このマニュアルでは、多様なツールとテクノロジを使用してOracle Portal(Oracle Portal)のポートレットを構築する方法について説明します。また、選択可能な各種テクノロジの概要を理解する、ユーザーの要件に最適なテクノロジを選択する、ポートレットの構築とデプロイに適切なツールを使用する際に手助けとなる情報も含まれています。
このマニュアルは、主にポータル開発者を対象としていますが、ページ設計者にも有用です。最初にポートレット・テクノロジを理解したうえで選択し、次にそのテクノロジを使用してポートレットを構築するための各手順が説明されています。
ポータル開発者 ポータル開発者は、ポータルを組織固有の要件を満たすものにするためのコードを記述するユーザーです。たとえば、ポータル開発者は、ポートレットを構築し、ページ設計者や他のユーザーがそのポートレットを各自のページに組み込めるようにします。このようなポータル開発者は、ポートレット開発者とも呼ばれます。ポータル開発者は、OracleAS Portalのユーザー・インタフェースではなく、OracleAS Portalに用意されているパブリックAPIを使用して、プログラム的に特定のポータル・タスクを実行することもできます。ほとんどの場合、ポータル開発者は少なくともある程度のプログラミング知識を持っている人です。ポータル開発者に割り当てられる権限は、開発者が実行するタスクの種類によって決まります。
ポートレット開発者 ポートレット開発者は、すべてのPortal DBプロバイダを作成し、すべての共有コンポーネントを管理できるグローバル権限を付与されたユーザーです。OracleAS Portalには、ポートレットを構築するための多様なツールとテクノロジが用意されているため、ポートレット開発者は、プログラミングに関する十分な知識がなくてもかまいません。
注意: ポートレット・ビルダーの使用の詳細は、Oracle Technology Network(OTN)(http://www.oracle.com/technology/documentation/appserver.html )にあるOracle Application Server 10g リリース2(10.1.2.0.2)ライブラリの『Oracle Fusion Middleware Oracle Portal開発者ガイド』の付録A「ポートレット・ビルダーを使用したポートレットの作成」を参照してください。 |
ページ設計者 ページ設計者(ページ管理者とも呼ばれます)は、ページの管理権限を持つユーザーです。この権限を持つユーザーは、ページに対するすべての処理を実行し、そのページの下にサブページを作成できます。ページ設計者は、ページ・レイアウト(リージョンの構成)の設計、および他のユーザーへのページ権限の割当て(どのユーザーがページにコンテンツを追加できるかの決定など)を行うことがあります。
ページがテンプレートに基づいている場合は、そのページに対してページ設計者が制御できる範囲が制限されることがある。
Oracle Portalの異なる権限とそれらが実行可能なタスクに与える影響の詳細は、『Oracle Portal ユーザーズ・ガイド』を参照してください。
注意: このマニュアルのPortable Document Format(PDF)版でURLが2行にわかれている場合は、このURLをクリックしてもブラウザに完全なURLデータは送信されません。PDFに含まれているURLにアクセスするには、URLをコピーし、ブラウザのアドレス・フィールドに貼り付けます。このマニュアルのHTML版では、リンクをクリックすればブラウザに直接リンク先が表示されます。 |
オラクル社は、障害のあるお客様にもオラクル社の製品、サービスおよびサポート・ドキュメントを簡単にご利用いただけることを目標としています。オラクル社のドキュメントには、ユーザーが障害支援技術を使用して情報を利用できる機能が組み込まれています。HTML形式のドキュメントで用意されており、障害のあるお客様が簡単にアクセスできるようにマークアップされています。標準規格は改善されつつあります。オラクル社はドキュメントをすべてのお客様がご利用できるように、市場をリードする他の技術ベンダーと積極的に連携して技術的な問題に対応しています。オラクル社のアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/accessibility/
を参照してください。
ドキュメント内のサンプル・コードのアクセシビリティについて
スクリーン・リーダーは、ドキュメント内のサンプル・コードを正確に読めない場合があります。コード表記規則では閉じ括弧だけを行に記述する必要があります。しかし一部のスクリーン・リーダーは括弧だけの行を読まない場合があります。
外部Webサイトのドキュメントのアクセシビリティについて
このドキュメントにはオラクル社およびその関連会社が所有または管理しないWebサイトへのリンクが含まれている場合があります。オラクル社およびその関連会社は、それらのWebサイトのアクセシビリティに関しての評価や言及は行っておりません。
Oracleサポートへのアクセス
Oracleのお客様は、My Oracle Supportにアクセスして電子サポートを受けることができます。詳細は、http://www.oracle.com/support/contact.html
、聴覚に障害があるお客様はhttp://www.oracle.com/accessibility/support.html
を参照してください。
詳細は、Oracle Portalドキュメント・セットの次のマニュアルを参照してください。
『Oracle Fusion Middleware Oracle Portalユーザーズ・ガイド』
『Oracle Fusion Middleware Oracle Portal管理者ガイド』
Oracle Application Serverドキュメント・セットの次のマニュアルも役立ちます。
Oracle Fusion Middlewareのコンセプト・ガイド
『Oracle Fusion Middleware Oracle HTTP Server管理者ガイド』
『Oracle Fusion Middleware Oracle Web Cache管理者ガイド』
『Oracle Fusion Middleware PL/SQL Web Toolkitリファレンス』
注意: Oracle Application Server関連のすべてのドキュメントは、OTN(http://www.oracle.com/technology/documentation/index.html )で入手できます。 |
このドキュメントでは次の表記規則を使用します。
規則 | 意味 |
---|---|
太字 | 太字は、操作に関連するGraphical User Interface要素、または本文中で定義されている用語および用語集に記載されている用語を示します。 |
イタリック体 | イタリックは、ユーザーが特定の値を指定するプレースホルダ変数を示します。 |
固定幅フォント |
固定幅フォントは、段落内のコマンド、URL、サンプル内のコード、画面に表示されるテキスト、または入力するテキストを示します。 |
< > | 山カッコは、ユーザーが入力する名前を示します。 |
[ ] | 大カッコは、カッコ内の項目を任意に選択することを表します。 |
... | 例の中に省略記号がある場合は、例に直接関連しない情報が省略されていることを示します。 |
MW_HOME | Middlewareホームのフルパスを表します。 |
ORACLE_HOME | Oracleホームのフルパスを表します。 |
ORACLE_INSTANCE | ORACLE_HOMEと関連するインスタンス・ホームのフルパスを表します。 |
INFRA_ORACLE_HOME | Oracle Application Server InfrastructureのOracleホームのフルパスを表し、中間層、Oracle Application Server Infrastructure、またはOracle Metadata Repositoryを区別する必要がある場合に使用されます。 |
METADATA_REP_ORACLE_HOME | Oracle Metadata Repositoryを含むOracleAS Infrastructureのホームのフルパスを表し、中間層、Oracle Application Server Infrastructure、またはOracle Metadata Repositoryを区別する必要がある場合に使用されます。 |