アイテムを非表示にすると、ユーザーは表示モードでアイテムを見ることができません。ただし、編集モードでは見ることができ、そのアイテムは明確に「非表示」とマークされています。
システム・レベル・キャッシュのオプションによっては、非表示のアイテムが、編集モードのページの「グラフィカル」ビューで表示できるかどうかに影響が出ます。これは、ページ定義や完全に組み立てられたページのコンテンツがシステム・レベルでキャッシュされると、全ユーザーに対して、同じソースから同じ情報がレンダリングされるためです。
ユーザー・レベルでキャッシュされたページの場合、非表示アイテムは、最低限の「コンテンツの管理」ページまたはタブ権限を持つユーザーに対してのみ「非表示」として表示されます。非表示アイテムは、他のユーザーには表示されません。
ページ定義のみがシステム・レベルでキャッシュされているページの場合、非表示アイテムは、全ユーザーに対して「非表示」として表示されます。
指定した期間にシステム・レベルでキャッシュされる(有効期限付きキャッシュ)ページの場合、非表示アイテムは全ユーザーに対して「非表示」として表示されます。
アイテムを非表示にするには、次の手順を実行します。
Oracle Portalにログインします。
非表示にするアイテムが含まれるページに移動します。
「ページ・グループ」ポートレットからページを検索する方法は、8.1項「Oracle Portalでのページの検索」を参照してください。
ページ上部の「編集」リンクをクリックします。
ページが編集モードで開きます。
非表示するアイテムを検索し、アイテムの横の「操作」アイコンをクリックします(図14-25)。
「非表示」リンクをクリックします。
アイテムを表示するときは、この手順に従い、「操作の選択」ページで「表示」リンクをクリックします。
非表示のアイテムをコピーすると、コピーされたアイテムも非表示になります。
特定の日にアイテムを使用できるようにして「公開日付」属性を使用できるようにする場合は、アイテムを非表示にするよりも、この属性を使用することを検討してください。「公開日付」属性を将来の日付に設定すると、指定した日付になるまでそのアイテムは非表示になります。14.4.3項「アイテムの公開日付の設定」を参照してください。
まだコンテンツで作業中であるためアイテムを非表示にしている場合は、アイテムを非表示にするよりも、「アイテムの下書きを有効にする」機能を使用することを検討してください。「下書き」ステータスのアイテムは、承認を得るために送信され、表示が承認されるまで、表示モードで表示されません。詳細は、20.1項「ページに対する承認プロセスの設定」を参照してください。