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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverメッセージング・ブリッジの構成と管理
11g リリース1 (10.3.5)
B55550-04
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4 WebLogic Serverの別のリリースや外部プロバイダとの相互運用

以下の節では、別のリリースのWebLogic Server上にあるJMS宛先へのWebLogicメッセージング・ブリッジを使用したアクセスや、外部プロバイダへのアクセス時に適用する相互運用のガイドラインについて説明します。

WebLogic Serverの別のリリースとの相互運用

メッセージング・ブリッジを使用して、WebLogic Serverの別のリリースおよび他のWebLogic ServerドメインにあるJMS宛先にアクセスするには、以下の相互運用に関するガイドラインを適用します。

WebLogic Serverおよびドメインの命名ガイドライン

複数のドメインが関わる場合、1つの命名規則がすべてのWebLogic Serverデプロイメントに適用されます。詳細は、『Oracle WebLogic Server JMSの構成と管理』の統合とマルチドメインのベスト・プラクティスに関する項を参照してください。

複数のWebLogicドメインの相互運用の構成

ドメイン間の相互運用の構成は、QOSに基づきます。

「必ず1回」のQOSでの相互運用の構成

2つのWebLogicドメイン間のトランザクション・メッセージ(「必ず1回」のQOSを使用)を処理するには、次のガイドラインを使用して相互運用を構成します。

  • すべての参加ドメインについて、クロス・ドメイン・セキュリティまたはセキュリティの相互運用モードのいずれかを適切に構成する必要があります。

    プロセスで使用されるすべてのドメインに関して、クロス・ドメイン・セキュリティおよびセキュリティの相互運用モードの構成を統一します。どちらの設定もドメイン・レベルで設定されるため、ドメインがクロス・ドメイン・セキュリティとセキュリティの相互運用モードの両方が設定された混在モードになる可能性があります。詳細は、次を参照してください:

    • 『Oracle WebLogic Server JTAのプログラミング』のドメイン間トランザクションに対するドメインの構成に関する項

    • 『Oracle WebLogic Serverパフォーマンスおよびチューニング』の「非同期モードの有効化」属性の変更に関する項

  • 2つのWebLogicドメインの間で相互運用する場合は、「WebLogic Serverおよびドメインの命名ガイドライン」を参照します。

  • 「XA接続ファクトリの有効化」チェック・ボックスを選択して、確実にドメインのXA接続ファクトリを有効にします。Oracle WebLogic Server管理コンソール・ヘルプ接続ファクトリのトランザクション・パラメータの構成に関する項を参照してください。

  • トランザクション・リソース・アダプタjms-xa-adp.rarは、Oracle WebLogic Server管理コンソール・ヘルプリソース・アダプタのデプロイに関する項で説明されているように、メッセージング・ブリッジが実行されているドメインにデプロイします。

  • JMSブリッジ宛先を構成する際には、Oracle WebLogic Server管理コンソール・ヘルプJMSブリッジ宛先の作成に関する項で説明されているように、ソース宛先とターゲット宛先の両方で次のように設定します。

    • 「アダプタのJNDI名」フィールドで、トランザクション・アダプタのJNDI名eis.jms.WLSConnectionFactoryJNDIXAを指定します。

    • 「アダプタ・クラス・パス」フィールドには何も入力しません。

  • サービス品質には、Oracle WebLogic Server管理コンソール・ヘルプメッセージング・ブリッジ・インスタンスの構成に関する項で説明されているように、「必ず1回」を選択します。

「1回以上」または「最大1回」のQOSの構成

メッセージング・ブリッジで、2つのWebLogicドメイン間で相互運用するための特別なセキュリティの構成要件はありません。ただし、ドメイン間での通信をより安全にする必要がある場合、クロス・ドメイン・セキュリティを構成できます。


注意:

プロセスで使用されるすべてのドメインに関してクロス・ドメイン・セキュリティの構成を統一します。つまり、すべてのドメインがクロス・ドメイン・セキュリティを使用する(または、適切な例外リストに含まれる)か、どのドメインについてもクロス・ドメイン・セキュリティを有効にしないかのいずれかにします。詳細は、次を参照してください:
  • 『Oracle WebLogic Serverの保護』のWebLogicドメインのセキュリティの構成に関する項

  • 『Oracle WebLogic Serverパフォーマンスおよびチューニング』の「非同期モードの有効化」属性の変更に関する項


外部プロバイダとの相互運用

サード・パーティ製のメッセージング・プロバイダと相互運用するメッセージング・ブリッジを構成する際は、次のように構成する必要があります。