Oracle® Fusion Middleware Oracle Data Integratorスタート・ガイド 11g リリース1(11.1.1) B65041-01 |
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この章では、Oracle Data Integratorとデモンストレーション環境のインストールの概要を示します。この章に示す手順は、Oracle Data Integrator Studioでデモンストレーション環境を使用するために必要な手順です。
この章の内容は、次のとおりです。
注意: このスタート・ガイドで説明するタスクを実行するには、Oracle Data Integrator Studioとデモンストレーション環境をシステムにインストールする必要があります。 |
インストールを開始する前に、この項に記載する次の情報を確認してください。
Oracle Data Integrator (ODI)コンポーネントをインストールする前に、システム要件と動作保証に関するドキュメントを読み、現在の環境がインストールの最低要件を満たしていることを確認する必要があります。これらのドキュメントはどちらもOracle Technology Network (OTN)で入手できます。
このシステム要件のドキュメントには、ハードウェアおよびソフトウェア要件、最低ディスク領域およびメモリー要件、および必須のシステム・ライブラリ、パッケージまたはパッチなどの情報が記載されています。
http://www.oracle.com/technology/software/products/ias/files/fusion_requirements.htm
この動作保証のドキュメントには、サポートされているインストール・タイプ、プラットフォーム、オペレーティング・システム、データベース、JDKおよびサードパーティ製品が記載されています。
http://www.oracle.com/technology/software/products/ias/files/fusion_certification.html
注意: 32ビット版の製品をインストールする場合は、インストール先のシステムも32ビット・システムをサポートしている必要があります。32ビット版の製品の64ビット・システムへのインストールはサポートされていません。 |
現在の環境で64ビットJava仮想マシン(JVM)を使用している場合、すべてのOracle Fusion Middlewareコンポーネントで64ビットJVMを使用していることを確認してください。32ビットJVMを使用するコンポーネントと64ビットJVMを使用するコンポーネントを混在させることはできません。
64ビットJDKをサポートするプラットフォームの詳細は、次の場所にあるOracle Fusion Middlewareの動作保証マトリックスを参照してください:
http://www.oracle.com/technology/software/products/ias/files/fusion_certification.html
ODI Studioでデモンストレーション環境を使用する場合、ODIリポジトリを作成する必要はありません。デモンストレーション環境には、必要なリポジトリがあらかじめ構成されて用意されています。
この項では、Oracle Data Integrator Studioのインストールに関する情報と手順について説明します。この章に示す手順は、Oracle Data Integrator Studioでデモンストレーション環境を使用するために必要な手順です。
インストール手順の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Data Integratorインストレーション・ガイド』を参照してください。
この項の内容は次のとおりです。
注意: UNIXシステムに最初にインストールする場合には、root ユーザーとしてORACLE_HOME /oracleRoot.sh スクリプトを実行して、必要なインストール・ディレクトリをすべて作成するよう求められる場合があります。 |
インストーラおよびデモ環境は、Oracle Technology Network (OTN)のOracle Data Integratorのダウンロード・ページから入手できます。
インストーラとデモ環境をダウンロードするには:
OTNのOracle Data Integratorのダウンロード・ページ(http://www.oracle.com/technetwork/middleware/data-integrator/downloads/index.html
)に移動します。
ご使用のプラットフォームの11g Oracle Data Integratorメディア・パックと11gデモ環境を一時フォルダにダウンロードします。
インストーラを起動するには、一時フォルダにダウンロードしたOracle Data Integratorメディア・パックを解凍し、このフォルダから次のコマンドを実行します:
UNIXオペレーティング・システム:
./runInstaller
Windowsオペレーティング・システム:
setup.exe
注意: Oracle Data IntegratorにはJDK1.6以上が必要です。使用しているシステムでサポートされるJDKを確認するには、Oracle Fusion Middlewareの動作保証に関するドキュメントを参照してください。
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デモ環境を使用するには、次のコンポーネントをインストールする必要があります。
ODI Studio
スタンドアロン・エージェント
これは、「開発者」と「スタンドアロン」インストール・タイプに相当します。
次の手順に従って、Oracle Data Integrator Studioをインストールし、構成します。
注意: 各インストール画面の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Data Integratorインストレーション・ガイド』を参照するか、「ヘルプ」をクリックしてオンライン・ヘルプにアクセスしてください。 |
「ようこそ」画面で「次へ」をクリックして続行します。
図2-1に示すように、「インストール・タイプの選択」画面で開発者インストールと「スタンドアロン・インストール」の両方を選択します。ODI StudioおよびODI SDKは自動的に選択されることに注意してください。
「次へ」をクリックして続行します。
「前提条件のチェック」画面で「次へ」をクリックして続行します。
「インストール場所の指定」画面で、Oracleホームの場所(このガイドではこれ以降ODI_HOME
と呼びます)の絶対パスを入力します。例:
C:\oracle\ODI_HOME1
注意: 指定するディレクトリは空のディレクトリか、既存のOracle Data Integratorホームの場所にする必要があります。 |
「次へ」をクリックして続行します。
リポジトリの構成画面で、「リポジトリの構成のスキップ」を選択します。
「次へ」をクリックして続行します。
エージェントの詳細の指定画面で、次のエージェントの詳細を入力します。
エージェント名: DemoAgent
エージェント・ポート: 20910
ポート番号が他のプロセスで使用されていないことと、エージェント名がトポロジ内ですでに宣言されている他のエージェントと異なることに注意してください。
エージェントの詳細の指定画面を図2-2に示します。
セキュリティ・アップデートの指定画面で、セキュリティの問題に関する通知を受ける方法を選択します。
セキュリティ問題の通知を電子メールで受けとる場合は、「電子メール」フィールドに電子メール・アドレスを入力します。
セキュリティ問題の通知をMy Oracle Support(以前のメタリンク)から受けとる場合は、My Oracle Supportオプションを選択してMy Oracle Supportパスワードを入力します。
セキュリティ問題の通知を行わない場合は、すべてのフィールドを空のままにします。次のメッセージが表示されます。My Oracle Supportユーザー名または電子メール・アドレスが指定されていません。「はい」をクリックして続行します。
セキュリティ・アップデートの指定画面で「次へ」をクリックして続行します。
「インストール・サマリー」画面で情報を確認します。
「インストール」をクリックしてインストールを開始します。
「インストールの進行状況」画面で「次へ」をクリックして続行します。
構成の進行状況画面で「次へ」をクリックして続行します。
「インストールが完了しました。」画面で「終了」をクリックしてインストーラを閉じます。
これでOracle Data Integratorがインストールされました。
Oracle Data Integratorデモンストレーション環境はOracle Data IntegratorコンパニオンCDに含まれています。次に示すOracle Technology Network (OTN)のOracle Data Integratorのダウンロード・ページからダウンロードすることもできます。
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/data-integrator/downloads/index.html
デモンストレーション環境のデモンストレーション・ファイルとサンプルは、コンパニオンCDの/demo
フォルダにあります。
注意: デモンストレーション(デモ)環境は、ODI Studioコンポーネントを含む既存のインストールを使用してインストールする必要があります。 |
デモンストレーション環境を手動でインストールするには、次の手順に従います:
ODI_HOME
フォルダ内のoracledi-demo.zip
を解凍します。
JAVA_HOME
環境変数が設定され、Oracle Data Integratorに適したJVMのパスが含まれていることを確認します。
この変数が正しく設定されていない場合、有効なJavaマシンの場所に設定します。
例:
UNIXオペレーティング・システムの場合:
setenv JAVA_HOME/usr/local/java
Windowsオペレーティング・システムの場合:
GUIでJAVA_HOME
変数を設定します。
動作保証されているJVMバージョンのリストについては、http://www.oracle.com/technology/software/products/ias/files/fusion_certification.html
を参照してください。
これで、デモンストレーション環境をOracle Data Integrator Studioで使用できます。