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Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM) 3.0 補足マニュアル Sun Fire X4800 M2 サーバー |
Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM) は、Oracle の x86 ベースのサーバーと SPARC ベースのサーバーにプリインストールされているシステム管理ファームウェアです。Oracle ILOM ファームウェアは、サーバーに電源が投入されるとすぐに自動的に初期化されます。Oracle ILOM を使用すると、サーバーにインストールされたコンポーネントをアクティブに管理および監視できます。Oracle ILOM を使用すると、ホストシステムの状態に関係なく、サーバーをリモートで管理できます。また、Oracle ILOM を設定して、データセンターのほかの管理ツールと統合できます。
Oracle ILOM を使用すると、オペレーティングシステムの状態とは独立にサーバーをアクティブに管理および監視し、信頼性の高い Lights Out Management (LOM) システムを実現できます。Oracle ILOM では次のことが可能です。
ハードウェアのエラーと障害を発生時に認識する
サーバーの電源状態を遠隔から制御する
サーバーの消費電力基準値を監視する
ホストのグラフィカルコンソールおよび非グラフィカルコンソールを表示します。
システムのセンサーとインジケータの現在の状態を表示します。
システムのハードウェア構成を判定します。
IPMI PET、SNMP トラップ、または電子メール警告によって、システムイベントに関して生成された警告を事前に受け取る。
システムで を通じてサポートされる診断にアクセスする
RAID コントローラ情報にアクセスする (お客様が無料でダウンロードできる Hardware Management Pack のインストールが必要)
サービスプロセッサ (SP) は、独自の組み込みオペレーティングシステムを実行し、また専用の Ethernet ポートを持つことで、帯域外管理機能を実現します。さらに、サーバーのホストオペレーティングシステム ( Solaris、Linux、または Windows) から Oracle ILOM の一部の機能にアクセスできます。Oracle ILOM を使用すると、キーボード、モニター、およびマウスをローカルで接続して使用するのと同じように、サーバーをリモートで管理できます。
サーバーに電源が投入されるとすぐに、Oracle ILOM は自動的に初期化されます。完全な機能を備えたブラウザベースの Web インタフェースと、それと同等なコマンド行インタフェース (Command-Line Interface、CLI) を利用できます。さらに、業界標準の SNMP インタフェースと IPMI インタフェースも利用できます。
これらの管理インタフェースを、Oracle Enterprise Manager Ops Center など、すでにサーバーと連携で稼働しているほかの管理ツールやプロセスに簡単に統合できます。
Oracle Enterprise Manager Ops Center の詳細は、http://www.oracle.com/jp/products/enterprise-manager/opscenter/index.html·を参照してください。
さらに、Oracle ILOM は、IBM Director、HP OpenView Operations、Microsoft System Center Configuration Manager 2007 など、複数のサードパーティ製ツールと統合できます。詳細は、Oracle ILOM 3.0 のマニュアルを参照してください。
注 - Oracle ILOM のストレージ監視機能を使用するには、Oracle Hardware Management Pack をインストールする必要があります。