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Oracle Fusion Middleware Oracle Portalユーザーズ・ガイド
11gリリース1(11.1.1)
B61383-01
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10.4 リージョンおよびタブのトラブルシューティング

「ユーザーをブラウズ」アイコンが「アクセス」タブに表示されません。

Portal管理者が、スクリプトserlacl.sqlを実行して、ロールベースのセキュリティを強制した可能性があります。ロールベースのセキュリティにより、権限受領者はグループに限定されます。個々のユーザーには、権限を付与できません。このスクリプトは、実行前にユーザーに付与された権限には影響を及ぼさず、実行後に付与される権限にのみ影響を及ぼします。このスクリプトが実行されると、「ユーザーをブラウズ」アイコンは、「アクセス」タブの「権限受領者」フィールドの横に表示されません。また、「権限」タブが「Portalユーザー・プロファイルの編集」ページに表示されません。

詳細は、Oracle Fusion Middleware管理者ガイド for Oracle Portalを参照してください。

「アイテムの配置」アイコンが表示されません。

「アイテム表示オプション」の「ソート」が「タイトル」または「サイズ」に設定されています。ソート・オプションが選択されている場合、ページ編集モードのリージョンでは「アイテムの配置」アイコンが表示されなくなります。十分な権限を持っている場合、リージョンを編集して、「アイテム表示オプション」の「ソート基準」で「デフォルト」を選択できます。「ソート基準」オプションが「デフォルト」である場合、権限を持つユーザーやグループは、自由にアイテムを再配置できます。

スタイルをリージョンに適用できず、「スタイル」タブが「リージョンの編集」ページに表示されません。

そのリージョンはポートレット・リージョンですか。ポートレット・リージョンには独自のスタイルを適用できません。

また、権限に関係している可能性もあります。「管理」ページ権限では不十分です。リージョンのスタイルを変更するには、「権限が付与されたユーザーにページ・スタイルの管理を許可する」ページ・グループ・オプションも選択する必要があります。ページ・グループ管理者またはPortal管理者に、そのページ・グループに対するこのオプションの選択、またはより上位レベルの権限(「スタイルの管理」ページ・グループ権限など)の付与を要求してください。

ユーザーに権限を付与して「適用」をクリックしましたが、権限が付与されません。

権限を付与するとき、「適用」または「OK」をクリックする前に、先に「権限受領者」フィールドの横の「追加」をクリックする必要があります。

サブページ・リンク・リージョンで指定できるコントロールは何ですか。

サブページ・リンク・リージョンには、ページ・レベルおよびリージョン・レベルのコントロールがあります。

ページ・レベルでは、特定のサブページを選択して表示の対象または対象外にすることができます。また、サブページ・リンクをアルファベット順に表示することを選択できます。これらのコントロールは、ページ・プロパティの「オプション」タブで指定できます。詳細は、7.9項「サブページ・リンクの表示の定義」を参照してください。

リージョン・レベルでは、サブページの表示レベルを1つにするか2つにするかの選択、セカンダリ・サブページ・レベルに表示されるページを区切る文字の指定、各サブページ・リンクとともに表示する属性の選択、サブページ階層を上へ移動するためにユーザーがクリックするデフォルトのアイコンまたは他のアイコンの選択ができます。これらのコントロールは、サブページ・リンク・リージョンのプロパティを編集するときに指定できます。詳細は、10.2.7項「サブページ・リンク・リージョンのプロパティの設定」を参照してください。

ソース・ページのすべてのリージョンを表示しないでページをポートレットとして公開するにはどうすればよいですか。

  1. ページ・ポートレットを配置したページに移動します。

  2. ページ・ポートレットの「デフォルトの編集」アイコンをクリックします。

  3. 「選択したリージョンを表示」を選択します。

  4. ページ・ポートレットで表示するリージョンのみを選択します。

  5. 「OK」をクリックします。

ページ・ポートレットが、指定したソース・ページのスタイルではなくターゲット・ページのスタイルを使用しています。

ページ・ポートレットでは、ヘッダーおよび境界線の色を常に配置先のページから取得します。これは、ヘッダーおよび境界線の表示が、ソース・ページのスタイルに設定された値によってではなく、ターゲット・ページ上で制御されるためです。

これに対処する方法として、ページ・ポートレットを配置したリージョンを編集し、ポートレットのヘッダーおよび境界線の表示をオフにします。ページ・ポートレットに独自のポートレットが含まれる場合は、ページ・ポートレットのソース・ページでのリージョンのヘッダーおよび境界線の表示もオフにする必要があります。

リージョンのヘッダーおよび境界線をオフにする方法は、10.2.12項「ポートレットのヘッダーおよび境界線の表示または非表示」を参照してください。

ポートレットの背景色は、通常、ポートレットを配置したページに適用されるスタイルによって指定されます。ページ・ポートレットには、ソース・ページの背景色を表示する方法があります。ページ・ポートレットを配置したページ(ターゲット・ページ)に適用されるスタイルを編集します。「ポートレット・ボディ色」スタイル要素について、「背景色」フィールドから値を削除し、「適用」をクリックします。ページ・ポートレットのソース・ページに指定された背景色(すなわち「共通」スタイル要素の「背景色」プロパティ)が表示されます。

これを自分で実証するには、「Source」という名前のページと「Target」という名前のページを作成します。「Source」ページ用にSourceスタイルを、「Target」ページ用にTargetスタイルを作成します。Sourceスタイルの色の値をすべて、カラー・パレットの最後の赤に設定します。Targetスタイルの色の値をすべて、カラー・パレットの最後の青に設定します。


ヒント:

スタイルを編集するとき、スタイル要素のプロパティから別のスタイル要素のプロパティにすばやく移動するには、「スタイルの編集」ページの「プレビュー」セクションでそのスタイル要素のプロパティをクリックします。これにより、スタイル要素のプロパティが選択され、その値がすべて表示されて編集できます。

いくつかのポートレットとアイテムを「Source」ページおよび「Target」ページに追加します。「Source」ページをポートレットとして公開します。「Source」ページ・ポートレットを「Target」ページに配置します。

「Source」ページで「ポートレットを配置したページのスタイルを使用」の選択および選択の解除を試し、「Target」ページでその結果を表示してみます。また、Targetスタイルの「共通」スタイル要素の「背景」プロパティで、値フィールドに値を指定したり、クリアしたりしてみます。

ポートレットのヘッダーおよび境界線を一方のポートレットには表示し、他方のポートレットには表示しないようにする方法がわかりません。

ポートレットを異なるリージョンに配置します。一方のリージョンでは、ポートレットのヘッダーおよび境界線をオンにします。他方のリージョンではオフにします。

ページの編集中にポートレットを閉じようとしても、コントロールが表示されません。

「閉じる」/「リストア」、「削除」および「パーソナライズ」の各リンクは編集モードでは表示されません。これは、編集とパーソナライズではタスクの種類が異なるためです。これらのリンクは表示モードで表示されます。

既存のコンテンツから逸脱しすぎないようにページを編集するには、グラフィカル・ビューからリスト・ビューまたはレイアウト・ビューへの切替えを検討してください。

ページ上のリージョンの位置を並び替える方法はありますか。

直接的な方法はありません。リージョンにはドラッグ・アンド・ドロップ機能がありません。しかし、コンテンツを移動してリージョンを削除して追加すれば、非常に簡単にこの効果を実現できます。たとえば、ページ編集モードのリスト・ビューで、すべてのコンテンツをあるリージョンに移動します。このリージョンは一時的な保有リージョンとして機能します。不要な空のリージョンを削除した後、望ましいレイアウトでリージョンを追加します。最後に、コンテンツを一時的な保有リージョンからターゲットのホーム・リージョンに移動します。

ページの個人用ビューにアイテム・リージョンを追加する方法がわかりません。

アイテム・リージョンは、ページをパーソナライズするときには追加できません。これに対処する方法として、「編集」権限を持っているページ(個人用ページなど)にアイテムをアップロードします。次に、元のページをパーソナライズして「お気に入り」ポートレットをそのページに追加した後、アイテムへのリンクを「お気に入り」ポートレットに追加します。「お気に入り」ポートレットの使用方法は、A.5.1項「「お気に入り」ポートレットの使用」を参照してください。ページへのポートレットの追加方法は、2.3.1項「ページへのポートレットの追加」を参照してください。

新しいリージョンを作成元のリージョンとまったく同じ構成にする方法がわかりません。

ほとんどの場合、新しいリージョンはデフォルトで未定義リージョンになります。リージョンを作成元のリージョンと同じタイプに変更すると、元のリージョンに指定したのと同じプロパティ値、属性またはHTMLコンテンツ・レイアウト・テンプレートの選択を保持します。

コンテンツをリージョンに追加するとき、「このリージョンはタイプが未定義のためコンテンツを追加できません。」というメッセージが表示されます。

そのリージョンは、リージョン・タイプが未定義のPotralテンプレートを基にしています。適用されたPortalテンプレートにリージョン・タイプを定義するか(12.2.1.3項「ページ用Portalテンプレートの編集」を参照)、またはテンプレートからページを切り離します(12.2.1.4項「ページからのPortalテンプレートの切離し」を参照)。

コンテンツをリージョンに追加できません。

コンテンツを追加するための十分な権限を持っていない可能性があります。対象のリージョンを含むページまたはタブに対して、少なくともページ(またはタブ)権限「コンテンツの管理」または「承認付きアイテムの管理」が必要です。

ページがPortalテンプレートに基づいていて、テンプレート・リージョンがロックされている場合は、WebDAVクライアントを介して操作しないかぎり、そのリージョンにはコンテンツを追加できません。テンプレートのデフォルトのアイテム・リージョンが、コンテンツの追加をユーザーに許可しないように設定されている場合は、テンプレートに基づいたページにコンテンツを追加するとき、WebDAVではこの設定を無視します。

リージョンのロックを解除するには、次のようにします。

  1. ページまたはPortalテンプレートを編集モードで開き、リージョンを編集します。

  2. 「このリージョンにコンテンツを含めることをユーザーに許可する」を選択します。

  3. 「OK」をクリックして変更を保存し、ページまたはPortalテンプレートに戻ります。

リージョンをロックしましたが、その後もユーザーがコンテンツを追加できます。

リージョンをロックする(リージョンで「このリージョンにコンテンツを含めることをユーザーに許可する」の選択を解除)と、リージョンに対して実行できる操作のタイプが限定されます。その作用は、ページ・リージョンとテンプレート・リージョンで異なります。

ページ・リージョンをロックすると、ユーザーがページをパーソナライズするときには、リージョンへのコンテンツの追加、既存のコンテンツの非表示、表示、削除または移動ができません。ユーザーがページを編集するときには、コンテンツの追加、非表示、表示、削除および移動が今までどおりできます。

Portalテンプレート・リージョンをロックすると、テンプレートに基づいたページのリージョン・コンテンツは変更できません。リージョンがロックされたテンプレートに基づいたページをユーザーが編集またはパーソナライズするときには、リージョンへのコンテンツの追加、既存のコンテンツの非表示、表示、削除または移動ができません。

ページにすべてのアイテムが表示されません。

ポータル・ページでコンテンツが切り捨てられるのは、配置先のリージョンで行数および列数が制限されている場合です。たとえば、ページに8個のアイテムがあり、配置先のリージョンが2列3行に設定されている場合は、6個のアイテムしか表示されません。残りの2個は切り捨てられます。

これらの切り捨てられたアイテムは、リージョンの列または行の割当てを拡張すれば表示されます。詳細は、10.2.5項「リージョン内の列と行の数の変更」を参照してください。

リージョンを特定の幅に指定しましたが、コンテンツを追加すると、リージョンの幅が広くなります。

リージョンの幅と高さが原因で、コンテンツが切り捨てられることはありません。どんな値を設定しても、リージョンは常にコンテンツに合せて拡張します。厳密なリージョンの比率がポータルにとって重要な場合は、リージョンに合せてコンテンツをサイズ変更する必要があります。

ページのコンテンツによってリージョンの幅が拡張される理由がすぐにわからない場合は、ページ・ソースを確認してください。

左から右に読む言語で翻訳を作成しています。この翻訳に合せてページを構成する方法がわかりません。

ページ・リージョンのアイテムの位置オプションを編集します。アイテム・リージョンの位置オプションには、「開始」および「終了」の値があります。「開始」および「終了」は、双方向言語を使用するポータルと関連して機能します。右から左に読む言語の場合、「開始」はアイテムを右に、「終了」はアイテムを左に揃えます。左から右に読む言語の場合、「開始」はアイテムを左に、「終了」はアイテムを右側に揃えます。

また、タブ・リージョンにも「開始」および「終了」の位置オプションがあります。

入力したタブの表示名がタブに表示されません。

Oracle Portalに用意されたイメージではなく、独自のタブ・イメージを使用している可能性があります。独自のタブ・イメージを使用する場合、そのイメージ自体に、表示するテキストならどんなものでも含める必要があります。このような場合、タブのプロパティで入力するタブの表示名は、タブの代替テキストとして使用されます。代替テキストは、ユーザーがタブの上にマウス・ポインタを移動したときに表示されます。

イメージをアップロードし、リージョンの「アイテム・アイコンの高さ」および「アイテム・アイコンの幅」に値を設定しましたが、イメージにまったく反映されません。

「アイテム・アイコンの高さ」および「アイテム・アイコンの幅」の値は、イメージ・アイテムではなくイメージ属性に影響を及ぼします。つまり、これらの値は、アイテムのメイン・コンテンツとして使用されるイメージではなく、アイテムを裏付けるためにアップロードされたイメージに適用されます。

たとえば、ファイル・アイテムをアップロードするとき、ファイル・アイテムの「イメージ」属性に値を指定できます。これは、リージョンの「アイテム・アイコンの高さ」プロパティおよび「アイテム・アイコンの幅」プロパティの影響を受けるイメージのタイプです。

基本アイテム・タイプの「イメージ」には、「イメージ」属性が含まれません。しかし、「ベース・イメージ」アイテム・タイプに基づいたカスタム・アイテム・タイプを作成して「イメージ」属性をそれに含めることができます。

タブをリージョンに追加すると中央に配置されますが、タブ・リージョンを編集すると、位置オプションが「左」に設定されます。また、「中央」がタブの位置オプション・リストに表示されません。

中央に揃えられたリージョンにタブを追加すると、「中央」がタブの位置オプションではなくても、タブは最初中央に配置されます。タブの位置を変更するには、タブ・リージョンを編集して位置オプションを選択し、「OK」をクリックします。「左」がすでに選択されている場合は、タブでは「中央」と表示していても、「OK」をクリックするとタブの位置は「左」にリセットされます。

タブ・リージョンの編集時に、リージョンに対してすでに左揃えが選択されていることが確認される場合があります。それにもかかわらず、最初にタブが左側に揃えられて表示されないのは、タブの作成元となるリージョンからデフォルト値が取得されているためです。

Portalテンプレートからタブまたはリージョンを削除できません。

タブおよびリージョンは、テンプレートに基づいたページ上のタブまたはリージョンにコンテンツを追加したユーザーがいない場合にかぎり、Portalテンプレートから削除できます。これは、適切な権限を持っていないユーザーがコンテンツを管理できないようにするためです。