この用語集では、このマニュアルで使用される用語や略語を定義します。
Advanced Encryption Standard (AES)
128 ビットのブロック長と 128、192、または 256 ビットの複数の鍵長を使用してデータを暗号化する NIST 標準の暗号化方式。
識別に使用されるが、アドレス指定には使用されない SNMPv3 エンジンの管理上一意の識別子。一般に、権限のある engineId は、トラップを送信する SNMP エージェント (ライブラリなど) から取得したものです。
管理情報ベース (MIB)
階層的に編成された ASCII テキストファイル。ここに、管理対象デバイスの要素 (構成および統計情報) が記述されます。マネージャーが情報を要求したり、管理対象デバイスがトラップを生成したりすると、MIB は数値文字列をメッセージ内の各データオブジェクトを識別する読み取り可能なテキストに変換します。StorageTek ライブラリの場合、MIB のコピーがファームウェアとともにロードされ、ライブラリのプロセッサカードに格納されます。
マネージャー
システム管理者とネットワーク上の管理対象デバイス間の通信リンクを提供します。マネージャーステーションまたはサーバーを使用すると、システム管理者が MIB を使用してデバイスに関する情報を取得したり、エージェントからトラップを受信したりできます。マネージャーは、SNMP 対応ネットワークの管理、モニター、および受信のロールを提供します。
Message Digest 5 (MD5)
デジタル署名用のメッセージダイジェストを作成する際に使用される一般的な一方向ハッシュ関数。MD5 は SHA よりも高速ですが、安全性は低いと考えられています。
受信者
SNMP エージェントがトラップを送信するマネージャー上の場所。この場所は、IP アドレスまたは DNS 名とポート番号を組み合わせて定義されます。デフォルトの受信者ポート番号は 162 です。
Secure Hash Algorithm (SHA-1/SHA)
デジタル署名を作成する際に使用される一般的な一方向ハッシュアルゴリズム。SHA は MD5 よりも安全性が高いですが、わずかに低速です。
伝送制御プロトコル (TCP)
インターネットプロトコルスイートの主要なプロトコルの 1 つ。TCP を使用すると、ネットワーク接続されたホスト上のアプリケーションを相互に接続することで、データの交換が可能になります。このプロトコルでは、送信者から受信者へのデータ配信において信頼性および適切な順序が保証されます (「User Datagram Protocol (UDP)」も参照)。
User Datagram Protocol (UDP)
インターネットプロトコルスイートの主要なプロトコルの 1 つ。UDP を使用すると、ネットワーク接続されたコンピュータ上のプログラムが、データグラムとも呼ばれる短いメッセージを相互に送信できるようになります。
UDP には、TCP で保証される信頼性および順序は提供されません。データグラムが不適切な順序で到達したり、通知なしに欠落したりする可能性もあります。すべてのパケットが実際に到達したかどうかのチェックのオーバーヘッドがないため、UDP はより高速で、多くの軽量または時間依存の目的でより効率的に動作します。
UDP は TCP と同様に IP ネットワーク上で動作し、インターネットプロトコルスイートの主要なプロトコルの 1 つです。UDP を使用すると、ネットワークベースのデバイスが多くの軽量で時間依存のアプリケーションに対して、短いメッセージをより高速かつ効率的に送信できます。