ヘッダーをスキップ
Oracle® Application Testing Suiteデータベース移行ユーティリティ・インストラクション
バージョン9.20
B62625-01
 

 

Oracle® Application Testing Suite

データベース移行ユーティリティ・インストラクション

バージョン9.20

B62625-01(原本部品番号:E14620-05)

2010年11月

Oracle Application Testing Suiteリリース9.20は、負荷テストおよびテスト管理のコンポーネント用に、Oracle Database 10g、11gまたはXEをRDBMSとしてサポートします。

Oracle Application Testing Suiteのこのバージョンでは、OracleのみがRDBMSとして動作保証されています。リポジトリにMicrosoft AccessまたはSQL Serverデータベースのいずれかを使用している既存のユーザーは、Oracleで動作保証されたソフトウェアを使用していないことになります。データを現在のOracle Application Testing Suiteデータベース・システムからOracle Database 11gに移行する既存のユーザーは、このData Migration Utilityを使用してデータをOracle 11gデータベースに移行することができます。このドキュメントでは、Data Migration Utilityとその使用方法について説明します。

目次

このドキュメントは次の項で構成されます。

データベース・データの移行

このトピックでは、Microsoft Access、SQL ServerまたはOracleデータベースでのOracle Test ManagerまたはOracle Load Testingのデータを、Oracle Database 11gに移行する基本的な手順を説明します。

前提条件

データ移行の手順を開始する前に、次のことを確認します。

  1. Oracle Database 10g、11gまたはXEがサーバーにインストールされ、設定されていること。

  2. Data Migration Utilityの実行前に、Oracle Test ManagerまたはOracle Load Testing(あるいはその両方)用のOracle Databaseが作成されていること。

    • Oracle Application Testing Suiteデータベース設定アプリケーションを使用して、Oracle Test ManagerおよびOracle Load Testing用にOracleデータベースを追加および設定します。

Data Migration Utilityの使用

ユーティリティを使用してデータを移行するには、次のようにします。

  1. Oracle Application Testing Suiteのスタート・メニューの下の「ツール」サブ・メニューからデータ移行ツールを選択します。

  2. 「移行元 データベース」ダイアログ・ボックスで、製品とデータベース・タイプを選択します。

  3. 移行元データベースの情報を指定します。

    • SQL Serverデータベースの場合、「サーバー」、「データベース情報」および「ユーザー情報」を指定します。

    • Microsoft Accessデータベースの場合、データベース・ファイルのパスおよびファイル名を指定します。

    • Oracleデータベースの場合、サーバー、ポート、サービス名およびユーザー情報を指定します。

  4. 「次へ」をクリックします。

  5. 移行先データベースの情報を指定します。

    • サーバー: Oracleデータベースがインストールされているサーバーの名前を入力します。

    • ポート: 接続用のポート番号を入力します。

    • サービス名: Oracleデータベースに使用されるサービス名を入力します。

    • ユーザー情報: Oracleデータベースにアクセスするためのログオン情報を入力します。

  6. 「このスキーマに新しいオブジェクトを作成する」オプションを選択または選択解除します。

  7. 「次へ」をクリックします。

  8. 必要な場合、データの上書きを確認します。

  9. データが移行されるまで待ちます。進捗ダイアログ・ボックスが表示されます。データ移行が完了したら「OK」をクリックします。

  10. 「OK」をクリックして、移行の実行中メッセージを閉じます。

  11. 「終了」をクリックして、Data Migration Utilityを閉じます。

  12. 「OK」をクリックして、ユーティリティのクローズを確定します。

別のデータベースからデータを移行する必要がある場合、ユーティリティを再起動し、移行元および移行先データベース情報を指定する手順を繰り返します。

「移行元 データベース」ダイアログ・ボックス

このダイアログ・ボックスでは、データベースをOracleデータベースに移行するための詳細を指定できます。移行するデータベース製品と、特定のデータベースのタイプの詳細を指定します。

製品: 移行するデータベース製品を選択します。

データベース タイプ: 移行するデータベースのタイプを選択します。

データベース情報: 移行するデータベースのタイプの移行元情報を指定します。このダイアログ・ボックスは選択したデータベースのタイプにより異なります。

Microsoft Accessデータベースの場合、「移行元 データベース」ダイアログ・ボックスでは次のものが必要です。

SQL Serverデータベースの場合、「移行元 データベース」ダイアログ・ボックスでは次のものが必要です。

ユーザー情報: SQL Serverデータベースにアクセスするためのログオン情報を入力します。

Oracleデータベースの場合、「移行元 データベース」ダイアログ・ボックスでは次のものが必要です。

「移行先 データベース」ダイアログ・ボックス

「移行先 データベース」ダイアログ・ボックスでは、Microsoft AccessまたはSQL Serverデータベースのデータベース・データを移行するOracleデータベースの詳細を指定します。

データベース情報: データの移行先データベースの情報を指定します。

Oracleデータベースの場合、「移行先 データベース」ダイアログ・ボックスでは次のものが必要です。

ユーザー情報: Oracleデータベースにアクセスするためのログオン情報を入力します。

オプション: 上書きオプションを指定します。

「結果 」ダイアログ・ボックス

「結果」ダイアログ・ボックスにはデータ移行の進捗と結果が示されます。結果レポートは移行情報から始まり、移行中のオブジェクトと、アクションの説明が続きます。次に結果レポートのサンプルを示します。

Oracle Application Testing Suite - Data Migration

Product             :Oracle Test Manager

Source Database     :Access

Database Name       :C:\OracleATS\OTM\Files\tm.mdb

User                :

Target Database     :Oracle

Server Name         :hydra2

Service Name        :ORCL

User                :dbadmin

Object Name             Description

"TESTTYPEID_TRG"                 Trigger Disabled

"TESTCASEACTIVITYID_TRG"         Trigger Disabled

[...]

_System_NodeStatus               1 rows copied

_System_PositionIssue            12 rows copied

[...]

"TO_PROJECT_PROJECTID"           Reset value to 19

"TESTTYPEID_SEQ"                 Reset value to 9

[...]

"ISSUESTATUSTYPEID_TRG"          Trigger Enabled

"REQUIREMENTSTATUSTYPEID_TRG"    Trigger Enabled

データ移行が進行中であることを示すメッセージ・ボックスが表示されます。データ移行が完了すると別のメッセージ・ボックスが表示されます。データ移行が終了するのを待ってから、メッセージ・ボックスとデータ移行ユーティリティを閉じます。

ドキュメントのアクセシビリティについて

オラクル社は、障害のあるお客様にもオラクル社の製品、サービスおよびサポート・ドキュメントを簡単にご利用いただけることを目標としています。オラクル社のドキュメントには、ユーザーが障害支援技術を使用して情報を利用できる機能が組み込まれています。HTML形式のドキュメントで用意されており、障害のあるお客様が簡単にアクセスできるようにマークアップされています。標準規格は改善されつつあります。オラクル社はドキュメントをすべてのお客様がご利用できるように、市場をリードする他の技術ベンダーと積極的に連携して技術的な問題に対応しています。オラクル社のアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/accessibility/を参照してください。

ドキュメント内のサンプル・コードのアクセシビリティについて

スクリーン・リーダーは、ドキュメント内のサンプル・コードを正確に読めない場合があります。コード表記規則では閉じ括弧だけを行に記述する必要があります。しかし一部のスクリーン・リーダーは括弧だけの行を読まない場合があります。

外部Webサイトのドキュメントのアクセシビリティについて

このドキュメントにはオラクル社およびその関連会社が所有または管理しないWebサイトへのリンクが含まれている場合があります。オラクル社およびその関連会社は、それらのWebサイトのアクセシビリティに関しての評価や言及は行っておりません。

Oracleサポートへのアクセス

Oracleのお客様は、My Oracle Supportを通して電子サポートにアクセスできます。詳細は、http://www.oracle.com/support/contact.htmlを参照してください。聴覚障害のあるお客様は、http://www.oracle.com/accessibility/support.htmlを参照してください。


Oracle Application Testing Suiteデータベース移行ユーティリティ・インストラクション バージョン9.20

B62625-01

Copyright © 2009, 2010,  Oracle and/or its affiliates. All rights reserved.

このソフトウェアおよび関連ドキュメントの使用と開示は、ライセンス契約の制約条件に従うものとし、知的財産に関する法律により保護されています。ライセンス契約で明示的に許諾されている場合もしくは法律によって認められている場合を除き、形式、手段に関係なく、いかなる部分も使用、複写、複製、翻訳、放送、修正、ライセンス供与、送信、配布、発表、実行、公開または表示することはできません。このソフトウェアのリバース・エンジニアリング、逆アセンブル、逆コンパイルは互換性のために法律によって規定されている場合を除き、禁止されています。

ここに記載された情報は予告なしに変更される場合があります。また、誤りが無いことの保証はいたしかねます。誤りを見つけた場合は、オラクル社までご連絡ください。

このソフトウェアまたは関連ドキュメントが、米国政府機関もしくは米国政府機関に代わってこのソフトウェアまたは関連ドキュメントをライセンスされた者に提供される場合は、次のNoticeが適用されます。

U.S. GOVERNMENT RIGHTS Programs, software, databases, and related documentation and technical data delivered to U.S. Government customers are "commercial computer software" or "commercial technical data" pursuant to the applicable Federal Acquisition Regulation and agency-specific supplemental regulations. As such, the use, duplication, disclosure, modification, and adaptation shall be subject to the restrictions and license terms set forth in the applicable Government contract, and, to the extent applicable by the terms of the Government contract, the additional rights set forth in FAR 52.227-19, Commercial Computer Software License (December 2007). Oracle USA, Inc., 500 Oracle Parkway, Redwood City, CA 94065.

このソフトウェアは様々な情報管理アプリケーションでの一般的な使用のために開発されたものです。このソフトウェアは、危険が伴うアプリケーション(人的傷害を発生させる可能性があるアプリケーションを含む)への用途を目的として開発されていません。このソフトウェアを危険が伴うアプリケーションで使用する際、このソフトウェアを安全に使用するために、適切な安全装置、バックアップ、冗長性(redundancy)、その他の対策を講じることは使用者の責任となります。このソフトウェアを危険が伴うアプリケーションで使用したことに起因して損害が発生しても、オラクル社およびその関連会社は一切の責任を負いかねます。

OracleはOracle Corporationおよびその関連会社の登録商標です。その他の名称は、他社の商標の可能性があります。

このソフトウェアおよびドキュメントは、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセス、あるいはそれらに関する情報を提供することがあります。オラクル社およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスに関して一切の責任を負わず、いかなる保証もいたしません。オラクル社およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセスまたは使用によって損失、費用、あるいは損害が発生しても、一切の責任を負いかねます。