Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverタイプ4 JDBCドライバ 11g リリース1(10.3.5) B61001-03 |
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この章では、『WebLogic タイプ4 JDBCドライバ』の内容と構成について説明します。
このドキュメントは、Java Database Connectivity (JDBC) APIを使用するアプリケーションの開発とサポートを行うソフトウェア開発者およびシステム管理者向けに書かれています。また、WebLogic Serverを評価するビジネス・アナリストやシステム設計者にとって有用な情報も掲載しています。このドキュメントのトピックは、ソフトウェア・プロジェクトの評価、設計、開発、本番前、およびプ本番段階に関連しています。
このドキュメントは、Java EEおよびEJBの概念に精通している読者を対象としています。このドキュメントでは、WebLogic Server EJBが提供する付加価値機能と、EJBアプリケーションを実行するWebLogic Server機能の使い方に関する主要な情報が重点的に扱われています。
第1章「概要とロードマップ」では、このドキュメントの構成を紹介します。
第2章「Oracleタイプ4 JDBCドライバの使用」では、Oracleタイプ4 JDBCドライバを使用してデータベースに接続する方法について説明します。
第3章「DB2ドライバ」では、DB2ドライバに関する詳細な情報を提供します。
第4章「Informixドライバ」では、Informixドライバに関する詳細な情報を提供します。
第6章「MS SQL Serverドライバ」では、Microsoft SQL Serverドライバに関する詳細な情報を提供します。
第5章「Sybaseドライバ」では、Sybaseドライバに関する詳細な情報を提供します。
付録A「JDBCのサポート」では、JDBC標準メソッドとJDBC拡張メソッドのサポートの一覧を示します。
付録B「GetTypeInfo」では、すべてのOracleタイプ4 JDBCドライバのDataBaseMetaData.getTypeinfoメソッドで返される結果を示します。
付録C「JDBCのSQLエスケープ・シーケンス」では、Oracleタイプ4 JDBCドライバ用にサポートされているスカラー機能について説明します。お使いのデータ・ストアでこれらの機能がすべてサポートされていない場合があります。
付録D「WebLogic JDBC SpyによるJDBC呼出しのトラッキング」では、JDBCの使用状況をログに記録するWebLogic JDBC Spyの構成方法について説明します。
このドキュメントでは、JDBC固有のドライバに関する情報を取扱います。
WebLogic Serverアプリケーションを開発、デプロイ、およびモニターするための包括的なガイドラインについては、以下のドキュメントを参照してください。
『Oracle WebLogic Server JDBCのプログラミング』は、アプリケーションでJDBC接続を設計して使用するためのガイドです。
『Oracle WebLogic Server JDBCデータ・ソースの構成と管理』は、WebLogic ServerでのJDBCの構成および管理についてのガイドです。
『Oracle WebLogic Serverアプリケーションの開発』は、WebLogic Serverアプリケーションの開発用ガイドです。
『Oracle WebLogic Serverへのアプリケーションのデプロイ』は、WebLogic Serverアプリケーションのデプロイメントについての情報のプライマリ・ソースです。
『Oracle WebLogic Serverパフォーマンスおよびチューニング』は、WebLogic Serverアプリケーションのパフォーマンスをモニターして改善するための情報が記載されています。
このドキュメントの他にも、様々なJDBCコード・サンプルとチュートリアルが用意されています。これらのサンプルとチュートリアルでは、JDBCの構成とAPIの使い方、および主要なJDBC開発タスクを実行する実際的な手順が示されています。
MedRecはWebLogic Serverに付属したエンドツーエンドのサンプルJava EEアプリケーションであり、一元的で独立した医療記録管理システムをシミュレートします。MedRecアプリケーションには、患者、医師、および管理者に対して、様々なクライアントを使用して患者のデータを管理するフレームワークが用意されています。
MedRecはWebLogic ServerとJava EEの機能を例示し、Oracle推奨のベスト・プラクティスを重要点として示します。MedRecはWebLogic Server配布キットに含まれており、Windowsマシンの「スタート」メニューからアクセスできます。Linuxなどのプラットフォームでは、WL_HOME
\samples\domains\medrec
ディレクトリからMedRecを起動します。WL_HOMEは、WebLogic Serverの最上位インストール・ディレクトリです。
このリリースで導入された新しいWebLogic Server機能の包括的なリストは、「Oracle WebLogic Serverの新機能」を参照してください。