダウン・リストには値が表示されません。

この手順を行うと、管理対象サーバーは正常に起動してアクセス可能になります。

5.3 ノード・マネージャの起動

管理対象サーバーをホストしているマシン上でノード・マネージャを起動すると、管理コンソールまたはコマンド・ラインを使用してリモートで管理対象サーバーを起動または停止することができます。予期しないエラーが発生した管理対象サーバーをノード・マネージャから自動的に再起動することもできます。

ノード・マネージャを起動するには、次の手順を実行します。

  1. UNIXオペレーティング・システムの場合、MW_HOME/oracle_common/common/bin/setNMProps.shスクリプトを実行します。

    Windowsオペレーティング・システムの場合、MW_HOME\oracle_common\common\bin\setNMProps.cmdスクリプトを実行します。

    このスクリプトにより、必須プロパティがnodemanager.propertiesファイルに追加されます。これらのプロパティは、手動で追加することや、コマンドライン引数として指定することもできます。


    注意:

    管理対象サーバーでは、適切なクラスパスおよびコマンド引数を取得するために、StartScriptEnabled=trueプロパティが必要です。

    このプロパティを含むファイルはnm.required.propertiesです。


  2. UNIXオペレーティング・システムの場合、WebLogic_Home/server/bin/startNodeManager.shスクリプトを実行して、ノード・マネージャを起動します。

    Windowsオペレーティング・システムの場合、WebLogic_Home\server\bin\startNodeManager.cmdスクリプトを実行して、ノード・マネージャを起動します。

ノード・マネージャの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverノード・マネージャ管理者ガイド』を参照してください。

5.4 インストールの検証

ブラウザを起動して、次のURLを入力します。

  • 管理サーバーにアクセスするには、次の手順を実行します。

    http://administration_server_host:administration_server_port
    

    この情報は、構成ウィザードの「ドメインの作成中」画面(最後の画面)で確認できます。

  • 管理サーバー・コンソールにアクセスするには、次の手順を実行します。

    http://administration_server_host:administration_server_port/console
    

    構成ウィザードの「管理者ユーザー名およびパスワードの構成」画面で指定したユーザー名とパスワードの資格証明の入力を求められます。

  • Enterprise Managerにアクセスするには、次の手順を実行します。

    http://administration_server_host:administration_server_port/em
    

    構成ウィザードの「管理者ユーザー名およびパスワードの構成」画面で指定したユーザー名とパスワードの資格証明の入力を求められます。

  • WebCenter Spacesにアクセスするには:

    http://WC_Spaces_server_host:WC_Spaces_server_port/webcenter
    

    WebCenter Spacesのデフォルトのポート番号は8888です。

  • WebCenter Pagelet Producerにアクセスするには:

    http://WC_Portlet_server_host:WC_Portlet_server_port/welcome
    

    WebCenter Pagelet Producerのデフォルトのポート番号は8889です。

  • WebCenter Analytics、Activity GraphおよびPersonalization Serverにアクセスするには:

    http://WC_Utilities_server_host:WC_Utilities_server_port/activitygraph-engines
    

    WebCenter Activity Graphにアクセスするには:

    http://WC_Utilities_server_host:WC_Utilities_server_port/activitygraph-engines/Login.jsp
    

    WebCenter Personalization Serverにアクセスするには:

    http://WC_Utilities_server_host:WC_Utilities_server_port/wcps/api/property/resourceIndex
    

    WebCenter Analytics、Activity GraphおよびPersonalization Serverのデフォルトのポート番号は8891です。

  • WebCenter Rich Text Portletにアクセスするには:

    http://WC_Portlet_server_host:WC_Portlet_server_port/richtextportlet/
    

    WebCenter WSRP Toolsにアクセスするには:

    http://WC_Portlet_server_host:WC_Portlet_server_port/wsrp-tools/
    

    Pagelet Producerにアクセスするには:

    http://WC_Portlet_server_host:WC_Portlet_server_port/pageletadmin/login/loginpage.jspx
    

    WebCenter OmniPortletおよびWeb Clipping Portletsにアクセスするには:

    http://WC_POrtlet_server_host:WC_Portlet_server_port/portalTools/
    

    WebCenter Portletsのデフォルトのポート番号は8889です。

  • WebCenter Discussionsにアクセスするには:

    http://WC_Collaboration_server_host:WC_Collaboration_server_port/owc_discussions
    

    WebCenter Discussionsのデフォルトのポート番号は8890です。

6 Oracle WebCenterの削除

システムからOracle WebCenterを削除するには、次の手順が必要です。

ソフトウェアを削除する場合は、必ずこの項で紹介する手順に従ってください。ソフトウェアを手動で削除すると、後でソフトウェアを再インストールする際に問題が発生する可能性があります。この項の手順に従うことで、ソフトウェアを正しく削除することができます。

6.1 Oracle Fusion Middlewareの停止

Oracle Fusion Middlewareソフトウェアのコンポーネントを削除する前に、すべてのサーバーとプロセスを停止してください。

  1. WebLogic管理対象サーバーを停止します。

    UNIXオペレーティング・システムでは次のようになります。

    DOMAIN_HOME/bin/stopManagedWeblogic.sh managed_server_nanme administration_server_url administration_server_username administration_server_password
    

    Windowsオペレーティング・システムでは次のようになります。

    DOMAIN_HOME\bin\stopManagedWeblogic.cmd managed_server_nanme administration_server_url administration_server_username administration_server_password
    
  2. WebLogic管理サーバーを停止します。

    UNIXオペレーティング・システムでは次のようになります。

    DOMAIN_HOME/bin/stopWeblogic.sh administration_server_url administration_server_username administration_server_password
    

    Windowsオペレーティング・システムでは次のようになります。

    DOMAIN_HOME\bin\stopWeblogic.cmd administration_server_url administration_server_username administration_server_password
    

どちらのコマンドの場合も、次の形式でadministration_server_urlを指定します。

http://administration_server_host.administration_server_domain:administration_server_port

Oracle Fusion Middlewareの起動と停止の詳細は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』のOracle Fusion Middlewareの起動と停止に関する項を参照してください。

サーバーの起動と停止の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverサーバーの起動と停止の管理』のサーバーの起動と停止に関する項を参照してください。

6.2 Oracle WebCenterスキーマの削除

リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を起動して、WebCenterスキーマをデータベースから削除します。

6.2.1 RCUの起動

第2.4.1項「RCUのダウンロードと起動」の説明に従って、RCUを起動します。

6.2.2 WebCenterスキーマの削除手順

次の手順に従ってWebCenterスキーマを削除してください。

  1. 「ようこそ」画面

    次へ」をクリックします。

  2. 「リポジトリの作成」画面

    削除」を選択します。

    次へ」をクリックします。

  3. 「データベース接続の詳細」画面

    データベースに接続するための資格証明を指定します。これらの資格証明は、WebCenterスキーマを作成した際にこの画面で指定した資格証明と同じです。詳細は、第2.4.2項「スキーマ作成のRCU画面」を参照してください。

    次へ」をクリックします。「前提条件チェック」画面が表示されます。エラーが発生した場合は、エラーに関する詳細が「データベース接続の詳細」画面に表示されます。エラーを修正し、「次へ」をもう一度クリックします。

    チェックがエラーなしで完了したら、「OK」をクリックしてこの画面を閉じます。

  4. 「コンポーネントの選択」画面

    リポジトリから削除する接頭辞とスキーマを選択します。

    次へ」をクリックします。「前提条件チェック」画面が表示されます。エラーが発生した場合は、エラーに関する詳細が「コンポーネントの選択」画面に表示されます。エラーを修正し、「次へ」をもう一度クリックします。

    チェックがエラーなしで完了したら、「OK」をクリックしてこの画面を閉じます。

  5. 「サマリー」画面

    削除」をクリックします。「削除」画面が表示されます。エラーが発生した場合は、エラーに関する詳細が「サマリー」画面に表示されます。エラーを修正し、「次へ」をもう一度クリックします。

    スキーマがエラーなしで削除されたら、「OK」をクリックしてこの画面を閉じます。

  6. 「完了サマリー」画面

    閉じる」をクリックします。

6.3 Oracle WebCenterの削除

Oracle WebCenterを削除すると、WebCenter OracleホームとともにOracle共通ホーム・ディレクトリも削除されます。

アンインストーラは、アンインストーラが起動されたOracleホームを削除します。この手順では、作成したWebLogicドメインは削除せず、Oracleホーム内のソフトウェアのみを削除します。

Oracleホームを削除する前に、Oracleホームが既存のドメインによって使用されていないことを確認し、さらに、このOracleホームを使用している実行中のすべてのプロセスを停止してください。ソフトウェアを削除すると、WebLogicドメインは使用できなくなります。

6.3.1 WebCenter Oracleホームの削除

アンインストーラを起動するには、WebCenter_ORACLE_HOME/oui/bin(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはWebCenter_ORACLE_HOME\oui\bin(Windowsオペレーティング・システムの場合)に移動して、アンインストーラを起動します。

UNIXオペレーティング・システムでは次のようになります。

./runInstaller -deinstall

Windowsオペレーティング・システムでは次のようになります。

setup.exe -deinstall

Windowsシステムの場合、「スタート」メニューから「プログラム」→「Oracle WebCenter 11g - Home1」→「アンインストール」を選択する方法でもアンインストーラを実行できます。

次の手順に従ってインストールされたソフトウェアを削除してください。

  1. 「ようこそ」画面

    次へ」をクリックします。

  2. 「Oracleホームのアンインストール」画面

    削除対象のOracleホームが正しいことを確認します。

    アンインストール」をクリックして続行します。

    警告のダイアログ・ボックスが表示されます。「はい」をクリックして、アンインストールの続行とOracleホーム・ディレクトリの削除を確認します。

  3. 「アンインストールの進行状況」画面

    この画面では、削除の進捗状況とステータスが表示されます。処理は必要ありません。アンインストールが完了すると、インストーラは自動的に次の画面に進みます。

  4. 「アンインストール完了」画面

    終了」をクリックします。

  5. Windowsオペレーティング・システムでは、(警告のダイアログ・ボックスに「はい」で応答した場合でも)手動でOracleホーム・ディレクトリを削除します。

    たとえば、Oracleホーム・ディレクトリがC:\Oracle\Middleware\Oracle_WC1の場合、C:\Oracle\Middlewareディレクトリに移動し、Oracle_WC1フォルダで右クリックして、「削除」を選択します。

6.3.2 Oracle Commonホームのアンインストール

この項では、oracle_commonディレクトリの削除方法について説明します。このディレクトリには、その他のOracleホーム・ディレクトリの場合と同様に、それ独自のアンインストーラがoui/binディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはoui\binディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)に含まれています。

アンインストーラを起動するには、MW_HOME/oracle_common/oui/binディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはMW_HOME\oracle_common\oui\binディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)に移動し、アンインストーラを起動します。

UNIXオペレーティング・システムでは次のようになります。

./runInstaller -deinstall

Windowsオペレーティング・システムでは次のようになります。

setup.exe -deinstall

アンインストーラが起動したら、次の手順に従ってOracle共通ホームを削除します。

  1. 「ようこそ」画面

    次へ」をクリックします。

  2. 「アンインストール・タイプの選択」画面

    「Oracleホームのアンインストール」を選択します。

    次へ」をクリックします。

  3. 「Oracleホームのアンインストール」画面

    削除対象のOracleホームが正しいことを確認します。

    次へ」をクリックして続行します。

    警告のダイアログ・ボックスが表示されます。「はい」をクリックして、アンインストールの続行とOracleホーム・ディレクトリの削除を確認します。

  4. 「アンインストールの進行状況」画面

    この画面では、削除の進捗状況とステータスが表示されます。処理は必要ありません。アンインストールが完了すると、インストーラは自動的に次の画面に進みます。

  5. 「アンインストール完了」画面

    終了」をクリックします。

  6. Windowsオペレーティング・システムではOracle共通ホーム・ディレクトリを手動で削除します(警告ダイアログ・ボックスで「はい」と答えた場合でも)。

    たとえば、Oracle共通ホーム・ディレクトリがC:\Oracle\Middleware\oracle_commonだとすると、C:\Oracle\Middlewareディレクトリに移動し、oracle_commonフォルダを右クリックして「削除」を選択します。

6.4 Oracle WebLogic Serverの削除

Oracle WebLogic Serverを削除するには、次の手順を実行します。

  1. WebLogic_Home/uninstallディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはWebLogic_Home\uninstallディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)からアンインストーラを起動します。このWebLogicホーム・ディレクトリの場所は、第2.5項「Oracle WebLogic Serverのインストールとミドルウェア・ホームの作成」「製品インストール・ディレクトリの選択」画面で指定した場所です。

    UNIXオペレーティング・システムでは次のようになります。

    ./uninstall.sh
    

    Windowsオペレーティング・システムでは次のようになります。

    uninstall.cmd
    

    JRE_LOCATIONへの絶対パスを指定してください。相対パスは使用できません。

    Windowsシステムの場合、「スタート」メニューから「プログラム」→「Oracle WebLogic」→「Oracle WebLogicのアンインストール」を選択する方法でもアンインストーラを実行できます。

  2. 「ようこそ」画面

    次へ」をクリックします。

  3. 「コンポーネントの選択」画面

    デフォルトで、すべてのコンポーネントが選択されます。

    「次へ」をクリックします。

  4. 「WebLogic Platformをアンインストール中」画面

    完了」をクリックします。

  5. ミドルウェア・ホーム・ディレクトリを手動で削除します。

    たとえば、UNIXオペレーティング・システムでミドルウェア・ホーム・ディレクトリが/home/Oracle/Middlewareの場合は、次のように実行します。

    > cd /home/Oracle
    > rm -rf Middleware
    

    Windowsオペレーティング・システムで、ミドルウェア・ホーム・ディレクトリがC:\Oracle\Middlewareの場合は、ファイル・マネージャ・ウィンドウを使用してC:\Oracleディレクトリに移動し、Middlewareフォルダを右クリックして「削除」を選択します。

6.5 Oracle JDeveloperの削除

システムにOracle JDeveloperをインストールした場合は、『Oracle Fusion Middleware Oracle JDeveloperインストレーション・ガイド』を参照し、このソフトウェアの削除方法を確認してください。

6.6 プログラム・グループの削除(Windowsのみ)

Windowsオペレーティング・システムの場合は、Start Menu\Programsフォルダからプログラム・グループを手動で削除することも必要です。C:\Documents and Settings\All Users\Start Menu\Programsから削除するプログラム・グループの例としては、次のようなものがあります(システム上のフォルダ名やプログラム・グループ名はそれぞれ異なる可能性があります)。

  • Oracle Fusion Middleware 11.1.1.4.0

  • Oracle WebCenter 11g - Home1

  • Oracle WebLogic

6.7 システムの再起動(Windowsのみ)

Windowsオペレーティング・システムの場合、クリーンアップが適切に行われるには、すべてのプログラムの削除が完了したらコンピュータを再起動する必要があります。

7 その他のリソース

詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterインストレーション・ガイド』を参照してください(このドキュメントは、http://www.oracle.com/technetwork/middleware/docs/middleware-093940.htmlにある、Oracle Fusion Middleware 11g リリース1 (11.1.1)のドキュメント・ページから入手できます)。

印刷されたドキュメントは、オラクル社の営業担当またはOracle Store(http://oraclestore.oracle.com)から購入できます。

リリース・ノート、インストール・ドキュメント、ホワイト・ペーパーまたはその他の関連ドキュメントは、Oracle Technology Network(OTN)から無償でダウンロードできます。OTNを使用するには、オンラインでの登録が必要です; 登録は、次のWebサイトから無償で行えます:http://www.oracle.com/technology/membership/

すでにOTNのユーザー名およびパスワードを取得している場合は、次のURLでOTNのドキュメントのセクションに直接接続できます: http://www.oracle.com/technetwork/indexes/documentation/

7.1 Oracleサポート・サービス

Oracle製品サポートを購入した場合は、Oracleサポート・サービスに連絡して支援を要請できます。Oracleサポート・サービスには、電話サポート、バージョン更新、およびサービス製品へのアクセスがあります。電話サポートは、24時間365日いつでも利用することができます。米国内の製品サポートの電話番号は1-800-223-1711です。

電話する前に、CSI(CPU Support Identifier)番号を確認してください。CSI番号はOracleサポート・サービスへの鍵になるものですので、大切に保管してください。Oracle Storeは、お客様の注文を処理する際に、CSI番号を電子メールでお客様に送付します。米国のお客様でCSI番号がわからない場合は、詳細な注文情報を提供するオンラインOrder TrackerにアクセスしてCSI番号を調べることができます。Oracle Storeへ移動して、上部のナビゲーション・バーの上にある「Order Tracker」をクリックします。

アメリカ国外のOracleサポート・サービス拠点については、それぞれの国のサポート・センターにサポートへのアクセス方法をお問い合せください。お客様の国のサポート・センターをお探しの場合は、http://www.oracle.com/supportのサポートWebセンターにアクセスしてください。

サポートWebセンターでは、Oracleサポート・サービスに関する次のような情報が提供されます。

  • 連絡先情報

  • 電子サービスへのアクセス手順

  • 有用なWebサイト

  • サポート・リソース

  • Oracleサポート・ポートフォリオ

  • Oracleサポート・サービス・ニュース

Oracle製品サポートでは、My Oracle Support(以前のOracleMetaLink)とOracleサポート・サービス・プレミアWebサポート製品に24時間いつでもアクセスできます。My Oracle Supportでは、インストール支援、製品マニュアル、およびテクニカル・ソリューション・ナレッジ・ベースにアクセスできます。

ここでは、テクニカル・フォーラムが開催されており、Oracle製品に関する質問を投稿して、Oracleテクニカル・サポート・アナリストやその他のOracleユーザーから回答を得ることができます。質問と回答は公開され、すべてのユーザーで共有されます。

My Oracle Supportオプションには次のものがあります。

  • Technical Assistance Request(TAR)へのアクセス

  • パッチのダウンロード

  • バグ・データベース問合せアクセス

  • 製品ライフサイクル情報

My Oracle Supportには、http://support.oracle.comからアクセスできます。

7.2 バージョンの更新

現在サポートされているライセンスを所有していない場合、Oracle Store(http://oraclestore.oracle.com)からOracle製品の最新バージョンを購入できます。

ライセンスが有効な場合は、My Oracle SupportのiTAR機能を通して事前にバージョンの更新の出荷を依頼しておくことができます。iTARタイプを米国Client Relations/Non-Technical Requestとして記録しておく必要があります。

アメリカ国内の場合は、Client Relationsに電話してバージョン更新の送付を申請できます。バージョンの更新を依頼する場合は、次の情報をClient Relationsアナリストに提供してください。

  • CSI番号

  • 連絡先情報

  • プラットフォーム

  • 製品名

  • 送付先住所

  • 製品バージョン番号

アメリカ国外の場合は、それぞれの地域のOracleサポート・センターに連絡してください。

7.3 プレミアム・サービス

オンサイト・サポート、OracleGOLD、リモート・サービス、およびアップグレード・パッケージを含むプレミアム・サービスの詳細は、http://www.oracle.com/supportにあるサポートWebセンターにアクセスしてください。

米国のお客様は、サポート販売代理店(1-800-833-3536)に問い合せることもできます。

7.4 クイック・リファレンス

補足情報にアクセスするには、表4を参照してください。

表4 補足情報とリソースへのリンク

目的 連絡先情報またはWebサイト

アメリカ国内における追加製品、完全ライセンス、バージョン更新およびドキュメントの購入

http://oraclestore.oracle.com

開発者向けのテクニカル・リソースにアクセスする

http://www.oracle.com/technology

インストール・マニュアルにアクセスする

http://www.oracle.com/technology/documentation/

テクニカル・サポートに関する情報にアクセスする

http://www.oracle.com/support

米国以外の最寄りのOracleサポート・センターを検索する

http://www.oracle.com/support

米国以外の最寄りのOracleオフィスを検索する

http://www.oracle.com/global

米国内でClient Relationsに連絡する

1-800-223-1711

米国内の販売代理店に連絡する

1-800-ORACLE-1

米国内のテクニカル・サポートへのTTYアクセスを検索する

1-800-446-2398


8 ドキュメントのアクセシビリティについて

オラクル社は、障害のあるお客様にもオラクル社の製品、サービスおよびサポート・ドキュメントを簡単にご利用いただけることを目標としています オラクル社のドキュメントには、ユーザーが障害支援技術を使用して情報を利用できる機能が組み込まれています。HTML形式のドキュメントで用意されており、障害のあるお客様が簡単にアクセスできるようにマークアップされています。標準規格は改善されつつあります。オラクル社はドキュメントをすべてのお客様がご利用できるように、市場をリードする他の技術ベンダーと積極的に連携して技術的な問題に対応しています。オラクル社のアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/accessibility/を参照してください。

ドキュメント内のサンプル・コードのアクセシビリティについて

一部のスクリーン・リーダーは、ドキュメント内のサンプル・コードを正確に読めない場合があります。コード表記規則では閉じ括弧のみを行に記述する必要があります。しかし、一部のスクリーン・リーダーは括弧のみの行を読まない場合があります。

外部Webサイトのドキュメントのアクセシビリティについて

このドキュメントにはオラクル社およびその関連会社が所有または管理しないWebサイトへのリンクが含まれている場合があります。オラクル社およびその関連会社は、それらのWebサイトのアクセシビリティに関しての評価や言及は行っておりません。

聴覚に障害があるお客様のOracleサポート・サービスへのアクセス

Oracleサポート・サービスに連絡するには、テレコミュニケーション・リレー・サービス(TRS)を使用してOracleサポート(+1-800-223-1711)までお電話ください。Oracleサポート・サービスの技術者が、Oracleサービス・リクエストのプロセスに従って、技術的な問題を処理し、お客様へのサポートを提供します。TRSの詳細については、http://www.fcc.gov/cgb/consumerfacts/trs.htmlを参照し、 電話番号の一覧については、http://www.fcc.gov/cgb/dro/trsphonebk.htmlを参照してください。


Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterクイック・インストレーション・ガイド 11gリリース1(11.1.1)

B55908-02

Copyright © 2011, Oracle and/or its affiliates.All rights reserved.

このソフトウェアおよび関連ドキュメントの使用と開示は、ライセンス契約の制約条件に従うものとし、知的財産に関する法律により保護されています。ライセンス契約で明示的に許諾されている場合もしくは法律によって認められている場合を除き、形式、手段に関係なく、いかなる部分も使用、複写、複製、翻訳、放送、修正、ライセンス供与、送信、配布、発表、実行、公開または表示することはできません。このソフトウェアのリバース・エンジニアリング、逆アセンブル、逆コンパイルは互換性のために法律によって規定されている場合を除き、禁止されています。

ここに含まれる情報は予告なしに変更される場合があります。また、誤りが無いことの保証は致し兼ねます。誤りを見つけた場合は、オラクル社までご連絡ください。

このソフトウェアまたは関連ドキュメントが、米国政府機関もしくは米国政府機関に代わってこのソフトウェアまたは関連ドキュメントをライセンスされた者に提供される場合は、次のNoticeが適用されます。

U.S. GOVERNMENT RIGHTS. Programs, software, databases, and related documentation and technical data delivered to U.S. Government customers are "commercial computer software" or "commercial technical data" pursuant to the applicable Federal Acquisition Regulation and agency-specific supplemental regulations.  As such, the use, duplication, disclosure, modification, and adaptation shall be subject to the restrictions and license terms set forth in the applicable Government contract, and, to the extent applicable by the terms of the Government contract, the additional rights set forth in FAR 52.227-19, Commercial Computer Software License (December 2007).  Oracle USA, Inc., 500 Oracle Parkway, Redwood City, CA 94065.

このソフトウェアは様々な情報管理アプリケーションでの一般的な使用のために開発されたものです。このソフトウェアは、危険が伴うアプリケーション(人的傷害を発生させる可能性があるアプリケーションを含む)への用途を目的として開発されていません。このソフトウェアを危険が伴うアプリケーションで使用する際、このソフトウェアを安全に使用するために、適切な安全装置、バックアップ、冗長性(redundancy)、その他の対策を講じることは使用者の責任となります。このソフトウェアを危険が伴うアプリケーションで使用したことに起因して損害が発生しても、オラクル社およびその関連会社は一切の責任を負いかねます。

OracleはOracle Corporationおよびその関連企業の登録商標です。その他の名称は、他社の商標の可能性があります。

このソフトウェアおよびドキュメントは、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセス、あるいはそれらに関する情報を提供することがあります。オラクル社およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスに関して一切の責任を負わず、いかなる保証もいたしません。オラクル社およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセスまたは使用によって損失、費用、あるいは損害が発生しても、一切の責任を負いかねます。