Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Server JTAのプログラミング 11g リリース1(10.3.5) B61631-03 |
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この項では、このガイド - WebLogic JTAのプログラミング - の内容と構成について説明します。
このドキュメントは、WebLogic Server環境で動作するトランザクション対応Javaアプリケーションの構築に関心のあるアプリケーション開発者を対象としています。読者は、WebLogic Serverプラットフォーム、Java Platform, Enterprise Edition (Java EE)プログラミング、およびトランザクション処理の概念に精通していることが前提となっています。
この章第1章「概要とロードマップ」では、このガイドの構成について説明します。
第2章「トランザクションについて」では、WebLogic Server環境で動作するEJBおよびRMIアプリケーションにおけるトランザクションについて紹介します。また、この章では、エンタープライズ・アプリケーションの分散トランザクションと2フェーズ・コミット・プロトコルについて説明します。
第3章「トランザクションの構成」では、WebLogic Server環境でのトランザクションの管理方法について説明します。
第4章「トランザクションの管理」では、トランザクションの管理に使用される管理タスクについて説明します。
第5章「トランザクション・サービス」では、WebLogic Serverトランザクション・サービスについて説明します。
第6章「Java Transaction APIとOracle WebLogicの拡張機能」では、Java Transaction API (JTA)の概要を説明します。
第8章「EJBアプリケーションのトランザクション」では、EJBアプリケーション内でトランザクションを実装する方法について説明します。
第9章「RMIアプリケーションのトランザクション」では、RMIアプリケーション内でトランザクションを実装する方法について説明します。
第10章「WebLogic ServerでのJDBC XAドライバの使い方」では、トランザクションにおいてサード・パーティのXAドライバを構成する方法および使用する方法について説明します。
第11章「WebLogic Serverトランザクション・マネージャでのXAResourceの調整」では、サード・パーティ・システムを構成して、WebLogic Serverトランザクション・マネージャが調整するトランザクションに参加する方法について説明します。
第12章「サード・パーティ・トランザクション・マネージャで管理されるトランザクションへの参加」では、外部で管理されるトランザクションに対する構成および参加のプロセスについて説明します。
第13章「トランザクションのトラブルシューティング」では、JTAを使用するアプリケーションに対するトラブルシューティング作業の実行方法について説明します。
このドキュメントには、JTA固有の設計および開発上の情報が含まれています。WebLogic Serverアプリケーションを開発、デプロイ、およびモニターするための包括的なガイドラインについては、以下のドキュメントを参照してください。
『Oracle WebLogic Serverアプリケーションの開発』は、WebLogic Serverアプリケーションの開発ガイドです。
『Oracle WebLogic Serverへのアプリケーションのデプロイ』。WebLogic Serverアプリケーションのデプロイメントについての主要な情報源です。
このマニュアルの他にも、トランザクション対応アプリケーションの開発に関するさまざまなコード・サンプルやチュートリアルが用意されています。それらのサンプルとチュートリアルはWebLogic Serverの動作を例示し、主要なアプリケーション開発タスクを実行する実際的な手順を示します。サンプル・サーバーは、Windowsマシンの「スタート」メニューから起動できます。Linuxなどのプラットフォームでは、WL_HOME
\samples\domains\wl_server
ディレクトリからサンプル・サーバーを起動できます。WL_HOME
は、WebLogic Platformの最上位のインストール・ディレクトリです。
MedRecはWebLogic Serverに付属したエンドツーエンドのサンプルJava EEアプリケーションであり、一元的で独立した医療記録管理システムをシミュレートします。MedRecアプリケーションには、患者、医師、および管理者に対して、様々なクライアントを使用して患者のデータを管理するフレームワークが用意されています。
MedRecはWebLogic ServerとJava EEの機能を例示し、Oracle推奨のベスト・プラクティスを重要点として示します。MedRecはWebLogic Server配布キットに含まれており、Windowsマシンの「スタート」メニューからアクセスできます。Linuxなどのプラットフォームでは、WL_HOME
\samples\domains\medrec
ディレクトリからMedRecを起動します。WL_HOME
は、WebLogic Platformの最上位のインストール・ディレクトリです。
WebLogic Serverのこのリリースに追加された新機能の一覧については、「Oracle WebLogic Serverの新機能」を参照してください。