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Oracle® Fusion Middleware Oracle Security Developer Toolsリファレンス
11gリリース1(11.1.1)
B61386-01
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7 Oracle PKI SDK

公開鍵インフラストラクチャ(PKI)は、インターネット上で情報を交換する場合に信頼レベルを向上させるためのセキュリティ・アーキテクチャです。

この章では、Oracle PKI SDKのパッケージの使用について説明します。これらのパッケージは、PKI対応アプリケーションを開発するためのSoftware Development Kit(SDK)のセットです。

この章に含まれる内容は次のとおりです。

7.1 Oracle PKI CMP SDK

この項では、Certificate Management Protocol(CMP)に対応する、Oracle公開鍵インフラストラクチャ(PKI)のSoftware Development Kit(SDK)の使用について説明します。Java開発者は、Oracle PKI CMP SDKを使用して、証明書の発行や更新、CRLの作成や公開、鍵リカバリ機能の提供といった証明書管理機能を迅速に実装できます。

この章に含まれる内容は次のとおりです。

7.1.1 Oracle PKI CMP SDKの機能と利点

Oracle PKI CMP SDKの特徴と機能は次のとおりです。

  • Oracle PKI CMP SDKはRFC 2510に準拠し、このCertificate Management Protocol(CMP)仕様に準拠する他の製品と互換性があります。RFC 2510では、証明書の作成と管理のあらゆる処理に対してプロトコル・メッセージが定義されています。

  • また、Oracle PKI CMP SDKは、RFC 2511にも準拠し、この証明書要求メッセージ・フォーマット(CRMF)仕様に準拠する他の製品と互換性があります。RFC 2511では、X.509証明書リクエストを認証局(CA)に伝えるために使用される証明書要求メッセージ・フォーマット(CRMF)が指定されています。

7.1.1.1 Oracle PKI CMP SDKのパッケージの概要

Oracle PKI CMP SDKのツールキットには、次のパッケージが含まれます。

  • oracle.security.crypto.cmpパッケージは、RFC 2510に指定されているCertificate Management Protocol(CMP)と、RFC 2511に指定されている証明書要求メッセージ・フォーマット(CRMF)を実装するクラスを提供します。

  • oracle.security.crypto.cmp.attributeパッケージは、登録の管理、登録情報および一般情報のための属性クラスを提供します。このパッケージには、次のクラスとサブクラスが含まれます。

    • RegistrationControl

    • RegistrationInfo

    • InfoTypeAndValueoracle.security.crypto.cert.AttributeTypeAndValueを拡張する)

  • oracle.security.crypto.cmp.transportパッケージは、CMPおよびCRMF転送プロトコルのためのクラスを提供します。TCPMessageクラスとそのクラス固有のメッセージタイプ・サブクラスが含まれます。

7.1.2 Oracle PKI CMP SDKの環境設定

Oracleセキュリティ開発ツールは、Oracle Application ServerとともにORACLE_HOMEにインストールされます。この項では、Oracle PKI CMP SDKの環境設定について説明します。この項に含まれる内容は次のとおりです。

7.1.2.1 Oracle PKI CMP SDKのシステム要件

Oracle PKI CMP SDKを使用するには、システムにJava Development Kit(JDK)バージョン1.5以上が必要です。

7.1.2.2 CLASSPATH環境変数の設定

CLASSPATH環境変数には、必要なjarファイルおよびclassファイルすべてのフルパスとファイル名を指定してください。次の項目をCLASSPATHに指定します。

  • osdt_core.jar

  • osdt_cert.jar

  • osdt_cms.jar

  • osdt_cmp.jar

7.1.2.2.1 WindowsでのCLASSPATHの設定

WindowsでCLASSPATHを設定する手順を次に示します。

  1. Windowsの「コントロール パネル」で「システム」を選択します。

  2. 「システムのプロパティ」ダイアログで「詳細設定」タブを選択します。

  3. 「環境変数」をクリックします。

  4. ユーザー環境変数のセクションで「新規」をクリックし、CLASSPATH環境変数をユーザー・プロファイルに追加します。CLASSPATH環境変数がすでに存在している場合は、選択して「編集」をクリックします。

  5. 必要なjarファイルおよびclassファイルすべてのフルパスとファイル名をCLASSPATHに追加します。次に例を示します。

    %ORACLE_HOME%\modules\oracle.osdt_11.1.1\osdt_core.jar;
    %ORACLE_HOME%\modules\oracle.osdt_11.1.1\osdt_cert.jar;
    %ORACLE_HOME%\modules\oracle.osdt_11.1.1\osdt_cms.jar;
    %ORACLE_HOME%\modules\oracle.osdt_11.1.1\osdt_cmp.jar
    
  6. 「OK」をクリックします。

7.1.2.2.2 UNIXでのCLASSPATHの設定

UNIXでは、必要なjarファイルおよびclassファイルすべてのフルパスとファイル名を含むようにCLASSPATH環境変数を設定します。次に例を示します。

setenv CLASSPATH $CLASSPATH:$ORACLE_HOME/modules/oracle.osdt_11.1.1/osdt_core.jar:
$ORACLE_HOME/modules/oracle.osdt_11.1.1/osdt_cert.jar:
$ORACLE_HOME/modules/oracle.osdt_11.1.1/osdt_cms.jar:
$ORACLE_HOME/modules/oracle.osdt_11.1.1/osdt_cmp.jar

7.1.3 Oracle PKI CMP SDKのJava APIリファレンス

Oracle PKI CMP SDKのJava APIリファレンス(Javadoc)は次のドキュメントで参照できます。

Oracle Fusion Middleware PKI SDK CMP Java API Reference for Oracle Security Developer Tools

7.1.4 サンプル・プログラム

Oracleセキュリティ開発ツールを使用したサンプル・プログラムについては、Oracle Technology Network Webサイト(hhttp://www.oracle.com/technology/sample_code/products/id_mgmt/index.html)を参照してください。

7.2 Oracle PKI OCSP SDK

この項では、OracleのOnline Certificate Status Protocol(OCSP)のSoftware Development Kit(SDK)の使用について説明します。Java開発者は、Oracle PKI OCSP SDKを使用して、RFC 2560仕様に準拠するOCSP対応クライアント・アプリケーションおよびOCSPレスポンダを迅速に開発することができます。

この項に含まれる内容は次のとおりです。

7.2.1 Oracle PKI OCSP SDKの機能と利点

Oracle PKI OCSP SDKの特徴と機能は次のとおりです。

  • Oracle PKI OCSP SDKは、RFC 2560に準拠し、この仕様に準拠する他の製品(Valicert社のValidation Authorityなど)と互換性があります。RFC 2560では、CRLを必要とせずにデジタル証明書の現在のステータスを判別できるプロトコルが指定されます。

  • Oracle PKI OCSP SDK APIでは、OCSPリクエスト・メッセージを構成するためのクラスとメソッドが提供されます。このメッセージは、HTTPを介してRFC 2560に準拠する任意の検証局に送信できます。

  • Oracle PKI OCSP SDKのAPIでは、OCSPリクエスト・メッセージのレスポンスを構成するためのクラスとメソッドが提供されます。また、発行した証明書の有効性をチェックするための独自のOCSPサーバーを開発する基礎として使用可能なOCSPサーバー実装が提供されます。

7.2.2 Oracle PKI OCSP SDKの環境設定

Oracleセキュリティ開発ツールは、Oracle Application ServerとともにORACLE_HOMEにインストールされます。この項では、Oracle PKI OCSP SDKの環境設定について説明します。この項に含まれる内容は次のとおりです。

7.2.2.1 Oracle PKI OCSP SDKのシステム要件

Oracle PKI OCSP SDKを使用するには、システムにJava Development Kit(JDK)バージョン1.5以上が必要です。また、PATH環境変数にJava binディレクトリが指定されていることを確認してください。

7.2.2.2 CLASSPATH環境変数の設定

CLASSPATH環境変数には、必要なjarファイルおよびclassファイルすべてのフルパスとファイル名を指定してください。次の項目をCLASSPATHに指定します。

  • osdt_core.jar

  • osdt_cert.jar

  • osdt_ocsp.jar

7.2.2.2.1 WindowsでのCLASSPATHの設定

WindowsでCLASSPATHを設定する手順を次に示します。

  1. Windowsの「コントロール パネル」で「システム」を選択します。

  2. 「システムのプロパティ」ダイアログで「詳細設定」タブを選択します。

  3. 「環境変数」をクリックします。

  4. ユーザー環境変数のセクションで「新規」をクリックし、CLASSPATH環境変数をユーザー・プロファイルに追加します。CLASSPATH環境変数がすでに存在している場合は、選択して「編集」をクリックします。

  5. 必要なjarファイルおよびclassファイルすべてのフルパスとファイル名をCLASSPATHに追加します。次に例を示します。

    %ORACLE_HOME%\modules\oracle.osdt_11.1.1\osdt_core.jar;
    %ORACLE_HOME%\modules\oracle.osdt_11.1.1\osdt_cert.jar;
    %ORACLE_HOME%\modules\oracle.osdt_11.1.1\osdt_ocsp.jar
    
  6. 「OK」をクリックします。

7.2.2.2.2 UnixでのCLASSPATHの設定

UNIXでは、必要なjarファイルおよびclassファイルすべてのフルパスとファイル名を含むようにCLASSPATH環境変数を設定します。次に例を示します。

setenv CLASSPATH $CLASSPATH:$ORACLE_HOME/modules/oracle.osdt_11.1.1/osdt_core.jar:
$ORACLE_HOMEmodules/oracle.osdt_11.1.1/osdt_cert.jar:
$ORACLE_HOMEmodules/oracle.osdt_11.1.1/osdt_ocsp.jar

7.2.3 Oracle PKI OCSP SDKのJava APIリファレンス

Oracle PKI OCSP SDKのJava APIリファレンス(Javadoc)は次のドキュメントで参照できます。

Oracle Fusion Middleware PKI SDK OCSP Java API Reference for Oracle Security Developer Tools

7.2.4 サンプル・プログラム

Oracleセキュリティ開発ツールを使用したサンプル・プログラムについては、Oracle Technology Network Webサイト(hhttp://www.oracle.com/technology/sample_code/products/id_mgmt/index.html)を参照してください。

7.3 Oracle PKI TSP SDK

この項では、Oracle PKI TSP SDKの使用について説明します。Java開発者は、Oracle PKI TSP SDKを使用して、タイムスタンプ機能を公開鍵インフラストラクチャ(PKI)フレームワークに迅速に実装することができます。

この項に含まれる内容は次のとおりです。

7.3.1 Oracle PKI TSP SDKの機能と利点

Oracle PKI TSP SDKの特徴と機能は次のとおりです。

  • Oracle PKI TSP SDKはRFC 3161に準拠し、このタイムスタンプ・プロトコル(TSP)仕様に準拠する他の製品と互換性があります。

  • Oracle PKI TSP SDKでは、TSAサーバーのサンプル実装が提供されます。これは、TSPリクエスト・メッセージをテストするため、または独自のタイムスタンプ・サービスを開発する基礎として使用できます。

7.3.1.1 Oracle PKI TSP SDKのクラスとインタフェースの概要

Oracle PKI TSP SDKには、次のクラスとインタフェースが含まれます。

表7-1 Oracle PKI TSP SDKのクラスとインタフェース

クラス名またはインタフェース名 説明

TSPインタフェース

タイムスタンプ・プロトコル(TSP)に関連する様々な定数の定義。

HttpTSPRequestクラス

HTTPでのTSPリクエスト・メッセージの実装。

HttpTSPResponseクラス

HTTPでのTSPレスポンス・メッセージの実装。

MessageImprintクラス

このクラスは、RFC 3161に定義されているMessageImprintオブジェクトを表します。

TSAPolicyIDクラス

このクラスは、RFC 3161に定義されているTSAPolicyIDオブジェクトを表します。

TSPContentHandlerFactoryクラス

HTTPでのTSPのコンテンツ・ハンドラ。

TSPMessageクラス

TSPメッセージ。

TSPTimeStampReqクラス

RFC 3161で定義されているタイプTimeStampReqのTSPメッセージ。

TSPTimeStampRespクラス

RFC 3161で定義されているタイプTimeStampRespのTSPメッセージ。

TSPUtilsクラス

oracle.security.crypto.tspパッケージの様々なユーティリティ・メソッドの定義。


7.3.2 Oracle PKI TSP SDKの環境設定

Oracleセキュリティ開発ツールは、Oracle Application ServerとともにORACLE_HOMEにインストールされます。この項では、Oracle PKI TSP SDKの環境設定について説明します。この項に含まれる内容は次のとおりです。

7.3.2.1 Oracle PKI TSP SDKのシステム要件

Oracle PKI TSP SDKを使用するには、システムにJava Development Kit(JDK)バージョン1.5以上が必要です。また、PATH環境変数にJava binディレクトリが指定されていることを確認してください。

7.3.2.2 CLASSPATH環境変数の設定

CLASSPATH環境変数には、必要なjarファイルおよびclassファイルすべてのフルパスとファイル名を指定してください。次の項目をCLASSPATHに指定します。

  • osdt_core.jar

  • osdt_cert.jar

  • osdt_cms.jar

  • osdt_cmp.jar

  • osdt_tsp.jar

7.3.2.2.1 WindowsでのCLASSPATHの設定

WindowsでCLASSPATHを設定する手順を次に示します。

  1. Windowsの「コントロール パネル」で「システム」を選択します。

  2. 「システムのプロパティ」ダイアログで「詳細設定」タブを選択します。

  3. 「環境変数」をクリックします。

  4. ユーザー環境変数のセクションで「新規」をクリックし、CLASSPATH環境変数をユーザー・プロファイルに追加します。CLASSPATH環境変数がすでに存在している場合は、選択して「編集」をクリックします。

  5. 必要なjarファイルおよびclassファイルすべてのフルパスとファイル名をCLASSPATHに追加します。次に例を示します。

    %CLASSPATH%;%ORACLE_HOME%\modules\oracle.osdt_11.1.1\osdt_core.jar;
    %ORACLE_HOME%\modules\oracle.osdt_11.1.1\osdt_cert.jar;
    %ORACLE_HOME%\modules\oracle.osdt_11.1.1\osdt_cms.jar;
    %ORACLE_HOME%\modules\oracle.osdt_11.1.1\osdt_cmp.jar;
    %ORACLE_HOME%\modules\oracle.osdt_11.1.1\osdt_tsp.jar
    
  6. 「OK」をクリックします。

7.3.2.2.2 UnixでのCLASSPATHの設定

UNIXでは、必要なjarファイルおよびclassファイルすべてのフルパスとファイル名を含むようにCLASSPATH環境変数を設定します。次に例を示します。

setenv CLASSPATH $CLASSPATH:$ORACLE_HOME/modules/oracle.osdt_11.1.1/osdt_core.jar:
$ORACLE_HOME/modules/oracle.osdt_11.1.1/osdt_cert.jar:
$ORACLE_HOME/modules/oracle.osdt_11.1.1/osdt_cms.jar:
$ORACLE_HOME/modules/oracle.osdt_11.1.1/osdt_cmp.jar;
$ORACLE_HOME/modules/oracle.osdt_11.1.1/osdt_tsp.jar

7.3.3 Oracle PKI TSP SDKのJava APIリファレンス

Oracle PKI TSP SDKのJava APIリファレンス(Javadoc)は次のドキュメントで参照できます。

Oracle PKI SDK TSP Java API Reference

7.3.4 サンプル・プログラム

Oracleセキュリティ開発ツールを使用したサンプル・プログラムについては、Oracle Technology Network Webサイト(http://www.oracle.com/technology/sample_code/products/id_mgmt/index.html)を参照してください。

7.4 Oracle PKI LDAP SDK

この項では、Oracle PKI LDAP SDKの使用について説明します。Java開発者は、Oracle PKI LDAP SDKを使用して、ディレクトリ・サーバーでのデジタル証明書の公開と取得に関連する操作を迅速に実装することができます。

この項に含まれる内容は次のとおりです。

7.4.1 Oracle PKI LDAP SDKの機能と利点

Oracle PKI LDAP SDKでは、LDAPディレクトリ内のデジタル証明書にアクセスする機能が提供されます。Oracle PKI LDAP SDKを使用して実行できるタスクの一部を次に示します。

  • LDAPディレクトリにあるユーザーの証明書の検証

  • LDAPディレクトリへの証明書の追加

  • LDAPディレクトリからの証明書の取出し

  • LDAPディレクトリからの証明書の削除

7.4.1.1 Oracle PKI LDAP SDKのクラスの概要

oracle.security.crypto.LDAPパッケージには、次の2つのクラスが含まれます。

  • LDAPCertificateValidatorは、ユーザーの証明書がサブジェクトのLDAPディレクトリ・エントリにあるかどうかを確認することで、証明書の検証を行います。

  • LDAPUtilsは、サブジェクトのLDAPディレクトリ・エントリでの証明書の追加、取得および削除を行うメソッドのコレクションです。

7.4.2 Oracle PKI LDAP SDKの環境設定

Oracleセキュリティ開発ツールは、Oracle Application ServerとともにORACLE_HOMEにインストールされます。この項では、Oracle PKI LDAP SDKの環境について説明します。この項に含まれる内容は次のとおりです。

7.4.2.1 Oracle PKI LDAP SDKのシステム要件

Oracle PKI LDAP SDKを使用するためには、システムに次のソフトウェアが必要です。

  • Java Development Kit(JDK)バージョン1.5以上。PATH環境変数にJava binディレクトリが追加されていることも確認してください。

  • Sun社のJava Naming and Directory Interface(JNDI)バージョン1.2.1以上。すべてのJNDI jarファイルをCLASSPATHに追加する必要があります。

7.4.2.2 CLASSPATH環境変数の設定

CLASSPATH環境変数には、必要なjarファイルおよびclassファイルすべてのフルパスとファイル名を指定してください。次の項目をCLASSPATHに指定します。

  • osdt_core.jar

  • osdt_cert.jar

  • osdt_ldap.jar

  • jndi.jarldapbp.jarldap.jarjaas.jarおよびproviderutil.jar(Sun社のJava Naming and Directory Interface(JNDI))

7.4.2.2.1 WindowsでのCLASSPATHの設定

WindowsでCLASSPATHを設定する手順を次に示します。

  1. Windowsの「コントロール パネル」で「システム」を選択します。

  2. 「システムのプロパティ」ダイアログで「詳細設定」タブを選択します。

  3. 「環境変数」をクリックします。

  4. ユーザー環境変数のセクションで「新規」をクリックし、CLASSPATH環境変数をユーザー・プロファイルに追加します。CLASSPATH環境変数がすでに存在している場合は、選択して「編集」をクリックします。

  5. 必要なjarファイルおよびclassファイルすべてのフルパスとファイル名をCLASSPATHに追加します。次に例を示します。

    %ORACLE_HOME%\modules\oracle.osdt_11.1.1\osdt_core.jar;
    %ORACLE_HOME%\modules\oracle.osdt_11.1.1\osdt_cert.jar;
    %ORACLE_HOME%\modules\oracle.osdt_11.1.1\osdt_ldap.jar;
    
  6. 「OK」をクリックします。

7.4.2.2.2 UnixでのCLASSPATHの設定

UNIXでは、必要なjarファイルおよびclassファイルすべてのフルパスとファイル名を含むようにCLASSPATH環境変数を設定します。次に例を示します。

setenv CLASSPATH $CLASSPATH:$ORACLE_HOME/modules/oracle.osdt_11.1.1/osdt_core.jar:
$ORACLE_HOME/modules/oracle.osdt_11.1.1/osdt_cert.jar:
$ORACLE_HOME/modules/oracle.osdt_11.1.1/osdt_ldap.jar

7.4.3 Oracle PKI LDAP SDKのJava APIリファレンス

Oracle PKI LDAP SDKのJava APIリファレンス(Javadoc)は次のドキュメントで参照できます。

Oracle Fusion Middleware PKI SDK LDAP Java API Reference for Oracle Security Developer Tools

7.4.4 サンプル・プログラム

Oracleセキュリティ開発ツールを使用したサンプル・プログラムについては、Oracle Technology Network Webサイト(http://www.oracle.com/technology/sample_code/products/id_mgmt/index.html)を参照してください。