ヘッダーをスキップ
Oracle Fusion Middleware Oracle Internet Directory管理者ガイド
11g リリース1(11.1.1)
B55919-02
  ドキュメント・ライブラリへ移動
ライブラリ
製品リストへ移動
製品
目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
 
次
 

11 ネーミング・コンテキストの管理

ユーザーが特定のネーミング・コンテキストを検索できるように、それらのネーミング・コンテキストを公開できます。この項の項目は次のとおりです。

11.1 ネーミング・コンテキストの管理の概要

ネーミング・コンテキストの詳細は、「ネーミング・コンテキスト」を参照してください。

ネーミング・コンテキストを公開するには、各ネーミング・コンテキストの最上位エントリを、ルートDSEのnamingContexts属性の値として指定します。たとえば、3つの主なネーミング・コンテキストを持ったDITがあり、それらの最上位エントリがc=ukc=usおよびc=deであるとします。これらのエントリがnamingContexts属性の値として指定されている場合、適切なフィルタを指定することによって、ユーザーはルートDSEの検索によってそれらの情報を検索できます。ユーザーは、特にc=deネーミング・コンテキストに絞り込むなど、検索条件を詳細に指定できます。

11.2 公開されたネーミング・コンテキストの検索

公開されたネーミング・コンテキストを検索するには、検索フィルタとしてobjectClass =*を指定して、ルートDSEでベース検索を実行します。検索された情報には、namingContexts属性で指定したエントリが含まれています。次に例を示します。

ldapsearch -p 3060 -q -D cn=orcladmin -b "" -s base -L "objectclass=*" \   namingcontexts 

注意:

ネーミング・コンテキストが公開されている場合を除いて、このコマンドでは何も返されません。

ネーミング・コンテキストを公開する前に、次のことを確認してください。

11.3 ネーミング・コンテキストの公開

ネーミング・コンテキストの公開にはldapmodifyを使用します。namingContexts属性は複数値なので、複数のネーミング・コンテキストを指定できます。

次のコマンドラインを使用して、namingContextsを変更できます。

ldapmodify -D cn=orcladmin -q -p portNum -h hostname -f ldifFile 

次のサンプルLDIFファイルは、ネーミング・コンテキストとしてエントリc=ukを指定しています。

dn:
changetype: modify
add: namingcontexts
namingcontexts: c=uk