この付録では、Oracle Portalのオブジェクトの命名時に適用されるルールをまとめます。特に指定のないかぎり、名前と表示名では大文字と小文字は区別されません。つまり、ほとんどの場合APPとappは同じです。
表D-1 Oracle Portalのオブジェクト命名規則
オブジェクト | 名前 | 表示名 |
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HTMLテンプレートでは、テンプレート名を名前および表示名として使用 |
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アイテムおよびポートレット |
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リージョンには「名前」フィールドはありません。 |
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注意
Oracle Portalでは、名前の一意性は値を追加することで自動的に保持されます。
「共有オブジェクト」ページ・グループに、移動されたオブジェクトと同じ名前を持つオブジェクトがすでに含まれる場合、その移動されたオブジェクトの名前(内部名)に値が追加されます。これにより、ページ・グループ内で名前の一意性が確保されます。
たとえば、「共有オブジェクト」ページ・グループにsample_categoryという名前のカテゴリがあるとします。別のページ・グループ「Division」にも、sample_categoryという名前のカテゴリがあります。sample_categoryを「Division」ページ・グループから「共有オブジェクト」ページ・グループに移します。Oracle Portalは、移動したカテゴリにsample_category_AABkUWAAJAABpiAACのように値を追加します。内部名は変更できますが、「共有オブジェクト」ページ・グループの他のオブジェクトと同じ名前を付けることはできません。
他のオブジェクトの名前と重複する表示名を持つオブジェクトを作成しようとした場合にも同じルールが適用されます。Oracle Portalでは、オブジェクトの表示名を使用して、オブジェクトの(内部)名が作成されます。オブジェクトに表示名としてredと入力したときに、別のオブジェクトですでにredが使用されていたとします。前者のオブジェクトの表示名はredとなりますが、名前には、red1のように、一意となるように値が追加されます。