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Oracle Solaris カーネルのチューンアップ・リファレンスマニュアル Oracle Solaris 10 8/11 Information Library (日本語) |
1. Oracle Solaris システムのチューニングの概要
2. Oracle Solaris カーネルチューニング可能パラメータ
4. インターネットプロトコル群のチューニング可能パラメータ
NCA パラメータの設定以外にも、一般的なシステムのチューニングにより、NCA のパフォーマンスを向上させることができます。GigabitEthernet (ge ドライバ) を使用する場合は、インタフェースを割り込みモードにするとパフォーマンスが向上します。
たとえば、64 ビットカーネルでブートされる 4G バイトのメモリーを搭載したシステムでは、/etc/system ファイル内に次のパラメータを設定するようにします。システムのページサイズを判定するには、 pagesize を使用します。
set sq_max_size=0 set ge:ge_intr_mode=1 set nca:nca_conn_hash_size=82500 set nca:nca_conn_req_max_q=100000 set nca:nca_conn_req_max_q0=100000 set nca:nca_ppmax=393216 set nca:nca_vpmax=393216
宛先 STREAMS キューが QFULL メッセージを生成する前に、syncq の深度 (メッセージ数) を設定します。
10000 メッセージ
0 (無制限) から MAXINT
いいえ
メモリーの大きなシステム上で NCA を動作させている場合、このパラメータの値を増やしてドライバがキューに入れることのできるパケット数を増やします。サーバーの負荷が大きい場合、このパラメータの値を増やして、パケットがドロップされたりパケット処理が後回しにされることなくモジュールやドライバのデータ処理能力を向上させることができます。
変更の可能性あり